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前日はプリトヴィッツェ湖群国立公園の景色を堪能した一日。<br /><br />普段は歩きたがらない旦那も、70歳台の親戚Bさんも元気に歩けたし、お天気もまずまずでよかったよかった。<br />ちょっと故障が出ていたSUR SHANGHAIの脚の調子もまだまだ大丈夫のようだし。<br /><br />この日は、そのプリトヴィッツェからスプリットをかすめてドブロヴニクまで南下予定。<br /><br />暗くなる前には余裕で着けるだろうから、夕暮れの中のドブロヴニクも散策できるね。<br />…なんて言いあいながら出発進行。<br /><br />ただ、この日はまるでSUR SHANGHAIたちをドブロヴニクへ行かせまいとしているかのような出来事ばかり。<br />ここではその前半までをご紹介。<br /><br />表紙の画像は、スプリットとドブロヴニクの間の8号線で出遭った山火事。

★ヨーロッパあちこち(18)プリトヴィッツェからドブロヴニクへの南下の途中で山火事に出遭う

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2008/09/20 - 2008/09/20

2294位(同エリア6123件中)

旅行記グループ ★ヨーロッパあちこち

2

35

SUR SHANGHAI

SUR SHANGHAIさん

前日はプリトヴィッツェ湖群国立公園の景色を堪能した一日。

普段は歩きたがらない旦那も、70歳台の親戚Bさんも元気に歩けたし、お天気もまずまずでよかったよかった。
ちょっと故障が出ていたSUR SHANGHAIの脚の調子もまだまだ大丈夫のようだし。

この日は、そのプリトヴィッツェからスプリットをかすめてドブロヴニクまで南下予定。

暗くなる前には余裕で着けるだろうから、夕暮れの中のドブロヴニクも散策できるね。
…なんて言いあいながら出発進行。

ただ、この日はまるでSUR SHANGHAIたちをドブロヴニクへ行かせまいとしているかのような出来事ばかり。
ここではその前半までをご紹介。

表紙の画像は、スプリットとドブロヴニクの間の8号線で出遭った山火事。

旅行の満足度
3.5
交通
2.5
同行者
その他
交通手段
レンタカー
旅行の手配内容
個別手配
  • この日、プリトヴィッツェ湖群国立公園の宿になったヤゼロ(JAZERO)で朝ごはんを済ませてからチェックアウトしたのは8時半頃。<br />お名残にその玄関あたりをパチリ。<br /><br />今日はちょっと曇ってしまったね。昨日の内に湖群が見られてラッキー! <br /><br />またちょっと車道から湖を見下ろしてみようと思っていたけど、あんまりお天気もよくないしパス。<br />−それでよかったんだと後で悟りましたが…。^^ゞ

    この日、プリトヴィッツェ湖群国立公園の宿になったヤゼロ(JAZERO)で朝ごはんを済ませてからチェックアウトしたのは8時半頃。
    お名残にその玄関あたりをパチリ。

    今日はちょっと曇ってしまったね。昨日の内に湖群が見られてラッキー! 

    またちょっと車道から湖を見下ろしてみようと思っていたけど、あんまりお天気もよくないしパス。
    −それでよかったんだと後で悟りましたが…。^^ゞ

  • さあ、ドブロヴニクへ南下開始。<br /><br />今日、ドブロヴニクへの南下の途中で何が待ち構えているのか知らないSUR SHANGHAIたちは、この時点では至ってのんき。<br /><br />「Bさん、今日は移動時間が長いから、疲れたら寝ててね。景色がいい所では教えるから。」

    さあ、ドブロヴニクへ南下開始。

    今日、ドブロヴニクへの南下の途中で何が待ち構えているのか知らないSUR SHANGHAIたちは、この時点では至ってのんき。

    「Bさん、今日は移動時間が長いから、疲れたら寝ててね。景色がいい所では教えるから。」

  • プリトヴィッツェからドブロヴニクへは、まずスプリットまで行く必要があるので、一昨日来た道を逆に辿っているSUR SHANGHAI一行。<br /><br />この後は高速道路A1号線に入って、スプリットへまっしぐらだからそこまでは楽勝だね。<br />…と思っていたのがこの日最初の間違いだった。^^ゞ

