ろたみこさんのクチコミ(166ページ)全6,792件

都立大学駅から東に歩いて15分ぐらいのところにあります。緑地公園ですが竹林が目立ち、これは江戸時代から目黒でタケノコ栽培が盛んだった名残だそうです。当時は竹林には雀が多く住み着いていたのでこの名前になったとか。現在は竹林を歩いてみてもそんなに雀が多いとは感じませんでしたが、タケノコと雀を探しながら散策するのも良いと思います。

都立大学駅から南東に歩いて５分ぐらいです。一帯に桜が多かったのでこの名前になったそうです。住宅街の中にありますが階段を５、６段上る様式なのですぐに神社だと分かります。境内に入るとすぐ庚申塔がありました。目黒区は庚申塔が多いのでだんだん見つけるのが楽しくなってきます。拝殿は縦長に見えるこじんまりとしたものでしたが横から見ると後ろに本殿が連なっているのがちゃんと見えて、満足度が高い神社でした。

寺郷の坂を下って左に曲がると入り口がありました。中根の閑静な住宅街の中にある大きめな公園で通常サイズの遊具に加えて斜面を利用した長い長い滑り台があって子供に人気でした。元々は名家岡田家さん所有の敷地だったものが目黒区に寄贈されたそうで平和な空気が流れていました。

岡田家長屋門から中根公園を目指して東に歩くと緩い下り坂になっています。長屋門前に立っている木製の標識によると坂上に立源寺があるからこの辺りを寺郷と呼ぶのだそうです。下り坂だと遠くまで景色が見渡せますが両側に閑静な住宅街が続く感じで歩いていて気持ちが良かったです。

立源寺から東に歩いて寺郷の坂を下り始めるとありました。江戸城とかにありそうな風格のある門で中に住めそうな大きさです。名家岡田家さんの所有ですが裏手にある中根公園も元々は岡田家さん所有の敷地だったと知り、スケールの違いを思い知らされました。

都立大学と自由が丘の真ん中ぐらいにあります。長い参道とその先に見える山門との構図が見事でした。日蓮宗のお寺なので本堂の脇に建つ台座に立正安国とある銅像は日蓮上人像ですね。山門の扁額とお寺の名前を書いた字体が独特でした。

五本木一丁目辺りに道路が二股に割れて真ん中が島のようになった塚がありました。葦毛とは馬の毛色のことで灰色の馬のことだそうです。源頼朝が葦毛の馬に乗ってここを通りかかった際に馬が何かに躓いて沢に落ちて死んでしまったのでここに埋葬したとのこと。源頼朝に由来するとあれば道路を変則的にしてまで保存するのも納得ですね。

宿山の庚申塔を見て野沢通りを歩いていると長い参道が見えました。参道を歩いて山門まで辿り着くと脇に地蔵尊や庚申塔が並んでいました。目黒を歩いていると庚申塔によく出くわしますが目黒区には70基ほどあるそうです。境内には他にも多くの地蔵尊があって一つ一つお顔やポーズが違うので夢中になって観賞できました。

中目黒駅から西に歩いて10分程度のところにありますが住宅街なので少し迷いました。烏森という名はこの辺りの昔の地名だそうですが新橋の烏森神社からという説もあるようです。コンパクトな境内にしっかりとした社殿と狐像をはじめとした神社の要素がギュっと詰め込まれている感じで、高台側に抜ける裏参道には木々の緑の中に赤い幟が映えていたりと、小規模ながら見所の多い神社でした。

中目黒駅から北に歩いて10分ほど、目切坂を上ったところです。ここにはかつて12メートルの富士塚があって歌川広重の名所江戸百景にも「目黒元不二」として描かれています。現在はマンションの前に案内板がありますが文字だけなのが残念です。広重の浮世絵でもプリントしておけばイメージし易くてもっと親しまれると思います。

