与一さんのクチコミ(70ページ)全1,520件

　折戸温泉に入った後、深耶馬溪トンネルを通って、裏耶馬渓に向かいます。戦国武将の後藤又兵衛の墓から、下河内の集落に向かうと、大衆温泉と書かれた建物がありました。
手前の駐車場に車を停めて、橋のわきを下って奥の家に声をかけて料金３００円を払います。
　温泉の建物はまだ新しく、隣に休憩室がついています。この日まだ誰も入っていないようで、浴室内に湯気が籠っているので、窓を開けると浴槽が見えてきました。温泉は、奥から掛け流されて、手前の床が茶色く染まっています。色は薄茶色で、今までの深耶馬溪の温泉に似ています。浴槽は深く、座ると口が水中です、奥に段差があり座れる場所がありました。
　温泉がなければ絶対に来ない場所ですが、のどかな風景と一体になったよい温泉です。受付に置いてある温泉案内では、玖珠町の温泉として紹介されていて、耶馬溪のある中津市からわずかに玖珠町に入ったところにあることに気がつきました。

折戸温泉の共同浴場には、営業開始の１０時を少し過ぎた頃に着きました。受付にはだれもいないので、料金200円を置きます。昨日から、ほったらかしの温泉を巡っているので、こんなときのため小銭を沢山持っていて正解でした。
　脱衣所は階段の下で、浴室に入ると、土くさいような独特の臭いがします。温泉は、薄茶色で湯船の奥パイプから源泉が掛け流されていて、源泉４５度で丁度よい湯加減で、重曹の成分ですべすべする感じです。鄙びた共同浴場を貸し切って、のんびり出来ました。

　由布院のおしゃれな街中にある共同浴場で、外観からして新しく共同浴場らしからぬ建物で、２００円を入口の箱に入れて中に入ると、内部は立派な共同浴場で、浴槽と洗い場というシンプルな作りとなっています。飾らない雰囲気で地元の人が普通に入っています。温泉は無色透明であまり特色がありませんが、一日の疲れを癒すのに丁度いい温度です。

　由布院から南下して湯平駅の手前で、右折して湯平（ゆのひら）温泉に向かいます。ＪＲの駅から少し離れていて、バスの便が少ないので鉄道では行き難い温泉です。温泉街の下に車を停めて、温泉街の入口の近くに銀の湯がありました。湯抜きのある風格のある建物の中は新しく改築されて、朝の６時から開いていて料金２００円で、地元の人に混じって朝風呂です。無色透明の湯が掛け流されていて、清清しい気分で朝湯を楽しみました。

　銀の湯まで戻ると、あとひとつある共同浴場が気になります。温泉街の入口から橋を渡った住宅の一角に橋本温泉がありました。湯平温泉は、知名度では由布院に及びませんが、共同浴場が普段の生活に溶け込んで、石段が風情ある温泉街が残っている貴重な温泉でした。

鉄輪温泉の最後にひょうたん温泉に向かいます。入口の近くに源泉を笹を使って適温に冷却する装置の説明があり、先ほど通った温泉の裏にあったのを思いだしました。料金は７００円ですが、お昼に寄ったよね田でもらった割引券で５０円引きです。入口を入ると中庭で、サンダルに履き替えて別棟の温泉に向かいます。脱衣所から階段を降りると広い浴室が広がっていて、一度に大勢が入れます。温泉の名前になったヒョウタン形の風呂や、檜風呂、岩風呂、歩行浴や、広い露天をひととおり入って、さらに一段下にある名物滝湯に打たれ、空いているので向かいの縁台の上で昼寝して、気持ちよいひと時を過ごしました。
　湯上りに、中庭に面した無料休憩所があり、大分名物のとり天(300円)と、おにぎり(150円)を食べて、とり天がすっかり好きになりました。

　谷の湯から川沿いに進むとホテルの裏手で、温泉を貯めておく装置が何かの工場のようです。上人の湯から続く坂の下に戻ると地獄原温泉がありました。ここも１００円で気軽に入れる共同浴場です。ちょっと熱めの温泉に浸かります。

　鉄輪温泉の上人の湯に入った後は、裏の川沿いの路地を通って谷の湯に向かいます。途中には白い噴気や、湯の華で真っ白になった建物があり、温泉の中心地であることが分かります。谷の湯は、普通の家の半地下の部分が共同浴場になっていて、料金100円は上の家で払います。シンプルな浴槽に温泉が溢れていて、奥には小さな祠があり、さっと一風呂浴びます。

