常総・坂東旅行記(ブログ) 一覧に戻る
常総市の水海道地区にある豪農の茅葺き住宅の博物館<br />水海道風土博物館「坂野家住宅」を見学しました。<br /><br />築300年の部分もあるというりっぱな入母屋の茅葺き住宅は、<br />母屋、表門、増築された書院などどれも見ごたえがありました。<br /><br />周りの管理も行き届いて、道路から奥まった建物までも里山のイメージを残しつつ、復元されていました。<br /><br />国の重要文化財にも指定されていますが、<br />茅手の技によるすばらしい茅葺き屋根と細工の美しい書院、<br />当地の惣名主的存在であった当家の格式ある暮らしぶりが伺える<br />興味深い施設でした。<br /><br />有料施設(大人300円)ですが、平日で、他に訪れる人もなく、受付けの職員さんが解説付きで内部をゆっくり案内してくれました。<br />解説のDVDを見ることができますが、見学の前に見たほうが参考になります。<br />CMや映画などの撮影にも良く使われると職員さんがちょっと自慢げに教えてくれました。

茅葺き民家をたずねて(水海道風土博物館)

2いいね!

2007/07/18 - 2007/07/18

94位(同エリア115件中)

旅行記グループ 建物見物茨城県1

0

8

まりも母

まりも母さん

常総市の水海道地区にある豪農の茅葺き住宅の博物館
水海道風土博物館「坂野家住宅」を見学しました。

築300年の部分もあるというりっぱな入母屋の茅葺き住宅は、
母屋、表門、増築された書院などどれも見ごたえがありました。

周りの管理も行き届いて、道路から奥まった建物までも里山のイメージを残しつつ、復元されていました。

国の重要文化財にも指定されていますが、
茅手の技によるすばらしい茅葺き屋根と細工の美しい書院、
当地の惣名主的存在であった当家の格式ある暮らしぶりが伺える
興味深い施設でした。

有料施設(大人300円)ですが、平日で、他に訪れる人もなく、受付けの職員さんが解説付きで内部をゆっくり案内してくれました。
解説のDVDを見ることができますが、見学の前に見たほうが参考になります。
CMや映画などの撮影にも良く使われると職員さんがちょっと自慢げに教えてくれました。

同行者
カップル・夫婦
交通手段
自家用車
  • 入り口付近。<br />道路に面して駐車場(無料)があり、駐車場に向かって左手に博物館入り口があります。<br />建物は道路からは見えません。<br />ここからゆっくり歩いて3分ほどで敷地内に入りますが、道路から表門までの間も里山の風景を残した作りに整備され、歩きながら昔の時代に戻って行くような感じになります。

    入り口付近。
    道路に面して駐車場(無料)があり、駐車場に向かって左手に博物館入り口があります。
    建物は道路からは見えません。
    ここからゆっくり歩いて3分ほどで敷地内に入りますが、道路から表門までの間も里山の風景を残した作りに整備され、歩きながら昔の時代に戻って行くような感じになります。

  • 住宅の整備・復元の際古い銅版画に描かれた図と発掘された庭園跡などから、こちらも復元された日本庭園。<br />敷地に入る表門手前にあり、当家が塀をめぐらせた敷地以外に相当な土地を持っていたのだな、と思わせます。

    住宅の整備・復元の際古い銅版画に描かれた図と発掘された庭園跡などから、こちらも復元された日本庭園。
    敷地に入る表門手前にあり、当家が塀をめぐらせた敷地以外に相当な土地を持っていたのだな、と思わせます。

  • 表門<br />農家の門でありながら武家屋敷に多い”薬医門”の形になっています。屋根は母屋と同じような茅葺きです。<br />母屋と同時に重文に指定されています。

    表門
    農家の門でありながら武家屋敷に多い”薬医門”の形になっています。屋根は母屋と同じような茅葺きです。
    母屋と同時に重文に指定されています。

  • 母屋の入母屋作りの茅葺き屋根部分を正面に。<br />この入り口は母屋左手の座敷部分の入り口です。<br />座敷は三間続きとなっていて、中央の二の間にこの入り口がついています。<br />この座敷部分は幕府から派遣されてくる役人用の部屋で、玄関は役人の乗った籠がちょうど付く部分でその右の三の間には家来用の内玄関もついています。

