Ｔ．バイソンさんのクチコミ(35ページ)全818件

　串本大島と橋杭岩を観光した帰りに立ち寄りました。訪店した時間が遅く，うすかわ饅頭は売り切れていたので，栗まんじゅうを１個（650円）買ってみましたが，なんと栗が３個くらい入っていました。
　和歌山の近鉄百貨店地下にも出店されていたので，後日，うすかわ饅頭も購入しましたが，このお店のうすかわ饅頭は，一般的なものに比べて，饅頭の皮の部分が少なく，こし餡部分が多い感じですが，甘さ控えめで，なかなかの美味でした。
　

　幅15ｍ，長さ850ｍにわたって大小４０余りの岩が橋脚のように並んでいます。この橋杭岩には，弘法大師が造ったという面白い伝説があります。熊野を旅していた弘法大師と天邪鬼が，大島に渡る橋を島民に気付かれず日の出までに，どちらが早く架けられるか競争したところ，弘法大師が次々と杭を建てるのを見て，慌てた天邪鬼が鶏の鳴き真似をすると，朝が来たと勘違いした弘法大師が橋を造るのを止めてしまった。そのため海の途中まで橋杭だけが残っているというお話です。
　駅からこんなに近くて，素晴らしい景観に出会えるのは嬉しい限りです。

　樫野港にある樫野釣公園センター内の食堂。海鮮丼などの通年メニューのほか季節別メニューがあり，10月から1月末頃までは伊勢海老メニュー。伊勢海老天丼を目当てに訪れたのですが，１月最終の週休日であったこともあり，半端ない待ち時間でした。お昼時を避けて，午後２時４５分頃に訪店したのですが，まだ待ち客が多く，待つこと約30分。席に付いてオーダーしてから伊勢海老天丼が来るまで約40分。
　やっと出てきた伊勢海老天丼は，丸ごと一匹入ったインスタ映えするもの。カラッと揚がって，身はプリプリ，頭の方にはミソも。味噌汁にも半身入っていました。2800円と高くはありましたが，満足しました。

　エルトゥールル号の模型や事故の犠牲者の銘板，海底から引き揚げられた調理鍋などの遺品等が展示。
　入場料は，当館単独で500円，灯台旧官舎と共通で510円，日米修好記念館と共通で520円，３館共通で560円です。
　必見というわけではありませんが，屋上からエルトゥールル号が座礁した「船甲羅」という岩礁を間近に見ることができるのはよかった。また，このときは，映画「海難1890」のメイキングビデオなどの映像展示も見ることができました。

　トルコ軍艦エルトゥールル号の事故で犠牲となった，特使オスマン・パシャら587人がこの地に眠っており，悲劇の翌年地元の有志で最初の慰霊碑と墓碑が建てられた。現在の慰霊碑は，昭和12年にトルコの初代大統領アタテュルクによって新たに建立されたもので，大きくて立派なものです。
　2015年には，日本とトルコの友好125周年を記念して映画「海難1890」が制作されたのを機に，再びこの地にスポットが当たった。

　トルコの初代大統領ムスタファ･ケマル･アタテュルクの騎馬像。銅像本体だけで4.2mもある大きなもの。この騎馬像は，元々はトルコ政府から新潟県のテーマパーク「柏崎トルコ文化村」に寄贈されたものでしたが，同パークの経営が破綻して閉園となり，新潟県中越沖地震の際には倒壊の恐れがあるとして台座から外され，放置されていたこともあったとか。その後，銅像を救おうという有志の方の活動も後押しして，トルコ大使館の申入れにより，日本財団の協力を得て，日本トルコ友好120周年の2010年にここに移設されたものだとか。
　トルコとの友好の原点であるこの地に無事安住でき，本当によかったですね。ただ，何故トルコ記念館やトルコ軍艦遭難慰霊碑に近い場所ではなく，樫野埼灯台前のこの場所にしたのかな・・・

