Ｔ．バイソンさんのクチコミ(36ページ)全818件

　九度山の街中を東西に通るメインストリート。沿道には，真田いこい茶屋，対面石，米金の金時像，松山常次郎記念館などがあるほか，商店街の入口に「真田のみち」のアーチが，柿の形をした街路灯，六文銭や柿をデザインした照明などが設けられていました。道沿いの路地から，丹生川の畔に出ることができました。堰のようなものがあります。

　「真田のみち」から「対面石」のある角を南に入って，旧萱野家の真ん前にあります。弘法大師は，和泉国の槇尾山で修行していた当時から弁財天（槇尾明神）を信仰し，高野山開創後も毎月参詣しておられたが，増水した川を渡れずに困っていたところ，槇尾明神が現れ，九度山に移し祀れと告げられたことから，槇尾山明神社を祀り（九度山中学校の近く），その社を管理するために置いたのがこのお寺だそうです。当初の場所から移されたらしいですが，境内にお寺の自動車が駐車してあったりと趣きがないお寺でした。

　「真田のみち」の途中にある，まちなか休憩所。素朴なお店で，真田丸関連グッズのほか，うどん・カレーなどもあり，南海電車の「真田・九度山きっぷ」を利用すると，ソフトクリーム又は珈琲が７０円引きになる特典あり。今回は，ソフトクリームをいただきました。

　「真田のみち」から遍照寺に向かう道の角に置かれた，「弘法大師 対面跡」と刻まれた石。弘法大師は，高野山開創後も信仰していた槇尾山の明神様（弁財天）を参詣していたが，ある日参詣途中の川が増水して渡れずに困っていたところ，姿を現した槇尾明神とここで出会い，九度山に明神様を移すよう告げられた，そういう場所だとか。また，慈尊院に暮らしていた母にここで会っていたというお話もある｡

　「真田のみち」の中ほど，民家の軒先にある，２ｍはある九度山焼きの陶像。大正初めに南紀荘平という陶芸家が焼き上げたもの。何のためにここに置かれたのかはよくわかりませんが，その愛らしい表情に思わずツーショットで写真を撮りました。

　真田庵から東へ少し行った住宅地の中。古墳時代後期の横穴式石室を持つ円墳（玄室へ通じる羨道の長さは1.4ｍ，幅1.7ｍ，高さ1.2ｍ，玄室が長さ3ｍ，幅1.8ｍ，高さ1.7ｍ）とのことですが，大坂城まで続く抜け穴で，真田幸村がここを抜けて大坂の陣に向かったという伝承がある。智略で知られた幸村に心を寄せた地元のロマンを感じます。

　丹生川に面したグラタン専門店。真田庵から約５分で，県道13号沿いの入口から川に向かって階段を下って入ります。日曜日，九度山観光の途中，12時半に訪店しましたが，待ち客の列ができており，席に付くまで約45分。一番人気の海鮮グラタンを注文（1780円（ペンネの場合。ドリアなら1880円））とグラタンとしては少々お高め。スープとサラダのランチセット（220円）をプラス。有頭えびが２尾並び，ホタテと雲丹も入った贅沢なもの。美味でしたが，量はもう少し欲しい感じ。南海の真田･九度山きっぷ又は町内巡回バスを利用すれば，グラタンどれでも100円引きの特典あり。また，店内に真田丸関連のお土産コーナーもありました。

　真田昌幸･信繁親子蟄居時代の草庵跡とされる場所で，延命子安地蔵菩薩を安置したお寺。境内には昌幸の墓や信繁が屋敷に落ちた雷を封じて村人を救ったと伝えられる「雷封じの井」のほか，真田宝物資料館というこぢんまりとした資料館がある。有料（200円）なのですが，係の人とかいないようで，お釣りがもらえません。

　ＮＨＫ大河ドラマ「真田丸」を記念して2016年３月にオープン。南海電車の往復切符と入場料がセットになった「真田･九度山きっぷ」を利用して入館。エントランスでは，赤備え甲冑の展示をバックに記念写真撮影のサービスあり。展示は，「上田時代」，「九度山時代」，「大坂の陣」，「九度山異聞」，「真田伝説」，「十勇士伝説」の６部屋と企画展示室（大河ドラマ展をやってました）で構成。真田親子の九度山での蟄居生活と大坂の陣の映像がなかなか良い。展示パネルでの文字情報も充実しています。

　丹生官省符神社から歩いてすぐのところ。このお寺は，弘法大師が42歳の厄年に厄除け祈願のため，十一面観音を奉納されたことから，厄除け観音として信仰されてきたそうです。急峻な石段の上に立派な仁王門が見えます。高野山に参詣する人が奉納するという沢山のわらじが掛けられています。

