琉球熱さんのクチコミ(7ページ)全3,993件

城主小山田信茂の側室千鳥姫が、織田勢に城を攻められ逃れる際、連れていた赤子の泣き声が敵に知られることを恐れ断崖から投げ捨てたという伝承の舞台となった場所です。
この逸話、細部にはいくつか異なる説もあるようです。
その真偽はともかく、足がすくむような断崖は確かに見事で、柵もない崖のヘリから下を覗くにはそれなりの勇気がいります。
ちなみに、大月駅から見えるのは岩殿山直下の岸壁で、稚児落としではありません（私はすっかり勘違いしていました）。また、よく見かける鎖を手繰りながら崖を伝っていく場所も「兜岩」と呼ばれるポイントで、稚児落としではありません。

中央線大月駅から見える、大きな岩壁を露出した山、それが岩殿山です。
標高634m、スカイツリーと同じ高さということでも有名ですが、かつて山頂には山城があり、面影を残す遺構や「稚児落とし」の伝承など、歴史を感じることができる山でもあります。
低山の割にフィールドアスレチックのような鎖場があったり、稚児落としのスリリングな岩場があったり、意外にも変化に富んだ山歩きができます。
なお、現在は一部の登山口・ルートが崩落等のために通行禁止になっているので、事前に大月市観光協会等の信頼性の高いサイトで情報を確認した方が良いでしょう。

富士急が運行する特急列車です。車両外観からして“特別感”があり、リゾート気分が味わえます。
指定席/自由席/特別車両があり、それぞれ運賃とは別に料金が発生します。
大月－河口湖間でも特急料金は400円〈自由席〉なので、河口湖方面に行かれる際は、話のネタに乗車してみるのも良いと思います。
運行本数は多くないので、事前にHPで時刻表をチェックしておく必要があります。

富士急が運行するラッピング列車です。トーマスランド25周年を記念して、新たに「トーマスランド25周年記念号」が運行されています。
蘊蓄はともかく、理屈抜きに楽しい。車両の外はもちろん、車内もトーマス＆トーマス・ファミリーで埋め尽くされています。見ているだけでも楽しい、鉄道好きな子にはたまらない列車ではないでしょうか？　もちろん大人も楽しいです。
また車両だけでなく、各駅の駅標もトーマス仕様なので、これらをチェックするのも楽しいでしょう。
運行スケジュールはHPに掲載されているので、事前チェック必須です。

大月駅周辺は、これまで適当な宿がありませんでした。
従って東横インが2022年3月にオープンしたのは僥倖です。
チェーンのビジネスホテルなので、特筆するようなものはありませんが、必要最低限のものはしっかりそろえられています。客室内のコンセントも充分、USBコネクタも２つあり意外に便利です。
朝食も無料ということを考えれば充分でしょう。朝食会場は広く天井も高く、明るくてよいです。
私は使っていませんが、コインランドリーや大型荷物のロッカーもあります。
周辺エリアの登山を考えるととても使い勝手が良いホテルです。

石和温泉駅の本当に目の前です。ただ「公園」といっても空き地です（笑）
その一画にあずまや風の足湯コーナーがあり、気軽に利用できる体裁はとっているのですが・・・
目の前にイオンがあり、寄ったついででしょうか？地元の高齢者の方々にほぼほぼ占領されていて、旅行者が気軽に利用できる雰囲気ではありませんでした。たまたまタイミングが悪かっただけならばよいのですが・・・

ロープウェイの上の駅を「パノラマ台駅」と呼ぶようですが、売りであるはずの眺望は全くダメでした。
気温が高すぎるせいでしょう。やはりここは冬場のクリアな空気の時じゃないとだめでしょう。
それにしても富士山の影すら見えないのにはがっかり。
パノラマ台からの眺望で、富士山以外にめぼしいものがない、あとは観光地によくある売店、由緒不明な神社、「恋人たちの聖地」的な鐘しかありませんので、行かれる場合はその覚悟で。

バス停「昇仙峡滝上」から徒歩10分弱、そこまでの道のりも、駅舎も、車両もすべてが昭和レトロな印象を受けます。
往復1300円、電子マネーもクレジットも使えません。乗車時間は約5分、全く感情の入らない棒読みガイドも同乗します。
上の「パノラマ台駅」まで行っても、景色以外にこれといったものはなく、その景色もやはり冬場でないとクリアではありません。
ロープウェイの到着する場所が覚円峰の頂上だったら非常に価値があると思いますが、景色もダメ、昭和の観光地の売店があるだけでは、もう乗ることはないと思います。

昇仙峡には数多くの奇岩がありますが、そのうちの一つで、名前の通りアーチ状になっており、遊歩道を使ってくぐることができます。
昇仙峡の「奇岩群」は正直なところかなり苦しいこじつけの印象を受けるモノが多いのですが、この石門は名前と形が一致しており、納得感があります(笑)

いわずと知れた景勝地ですが、甲府駅前からのアクセスも良く、クルマなしでもアクセスに不自由しないのは助かります。
9月という半端な時期は、新緑でも紅葉でもなく、見栄え的には今ひとつでしたが、峡谷の景観は充分味わえました。地形の妙を楽しむなら、混雑する紅葉シーズンよりもむしろ良いかも？
遊歩道をどこからどこまで歩くかですが、帰りのバスの混雑を考えると、ゴールはバス終点「昇仙峡滝上」とした方が良いでしょう。

