Ｔ．バイソンさんのクチコミ(32ページ)全818件

　竹林の小径の中ほどにあり，入口には樹皮のついた日本最古の黒木の鳥居が立っています。小さな社に分かれて，複数の神様が祀られており，縁結び・進学祈願のほか，安産や健康など，御利益も一杯。野宮大神のほか，白福稲荷大明神に出産を控えた娘の安産を祈願しました。源氏物語や文芸小説にも登場し，アクセスがいいということもあるかと思いますが，参拝客が多くてビックリしました。

　訪れたのは，８月の月曜日。それでも嵐山から竹林の小径まで，結構観光客が多い中，このお寺は人混みはなく，落ち着いた雰囲気でした。紅葉の名所ですが，緑のもみじも趣があります。特にもみじに覆われた仁王門前や仁王門をくぐってからの苔生した庭など，風情があります。多宝塔まではかなりの昇りになっており，その上の展望台からは，嵯峨野の街を見渡すことができ，なかなかの絶景です。

　野宮神社の東側から天龍寺北門を経由して大河内山荘庭園までの約600mの区間には，両サイドに竹林が連なり（野宮神社から約400ｍとする情報が多いですが，野の宮のバス停から野宮神社の方面に至る道の途中（民家が途切れる地点）から竹林は始まります），夏場でも涼を感じながら散歩することができます。特に天龍寺北門から大河内山荘に至る道は，竹林の密集度が高く，木漏れ日が差す風景が絶景で，坂を上った大河内山荘手前の角から見下ろす景色は格別です。ただ，最近は，観光客も多く，静謐な雰囲気が減殺されているのは残念です。

　庭園だけの入場は500円。曹源池を中心とした池泉回遊式庭園は，夢窓疎石の作庭で，日本で最初の史跡・特別名勝に指定されています。曹源池の名は，池の泥をあげたとき池中から「曹源一滴」と記した石碑が現れたところから名付けられたとのこと。嵐山や亀山を借景し，四季折々の顔を見せてくれますので，大方丈の縁台に腰かけて，この庭を眺めるだけでも落ち着いた時間を過ごすことができます。

　大方丈は，明治32年（1899年）建築の天龍寺最大の建物。「方丈」の扁額は，第８代管長の関牧翁老師の筆。本尊の釈迦如来坐像は，平安時代後期の作。正面と裏側に幅広い縁台があり，特に裏側の縁台には，多くの観光客が腰かけて小憩しており，私達も曹源池庭園を眺めながらのんびりしました。小方丈の書院にも，畳に足を伸ばす人が大勢いました。また，ボストン美術館に所蔵されている，曽我蕭白の「雲竜図」が，文化財未来継承プロジェクトにより，デジタル複製されて展示されていました。

　天龍寺の真ん前という立地もあり，お昼時は混みます。私は天ぷらそばを，家内はきざみきつねうどんをいただきました。お値段は高めですが，大きめの海老天が2尾入り，細かめの衣がサクサク。昆布と鰹の出汁の効いたおつゆもなかなか結構。きざみの油揚げは，嵯峨豆腐森富の油揚げを使っているとのこと。

　渡月橋を中心とした嵐山地区は，大学時代から何度も訪れている京都の定番スポット。紅葉の頃はもちろん，新緑や真夏の頃も，渡月橋，天龍寺など，いつ訪れても楽しめます。最近は，ここも海外からの観光客が多いですね。

　歩くだけで汗が滴るとなるような暑さの中，神倉神社の石段を登って汗だくとなり，かき氷にひかれて訪店。列ができるほどの人気店。じゃばら金時を注文しましたが，小倉あんを氷の間にも重ねられてて，てっぺんには金粉まで散らしてありました（600円）。時間をかけて製氷した純氷を使っているとのことで，冷たいけどキーンとこない氷に人心地しました。

　神倉神社からの帰り，通りの突き当たりに建つ，鐘楼と一体になった特徴的な山門にひかれて訪問。聖徳太子の開創と伝えられる新宮最古刹の寺で，熊野速玉大社の神宮寺であったとか。本殿裏の墓地には，慶長11年（1606年）の年号が刻まれたものを含め６基の石造りの五輪塔（新宮市指定史跡）があります。

　御神体のゴトビキ岩までは源頼朝が寄進したという鎌倉積みの石段が538段続く。特に前半部分が急峻で，最大傾斜度は45度あるとか。登り口に貸し杖がありますので，持っていかれた方がいいですよ。特に下りの際にあった方が安心です。ゴトビキとは，熊野の方言でヒキガエルのこと。形がなんとなく似ています。岩のたもとからは新宮市街や熊野灘が一望でき，なかなかの壮観。登った甲斐がありました。

　熊野三山の一つで，いざなぎ，いざなみの夫婦神が主祭神。神倉山に降臨した熊野の神々をこの宮に遷座したことから「新宮」と呼ばれ，新宮市の名前の由来となっています。本宮大社が檜皮葺きで質実剛健な感じであったのに対し，こちらは対照的に，神門から社殿まで朱塗りで統一されて鮮やかです。左奥の拝殿から，上三殿，八社殿の順に参拝します。