    プリトヴィッツェからドブロヴニクへは、まずスプリットまで行く必要があるので、一昨日来た道を逆に辿っているSUR SHANGHAI一行。

    この後は高速道路A1号線に入って、スプリットへまっしぐらだからそこまでは楽勝だね。
    …と思っていたのがこの日最初の間違いだった。^^ゞ

  • 高速道路A1号線に入る手前の13番料金所でカードをもらい…、

    高速道路A1号線に入る手前の13番料金所でカードをもらい…、

  • …あ、この間も通ったヴィレビト山脈を貫くスヴェティ・ロク・トンネルまであと5km、スプリットまでは186kmだね。<br />…なんて言ってた時はよかったんですが…、

    …あ、この間も通ったヴィレビト山脈を貫くスヴェティ・ロク・トンネルまであと5km、スプリットまでは186kmだね。
    …なんて言ってた時はよかったんですが…、

  • …まっすぐ行けばスヴェティ・ロク・トンネルという所に出ていたのは通行止めの標識。<br />これが今日のドブロヴニクまでのドライブ旅に付いたケチの始まりだった…。^^ゞ<br /><br /><br />あれ? 一昨日スプリット側から来た時には大丈夫だったのに、今日はトンネル内で事故があったのかな?<br /><br />でも、スプリットに通じる別の道もあるみたいだし…。右折してこの高速道路A1号線を下りることに。

    …まっすぐ行けばスヴェティ・ロク・トンネルという所に出ていたのは通行止めの標識。
    これが今日のドブロヴニクまでのドライブ旅に付いたケチの始まりだった…。^^ゞ


    あれ? 一昨日スプリット側から来た時には大丈夫だったのに、今日はトンネル内で事故があったのかな?

    でも、スプリットに通じる別の道もあるみたいだし…。右折してこの高速道路A1号線を下りることに。

  • で、14番の料金所で高速道路A1号線を下りたSUR SHANGHAIたち。<br /><br />ほかにもここで高速を下りざるを得なくなった車が並ぶ。<br /><br />13番から入って、14番で下りた料金は、普通車が2クロアチア・クーナ。<br />ここでも料金はユーロとの二本立て。ユーロだと0.29ユーロでした。<br /><br />

    で、14番の料金所で高速道路A1号線を下りたSUR SHANGHAIたち。

    ほかにもここで高速を下りざるを得なくなった車が並ぶ。

    13番から入って、14番で下りた料金は、普通車が2クロアチア・クーナ。
    ここでも料金はユーロとの二本立て。ユーロだと0.29ユーロでした。

  • あとで地図を確認してみると、14番の料金所で高速道路A1号線を下りたSUR SHANGHAIたちは、そのあと50号線+27号線を辿っていたようだった。<br /><br />この時はひたすらスプリット方向に向けて前進。<br /><br />あれ? 風が強くなってきたし、雨まで降り始めた。

    あとで地図を確認してみると、14番の料金所で高速道路A1号線を下りたSUR SHANGHAIたちは、そのあと50号線+27号線を辿っていたようだった。

    この時はひたすらスプリット方向に向けて前進。

    あれ? 風が強くなってきたし、雨まで降り始めた。

  • スプリット方面は右折になってるね。あと164km。<br />途中でまた高速道路A1号線に戻れるといいなあ。<br /><br />結局は、この標識に出ているBENKOVACと言うところに19番の料金所があってまた戻れたんですが、この時はまだそれを知らないSUR SHANGHAI一行。<br /><br />BENKOVACというのは、ザダールとシベニクの間にある町。

    スプリット方面は右折になってるね。あと164km。
    途中でまた高速道路A1号線に戻れるといいなあ。

    結局は、この標識に出ているBENKOVACと言うところに19番の料金所があってまた戻れたんですが、この時はまだそれを知らないSUR SHANGHAI一行。

    BENKOVACというのは、ザダールとシベニクの間にある町。

  • そのBENKOVACという町への途中、不思議な景色を見た。<br /><br />さっきまで強い風と一緒に降っていた雨が止んで現れたのは横一直線の虹。<br /><br />その虹はこの画像だと色が薄くて見えにくいんですが、画面の真ん中よりちょっと上を横切っています。<br /><br />

