xiaomaiさんのクチコミ(18ページ)全483件

1800年創建の歴史ある道教寺院。鳳山は打狗（高雄）地区行政中心地であった時代があり、多くの廟がある。この廟に祀られるのは、司法神であるとともに、地元を守る神でもある城隍爺。現在でも、お参りに来る信徒は多い。高雄の中心地という地位はすでに失ってしまっているが、廟内でのんびりと古に思いを走らせるのもよいかもしれない。すぐ隣に科挙合格者を輩出した鳳山書院がある。入場料がかかるが、科挙に関する展示もあるので、見学することを勧める。

19世紀末、日本海軍艦艇の行動範囲が中国や南洋まで広がり、長距離無線通信が必要となって、1917年から1919年にかけて建設された施設。当時、最先端の無線電信技術を有していた。戦後は、中華民国海軍落第兵の再教育訓練場所となった。現在は遺構として見学できるようになっている。日本語のパンフレットも置かれていたけれど、学術員のような専門スタッフはいなく、不明なことがあっても解決できないのは残念。駅からここにたどり着くまで、そして場内では、陽光を遮れる場所が少ないため、真夏に訪問する場合は特に注意。

1995年に営業を開始した、高雄中心部にあるホテル。サービスや雰囲気は申し分ない。十分な広さのある客室から望む景観もすばらしいし、浴室も使い勝手がよい。ただ、最寄りのMRT駅である中央公園駅からは距離があり、特に猛暑で汗をたっぷりかく夏だといっそう距離感を感じる。公園の中を通るから、春や秋であれば、のんびりと散歩気分でいいかもしれない。自強夜市は徒歩10分程度の場所にあり、テイクアウトしても、ホテルで冷めていない状態で食すことができる。夏季観光の場合に主としてタクシーを交通手段として利用するのであれば、おすすめ度が非常に高いホテルだ。

1981年に創建された、あまり歴史の長くない、小規模な寺院であるためか、ガイドブックに紹介されていることはまずないけれど、台湾で剣童神君を主神として祀る唯一の道教寺院。剣童は王爺とともに祀られるのが一般的で、この廟のように、主神として祀られることは滅多にない。こちらの剣童神君は、金鉱区で働く鉱夫を守っていた九份昭靈霞海城隍廟（1923年創建）に城隍爺と共に祀られていた御本尊をお遷ししたもの。剣童神君がお好きなキャンディ、シュークリーム、果物がお供物とされる。

1階大殿の中央に剣童、龍側（右）に関聖帝君、武財神、文財神が、虎側（左）に土地公、虎爺が祀られている。2階には聖母殿があり、媽祖、註生娘娘、文昌帝君が祀られ、3階には道教では非常に高い地位を有する王禅老祖（玉嬋老祖、春秋時代の鬼谷子）のほか、孚佑帝君（呂洞賓）、司命灶君（竈門の守神）が祀られている。

パイナップルケーキで有名な佳徳から徒歩圏内だから、そのついでに訪れてみるのもいいかもしれない。

今夏は一時帰国ができなかったため、しばらく日本料理らしいものを口にしていなかったから、欣葉日本料理店健康店（健康というのは道路名で健康志向という意味ではない）へ行った。同系列の台湾料理店は高評価を受けているし、実際おいしいから期待をして行ったけれど、日本料理店の方はまた行きたいと思える店ではなかった。刺身や握り寿司などがあるため、日本食レストランのようにも感じられるけれど、中華料理的要素を多分に含んだ料理が多い。特によくなかったのは揚げ物コーナー。海老天は見た目も天ぷらとは遠くかけ離れたもので、衣には生っぽいふにゃふにゃ感があった（あまりにも酷かったから、アンケートに書いておいた）。隣に座っていた女性も召し上がっていたけれど、一口だけ食べて、そのあとは口にされていなかった。おいしいと思ったのは、台湾でも普通に供される子豚の焼き物や炒め物。茶碗蒸し、土瓶蒸しはごく普通。台湾にはビュッフェスタイルの店が多いけれど、やはり一品ずつ注文する店の方がおいしいというのが、台湾人の友人と共通する食後感だった。

台湾各地に聖母天后（媽祖）を祀る廟は多いが、ここは非常に特色がある。古いマンションの1階にあり、リビングルームほどの広さしかない。これまで訪ねた天后宮で面積がもっとも狭いと言える。信仰の場をこのように形容するのはいかがかと思うが、実にかわいい廟だ。離れたところに牌樓はあるが、建物そのものの門はない。しかし、コンパクトながら、廟としての機能はしっかり備えていて、参拝するのに難はない。参拝目的でなくても、廟の方は歓迎してくれると思う。最寄りはMRT江子翠駅。