　鉄輪温泉から別府駅に戻って、駅のそばの春日温泉に向かいます。街中の公民館の建物に春日温泉と書いてあります。窓口には誰もいないので料金１００円を置いて、浴室に入ると中央に無色に温泉が掛け流されています。入って見ると、温度が５０度以上でとても入れません。しかたがないので、しばらく水を入れたら一部に何とか入れるようになりました。
　壁の注意事項に、「入浴後は元湯の棒を深い穴の方に立ててください」とあり、どうやら前の人が、元湯の栓を塞がなかったので、熱い温泉が湯船に溜まったようです。温泉を出るときに棒を立てておきました。

大分駅から電車で別府駅に向かい、バスで明礬（みょうばん）温泉を目指します。明礬温泉に向かうバスは１時間に１本程度なので、バス待ちの間に入れる別府駅の近くの共同浴場を探すと、少し歩いた住宅地の中に野口温泉がありました。朝６時から開いていて、受付で100円を払って入浴です。温泉は無色の単純泉で、朝からサッパリして、明礬温泉行きのバスに乗ります。

　商店街を散策した後は、別府駅に近い不老泉に向かいます。不老泉の看板の先には鉄筋の建物があり、中央町公民館と市営温泉を兼ねているようです。ここも入浴料は100円で朝の６時３０分から営業しています。
　なかは、広くてロッカーと、鍵のかかるコインロッカー(100円)が並んでいます。浴槽は、半地下構造でロッカーはまったく見えないので、荷物があるときは、コインロッカーに入れると良いでしょう。
　今まで入った共同浴場に比べて、内部は天井が高く広いので、ゆっくり温泉に浸かれます。湯加減は少し熱めですが、窓から適度に風が入って、湯煙が流れていく様を見ていると、今回の放浪の旅で求めていた極楽にたどり着いた気分です。浴槽の脇で涼みながら、昼下がりの温泉に何度も入ってくつろぎます。
　不老泉は、駅から近く温泉も広く、空いていたので今回訪れた共同浴場に中では、一番気に入りました。

　竹瓦温泉に入った後は、駅前の通りに戻って次は海門寺温泉に向かいます。この温泉、公園の一角にあり、隣には日本棋院別府会館が有り、庭先では縁台将棋に人が集まっています。ここも入浴料は100円で、地元の人が２人ほど湯に浸かっています。ロッカーがあって、半地下式は同じですが、湯船を中心にこじんまりとした地元中心の温泉です。
窓からは公園の木々が見えて、昼前のノンビリした時間が流れています。湯の温度も丁度良く、家の近くにこんな温泉があって、毎日通えたらいいなあという雰囲気です。

　駅前高等温泉は駅前高温温泉だったので、あまり暖まれなかったので、次の竹瓦温泉を目指します。アーケードのある昔ながらの商店街を抜けて、飲み屋のある裏道を進むと、立派な瓦屋根の温泉に５分ぐらいで着きました。
　中に入ると高い天井で、窓口で100円を払って温泉に向かいます。ここもロッカーだけなので、貴重品は窓口に預けるようになっていて、階段を降りた半地下に四角い浴槽があります。ここは、地元の人だけでなく観光客も入るようで、１０人ぐらいは入っています。
　温泉の温度は、４２度ぐらいでしょうか、観光客の一人が熱いといって、掃除のおばさんにぬるくしてくれと言ってますが、源泉を使っているのでぬるく出来ないし、今はぬるい方だと諭されています。地元の人は普通に入っているので、観光客が勝手に埋めると怒られます。こんどは適温なので、今度はゆっくり暖まりました。
　建物の反対側には砂湯(780円)がありますが、お酒を飲んでいると入れないということでした。

　別府駅で降りるとまず観光案内所に寄って温泉本(300円)を買います。この本、別府温泉の地図と、無料入浴券、割引券がついています。残念ながら年末年始は、無料券が使えませんが、ガイドブックを兼ねているので損はありません。荷物を駅前のコインロッカーに預けて、手拭と石鹸と小銭を持って出発です。
　駅前の手湯を見ながら、まずは徒歩３分の駅前高等温泉に向かいます。この温泉、なんと２４時間営業で、並湯と高等湯がありますが、並湯は料金100円と格安です。温泉本にはスタンプを押すところがあるので、受付で押してもらいます。そういえば、学生の頃、九州旅行で別府に寄ったとき、駅前の温泉に入ったのを思い出しました。たぶんこの温泉ですが、洋風の洒落た建物に建替えられています。
　中はロッカーだけの脱衣所から、階段を降りたところに大きな浴槽があります。掛け湯で熱めだなあと思いながら、思い切って全身で入ったら、しびれる熱さで１０秒が限界です。完全に５０度を越えています。水道水を大量に入れている周りだけが何とか入れますが、足を伸ばすと水道で埋まったところから熱い領域にはみ出すので、ヒザを曲げて何とか１分が限度です。源泉温度は59度とのことで、午前中はまだ人が入っていなかったせいでしょうか、いつもこんなことは無いと思いますが、別府温泉の強烈な洗礼を受けました。

