与一さんのクチコミ全1,520件

近鉄の奈良駅から南の住宅地に行ってみると入り組んだ道に格子のある古い町並みが続いていて、元興寺の塔跡の遺跡があります。奈良市ならまち格子の家が無料で見学できますが、朝の早い時間に行ったのでまだ開いていませんでした。

　近鉄奈良駅の近くの猿沢の池の近くにあり、玄関を入って和室に二段ベッドを置いた男女別のドミトリーの部屋で、シャワールームがあり、少し歩くと銭湯の花園新温泉があります。先に眠るとあとから来たのは外国人のようです。翌朝早く目が覚めて、休憩室に行くとエスプレッソマシンがあり無料でコーヒーが飲めました。

　近鉄奈良駅から東に進み猿沢池から興福寺の石段を上がると途中に鎌倉時代に建てられた国宝の三重塔があり、広い興福寺の境内の入口にあたり、街中に近いところに歴史ある建物で猿沢の池を挟んで三重塔がよく見えます。

近鉄奈良駅に着いて、アーケード商店街を進むとびっくりうどん三好野があり、店内はテーブル席が並んでいて、メニューをみるとうどんだけでなく丼物もあり、手頃な値段の天丼うどんセットを注文します。
店内はほぼ席が埋まり外国人もいて英語のメニューで注文していて、すぐに天丼うどんセットが出来上がり、天丼は汁が別になっていて、薄い色の出汁のうどんと合わせていただくと満腹になりました。

　近鉄橿原線の西ノ京駅から遊歩道を歩いていくと薬師寺の北受付があり、玄奘三蔵院伽藍を含めた拝観料を払って境内に入り、金堂に入ると国宝の薬師三尊像の薬師如来、日光菩薩、月光菩薩が並んでいて、裏にまわると国宝の薬師如来台座が見られます。

　今井町の路地を散策すると道の両側に古い町並みが続いている中に旧米谷家住宅があり、建物の中を無料で見学できます。建物の中の暗い土間の先の中庭に土蔵と数奇屋風の蔵前座敷があり、江戸時代の建物の雰囲気がそのまま残っています。

　今井まちなみ交流センター華甍から狭い路地を通ると今井町の古い町並みが続いていて、称念寺に寄ってみると山門の隣に太鼓楼があり、今井町は称念寺の境内地として発展したところで、重要文化財の本堂は修復作業をしています。

　近鉄橿原線の矢木西口駅からJR桜井線の下を通って川を渡ると古い町並みが残る今井町の入口で、飛鳥川沿いに進むと今井まちなみ交流センター華甍があり、元の今井町役場で今井町の歴史を展示していて無料で見学できます。

　金峯山寺仁王門から吉野山駅に向かって下ったとこに弘願寺があり、石段を上がって山門をくぐると小さな本堂に本尊の阿弥陀如来立像があり、静かな境内には関谷地蔵尊と歯ブラシを供えた歯塚があり、歯にご利益があります。

　吉野山の名物の吉野葛を売っていている土産物屋が並ぶ通りの途中に豆富処林とうふ店があり、とうふの他に豆乳ソフトクリームを売っていて店先で食べてみると、甘さは控えめで、暑い中を歩いた後で豆乳の味がして美味でした。

吉野山の中千本の竹林院の近くの尾根道から下った先にある善福寺の山門をくぐると、曲がった先に本堂があり、本堂の前には和傘が広がったお休み処があり、甘茶の接待で休んでいると、お寺の人から声がかかり、吉野山に泊まったというとお供え物のお下がりの最中をいただきました。

　吉野山の中千本の櫻本坊の少し先に宿坊の竹林院があり、山門をくぐって入園料300円を払うと護摩堂の先に庭園があり、落ち着いた雰囲気です。ツツジが咲いた裏の丘に上ると東屋があり、新緑の吉野山が見渡せる眺めのよい場所です。

　中千本の勝手神社から急な坂を上ると櫻本坊があり、山門をくぐると広い境内に仏堂が並んでいて、本堂には重要文化財の役小角像、銅造釈迦如来坐像、木造地蔵菩薩坐像があり、1300年の歴史がある寺院で修験道の道場になっています。

　吉野の中千本の勝手神社から二手に分かれる道を右にとって急坂を上る途中に井光神社八幡宮からさらに坂を上ると喜蔵院があり、山門をくぐると宿坊と立派な本堂があります。ユースホステルを兼ねていて相部屋になりますが宿坊に安く泊まれます。

　吉野の中心の金峯山寺の金剛蔵王権現堂から土産物屋の間の道を進むと東南院があり、役行者の開基と伝えられる1300年の歴史がある寺院で、鎌倉時代の木造の大日如来座像のある本堂の隣に多宝塔があり、吉野の歴史が感じられ場所です。

金峯山寺の金剛蔵王権現堂から土産物屋が並ぶ通りを進むと吉水神社の鳥居があり、坂を下って上り返すと山門の先に人目千本に出て、桜の季節は大勢の人出がありますが、ゴールデンウィークは空いていて新緑が綺麗です。拝殿の隣には重要文化財の書院があり拝観料が必要です。

　８時３０分から金峯山寺で始まる金剛蔵王権現特別ご開帳に向かい吉野山の宿泊者は割引きになる参拝券を見せて記念の袋に靴を入れて蔵王堂の中に入ります。本堂の正面には発露の間があり、列に並ぶとすぐに障子で区切られた場所に案内され、巨大な蔵王権現像の千手観音を見上げる場所で、秘仏だったので群青色が鮮やかです。
　本堂を出て裏側にある蔵王権現像と蔵王権現本地堂を拝んだ後、反対側にも発露の間があり、こちらは並ばずに案内されて、釈迦如来と並んだ弥勒菩薩の正面で迫力があります。最後に外に出る前に頒布されている五嶽神鏡を袋に入れてもらい、小さな札をいただきました。

吉野山の中千本にある坂本屋に泊まると１泊朝食付きで、夕食は付いていないので、店の食堂のメニューから葛うどん柿の葉寿司セットをいただくと、奥のテーブル席からは、新緑の吉野の山が見渡せて桜の季節は大勢が花見に来ますが、ゴールデンウィークは桜が終わって空いています。
　客室は尾根の道に面した１階から階段を降りて、山の斜面に建てられた地下２階に部屋があり、同じ階に風呂もありました。翌朝はよい天気で、１階で湯豆腐の朝食をいただきました。

　吉野ケーブルの吉野山駅から坂道を上っていくと土産物屋が並んでいて、金峯山寺の参道の途中に黒門をくぐってさらに上っていくと銅の鳥居があり、室町時代に建てられた銅製の立派な鳥居で国の重要文化財に指定されています。

　近鉄の吉野駅に着いて少し歩くと吉野大峯ケーブルの千本口駅で、夏場はまだ明るいですが最終は１７時４０分発です。日本最古のケーブルカーで、小さめの車両で発車して、谷を渡ると反対側のケーブルカーが通過して、５分ほどで吉野山駅に着きます。