Ｔ．バイソンさんのクチコミ(39ページ)全818件

　発心門王子から20分ちょっとのところ。弘法大師が杖で地面を突くと水が湧き出たという言い伝えが残り，実際，傍に水飲み場のようなものが設けられていました。王子碑は，紀州の名石の緑泥片岩｡傍に２体の地蔵があり，腰の所で上下に割れている方は，そこにお賽銭を挟んで祈ると腰痛に効く腰痛地蔵として知られています。

　龍神バス（熊野本宮線）の終点近く。鳥居と朱塗りの社殿があり，熊野九十九王子の中でも格式の高い五躰王子の一つ。熊野詣の旅人にとって，その名のとおり「悟りの心を開く入口」として，熊野本宮の神域に入る重要ポイントとされていたとのこと。現在でも，熊野古道ウォーキングの中辺路ルートのうち，初心者でも歩きやすく，熊野本宮に至る人気のコースの出発点で，世界遺産の石碑も設置されています。

　湯の峰温泉の中心，公衆浴場のそばにある，温泉街の数少ない見どころの一つ。御本尊の薬師如来は，湯の花が化石となってできたというもので，胸の辺りから湯が湧き出していたことから湯胸薬師といい，ここから湯の胸温泉の名が生まれ，湯の峰温泉に転じた｡秘仏のため残念ながら見ることはできず。公開されるのは毎年１月８日の湯峰八日薬師祭の本尊薬師如来開扉法要の時だけらしい。

　熊野古道をウォーキングした際に民宿に宿泊利用しました。世界遺産を構成する「つぼ湯」（30分交代制で共同浴場の入浴料込みで770円）や「湯筒」などが見どころですが，温泉街自体は新たな設備投資などは見られず，ひなびた印象。温泉街を見て回るが，おみやげにするような適当なものも見当たらなかった。

　熊野古道をウォーキングした際に，湯の峰温泉に宿泊して利用。湯の谷川の中に設置された小さな施設。毒殺された小栗判官が浴して蘇ったという伝説で知られ，一日に７回色が変わる神秘の湯ということで，熊野詣の湯垢離場として世界遺産に登録。30分交代制（共同浴場の入浴料込みで770円）

　湯の谷川から一本入った路地にあり、女将さんが一人できりもりしている素朴な民宿。ただし、ホームページはしっかりしたものが作られていますね。お料理は、鮎や鹿、鴨などの山の幸。お風呂は温泉で、２４時間入浴可ですが、かけ流しというわけではないようで、家庭のお風呂と同程度の大きさのもの（２か所）なので、交代で入ることになります。

　平成28年10月に，中辺路で9か所，大辺路で9か所が世界遺産に追加登録されたこともあり，再注目され，国内外からウォーキングに来る観光客も増えているようです。
　今回，初めての挑戦ということで，中辺路ルートのうち，滝尻王子から熊野本宮大社までの初心者向けのコースを巡りました。難所はバス利用でつなぐこともできますので，初心者でも気軽に楽しめました。

　熊野本宮大社の目の前。熊野の木材にこだわった建物。本宮関連の展示のほか，観光協会や和歌山県世界遺産センターがあり，熊野の観光情報や地域の情報の発信拠点となっており，映像展示やパンフレットも充実していますので，ここで情報収集してから観光スタートするのもいいですね。

　熊野本宮大社の表鳥居から国道168号線を渡ってそのまま北西に抜けると，田園風景の中に一直線に参道が伸びてます。正面に幅42m，高さ33.9ｍという日本一の大鳥居がそびえ立ち，圧倒されます。広大な境内敷地で，かつては５棟12社が立ち並んでいたが，明治22年の大水害により流されてしまい，現在は奥の芝生が広がる敷地に小さな２つの石祠があるだけ。

　熊野三山の一つで，全国3000社以上ある熊野神社の総本宮。発心門王子から熊野古道をウォーキングして，手前の祓殿王子から，近くの鳥居をくぐって裏門から入ってしまいました。正面からお参りしたい人は，その鳥居をやり過ごして，左の道から国道168号線に出てください。表鳥居から158段の石段を登ります。本殿は３棟４殿からなっており，神門をくぐった正面が主祭神の家都美御子大神を祀った証誠殿（第３殿）です。参拝は，第３殿→第１殿→第２殿→第４殿の順に行うのが正式らしく，その後に左側にある結びの神にお参りするようです。建築的にも素晴らしく，荘厳な雰囲気に包まれます。