　黒船来航から遡ること62年前の寛政3年（1791年），レイディ･ワシントン号とグレイス号の２隻のアメリカ商船が大島に寄港したことがアメリカの公文書に記録されており，この最初の日米交流がこの地であったことを記念して，昭和50年に串本町が開設した施設です。
　2015年12月にアメリカでグレイス号の船員サミュエル・デラノ・ジュニアの航海日誌が見つかり，４月29日から５月８日にかけて停泊していたことが明らかとなったということで，来航から225週年を記念した特集展示がなされていました。施設は古く，説明パネルが多くて展示の貧弱さは否めませんが，歴史に興味のある方はどうぞ。
　入場料は当館単独で250円，トルコ記念館との共通で520円です。

　平成11年９月８日に開通した，串本本土と大島をつなぐ橋。大島を観光する際，路線バスで渡ったのですが，２９０ｍのアーチ橋と苗我島に架かる３８６ｍのループ橋からなる大きな橋で，規模や高さに圧倒されます。大島に向かって左手には，「近大マグロ」の丸い養殖いけすを見ることができました。

　粉河寺を訪問した際に利用しました。和歌山駅から和歌山線で約４０分です。粉河寺へは駅前から「とんまか通り」という商店街を真っすぐ北へ約１２分という距離です。
　駅前には，粉河寺の発祥にまつわる「童男大士（童男行者）」の石像が置かれています。とても愛らしい像ですよ。

　粉河寺開創の大伴孔子古の子の船主が783年に上丹生谷の丹生神社を勧請して建立したのが始まり。毎年７月最終の土日には，紀州三大祭りとして知られる「粉河祭」が催され，勇壮なだんじり，古式ゆかしい武者姿や獅子舞の行列（渡御）が見られます。
　粉河寺の本堂と千手堂の間を奥に進むと神社への石段があります。拝殿の前に，孔雀を飼っているのが面白いですね。ピーちゃんというらしいです。

　本堂前の崖地を利用した珍しい形態の石庭（枯山水鑑賞式蓬莱庭園）です。桃山時代に作庭されたもので，昭和45年に国の名勝庭園に指定されています。広がり感は少ないですが，雑賀崎の緑泥片岩（青石），琴浦の紅簾片岩（紫石），竜門山の蛇紋岩（竜門石）などの紀州の名石を用い，巨石を立てて巧みに配し，松やソテツなどの緑とうまくマッチングさせた，立体感のある庭です。

　宝亀元年（770年）に地元の猟師であった大伴孔子古が庵を建てたのが始まり。草創の物語が国宝の「粉河寺縁起絵巻」となっており，門前のとんまか通りには，道標を兼ねた絵巻のモニュメントが設置されています。桁行12.48ｍ，平面積93.38㎡の朱塗りの大門が見事。35,000坪の境内が広がり，粉河の名前の由来となったという長屋川に沿って長い参道が続き，童男堂，念佛堂などの小堂が並んでいます。15段ほどの石段の上には，「風猛山」の扁額を掲げる中門があり，なかなか勇壮。本堂は，西国三十三所の中で最大を誇り，一重屋根の礼堂と二重屋根の正堂とが結合した構成で，仏堂建築としてもユニーク。400円以上お布施して内観でき，御本尊は見ることはできませんが，吉宗が寄進したという左甚五郎作の「野荒らしの虎」の彫刻があります。

　根来寺の駐車場に隣接。根来寺を訪問した際，バスの乗車時刻までの時間つぶしに訪問。岩出市の風土と暮らしの移り変わりを基本テーマとした常設展示があり（入場無料），覚鑁上人の生涯や鉄砲伝来など根来寺をめぐる歴史も紹介され，施設奥には，根来塗の工房が併設されています｡

　根來寺の本坊の周囲が庭園となっています。光明殿と本坊の間は，枯山水の石庭で，本坊の裏は，池泉式の蓬莱庭園で，いずれも規模は大きくありません。蓬莱庭園は，江戸初期の作庭で，国の名勝庭園にも指定されています。滝の石組，鶴島，亀島の配置，島と島を渡す石橋や浮石などが見どころとのことでしたが，滝？はわかりませんでした。本坊のガラス越しに見るだけで，庭に下り立つことはできず，全体を見渡すことはできません。聖天池越しの聖天堂の景色の方がいいと思いました。

