2009夏、ロシア旅行記(25/43)：6月8日(10)：サンクトペテルブルク、エカテリーナ宮殿、市街光景

2009/06/05 - 2009/06/10

　エカテリーナ宮殿見学の後、夕食までは少し時間がありましたので、グリンカ像を見学しました。チャイコフスキーが学んだ音楽学校の近くでした。ミハイル・イヴァーノヴィチ・グリンカ(1804-1856年)は、『近代ロシア音楽の父』と呼ばれる大音楽家です。

エリア サンクトペテルブルク(ロシア)

• 交通手段: 観光バス

ニコライ二世(1868-1918年)の騎馬像です。ロマノフ王朝のラストエンペラーです。ロマノフ朝の14代皇帝で、在位期間は1894年-1917年でした。1917年がロシア革命の年です。翌年に家族と共に処刑されました。

細かな折り目を付けた白いカーテンをバックに、台の上に置かれた時計です。止まったままの時を告げているのでしょうか。

七宝焼風の容器です。首のところまで伸びた取手が、人が両手を上げた様子に見えます。下から見上げる場所にありました。

焼物と金属をミックスしたような飾りです。上に平らな部分があり案すから、燭台でしょうか。少し違ったイメージもあります。

エカテリーナ宮殿に展示してあった食器です。周囲の金色の絵付けの部分には透かし模様があり、中央には赤絵が描かれています。

同じくエカテリーナ宮殿の食器の紹介です。周囲には葡萄の実と葉が、中心部には、カラフルな花柄が描かれています。

テラスのような場所から眺めた、庭園光景です。時間があれば、ゆっくりと見学したい庭園です。

エカテリーナ宮殿の正面の光景です。正面玄関の少し横になります。談笑する係り員の方達の姿がありました。

斜め前から眺めた宮殿の建物光景です。柱の間隔などが狭まって、正面からとは、随分変わった印象になりました。

1階に四体の像が並んだ中央部分の光景です。ロココ風に改築されていますが、ゴチック様式を想像させるような重厚な造りです。

一段低くなった場所からの宮殿の眺めです。右奥に見える囲いは、宮殿寺院の修復工事場所のようです。

エカテリーナ公園の案内図です。エカテリーナ宮殿を含めた、広範囲の平面図です。かなり大きな池もあるようです。

エカテリーナ公園の敷地境を流れていた用水です。その用水の流れを遮るような不思議なコンクリートの施設がありました。壊れたような姿の、小さな眼鏡橋です。

全員が揃ったところで、少し離れた駐車場まで歩いて戻りました。小雨が降り続いていました。

夕食には早過ぎましたので、急遽立寄ったグリンカ像の見学です。代表作は、オペラ『リュスランとリュドミラ』、スペイン序曲第1番『ホタ・アラゴネーザ』、第2番『マドリードの夏の思い出』、幻想曲『カマリンスカヤ』、管弦楽曲『ワルツ・ファンタジー』や『悲愴三重奏曲ニ短調』等です。

グリンカ像のアップです。グリンカは、ベルリオーズやリストとの出会いがあり、母国の作曲家では、チェイコフスキーや『ロシア5人組』に、大きな影響を与えたとされます。『ロシア5人組』とは、ミリイ・バラキレフ(1837年-1910年)、ツェーザリ・キュイ(1835年-1918年)、モデスト・ムソルグスキー(1839年-1881年)、アレクサンドル・ボロディン(1833年-1887年)とニコライ・リムスキー＝コルサコフ(1844年-1908年)の5人です。

サンクトペテルブルク音楽学校は、チャイコフスキーも一時期学んだことがある音楽学校です。チャイコフスキーの略歴を調べますと、1861年、20か、21歳の時にアントン・ルビンシュタインが設立したサンクトペテルブルクの音楽学校に入学しています。この建物は、隣接するマリインスキー劇場です。

マリインスキー劇場のドーム屋根のアップです。一時期、キーロフ劇場と呼ばれた時期もありました。オペラ劇場です。

同じくマリインスキー劇場の光景です。ロマノフ王朝の第二代皇帝、アレクサンドル二世(1818-1881年)の妻、マリア妃に因む命名です。

サンクトペテルブルク音楽院の周りの街並み光景です。遠くに金色色の尖塔が見えています。その尖塔は、修復作業中でした。

サンクトペテルブルク音楽院の古い写真では、この建物が合致するようです。

サンクトペテルブルク音楽院の周りの建物光景です。いつの間にか、雨は上がっていました。

この日の夕食です。サンクトペテルブルク市内の中華料理店でした。マーボー豆腐に、野菜炒めなどです。飲み物は青島ビールにしました。

野菜の旨煮風です。可もなし、不可もなしと言った夕食でした。紹興酒は置いてありませんでした。

夜の8時頃にホテルに到着したようです。昨晩付近を散策してきましたので、今日は外出は控えました。ホテルのドアに表示してあった緊急避難経路図です。

サンクトペテルブルクで2泊した、ドストエフスキー・ホテルの部屋を紹介しておきます。必要なアメニティは揃っていました。

シャワールームです。私はシャワーさえあれば、バスタブは要りませんので、これで十分です。

部屋の紹介が続きます。USドルが使用できましたので、枕銭にはドルを使用しました。日本出国までに、小銭も十分に用意しておきました。

窓際の光景です。ドフトエフスキー・ホテルは街の中心部に近く、アクセスがいいので便利でした。

私の旅の友達です。いつもはセントレア空港で買い込みますが、今回は乗継のインチョン国際空港で買いました。12年物より1ランク上の15年物のオールドパーを弾みました。