　鳥居から左右に樹齢800年を超える杉の巨木が聳える石段が続き，荘厳な雰囲気。自然のパワーをいただきました。みな南東の那智山の方角にのみ枝を伸ばしていることから，「野中の一方杉」と呼ばれます。途中左に折れると，奥に継桜王子碑があり，石段を登り切ったところに社殿があって，社殿前の杉は，芯が腐ってウロになってます。野中の一方杉は，神社合祀令による神社林の伐採から，南方熊楠の反対により守られたとのことです。

　継桜王子の下，熊野街道沿い。朱塗りの欄干が目印。欄干の下に水汲み場がありますが，溜池の下から流れ出る形なので，直接飲むのには若干抵抗感あり。ただ。環境省の名水百選に選ばれた名水で，宿泊した近所の民宿でも，ここの水を出していただきました。傍には，服部嵐雪の句碑や斎藤茂吉の歌碑も見られます。

　「近露」の地名は，花山法皇が箸折峠で食事した際，折って箸としたカヤの軸を伝う露を御覧になり，「これは血か露か」と尋ねられたことに由来。熊野九十九王子の中でも最も古いものの一つですが，今は，大本教主出口王仁三郎の筆によるとされる「近露王子之跡」という石碑が残るのみ
　日置川のたもとに小さな公園のような区画になっており，熊野古道ウォーキングの休憩所としてちょうどよい。

　花山法皇の旅姿を表わしたとされる牛馬童子は，50cm位の小さく愛らしい石像です。傍に役行者像と，後方に八大龍王像があり，その後ろに経典と法衣を埋納したところされる宝篋印塔。中世期末に建てられたこの塔の方が文化財としては価値が高いとのこと。４体を１枚の写真に収めるため，角度を考えてシャッターを押しました。

　牛馬童子口バス停近くにあり，牛馬童子ふれあいパーキングとも表示されています。トイレと物産販売所，喫茶軽食のスペースがあり，休日には，熊野古道の語り部さんもいらっしゃるようです。
　ここから熊野古道中辺路の牛馬童子像へ約800ｍで行けます。継桜王子までのルートは約6.5kmで約２時間超の初心者向けで歩きやすかったです。

　本町通りの１本東の通りを北大通りから南に入ってすぐです。夜は「初陣鍋」という豚骨豆乳の鍋などがいただける居酒屋ですが，お昼はカレーとカレーうどんのお店として営業されています。今回は，「白いカレーうどん」（650円）をいただきました。麺はこしのある太麺で，カレーの出汁に初陣鍋の豚骨豆乳のスープを重ねた白いスープで，カレーにこくとまろやかさがプラスされていて，トッピングされた水菜との相性もよく，なかなかの美味でした。しっかり食べたい方には，底にリゾットの入った「本町カレーうどん」（800円）というメニューもあるようです。

　この日は晴天で，初詣日和でした。大宮南小学校近くで車を駐車して，長い参道へ。一の鳥居からは，両脇に露店が並び，結構な混み具合。200以上あるという氷川神社の総本社ということで，大宮近辺の初詣は皆さんここに来られるんでしょう。本殿は，入場を制限していたのか，三の鳥居をくぐると，前方，神池を渡る橋の手前，松尾神社の辺りから行列になっていました。

　ＪＲ芦屋駅前の駅近バール。カフェやバールとしても利用できますが，この日は家内とディナーに。サラダとパスタ（渡り蟹のトマトソースキタッラとラザニア）を，大変美味しくいただきました。この季節はホットワインのメニューもありました。
　なお，予約すれば，１０人程度のグループでの食事もできます。

　平日の正午過ぎは会社員のランチですぐに満席になります。ランチセットは４種類で，カレーは，チキン，キーマエッグ，日替わりの３種類から，辛さも５段階で選べます。この日は，基本のＡセット（880円で，カレー，ナン又はライス，パーパド，ミニサラダ，ラッシー）を，日替わりのホウレン草と挽肉のカレーでチョイス。ナンはビックでほっかほか，薄焼き煎餅のようなパーパドは香ばしく，ラッシーは程よい甘さで，いずれも美味でした。

　紀伊国分寺跡歴史公園を訪れた際，平成18年に登録された国の有形文化財だということで，足を伸ばして行ってみました（10分ちょっと）。紀州藩５代藩主であった徳川吉宗の命により宝永4年（1707年） に設置された小田井用水の，木積川を横断するところに設置された水路橋で，大正２年にイギリス積みのレンガ造に改修されたものです。橋長６m，橋幅3.8m，水路幅1.8mの充腹アーチ橋。写真のとおり，周囲の手入れがされておらず，せっかくの文化財も，雑草に覆われていて，ちょっと残念な感じでした。