　京急蒲田駅から呑川に沿って進み、東蒲田中学校のあたりから西糀谷商店街に入り、糀谷駅の中間あたりで左折して羽田方面に進んだ先に幸の湯があります。ここは、温泉を使っていて、御徒町の燕湯と並んで、朝の６時から毎日営業している銭湯です。
　マンションの１階のフロントの券売機で料金を払って入ります。浴室は、浴槽が中央側に並んでいて、温泉は蒲田の温泉銭湯としてはごく薄い茶色ですが、スベスベする感じが少しします。隣は広い白湯の浴槽で、奥の壁は渓流に虹と小鹿のデザインで、それぞれ１人用のジェットバス、丸いジェット、座風呂が並んでいます。反対の角には、でんき風呂もあり、電極が直角になっている珍しい形です。
　さらに、温泉を使った４４度ぐらいの露天風呂と、奥の階段を上がった先に別料金のサウナと、源泉をそのまま使った２５度の水風呂があり、色々な温度で温泉を楽しめます。
　西日のあたる明るい浴室で、露天風呂、温泉、水風呂に交互に入って、１時間ほど温泉を堪能しました。

　平和島駅から第一京浜を越えて、平和島公園の先の競艇場のそばのビルにクアハウスの看板が見えてきました。３０分ぐらい歩いて着いてみると、平和島駅から無料の送迎バスと、大森駅からワンコインバス100円の直通バスがありました。
　クアハウスの入り口は、エスカレータで上った２階で、料金は館内着付きで５時間まで料金平日1,200円で、ホームページを印刷して持っていくと100円引きになります。手拭い、バスタオル、髭剃り、歯ブラシは、ロッカー室に置いてあり、浴室に入ると温泉独特の臭いがしてきます。正面の大きな浴槽に、茶褐色の温泉が使われていて、循環式のため鮮度はありませんが、少しスベスベする感じです。他に温泉を使ったバイブラ湯、寝湯があり、ドゴール石というラジウム鉱石を使った湯もあります。広いサウナ、ミストサウナと水風呂とひととおりそろっていますが、施設は少しくたびれた感じです。
　ロッカー室に戻り、館内着に着替えて、別棟の４階にエレベータで上がって、屋上にある露天風呂に入ると、こちらも循環式ですが、温泉の鮮度はよい気がします。周囲は囲われているので展望はありませんが、熱めの湯に入った後、板敷きのスペースで横になって休みます。
　館内には、無料で利用できるスポーツジムの設備や、ビデオルーム、リクライニングチェアのある休憩室があり、カラオケがない分静かです。他にもプールがあったようですが、設備が壊れて今は公開していないようです。設備は少し古くなっていますが、1,100円でこれだけ楽しめればよいでしょう。
　帰りは、無料の送迎バスで平和島駅から京浜急行を待っていると、駅のメロディーが「バ バン バ バンバンバンいい湯だな」になっていました。

　東海七福神巡りの後、荏原神社の近くにある黒湯の銭湯の天神湯に営業開始の３時少し前に着くと、近所の人が玄関が開くのを待っています。営業開始とともに玄関を入ると１階はフロントで、階段で２階に上がると脱衣場で、新しく建替えたばかりで100円返却式のロッカーが並んでいます。
　浴室に入ると手前にカランが並んでいて、白湯の広い湯舟がにバイブラやジェットがあり、さらに奥の扉の先が、濃い茶色の黒湯の湯舟になっています。黒湯は中温ですが、寒い中歩いていたので最初は熱く感じましたが、慣れると中温ですべすべする感じがします。黒湯で良く暖まってから外に出て、元来た旧東海道を通って八ツ山橋を渡って品川駅に戻りました。