民権東路にある行天宮の分宮で、北投行天宮とも呼ばれる。市中央部にある賑やかな行天宮と異なり、周辺に占い街も飲食街もないが、風光明美で台北駅前の三越ビルや台北101、淡水河などが望める静かなところ。玉皇殿、三元殿、後殿で構成され、玉皇殿には玉皇上帝はじめ、蜀漢昭烈帝（劉備）、關聖帝君（關羽）、三教教主（老子、孔子、釈迦牟尼）、三教聖賢などが祀られている。三元殿には三官大帝が、後殿には關聖帝君（關羽）、南天將軍周倉、關聖二太子關平などがお祀りされている。おはらいに類似する「収驚」も行われていて、外国人もお願いして受けることができる。ここでは観光客の姿は見られず、祈りの場として訪ねる人がほとんど。台北の喧騒を離れ、心穏やかに祈りたい人にはよいところだ。MRT復興崗駅から歩いて10分ほどだから、淡水訪問の行き帰りに立ち寄ることも可能。駐車場もある。

北竿島橋仔にある海に面した民宿。空港や港への送迎をしてくれ、民宿所有のスクーターをレンタルすることもできる。鹿が放たれている大坵島へ行く船は橋仔から出ているから、その場合は、橋仔に宿泊するのもいいだろう。その船の運営はこちらの民宿の方がされているようだ。朝食はおいしいサンドイッチなどを提供してくれる。部屋にあるテレビは、日本の番組を一日中放送する緯來日本台の視聴が可能。西向きの部屋だから、朝日は見られないが、早起きして民宿近辺を散策するのもいいだろう。

李登輝氏は、2020年2月8日の夜、ご自宅で牛乳を飲まれていた際、急に咳き込まれ、それが原因となり呼吸困難となられた。台北栄民病院に緊急入院され、検査の結果、誤嚥性肺炎を引き起こしていることが判明。半年近くの入院中、感染症状が繰り返し見られ、7月30日19時24分、敗血性ショックおよび多臓器不全で逝去された。享年97歳（満年齢98）。中華民国政府は半旗を掲げるとともに、台北賓館に追思礼堂を設けた（～8月16日）。日本との交流にも多大な貢献をされた李登輝元総統に哀悼の意を捧げるため、8月15日に台北賓館へ行ってきた。

なお、台北賓館は元台湾総督の邸宅で、現在は迎賓館として使用されている。普段、自由に見学できるところではなく、年に数回予約式で見学できるようになっている。

総合評価は空欄にしたかったが、必ず入力する必要があるため、5つ星とした。

台北賓館：https://www.mofa.gov.tw/entgh/

台中駅から徒歩で2～3分で行け、インスタ映えするアイスクリームで有名な宮原眼科は目の前にある。スタッフの対応は丁寧で、席数が十分なロビーもある。客室には十分な広さがあり、緑川東街側の客室からだと窓から台中の街並みが眺められる。ホテル入り口の左にコンビニがあるのもプラスポイント。台中から台湾鉄道や都市間バスで移動する場合、チェックアウト後、ホテルに荷物を預けておくと、非常に便利。台中駅を起点に観光を楽しむ場合は、このホテルはとてもよい選択になるだろう。

台中駅から徒歩で10分の位置にある、凝ったデザインの新感覚ホテル。窓からの景色が特に優れているわけではないが、客室そのものにユニークさがある。スタッフの対応は丁寧で特に問題はない。バスタブがなかったり、周辺徒歩圏内に飲食店が少なかったりするのは残念だが、ホテルの価格を考えれば、十分に受け入れられる。今後、台中駅近辺でホテルを探す場合、自分にとっては優先的チョイスとなる。

日本語によるこの店の紹介は見たことがなく、台南公園へ行く際にスマホの地図上でたまたま見つけたスイーツ店。台湾全土にかき氷を提供する店はあるが、ここのはキャラメルをかけている。甘さは「正常、半糖、微糖」から選べるが、よほどの甘党でない限り、半糖で十分。氷の下には仙草があり、湯圓には、ぶどう、マンゴー、抹茶、パイナップル、ごま、黒糖などの味付けがされていて、おいしいだけでなく、色とりどりで見た目もよい。台南公園の豊かな緑を眺めながら食べるかき氷。台南を再訪した際は必ずまた食べに行くだろう。

