琉球熱さんのクチコミ(63ページ)全3,995件

富山通ならいざ知らず、あまり土地勘もない観光客にとっては大変ありがたい施設です。
何より、ＪＲ富山駅の中にあるので、アクセスは言うことなし。電鉄富山駅もお隣という立地。
食事処と土産物屋が入っており、その数も充分なので、電車の待ち時間に富山土産をサッと買う、腹ごしらえをするという目的にはとても便利です。
価格が割高か否かはわかりませんが、土地勘のない街をうろうろして時間を無駄にするより、こちらでさっさと済ませた方が賢明だと思います。
新幹線の改札に直接行けるのも嬉しい。

室堂の駅舎を出ると目の前にあります。
背景は立山連峰とあって、ここで記念写真を撮る人も多数。

「全国名水１００選」にも選ばれた地下水です。

立山黒部アルペンルートの立山トンネル建設中に、主峰雄山の真下から大量の地下水が吹き出し、これを室堂のバスターミナルまで引いて水飲み場としたのがそもそもの始まりだそう。
ホテル立山でも水道水として利用しているそうです。

地下水なので水温は低く、２～５℃。夏場はひんやり気持ち良いです。
あまりに人が多く、個人的には飲む気がしませんが･･･

立山駅から歩いてすぐの場所にあります。
古くからの火山活動と浸食作用でできあがった立山カルデラの成り立ちや、カルデラならではの土砂災害、その対策としての砂防について学ぶことができます。
ここで予備知識を仕込んでから見る立山の景観は、また一味違ったものになるでしょう。
カルデラだからこそ見られる壮大な景観は、同時に地元の人々を苦しめてきた土砂災害をもたらすものでもある･･･自然と人間の営みを感じる展示内容です。

美女平駅舎の脇に大きな立山杉がありますが、これが「美女杉」。
女人禁制の立山に、尼さんが掟を破って山に入り、一緒に連れて行った女の子が神罰にふれ、一本の杉になった・・・という伝説。
ここまでは良いのですが、今や「恋愛成就のパワースポット」などと安っぽい謳い文句が付いてしまっています。
そんな俗っぽい後付けの尾ひれはともかく、なかなか立派な立ち姿です。
少し離れて、駅舎と比較すると、その大きさがよくわかります。
また、美女平周辺はこの立山杉の巨木が多く見られる場所でもあり、少し歩けばさらに立派な杉に出会えます。

室堂の駅から一歩き。池と言う割に大きくて深い。そして湖面に映る立山の景観が美しい。

室堂に行ったら、ここはやはり絶対に立寄るべきポイントです。
池の周りを周回できるようになっています。
「みくりが池温泉」は「日本一高所にある天然温泉」が売り、日帰り入浴もでき、喫茶室も利用できます。散策の帰りに寄ってみるのも良いでしょう。
また、みくりが池からほどないところに、ややこぶりな「みどりが池」があります。
こちらは水際まで降りることができ、ここも湖面に映る山が素晴らしいので、みくりが池をセットで周ることをお勧めします。

黒部平の駅舎を出ると、針ノ木岳をはじめとした後立山連峰の山々が目の前に迫ります。
なかなかの迫力です。
また、園地の片隅には高山植物園が設けられており、かなり自然のままで（つまりあまり手入れしていない(笑)）観察ができます。
通り過ぎてしまう人も多いのですが、意外に良いところです。

室堂平の下に広がる広大な高層湿原です。
高原バスの弥陀ヶ原周辺ならば、木道が整備されているのでスニーカーでも充分。室堂平～弥陀ヶ原はアップダウンもあるので、登山用の靴に両手を空けて臨んだ方が良いでしょう。

真夏の高山植物の時期、紅葉の時期は景色も見事ながら人も多くなりますが、今回は花は終わり、紅葉にはやや早いという半端な時期だったので、ほとんど人に会いませんでした。

立山黒部アルペンルートで、室堂からは高原バスで、立山駅からはケーブルカーでアクセスします。
上りも下りも、乗り継ぎに使う人はいても、駅の外に出る人は少なめです。
所要時間1時間程度の散策コースがいくつか設けられていますが、人はほとんど見かけません。静かな山歩きが楽しめ、アルペンルートでは稀有な場所とも言えます。
古木・巨木が林立する景観は、この森の深さや悠久の時を思わせます。
ただ、本当に人が少ないので、単独の場合は用心を。

ロープウェイとトロリーバスの乗り換え地点ですが、駅舎の屋上が展望台になっています。
エレベーターがないので階段で昇ることになりますが、その景観は見事。
目の前に針ノ木岳、スバリ岳、赤沢岳などの名峰がずらりと並び、眼下には黒部湖という絶景です。
テーブルも配置されているので、大休止もできます。

立山黒部アルペンルートで、室堂と黒部平の間にある絶景ポイントです。
「大観峰」とはよく言ったもので、ここからは後立山連峰が一望、黒部湖は眼下に見下ろせます。
ここから室堂まではトロリーバス、黒部平まではロープウェイですが、トロリーはトンネルの中、ロープウェイは窓際にいないと眺望は絶望的。
なので、黒部の深山の絶景はここでしっかり見ておきたいところです。