    そのBENKOVACという町への途中、不思議な景色を見た。

    さっきまで強い風と一緒に降っていた雨が止んで現れたのは横一直線の虹。

    その虹はこの画像だと色が薄くて見えにくいんですが、画面の真ん中よりちょっと上を横切っています。

  • 雨は降り止んでも、まだ吹いている風が強烈。<br /><br />上の画像の虹を見ようと車の外に出ると、なぎ倒されそうになる位の強風。<br />Bさんは怖がって車の中で待機。<br /><br />空を見上げると、これまた不思議な形の雲が空を横切っていた。<br /><br />ちょっと怖い感じの雲。<br />これがさっきの雨を降らせたり、この風を吹かせたんだろうな。<br />後で調べてみたところ、これはアーチ雲(ロール雲)という、突風や大雨をもたらす雲だと分かりました。

    イチオシ

    雨は降り止んでも、まだ吹いている風が強烈。

    上の画像の虹を見ようと車の外に出ると、なぎ倒されそうになる位の強風。
    Bさんは怖がって車の中で待機。

    空を見上げると、これまた不思議な形の雲が空を横切っていた。

    ちょっと怖い感じの雲。
    これがさっきの雨を降らせたり、この風を吹かせたんだろうな。
    後で調べてみたところ、これはアーチ雲(ロール雲)という、突風や大雨をもたらす雲だと分かりました。

  • 27号線を辿って行った先のBENKOVACという町外れに、高速道路A1号線への入口になる料金所があった。<br />ここではまたカードだけもらって通過。<br /><br />地図に出ているこの料金所の番号は19番。<br />これって首都のザグレブ近郊の料金所から1番、2番…って付いてるね。<br /><br />ふ〜ん、地図を見ると、A1号線はそのうちにドブロヴニクを通り越してモンテネグロ手前まで出来るみたい。<br />この08年9月下旬だと、スプリットとドブロヴニクの中間までしか出来ていないようだけど。<br />

    27号線を辿って行った先のBENKOVACという町外れに、高速道路A1号線への入口になる料金所があった。
    ここではまたカードだけもらって通過。

    地図に出ているこの料金所の番号は19番。
    これって首都のザグレブ近郊の料金所から1番、2番…って付いてるね。

    ふ〜ん、地図を見ると、A1号線はそのうちにドブロヴニクを通り越してモンテネグロ手前まで出来るみたい。
    この08年9月下旬だと、スプリットとドブロヴニクの中間までしか出来ていないようだけど。

  • 上の画像の料金所を通過して、スプリット方面の高速道路A1号線に入ったのは11時20分頃。<br /><br />プリトヴィッツェ湖群国立公園を出てから2時間半位。<br />スヴェティ・ロク・トンネルが使えたら、もう少し短縮できていたはずなのにね。仕方ない。

    上の画像の料金所を通過して、スプリット方面の高速道路A1号線に入ったのは11時20分頃。

    プリトヴィッツェ湖群国立公園を出てから2時間半位。
    スヴェティ・ロク・トンネルが使えたら、もう少し短縮できていたはずなのにね。仕方ない。

  • シベニクももうすぐの場所にあったサービス・エリアで休憩。<br /><br />どれどれ、クロアチアのサービス・エリアの無料トイレはどんな感じ?<br /><br />あ! 新しいしすごく清潔。<br />水洗だし、トイレット・ペーパーもちゃんとあるし。<br /><br />こう言ってはなんですが、清潔なのかなあ…と不安に思っていたのが偏見だったと思い知らされたこのトイレ。<br />失礼いたしました〜。m(_)m<br /><br />ありがたく使わせていただきました。

    シベニクももうすぐの場所にあったサービス・エリアで休憩。

    どれどれ、クロアチアのサービス・エリアの無料トイレはどんな感じ?