　高野山の表玄関である慈尊院から壇上伽藍までの約20キロの参拝道は，１町（約109ｍ）毎に１基合計180基の卒塔婆石が並ぶことから，「町石道」と呼ばれ，健脚の散策コース。九度山観光で，慈尊院，丹生官省符神社，勝利寺を訪れた際，最初の３基を見学。180町石は，慈尊院から丹生官省符神社への石段の途中，石鳥居の脇で，ちょっとわかりにくい。179町石は，丹生官省符神社の本殿から右側に坂を降りたところ。178町石は，そこから南進し車道を渡ったところ。ここから本格的に町石道が始まる。

　弘仁７年（８１６年）に弘法大師が慈尊院の鎮守として建立した神社で，高野御子大神とその母神丹生都比売大神を主祭神とする官省符荘の総本社。丹生都比売大神は，猟師に姿を変えた高野御子大神を２匹の犬と共に遣わして弘法大師を高野山に導いた神様とされます。慈尊院の多宝塔横から斜度３０度１１９段の石段を登り，朱塗りの鳥居をくぐる。境内は広く，こじんまりとした本殿でした。本殿右横に干支が入った大きな絵馬が置かれていました。

　大日如来を御本尊としているため，大日塔とも呼ばれる。高さ約15m。現在の塔は寛永元年（1624年）に再建されたもの。解体修理が平成24年７月に完成し，美しい色合いが復元された。解体調査の際，室町時代後期には三重塔として初層が組み上がったが，中断し，江戸寛永元年に改造し，多宝塔として新築したことが判明したという面白い来歴がある。

　高野山の表玄関。弘法大師により高野山の庶務を司る政所として建立されたのが始まり。弘法大師の母が晩年を過ごしたことから，「女人高野」として知られる。子宝･安産･授乳･乳癌平癒を祈願する参拝者が多く訪れていました。乳房の形をした飾りが付いた絵馬が目を引きます。弥勒堂は，世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部を構成している。

　赤備えの甲冑が目印。九度山町ゾーン，町石道ゾーン，高野山ゾーンの３つで構成され、それぞれパネルやジオラマの展示で九度山と高野山の歴史や観光情報を紹介。九度山観光の拠点，道の駅「柿の郷くどやま」の中にありますので，ここで散策マップなどをもらって，九度山観光をスタートしました。南海高野線･九度山駅から道の駅まで巡回バス（100円）が出ています（土休日のみ）ので，九度山駅→ここ→慈尊院等→（ここ→）九度山まちなかエリア→九度山駅と巡りました。

　南海高野線･九度山駅から真田赤備え巡回バス（土休日のみ。100円）を利用して訪問。女人高野として知られる慈尊院や丹生官省符神社，勝利寺を巡るのに便利ですし，真田ミュージアムや真田庵のある九度山まちなかエリアへも歩いて１０分以内に行けます。
　施設には，九度山の観光ポイントと真田幸村についての情報を紹介する「世界遺産情報センター」や，和歌山県の農作物を販売する「産直市場よってって」，九度山名産の柿を使った柿パンや柿ソフトクリームなどを販売，イートインできる「ベーカリーカフェ・パーシモン」などがあり，なかなか楽しいところです。

　2016年は，ＮＨＫ大河ドラマの「真田丸」の効果により，真田幸村が忍耐の日々を過ごした九度山にもスポットライトが当たり，３月には九度山・真田ミュージアムがオープンするなど地域の観光に火が付いた年でした。九度山駅は，九度山観光のスタート地点であり，駅舎も赤備えをイメージしたデザインでお化粧していました。ここからは道の駅「柿の郷くどやま」へ100円で行ける真田赤備え巡回バス（土休日のみ運行）に乗車できます。

　和歌浦観光協会の「和歌の浦ウォーキングガイドマップ」を参考に，雑賀崎灯台から和歌浦漁港までを歩いてみました。浪早ビーチからは和歌浦観光遊歩道が整備されており，新和歌浦の海沿いを気持ちよく歩くことができました。途中に，「蓬莱岩」という，ウミガメとトドが組み合っているように見える奇岩があり，見どころの一つです。
　和歌浦漁港には，釜揚げしらすの直売店やおっとっと広場という施設もあります。

　壇上伽藍の堂塔の中で最も東に位置するもので，大治2年（1127年）に白河法皇の御願により創建。天保14年（1843年）に焼失しましたが，昭和59年の記念事業により再建されたもの。根本大塔を見た後では，どうしても見劣りしますが，落ち着いた色合いの綺麗な多宝塔です。

　高野山奥之院の最奥，御廟橋を一礼，脱帽して渡り，参道を進みます。御廟を礼拝するための燈籠堂は，昭和40年の高野山開創1150年を記念して建て替えられたもの。堂内には，２万基以上の燈籠があり，白河上皇が献じた「白河灯」など千年近く灯り続けるものもあり，厳かな雰囲気が漂います。