立山黒部アルペンルートで、黒部ダムと大観峰の間にあるポイントのせいか、ここで駅舎を出る人は少ないように思われます。
ところが、駅舎の外にはちょっとした園地があり、実はここからの眺望がなかなか良いのです。
後立山の山々が目の前！
主峰雄山は45度で見上げるほどの位置で圧巻です。

また、小さいながら高山植物園もあります。
余裕があれば時間を取るべきポイントです。

その名の通り、黒部ダムによるダム湖です。
黒部ダム建設には数々の逸話、壮大なドラマがありますが、そのダムによって生まれたのがこの黒部湖。
ダムの上からの眺めは、深い山々に囲まれて静かに水を湛える印象的なものでした。

ここは遊覧船でも遊べるようですが、私が訪れた時（2019.9.12）は修理で休止中でした。
船上からの紅葉も迫力ありそうです。

言わずと知れた黒部の一大観光スポットです。
多くを語る必要はないと思いますが、やはり桁外れのスケールに圧倒されます。
初回訪問時は曇天～小雨ならぬ小雪だったので全く眺望はナシでした。今回は絶好のコンディションでダムもダム湖も周辺の山々もよく見ることができ、改めてそのスケールに感心・感嘆した次第。
展望台も複数あり、売店・食事処もあり、ダム湖の観光船もあるので（2019.9.12時点では修理中でした）、その気になれば数時間遊ぶことができるでしょう。
扇沢からはここまでの往復チケットが売られていますが、ここまで来たら最低でも大観峰まで行った方が良いと思います。
ダム湖を眺め、立山と後立山連峰を見上げるのがココ、大観峰は山々を眺めつつ、ダムとダム湖を見下ろします。

電鉄富山～立山間を1時間強で結びます。(他にも路線はありますが、ここでは立山線について記述します）
この区間は立山はもちろんですが、「有峰口」という薬師岳への玄関もあるため、登山客が多いのも特徴です。

何と言っても、その使用車両がレトロ感満載で楽しい。各地で役目を終えた車両が集まっているので、編成によってまるで違う車両になるのもお楽しみです。

特急料金が200円と言うのも嬉しい。

立山黒部アルペンルートで、室堂平と美女平を結ぶバスです。
このルートは一般車は通れませんので、ツアーでない限りこのバスを利用することになります。
標高差約1,500mを50分ほどかけて移動しますが、途中には称名滝が見えるポイント、立山連峰を一望できるポイントなどがあり、その都度減速・停車するサービスぶり(笑)

称名滝は窓側に座っていないとほとんど見えませんが、美女平～弥陀ヶ原のタテヤマスギの巨木・古木群が見事です。
また、天狗平周辺からの立山連峰の眺めは本当に素晴らしい、圧巻です。

立山黒部アルペンルートの富山県側入口です。
ここまでは富山地鉄電車、ここから美女平まではケーブルカーで移動します。

駅周辺は広い駐車場、バスターミナル、駅舎内には大きな売店や食事処もあり、意外に充実しています。

立山黒部アルペンルートで、黒部平と大観峰を結びます。
景観と環境保全の観点から、一本も支柱がない「ワンスパンロープウェイ」となっています。
距離にして1700m、高低差は約500mと言いますから、冷静に考えると非常に恐い(笑)

「動く展望台」と紹介され、立山黒部アルペンルートのＨＰでも車窓からの景色が宣伝されていますが、それは「晴れていれば」で、なおかつ「窓際に陣取ることができれば」の話です。
ただ、このロープウェイで景色が思うように見られなくても、大観峰の展望台からじっくり見ることができるので大丈夫です。

立山黒部アルペンルートで、大観峰から室堂平を結んでいます。

立山（雄山）の直下を走るトロリーバスですが、関電トンネルトロリーバスが2018年で廃止されたため、これが日本で唯一のトロリーバスとなりました。
トンネル開通当初はディーゼル車だったものを、トンネル内の排気ガス滞留の防止、自然環境保全の観点から導入されたそうです。

トロリーバスは法律上「鉄道」に分類され、運転には「大型二種免許」も必要だそうです。
名前の通り、道中はトンネルの中なので景観は楽しめませんが、乗り場が「駅」だったり、低いながらも「プラットホーム」となっている点等々、「電車」ならではの様子が観察できて面白いです。

立山黒部アルペンルートで、美女平と立山を結んでいます。
過去2回の乗車経験は最悪でしたが、今回は平日しかも朝とあって、さすがに混雑はしていませんでした。
それでも、そもそもダム建設の資材運搬用に設けられた乗り物なので、車窓からの景色云々ではありません。
荷台付きの珍しいケーブルカーでもあります。

立山黒部アルペンルートの長野県側の起点です。
駅舎内には軽食コーナーやお土産売り場、黒部ダムに関する資料映像もあります。
始発だと駅員さんの弁当販売もあります(笑)

ここまでのアクセスは長野・大町駅からバス、または新宿から高速バスとなります。
また、針ノ木岳登山道の入口もあります。