　阿須賀神社から熊野速玉大社への途中に立ち寄りました。石段を登って本丸跡に。本丸跡は普通の公園という感じですが，熊野川を一望することができ，その景色はなかなか壮観でした。過去には本丸周辺に旅館があり，ケーブルカーが運行されていた時代もあったとか。

　熊野川の河口近く，御神体の蓬莱山を背負って，広い境内に朱塗りの社殿が鎮座。熊野曼荼羅三十三ヶ所23番霊場。神倉山に降臨した熊野の神々が阿須賀の森に遷ったという伝説が残っており，古くから熊野の神々を祀った王子社として，平成２８年１０月に世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に追加登録されています。ＪＲ新宮駅から歩いて１０分程度。駅の観光協会でもらった散策マップではルートがわかりにくいので，Googleナビを利用しました。

　ＪＲ新宮駅近く，通りを北に渡ったところ。秦の始皇帝の命により不老不死の霊薬を求めて東方に船出した，徐福という高官がここ新宮に辿りついたという伝説を記念した公園。場違いな感じの中華風の楼門が目を引きますが，園内の見どころはそれほどありません。

　ＪＲ新宮駅ロータリーのすぐ東。持ち帰り注文もできますが，座敷２テーブルとカウンターに４～５席あり，店内でも食べられます。さんまの姿寿司が有名ですが，今回は，お昼に，熊野牛の巻き寿司をいただしました。甘辛く煮込んだ熊野牛を，大葉とともに巻いた海苔巻きと，ゴボウと一緒に昆布で巻いた昆布巻きがあり，それぞれ１本1,500円ですが，１個170円から何個でも注文できます。いずれも熊野牛の旨みが出てて，なかなかの美味ですが，個人的には海苔巻きの方に軍配。200円の赤だしも，具にえびまで入ってグッド

　中山手通から北野坂への入口のビルの地下にある，隠れ家的なお店。入口には，「明石新浜漁港直送昼網鮮魚のイタリアン」の看板があり，旬の魚介にこだわったメニュー。ランチはリーズナブルなパスタランチが用意されており，前菜５種の盛合せとバケットがセットされ，パスタはその日のメニュー（看板）数種類からチョイスできる。この日は，海老と長芋のジェノベーゼソースをいただいた。プリプリの海老と長芋のマッチングが面白く，ソースが絶妙。次回は，特別なディナーに利用したい。

　地下鉄烏丸御池駅５番出口から，三条通りを東へ入って１本目の通りを南に下ってすぐのビルの１階。カウンター席のほか，テーブル席も数セットあり，パリ下町のブラッスリーという感じで，カジュアルにフレンチが楽しめるお店。料理のメニューやワインの種類も多く，選ぶのが楽しい。今回は，独り晩御飯で訪店。グラスワインと鴨モモ肉のコンフィをいただきました。お肉はとても柔らかく，香ばしく焼かれており，なかなかの美味。サラダとバケットを付けて，3,000円以内と，リーズナブルでした。

　県庁前駅から西へ歩いて約10分。住宅街の中，紅い柱にオレンジ色の瓦が目を引きます。規模はそれほど大きくありません。山門をくぐって，すぐの「龍門」という扁額のかかった中門の一刀彫の柱が見事。黄河上流にある龍門の滝と呼ばれる急流を登りきれた鯉は龍になるという中国の故事になぞらえているもので（いわゆる登龍門），柱に巻き付くように龍が彫られており，中華と日本が融合した趣き。その奥に，向かい合う青龍を屋根にいだいた本堂は，いかにも中華の社殿。長い線香を持って，正式の作法でお参りされてる方がいました。

　さんプラザＢ１にあるダイニング。「いまどき御膳」という定食は，全て1,185円。メインのおかずは種類も豊富で，鶏そぼろ，胡麻じゃこ，鮭，高菜の４種からトッピングを選べれる御飯と，十割蕎麦，うどん，味噌汁から選べる汁物のほか，小鉢とミニデザートが付く充実のセット内容で，お腹いっぱいに。今回は，夕飯に大根おろしハンバーグ御膳をいただきましたが，ハンバーグが結構ボリュームがあり，大根おろしもたっぷり。付け合わせ野菜も多めでヘルシー。十割蕎麦もグッド。

　京都駅前地下街ポルタにある，変わり種の丼ぶり屋さん。海鮮系とお肉系があり，すべて野菜たっぷりのお味噌汁，おばんざいの小鉢，甘味が付いたバラエティ豊かなメニュー。ハヤシライスのメニューもあります。色々目移りしましたが，今回は，まぐろのビビンごはんをオーダー。まぐろにビビンバの甘辛だれがよくマッチして，なかなかグッドでした。丼ぶりのご飯は女性向きに控えめになっているので，しっかり食べたい方は＋50で大盛りにした方がいいかも。奥に長い店内で，結構席数がありますので，混んでる時間帯も待たされずに席に案内されることが多いと思います。