昇仙峡のシンボルともいえる巨岩です。僧侶覚円が頂上で修行したことが名前の由来なのだそうです。
花崗岩が風や雨に浸食されてできたもので、急峻で直立、その高さは約180m。遊歩道から見上げる姿は圧巻、確かに「シンボル」にふさわしい姿です。

昇仙峡の最奥部に位置する滝で、ちょうど覚円峰の麓にあたります。滝の名である「仙娥」とは、中国神話に登場する月に行った女性「嫦娥」のことだそうですが、それがなぜこの滝の名前になったかは不明。
この滝は地殻変動による断層によって生まれたもので、落差は30m。日本の滝百選に選定されています。
紅葉シーズンが最も映えるようですが、そうでなくてもなかなか見ごたえがあります。正面だけでなく斜め上から見られる点も良いと思います。
バス停「昇仙峡滝上」から徒歩約5分とアクセスも至便です。

甲斐善光寺に行ったついでに寄ってみました。そもそも善光寺の最寄りバス停が「かいてらす」です。
山梨県の物産を集めて販売もしています。駅前の観光案内所で善光寺を薦められた際、ついでにここも、と薦められた場所です。
酒類・工芸品類が充実しているので、それらを探すならここに来た方が一気にそろうでしょう。菓子類は駅を含めどこでも購入できるので。

武田信玄公によって創建された名刹です。長野の善光寺が川中島の戦いで戦火に遭うのを心配した信玄が、本尊や寺宝類を甲府に移したことが始まりとのこと。
本堂と山門は国の重要文化財。確かに大きく立派です。
本堂天井には巨大な龍が二匹描かれていて、床の目印で手を叩くと大きく反響〈共鳴〉します。これを「鳴き龍」と呼び、日本一の規模なんだとか。
本尊の真下は「戒壇巡り」ができ、これが非常に面白かったです。1mm先も見えない闇の世界を体験できます。
本堂正面（参拝客入口）に気色悪いアニメの等身大パネルが置かれていて、TVアニメとのコラボだとかなんとか・・・
信仰の場である寺社にアニメヲタクを呼びたいのでしょうか？理解不能です。

昇仙峡行きバスの終点「昇仙峡滝上」から、ロープウェイ乗り場を目指して進むと右手にあります。
ロープウェイ乗り場までの道自体が、何とも言えない寂れた昭和の観光地然としており、独特の雰囲気がありますが、そこに突然出現する巨大できらびやかな噴水は、唐突感そのものです。
これで観光客が誘致できるとも思えませんが、だれが何のために作ったのでしょうか？
噴水の間近まで寄れますので、興味のある方はどうぞ。

「駅から徒歩圏、大浴場、朝食付き」で検索してヒットし、ちょっと贅沢をしようと選んだ宿です。
甲府駅から徒歩10分。外観もエントランスも和モダンな雰囲気で高級感があります。シングルの部屋も十分な広さがあり、快適でした。
飲食店やコンビニも近所にあるので便利です。
別棟にある大浴場は広くて清潔。朝食はチェックイン時に和洋どちらかを選択する形式でバイキングではありません。和食は副菜も多く、朝からしっかり食べることができました。特に地産にこだわっている様子ではないので、それを期待する人には向かないでしょう。
もともとハードな山行計画の最後に少し贅沢をしようと思って選んだ宿ですが、さすがに汗まみれ・泥まみれの登山者は少々場違いでした。

石和温泉の宿の相場を考えると、お得な宿ではないでしょうか。
その分、駅から歩いて20分強、酷暑だったり荷物が多いと辛いかもしれません。
個人経営なので豪華さはありませんし、設備も少々古さが目立ちますが、快適に過ごすのに何の支障もありません。
大浴場の広さも適度、食事は部屋食で品数多く満足でした。
部屋も広くて快適でしたが、お湯の提供が普通の魔法瓶だったので、コーヒーを何杯も飲む者にとってはちょっと辛い、、、という程度。
朝食時刻が8時/8時半と遅いので、その点は考慮した方が良いでしょう。

甲府駅北口の、唐突感満載の公園です。
甲府城のた山手御門を当時の工法で復元して展示しています。
山手御門とは、山手門と山手渡櫓門の総称で、山手門は城門として、山手渡櫓門は武器庫としての役割を果たしていたといわれています。
門だけでなく石垣も野面積みにするなど、その再現性には相当こだわった様子。おかげで城郭の一部としての重厚さが表現されているのはさすが。見ごたえがあります。
山手渡櫓門の中は展示室になっていて、発掘調査で出土した瓦や陶磁器、ミニチュア模型、江戸時代の文献などが展示されています。
駅前といってよい立地なので、気軽に立ち寄れる点も良いともいます。

武田神社の入り口の前にある資料館です。
信虎・信玄・勝頼の武田氏三代が過ごしたゆかりの地で、史跡武田氏館跡の歴史、ひいては武田家の歴史などを学べる施設になっています。
無料開放されたエリアでも充分ですが、特に武田に興味のある方は有料エリア(300円)ものぞいてみてはいかがでしょうか？
外には1933年に料亭旅館として開業した木造家屋群があり、小規模ながら落ち着いた庭園となっています。
武田神社の目の前なので、セットで訪問するとよいと思います。

甲府駅から徒歩圏ではありませんが、一直線で正面の大鳥居に突き当たります。途中の街並みの住所も『武田』。町全体が武田一色という印象を受けながら到着するのが武田神社。
鳥居も本殿もとても立派、何より敷地（境内）がとても広く、周囲が堀に囲まれている点などはまるで「城」です。
事実、西側には城壁のような石垣が残っています。
武田の権勢をうかがい知るに充分、甲府に来たら見ておいて損はないと思います。