築60年ほどの古いテーラー兼住宅だった建物を民宿として営業している。場所は多くの観光客が訪れる神農街の一番奥（金華路四段側）。景観がより美しい夜間の方が神農街を訪れる人が多いが、騒がしさはまったく感じず、静かな夜を過ごすことができる。ここを起点に、赤崁樓や武廟などへ徒歩で行くことが可能。実際の運営は以前は先代の娘さんがされていたが、今は息子さんの奥さんがされている。とても明るくフレンドリーな方だ。宿泊者には1泊につき1杯のコーヒーがクッキーとともにいただける。歴史のあるソファーに座り、オーナーとの会話を楽しみながらいただくコーヒーはおいしかった。台南には高級ホテルもあるが、特色ある民宿に泊まってみるのもいいだろう。詳しくは旅行記を参考されたい。

台南の名産であるサバヒーやタイワンサワラが入ったお粥で有名な店。値段は他店と比較すると、若干高めに感じるが、地元民からも支持されている通り、味は抜群。台南晶英酒店（Silks Place Tainan）に宿泊するのなら、十分徒歩圏内。席が空くのを待つほど混む時間帯を避ければ、すぐに食べられる。一番のおすすめはサバヒーが細かく刻まれずに入った魚肚粥。上記の2種の魚と牡蠣を入れたものもあるが（画像のもの）、それだと魚が細かく刻まれてしまっていて、がっつりサバヒーを食べた感じがしない。

この店でもっとも有名なのは擔仔麵。しかし、それ以外にも多くの台南料理を提供している。擔仔麵とともに、台南ならではの蒸した肉圓もぜひ食したい。他の地域の肉圓は揚げたものが主流である一方、台南のは蒸しているため、ツルッとした皮がその特徴となっている。

台南グルメを代表する名店。開業したのは、日本統治が始まる以前の1872年。地方の小規模食堂が知名度を上げ、台北などに進出することがよくあるが、この店は1つの場所で地道な営業をしている。良心的な価格にも好感が持てる。当代店主は4代目だが、5代目にあたる若い男性も店を手伝っている。台南を訪れたら、この店の肉粽はぜひ食したい。

このホテルの売りは台南駅のすぐ隣にあることだ。シャングリラ系列であるため、サービスも一定の水準に達している。台南で最高層のホテルであり、客室からの眺望もよい。ただ、一般的な台南観光スポットからは若干離れている。しかし、このホテル名を冠したバス停があり、それを利用することで、観光スポットへのアクセスが可能。アプリでバス到着時間を調べることもできる。すぐ近くに学生向けの食堂街があり、同じ建物内にある遠東デパートの地下にもグルメ街がある。

台南に近年新しくできた商業地に建つホテル。台南駅からタクシーで100元ちょうどだった。スタッフの対応は押し並べて丁寧でフレンドリー。歩くことを厭わないのであれば、ここを起点に中正路の南側を中心とした徒歩観光が可能。すぐ隣に三越もある。ただ、暑さが苦手な人が夏に訪れる場合は、短い距離でもタクシー移動をしたほうが無難。部屋の広さは十分だが、予約時に「公園側」のリクエストは必須。レストラン内で食事はしていないが、評判は悪くなさそうだ。しかし、台南は美食都市だから、外で食べることを強くお勧めする。旅行記に詳しいことを書いておいたので、ご興味があれば参考されたし。

ここのホテルのよさはなんといっても台北を一望できる窓からの景色。松山空港を発着する航空機を眺めたり、台北101や遠くの山並みをワイドに眺めたりできるホテルは台北にはそう多くない。館内のレストランは価格が高めに設定されているが、歩いて数分のミラマーショッピングセンターに行けば、様々な食事を楽しめる。また、故宮博物館へも近い。ただ、朝食のパンにがっかり。マリオットだからと期待をしすぎていたのがいけないのかもしれない。スタッフのサービスは決して悪くはないが、取り立ててよいと言えるほどではないと感じた。

有馬温泉で名の知れた「古泉閣」。今回宿泊したのはロッジ。歴史のある温泉旅館がこのような施設を併設しているのに興味を持った。客室に温泉は引かれていないが、本館の金の湯を楽しめる。今回のステイでもっとも印象に残ったのは精進料理の夕食。板長のもてなしの心が強く感じられる数々の料理。この料理を楽しむためだけでも、ここを再訪してもよいと感じた。朝食はロッジエリアにあるレストランで。いつもは必ずパンをお代わりをするのだが、満足のいく味でなくそうしなかった。古泉閣なら、もっと上等なパンを焼けると思うのだが......。