    あ! 新しいしすごく清潔。
    水洗だし、トイレット・ペーパーもちゃんとあるし。

    こう言ってはなんですが、清潔なのかなあ…と不安に思っていたのが偏見だったと思い知らされたこのトイレ。
    失礼いたしました〜。m(_)m

    ありがたく使わせていただきました。

  • 上の画像のトイレの手洗い台周辺も新しくて清潔だし、クロアチアでのドライブ旅も快適。<br /><br />サービス・エリアには売店やカフェもきちんとあって、休憩のほか、車内用の飲み物やスナックなんかも仕入れられました。

    上の画像のトイレの手洗い台周辺も新しくて清潔だし、クロアチアでのドライブ旅も快適。

    サービス・エリアには売店やカフェもきちんとあって、休憩のほか、車内用の飲み物やスナックなんかも仕入れられました。

  • 高速道路A1号線でスプリットまであと39km地点まで来て、初めてドブロヴニクの名と距離数も標識に出ていた。<br /><br />ドブロヴニクまであと232kmかあ。<br />高速道路はまだスプリットとドブロヴニクの間までしか出来ていないけど、この分だともう大丈夫だね。<br /><br />注: 上記は08年9月下旬時点での開通状況です。<br /><br /><br />本当はこれからが大変になるのを知らずにいたSUR SHANGHAI一行。

    高速道路A1号線でスプリットまであと39km地点まで来て、初めてドブロヴニクの名と距離数も標識に出ていた。

    ドブロヴニクまであと232kmかあ。
    高速道路はまだスプリットとドブロヴニクの間までしか出来ていないけど、この分だともう大丈夫だね。

    注: 上記は08年9月下旬時点での開通状況です。


    本当はこれからが大変になるのを知らずにいたSUR SHANGHAI一行。

  • あ、前を行く車はDのマークが付いてるし、HHで始まるナンバーだから、ドイツのハンブルクからずっとドライブして来たんだろうな。<br /><br />SUR SHANGHAIたちも車でヨーロッパ一周とかしてみたいなあ。<br /><br />注: HHというのは、HASESTADT HAMBURG(ハンザ都市ハンブルク)の略。正式名はFREIE UND HANSESTADT HAMBURG(自由ハンザ都市ハンブルク)。

    あ、前を行く車はDのマークが付いてるし、HHで始まるナンバーだから、ドイツのハンブルクからずっとドライブして来たんだろうな。

    SUR SHANGHAIたちも車でヨーロッパ一周とかしてみたいなあ。

    注: HHというのは、HASESTADT HAMBURG(ハンザ都市ハンブルク)の略。正式名はFREIE UND HANSESTADT HAMBURG(自由ハンザ都市ハンブルク)。

  • いつの間にやら天候も回復して、トンネルの向こうに見える空も明るくなった。<br /><br />やっぱりお天気がいいとドライブも楽しいね。

    いつの間にやら天候も回復して、トンネルの向こうに見える空も明るくなった。

    やっぱりお天気がいいとドライブも楽しいね。

  • スプリット北郊外を無事に通過したし、あとは高速道路が開通しているPLOCE(正式にはCの上に v が付いていました)まではもう問題なし。<br /><br />…と安心するのは早過ぎた。<br /><br /><br />あれ?PLOCEはまだまだ先なのに、ここで高速を下りなきゃいけないの? また事故か何かかなあ。<br />…と高速道路A1号線を下りたのはSESTANOVAC(正式には、最初のSの上に v が付いていました)の28番料金所。<br /><br />24番のBENKOVACからの普通車料金は失念。

    スプリット北郊外を無事に通過したし、あとは高速道路が開通しているPLOCE(正式にはCの上に v が付いていました)まではもう問題なし。

    …と安心するのは早過ぎた。


    あれ?PLOCEはまだまだ先なのに、ここで高速を下りなきゃいけないの? また事故か何かかなあ。
    …と高速道路A1号線を下りたのはSESTANOVAC(正式には、最初のSの上に v が付いていました)の28番料金所。