    母屋の入母屋作りの茅葺き屋根部分を正面に。
    この入り口は母屋左手の座敷部分の入り口です。
    座敷は三間続きとなっていて、中央の二の間にこの入り口がついています。
    この座敷部分は幕府から派遣されてくる役人用の部屋で、玄関は役人の乗った籠がちょうど付く部分でその右の三の間には家来用の内玄関もついています。

  • 座敷の欄間<br />座敷には透かし彫りの欄間があります。<br />菊の透かし彫りであったものが、(右側)<br />中央の花の部分に当家の家紋である蔦のモチーフがくっついています。(左側)<br />明治以降天皇家の紋であることから恐れ多くて隠したのでは?と言われているそうです。<br />釘隠しも蔦の形になっていました。

    座敷の欄間
    座敷には透かし彫りの欄間があります。
    菊の透かし彫りであったものが、(右側)
    中央の花の部分に当家の家紋である蔦のモチーフがくっついています。(左側)
    明治以降天皇家の紋であることから恐れ多くて隠したのでは?と言われているそうです。
    釘隠しも蔦の形になっていました。

  • 「月波楼」と名づけられた二階建ての書院<br />大正時代に建てられたものという事で、瓦屋根になっています。<br />が、細工の細かい欄間やガラスの窓(板ガラスは当時のものでした)1、2階両方に書院、またトイレまであるそうで、<br />モダンで、贅沢な作りには驚きました。<br />ここで、当主は多くの書家や画家と共に創作活動を行ったという事です。

    「月波楼」と名づけられた二階建ての書院
    大正時代に建てられたものという事で、瓦屋根になっています。
    が、細工の細かい欄間やガラスの窓(板ガラスは当時のものでした)1、2階両方に書院、またトイレまであるそうで、
    モダンで、贅沢な作りには驚きました。
    ここで、当主は多くの書家や画家と共に創作活動を行ったという事です。

  • 茅葺きの軒づけの部分は「通し物」と呼ばれるストライプ柄になっています。<br />一番内側は稲わらだそうです。<br />また茅も地元のものではなく、冨士の辺りの高級な材質のものを使っていたと言う事です。<br />住居として使われたまま重文に指定されて、その後、市に譲られ一般公開されていましたが、老朽化が激しく3年かけて解体・調査し再度部分補修して組み上げ直したという事です。<br />母屋建物全てを解体、茅も一度取り払われた後再度、少しの補修を加えて組み上げ、茅も茅手によって組みあげ復元されたそうです。

    茅葺きの軒づけの部分は「通し物」と呼ばれるストライプ柄になっています。
    一番内側は稲わらだそうです。
    また茅も地元のものではなく、冨士の辺りの高級な材質のものを使っていたと言う事です。
    住居として使われたまま重文に指定されて、その後、市に譲られ一般公開されていましたが、老朽化が激しく3年かけて解体・調査し再度部分補修して組み上げ直したという事です。
    母屋建物全てを解体、茅も一度取り払われた後再度、少しの補修を加えて組み上げ、茅も茅手によって組みあげ復元されたそうです。

  • 母屋入り口脇の「蔀戸」(しとみど)<br />スライド式で採光量が調節でき、さらに跳ね上げる事で開放部が大きく取れる。上の欄間も板がスライドする同じような形状。<br />下の板部分も外せるようになっていました。<br />この地方では珍しい事とこのタイプは江戸時代にはかなり減っていて現存しているのも珍しいとの事です。<br />画像以外にも広い土間部分やなんと風呂場も2つもありました。<br /><br />1軒のお屋敷ですが、<br />時代の異なる建物部分があり、興味深く見学する事ができました。

    母屋入り口脇の「蔀戸」(しとみど)
    スライド式で採光量が調節でき、さらに跳ね上げる事で開放部が大きく取れる。上の欄間も板がスライドする同じような形状。
    下の板部分も外せるようになっていました。
    この地方では珍しい事とこのタイプは江戸時代にはかなり減っていて現存しているのも珍しいとの事です。
    画像以外にも広い土間部分やなんと風呂場も2つもありました。

    1軒のお屋敷ですが、
    時代の異なる建物部分があり、興味深く見学する事ができました。

2いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

旅行記グループ

建物見物茨城県1

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

価格.com旅行・トラベルホテル・旅館を比較

PAGE TOP