中目黒駅から北に歩いて３分のところにあります。銭湯というと瓦屋根に唐破風があるような和風の建築が思い浮かびますがこちらはマンションのような佇まいで内装も明るい雰囲気です。ちょうどヘアケアブランドとコラボした「ボヌール湯」なるキャンペーンを行っていて色々と新しい試みをされているようです。とはいえ入浴料金は東京都で定められている金額なので安心して利用できます。

目黒川沿いを散策していると桜橋近くでお地蔵様が目に入りました。目黒川地蔵尊とあります。マンションみたいな建物に現耀寺の表札はありましたが見渡してもお堂のような建物はありませんでした。目黒川沿いのお寺というのはなかなか無いと思いますので通りかかることがあればこちらのお地蔵様にお参りするのも良いと思います。

中目黒修道院から歩いて行ったので西側の鳥居から入るとすぐ拝殿に出ました。正確な創建年代は不詳なものの江戸時代中期には存在していたそうです。拝殿の他に神楽殿や境内社として秩父の三峯神社、小さな石がカルシウムでくっついて大きな岩状になったさざれ石など見どころが多かったです。近くに小学校もあって子供も含めて人が絶えないかんじで地元の人々に親しまれていることが感じられました。

祐天寺のお寺から歩いて行きました。住宅街の中にあって建物は平たいし屋根に十字架といった目印になるようなものも無くて探すのに時間がかかりましたが見つかってみると聖母マリアやキリストの像が見えて神聖な雰囲気になりました。平日のミサは早い時間なので参加するなら日曜日が良いと思います。

祐天寺のご本尊である祐天上人のお墓の説明が表門脇にあります。お墓そのものは本堂がある境内とは道路で隔てられた広いお墓の区画にあります。墓石は縫い目のない卵形の無縫塔という形式で初めて見ましたが僧侶の墓塔にある形式だそうです。卵型といっても細長いので高級なハンコの持ち手みたいにも見えました。檀家さんも訪れるお墓の区画なので観光で騒ぐのは憚られるのですが東京都指定文化財になっています。

祐天寺駅から東に徒歩10分程度のところにあります。境内は広くて表門、仁王門、地蔵堂、阿弥陀堂、本堂など見どころが多いです。しかも江戸時代からの建物が多く残っていて国の登録有形文化財や目黒区の指定有形文化財がごろごろあります。主な建物が免震構造化されていたのが新鮮でした。

祐天寺に表門から入ると仁王門をくぐって左手にあります。1724年に５代将軍徳川綱吉の養女、竹姫より寄進されたとのことで三つ葉の葵紋が光っていました。免震構造化されているとのことでよく見ると地面との間に隙間があるように見えました。お寺が免震化されているのは初めて見ましたが江戸時代からある建物なので大掛かりな工事を施して大事にされているのですね。

祐天寺に表門から入ると仁王門の右手にあります。累(かさね)というのは江戸時代に下総国に居た女性の名前で容姿が醜いことから残忍に殺害されて怨霊になっていたものを祐天上人が解脱させたのだそうです。祐天寺のご本尊である祐天上人は江戸時代の高僧ですが呪術師でもあったのですね。怨霊だの呪術などと言うものは作り話だろうぐらいに思っていましたが当時の世相をもっと知りたくなりました。

祐天寺の表門をくぐると次に見える門です。表門と本堂との中間にあるので境内のどこからでも見やすい位置にあります。仁王門ということで正面の阿行像と吽行像が目立ちますが背面には運慶作だという持国天像と増長天像があるので見逃さないようにして下さい。

日テレプラザ地下２階のゼロスタ広場前の柱に看板が掲げられています。この辺りには仙台藩の上屋敷があったとのことで、看板に描いてある屋敷の見取り図を見ると池などもあって立派なお屋敷だったようです。日本テレビタワーの西側１階には同様に仙台藩上屋敷表門跡の看板があり、屋敷の外観図が描いてあるのでそちらを見たほうが当時の様子がイメージし易いと思います。