    24番のBENKOVACからの普通車料金は失念。

  • 高速道路でもう少し距離が稼げると思ったけどなあ。<br /><br />仕方ないよ。<br />じゃ、あとはアドリア海沿いの国道8号線でドブロヴニクを目指せばいいんだね。<br /><br />この標識にはドブロヴニクまで168kmって出てるし、まだ午後の1時を回ったばかりだよ。余裕、余裕。<br />

    高速道路でもう少し距離が稼げると思ったけどなあ。

    仕方ないよ。
    じゃ、あとはアドリア海沿いの国道8号線でドブロヴニクを目指せばいいんだね。

    この標識にはドブロヴニクまで168kmって出てるし、まだ午後の1時を回ったばかりだよ。余裕、余裕。

  • 高速道路A1号線をSESTANOVAC(正式には、最初のSの上に v が付いていました)で下りたSUR SHANGHAI一行。<br /><br />アドリア海沿岸を通る8号線まではほんの目と鼻の先。<br /><br /><br />途中にはこんな景色のいい場所もあって一休み。<br />向こうの岩山の中腹には赤い屋根を持つ集落が見えていい雰囲気。この画像だと見えにくいかも。

    イチオシ

    高速道路A1号線をSESTANOVAC(正式には、最初のSの上に v が付いていました)で下りたSUR SHANGHAI一行。

    アドリア海沿岸を通る8号線まではほんの目と鼻の先。


    途中にはこんな景色のいい場所もあって一休み。
    向こうの岩山の中腹には赤い屋根を持つ集落が見えていい雰囲気。この画像だと見えにくいかも。

  • 向こうに見えてきた岩山がいい雰囲気だね。<br /><br />道の状態も良好だし、ドライブ日和。

    向こうに見えてきた岩山がいい雰囲気だね。

    道の状態も良好だし、ドライブ日和。

  • アドリア海が見えてきたね! と思った場所が8号線とのジャンクション。<br /><br />この画像だと、左手がドブロヴニク方面、右手がスプリット方面。<br />標識にはドブロヴニク156kmって出てるんだけど、気になるのはあそこにいるお巡りさん。<br /><br />何だろう? 何かあったのかな?<br /><br />SUR SHANGHAIたちが標識通りにドブロヴニク方面に向けて左折しても停止指示が無いし、そのまま通過。

    アドリア海が見えてきたね! と思った場所が8号線とのジャンクション。

    この画像だと、左手がドブロヴニク方面、右手がスプリット方面。
    標識にはドブロヴニク156kmって出てるんだけど、気になるのはあそこにいるお巡りさん。

    何だろう? 何かあったのかな?

    SUR SHANGHAIたちが標識通りにドブロヴニク方面に向けて左折しても停止指示が無いし、そのまま通過。

  • さっきのお巡りさん、何であんな所にいたのか気になるけど、停止指示は無かったからこっちには関係ないよね。<br /><br />ん? ついさっき見た標識にはドブロヴニク156kmって出ていたのに、ここには174kmなんて出てるよ。<br /><br />どっちにしてももう200km足らずだし、あとはこの8号線を辿ればいいんだから暗くなる前には着くよ。

    さっきのお巡りさん、何であんな所にいたのか気になるけど、停止指示は無かったからこっちには関係ないよね。

    ん? ついさっき見た標識にはドブロヴニク156kmって出ていたのに、ここには174kmなんて出てるよ。

    どっちにしてももう200km足らずだし、あとはこの8号線を辿ればいいんだから暗くなる前には着くよ。

  • もう後は8号線を南下して行けばドブロヴニクだからゆっくり行っても大丈夫、と楽観していたSUR SHANGHAI一行。<br /><br />その行く手に見え始めたのは、山にかかる霧や雲とは違う白い物体。<br /><br /><br />え? あれって煙じゃない?<br /><br />…と言っているうちにも見る見る視界いっぱいに広がるその山火事らしき煙。

    もう後は8号線を南下して行けばドブロヴニクだからゆっくり行っても大丈夫、と楽観していたSUR SHANGHAI一行。

    その行く手に見え始めたのは、山にかかる霧や雲とは違う白い物体。


    え? あれって煙じゃない?