　金沢文庫駅から尾根の上の能見堂の先は下から続く住宅地の一番上で、よくこんなところまで住宅を開発したと感心しながら急な坂を下ってバス道路に出て、少し金沢文庫駅方面に戻ったところのお寺の先を地図をたよりに進むと、住宅の裏に銭湯らしい建物があり、正面にまわると能見堂赤井温泉に着きました。
　玄関を入るとフロントがあり、銭湯料金450円を払って中に入るとロッカーの並んだ銭湯の脱衣場です。浴室は高い天井ですがそれほど広くなく、湯船は３つありどれも濃い黒湯でスベスベする感じがします。端が浅いバイブラ、中央が浅い二人分のジェット、もう一つが深い湯船でどれもやや熱めで、入り口の近くに小さいながら黒湯の源泉を使った水風呂があり気持ちよく入れます。湯船の奥にも通路があり、ぬるめのバイブラの白湯もあります。利用しているのは、近くの顔見知りのお年寄りで、駐車場があるので車で来るようです。３時半までは二階の座敷が使える温泉タイムで２時間で600円と料金が違い、お年寄りの社交場のようです。熱い黒湯と水風呂を往復して、１時間ほど長湯をしました。
　帰りは歩いて金沢文庫駅に出ると、金沢文庫駅で前に増連結する快速特急に乗って品川駅で山手線に乗換えて、１時間10分ほどで新宿に着きました。

京急川崎駅から弘明寺駅の近くにある温泉のみうら湯に向かいます。券売機でお得な切符を選ぶと、往復の運賃(540円)とみうら湯の料金(平日700円)がセットになって1.050円とお得です。
　京急川崎駅で、品川発の快速特急８両と、羽田空港からの４両が併結されて１２両になり、クロスシートの快適な列車は、弘明寺駅には停まらないので、次の金沢文庫駅まで乗って一駅引き返します。弘明寺駅の改札にある案内を見て、アーケード商店街の入り口を右折して、あとは道なりに進むと高架の下にあるみうら湯に着きました。
　下足箱とロッカーが100円返却式なので、両替してフロントに券を渡して脱衣場に向かいます。浴室は、色々な浴槽があるスーパー銭湯で、このあたりの銭湯と同じく温泉は、濃い目の黒湯で、内湯の半円形の浴槽に入るとスベスベする感じです。露天にも円形の黒湯の浴槽があり、上下三段で他下の方がぬるめで、さらに下に石を敷き詰めた歩行浴があります。他にも座って肩から温泉を浴びたり、斜めの斜面に寝ながら上から温泉が流れている寝湯もあり、気持ちいいので３０分ぐらいうたた寝をしました。
　内湯には、広いサウナと、２０度の冷たい水風呂、３人分の寝風呂、２人分の座風呂、子供用に浅い黒湯の浴槽と、色々とそろっていて、それなりに賑わっていました。700円でこれだけ浴槽がり、黒湯の温円も使われているのでお得です。外に出ると、テレビのある休憩エリアと食堂があり、もう一つの浴室は、造りが違うので、週替わりで入れ替えになっています。２時間半ほどのんびり入っていたら、外はすっかり暗くなっていました。

山手線で品川乗換えで蒲田駅で下車して、駅の近くにある黒湯の天然温泉のSPA & HOTEL 和 -なごみ-に向かいます。駅の西口から線路沿いに工学院通りを進み、パチンコ屋のある交差点を左折してすぐに看板があり、エレベータで４階に上がるとホテルを兼ねたフロントがあります。
　ここの料金は、５時間平日2,200円休日2,500円、スピードコース１時間平日1,200円休日1,500円とおいそれと来られない値段ですが、今回は雑誌温泉博士(450円)の温泉手形を使って、１時間コース無料で入れました。
　浴室は、一階下の３階でフロントで靴箱のキーと交換で渡されたロッカーキーの番号のロッカーを使います。浴室は、ビルの中なのでそれほど広くありませんが、料金が高いので入っているのは３人だけで空いています。まずは、加温の広い黒湯の湯舟に入ると、かなり濃い黒湯ですべすべします。位置近くに広いドライサウナがあり、サウナの後の源泉の水風呂が冷たくて気持ちよく、隣に普通の水風呂がありますがこちらは、２５度とあまり冷たくありません。一段上には白湯のマッサージ湯と、扉の外に外気浴の黒湯があり、表面に泡と油膜が覆いこちらも黒湯のレベルは高いです。
　１時間コースなので休憩所は使えまえんが、フェイスタオル、バスタオル、髭剃り、歯ブラシ付きで高いだけのことはあります。蒲田あたりは銭湯料金でサウナに入れるところもあるので、もう少し安ければ良いと思います。