　真言宗中興の祖と言われる興教大師･覚鑁上人が開創し，頼瑜僧正によって確立された新義真言宗の総本山。秀吉による天正の兵火（1585年）により全山焼失したが，隆盛期には，領地72万石，子院数2700を数える一大宗教都市であったとのこと。
　見どころは，高さ16.88ｍ，横幅17.63ｍの大門や，焼失を免れた高さ40ｍ，横幅15ｍ，木造の多宝塔として日本最大を誇る国宝の大塔など。
　公共交通機関を利用する場合は，ＪＲ紀伊駅からの和歌山バスが一番便数が多い。根来バス停で下車し（350円），大門まで徒歩約15分。また，ＪＲ岩出駅からは，和歌山バスのほか，便数は多くはないが，岩出巡回バスというミニバスも運行されており，150円均一で利用できる。

　「日本の渚･百選」に選ばれた白崎海洋公園を訪問しました。園内には，道の駅やオートキャンプ場，ダイビングクラブハウス，カフェレストランがあり，２億５千万年以上前にできた石灰岩の岩壁が岬を囲むように広がっており，紺碧の海に突き出した白亜の岬という感じ。岩壁に登れる遊歩道があって，展望台からは，白い岩肌が青い海に映える「日本のエーゲ海」と称される景観が見渡せます（なお，2019年１月現在，同園は，台風21号の影響により，全面閉鎖とのこと https://www.shirasaki.or.jp/ ）。
　また，白崎海洋公園から海岸沿いに南へ歩いて約８分。海の中に巨大な岩門が立っています。立厳岩（たてごいわ）という，白い石灰岩に波の浸食で開いた洞門で，まるで自然が作り出した凱旋門。海の中凛然と浮かび上がる様は圧巻です。

　白崎海洋公園内の手作りワッフルが売りのカフェレストラン。ネットの紹介ページを見て，海鮮系のパスタを目当てに訪店しましたが，メニューが変わっていて，お目当てのパスタには出会えず。メニューで目に留まった有頭の大えびフライのご飯セットを注文。からっと揚がって美味でした。ワッフルが付いたメニューは，ワッフルをおかわりできるようです。
　晴天の日は，青い空と石灰岩の白い岩肌のコントラストが美しい景観を眺めることのできるデッキ席（オープンテラス）を選ぶのがいいですよ。
　しかし，残念ながら，台風21号の影響により，現在白崎海洋公園は全面閉鎖とのこと｡

　紀伊由良駅から徒歩で約１５分。開山となった心地覚心が留学した中国（宋）から金山寺味噌や尺八を伝え，その金山寺味噌の製造過程から醤油（たまり）が生み出されことにより，醤油発祥の地とされます。お寺の売店でも，金山寺味噌や手作り醤油が販売されています。
　本堂の中には柵があって入れないので，一番の見どころは，本堂から左手奥，秀吉による天正の兵火により焼失した伽藍を赤城山の大天狗が一夜にして再興したという伝説にちなんで建てられたという天狗堂にある，高さ2.4ｍ，幅2.7ｍの巨大な天狗の面です。

　白崎海洋公園を訪れた際に利用しました。和歌山駅から紀伊田辺行きの各停で約１時間です。同公園に公共交通機関で行くには，この駅から中紀バスの白崎行きに乗って白崎西バス停まで25分，そこから海岸沿いに県道24号線を30分弱です。また，この駅から北西へ約15分で，醤油発祥の地として知られる興国寺にも行くことができます。
　駅舎には，待合のためのベンチが設置されています。

　橋本駅で乗り換えに時間があったので駅を出てみたら，駅舎前にこのまことちゃん像が。漫画家の楳図かずおさんは高野山出身・奈良県五條市育ちで，橋本市にもゆかりがあり，同市の駅前一番計画の一環として平成１４年に設置されたものだとか。このまことちゃん像は世相を反映して変装することもあるようで，この年は，九度山の真田丸ブームに乗って赤備えに変装していました。