    …と言っているうちにも見る見る視界いっぱいに広がるその山火事らしき煙。

  • この画像だと、右手がアドリア海。<br />そのアドリア海に落ち込む岩山の麓から中腹あたりが火事になっているらしい。<br />集落の火事なのか、山火事なのか判別不可能。<br /><br />途中に出ていた標識にはBRELA(ブレラ)という地名が出ていたから、燃えているのはそれよりもちょっと先の地点になりそう。<br /><br />車道は大丈夫かな。

    この画像だと、右手がアドリア海。
    そのアドリア海に落ち込む岩山の麓から中腹あたりが火事になっているらしい。
    集落の火事なのか、山火事なのか判別不可能。

    途中に出ていた標識にはBRELA(ブレラ)という地名が出ていたから、燃えているのはそれよりもちょっと先の地点になりそう。

    車道は大丈夫かな。

  • 煙が盛大に立ち昇って、岩山のアドリア海側斜面を覆いつくす。<br /><br />煙は大量でも炎が見えないので、火勢がどのくらいなのかがよく分からない。<br /><br />車道も通れるのかどうか分からないので、さらに前進。

    イチオシ

    煙が盛大に立ち昇って、岩山のアドリア海側斜面を覆いつくす。

    煙は大量でも炎が見えないので、火勢がどのくらいなのかがよく分からない。

    車道も通れるのかどうか分からないので、さらに前進。

  • ちょっとちょっと、手前の低い丘にも飛び火しているみたいだし、煙がすごいよ!<br />アドリア海もこの分だと視界が悪くなっていそう。<br /><br />車道も危なさそう…、う〜ん。<br /><br />

    ちょっとちょっと、手前の低い丘にも飛び火しているみたいだし、煙がすごいよ!
    アドリア海もこの分だと視界が悪くなっていそう。

    車道も危なさそう…、う〜ん。

  • う〜ん、途中で戻ってくるような対向車がないし、もし本当に危ないんだったら通行止めになってるはずだよね。<br /><br />もうちょっと行ってみよう。

    う〜ん、途中で戻ってくるような対向車がないし、もし本当に危ないんだったら通行止めになってるはずだよね。

    もうちょっと行ってみよう。

  • あ、ついにここから先は通行止めか。<br /><br />う〜ん、無理も無い…。<br /><br />すぐに消火できる規模の火事でもなさそうだし…。

    あ、ついにここから先は通行止めか。

    う〜ん、無理も無い…。

    すぐに消火できる規模の火事でもなさそうだし…。

  • 余談ですが、この火事を起こしている岩山はディナラ山脈の一部。<br /><br />ディナラ山脈はスロベニアから始まりモンテネグロに至るアドリア海沿岸に延びる山脈で、ほとんどがここで見えているように石灰岩でできた岩山のようです。<br /><br />

    余談ですが、この火事を起こしている岩山はディナラ山脈の一部。

    ディナラ山脈はスロベニアから始まりモンテネグロに至るアドリア海沿岸に延びる山脈で、ほとんどがここで見えているように石灰岩でできた岩山のようです。

  • う〜ん、パトカーが道を塞いでいるからもうここで諦めないと…。<br /><br />そうだねえ、ここで待つわけにもいかないし。<br /><br />じゃ、どうやってドブロヴニクまで行くの?<br /><br />え〜とね、地図を見ると一旦さっきのジャンクションまで戻って、あの岩山があるディナラ山脈向こうの道を通るしかないみたいなんだけど…。^^ゞ<br /><br />どれどれ…、あ、本当だ。遠回りになるけど仕方ないね。

    イチオシ

    う〜ん、パトカーが道を塞いでいるからもうここで諦めないと…。

    そうだねえ、ここで待つわけにもいかないし。

    じゃ、どうやってドブロヴニクまで行くの?

    え〜とね、地図を見ると一旦さっきのジャンクションまで戻って、あの岩山があるディナラ山脈向こうの道を通るしかないみたいなんだけど…。^^ゞ

    どれどれ…、あ、本当だ。遠回りになるけど仕方ないね。

  • それしかドブロヴニクに行く道は無いみたいだし、とにかくさっきお巡りさんがいたジャンクションまで戻ってみよう。<br /><br />…と、Uターンしかけたら、火事に近い場所から非難してくるような車も見えた。<br />火元に近い人たちはどんなに怖い思いをしているだろう。<br /><br />これ以上燃え広がって被害が拡大しないように祈りつつ、SUR SHANGHAIたちは自分たちのドブロヴニクへの道を模索します。

    それしかドブロヴニクに行く道は無いみたいだし、とにかくさっきお巡りさんがいたジャンクションまで戻ってみよう。

    …と、Uターンしかけたら、火事に近い場所から非難してくるような車も見えた。
    火元に近い人たちはどんなに怖い思いをしているだろう。

    これ以上燃え広がって被害が拡大しないように祈りつつ、SUR SHANGHAIたちは自分たちのドブロヴニクへの道を模索します。

  • また戻って来たジャンクション。<br /><br />あのお巡りさん、英語が話せるといいね。<br />ちょっとドブロヴニクまでの道はどうなっているのか聞いてみよう。

    また戻って来たジャンクション。

    あのお巡りさん、英語が話せるといいね。
    ちょっとドブロヴニクまでの道はどうなっているのか聞いてみよう。

  • 幸いそのお巡りさんは英語が出来た。<br /><br />「ドブロヴニクに行くの? じゃあ、この標識に出ているIMOTSKI(イモツキ)まで行って、あとはボスニア・ヘルツェゴヴィナを通っていくしかないよ。」<br /><br />「でも、地図を見ると、ディナラ山脈のすぐ向こうにも道が有りますけど…。」<br /><br />「ああ、そこも通行止めになったよ。」<br /><br />「ええ〜!!◎〇◎ ◎0◎ ◎0◎ 考えていたよりももっと遠回りになる!!」<br /><br />この時点で午後の1時40分過ぎ。プリトヴィッツェを出てからもう5時間。<br />山火事に出遭ったあとのドブロヴニクへの道はどうなるのか。次のボスニア・ヘルツェゴヴィナ編へと続きます。<br /><br />

    幸いそのお巡りさんは英語が出来た。

    「ドブロヴニクに行くの? じゃあ、この標識に出ているIMOTSKI(イモツキ)まで行って、あとはボスニア・ヘルツェゴヴィナを通っていくしかないよ。」

    「でも、地図を見ると、ディナラ山脈のすぐ向こうにも道が有りますけど…。」

    「ああ、そこも通行止めになったよ。」

    「ええ〜!!◎〇◎ ◎0◎ ◎0◎ 考えていたよりももっと遠回りになる!!」

    この時点で午後の1時40分過ぎ。プリトヴィッツェを出てからもう5時間。
    山火事に出遭ったあとのドブロヴニクへの道はどうなるのか。次のボスニア・ヘルツェゴヴィナ編へと続きます。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • 唐辛子婆さん 2009/04/09 09:07:31
    ひょえ〜〜
    山火事とい、マレーシアの子供の痙攣といい
    旅には思いがけないハプニングが待っていますね

    SUR SHANGHAIさん、おはようございます。

    ひやひや、わくわく、ドキドキしながら次を楽しみにしています。

    SUR SHANGHAI

    SUR SHANGHAIさん からの返信 2009/04/10 08:16:18
    RE: ひょえ〜〜
    お早うございま〜す。(^0^)/
    そうなんですよ〜。去年の旅はけっこうハプニングに出くわしました。
    で、時間が切羽詰っているような場面を狙ったかのように起きる事が多くてこっちもハラハラ。
    過ぎてしまえば想い出ですけどね。苦笑(。・w・。) ププッ

    来週から旅の空。またバンコクの動きが気になります。
    クロアチア編の同行者さんに会いに行くので見せようと思ってアップをがんばってますが間に合わなさそう。
    後半は画像だけになるなあ、こりゃ。(;^ω^)

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