porculsさんのクチコミ(4ページ)全376件

宿泊はしていなくて、このホテルで行われたパーティに参加しただけのレビューです。BBCドラマ「シャーロック」の主演俳優ベネディクト・カンバーバッチが友人と作った制作会社が製作費をクラウドファンディングして作った短編映画の完成パーティがここで行われました。当時は「シャーロック」シーズン２の放送が終わってシーズン３がまだ未定の時期で、カンバーバッチ人気が欧米で頂点に達していたころだったので、プロデューサーからメールで会場がＷロンドンホテルで、何月何日21時頃、この情報は一切他言無用、と言われ、当日はホテルの1階入り口で客の出入りを逐一チェックしていて、パーティの参加者は名簿と照合のうえ、映画のタイトルの書かれたリストバンドをはめられ、パーティ会場へと案内されました。会場はクラブみたいな暗い部屋に派手な照明がぴかぴかして、映画の出演者やスタッフが三々五々、好きに散らばって勝手に飲んだり喋ったりしていて、出資者放置でしたが、カンバーバッチのママ（女優）と出資者（欧米の女性たちと私）が輪になって話しているところに、遅れてカンバーバッチが登場し、我々妙齢の出資女性たちに気遣って20分ほど立ち話をして、帰っていき、あとは出資者同士で友情をはぐくみました。うち一人がこのホテルに宿泊していて、すごく高いと言っていました。…というようなセレブがパーティとかしそうな、全館淡いグリーンのガラス張りのセレブっぽい外観のホテルで、世界の他地区のＷホテルの中でもとりわけキラキラ系の、セレブ御用達感を前面に出したホテルです。宿泊は高いから、バーだけ行ってみるとかでも価値ありのキラキラ異空間です。
場所はロンドンの劇場街レスター・スクエアのど真ん中で、ホテル１FにM＆M（チョコ）のショップがあり、地下鉄の駅はレスター・スクエア、ピカデリー・サーカス、チャリングクロス、コヴェントガーデンあたりから徒歩圏内の、観光と買い物の超中心地です。寒い季節にペラペラのドレスでタクシー乗り付けようとしたら、地理的に入り口のところに車をつけにくかったことも報告しておきます。

ハワイ島西海岸のリゾート地ワイコロアに泊まると、一番近い「街」がカイルアコナで、その中心地にあるコナ・ファーマーズ・マーケットは、手作り感あふれる素朴なマーケットですが、ハワイ島産の果物が種類豊富に揃っていて、コナコーヒーも豆もその場で飲むのもあり（ハワイ島で買うコナコーヒーは本当～～～に美味しいです）、地元のアーティストがサンゴなどを使って作る手作りアクセサリーや、アロマオイルや手作り石鹸、Tシャツ、インテリア小物、ハワイ島の自然を撮影した美しい写真や絵などのクラフトなど、いろいろなお店が出ていて、どこも売り手の人が一生懸命に自分の商品を説明してくれて、歩いて回るだけでもとても楽しいです。やはり一番魅力なのはハワイ島産の果物で、パイナップル、マンゴー、パパイヤ、ライチ、ドラゴンフルーツ、マンゴスチンなど、豊富な種類の果物がずらりと並んで目移り必至です。ホワイト・パイナップルやストロベリー・パパイヤ、リリコイなどの日本であまり見ない珍しい種類の果物も売っていて、とても美味しかったです。
カイルアコナに行ったら是非、のぞいてみることをお勧めします。

元々はロンドンオリンピックの会場だったりしたそうですが、一言でいうと幕張メッセみたいな巨大コンベンション・センターという感じの場所で、ロンドン中心地から東に外れた辺りにありますが、アクセスは便利です。地下鉄のバンク駅かタワーゲート駅からDLRというロンドン版ゆりかもめみたいな電車に乗り換えて、カスタムハウスという駅が最寄で、降りてそのまま通路がエクセルまで続いていて、徒歩5分あるかないかです。私はドラマ「シャーロック」のファンイベントで行きましたが、それこそ幕張メッセみたいなガラーンと巨大なホールにドラマのセットや小道具が設置され、サイン会やトークや写真セッション会場やドラマグッズの売店があちこちに設置され、同時進行でキャストと写真撮影やサイン会やグッズ買ったりトーク聞いたりで忙しく会場内を駆け巡りました。綺麗な新しい会場で、トイレもたくさんあり、館内に飲食店もあるので、1日中イベントでこもっていても、困ることはなかったです。DLRに乗るついでに、カナリーワーフやグリニッジなどに足を延ばすことも、時間があればお勧めします。

モッズ・ファッション発祥の地、と言われても、おばさんの私でさえピンと来ないですが、ビートルズが出たての頃のファッションの中心地だったカーナビー・ストリートは、今でもお洒落で個性的で、いい感じの店がキュっと集まる小さな素敵な通りです。ロンドンの買い物の超中心地のオックスフォード・サーカスから歩いてすぐの、リージェント・ストリートから1筋入ったところで、チューダー様式の目立つ百貨店リバティの真裏で、ピカデリー・サーカスからも歩いてすぐの、場所としてはこれ以上ないくらい至便な場所ですが、うっかり見逃してしまうかもしれない一見裏通りっぽい通りです。どの入り口から入っても「カーナビー・ストリート」とかわいいネオンサインがあって、夜になると小さな電球かぴかぴかと光って素敵だし、時期によってはメッセージネオンが出たりするみたいです（映画「ボヘミアン・ラプソディー」がヒットしていた時期には、ボヘミアン・ラプソディーの歌詞のネオンがきらめいていたらしい！）。ディーゼルとかドクターマーチン、ビルケン、ラグ＆ボーン、MUJIなど、有名ブランドでもちょっとエッジーだったりお洒落なブランドが、いい感じの店構えで並んでいて、単なるブランド通りではなく、主義主張のあるお洒落ストリートという空気です。飲食店もあります。リバティ百貨店に行ったら、裏手のこの通りに忘れず足を延ばしてください。

ハリー・ポッターに燃えていた親戚の子供のためにロケ地の写真を撮ろうと訪れたレドンホール・マーケットは、アーケード付のクラシカルな商店街で、アーケードや壁、柱などが非常に美しく豪華でクラシカルで、ロケ地でなくても足を運ぶ価値のあるマーケットでした。神は細部に宿る、という言葉がぴったりの美しい建築です。お店はお酒が楽しめる飲食店が多く、近くのシティ（金融街）で働くエリートサラリーマンたちが、なぜか昼間から大勢立ち飲みをしていて、とても賑わっていました。で、美味しそうな飲食店が多かったです。ハリー・ポッターのロケ地は、商店街の本通り的なところから一筋脇に入ったところですが、真っ青な入り口が目立つので、見つけるのは簡単です。映画ではここがダイアゴン横丁の漏れ鍋というところだそうです。

大阪のキタ（梅田）には鼎泰豊が阪急百貨店のダイニング階にしかなかったので、いつもお昼は早い時間から並んだりしていましたが、JR大阪駅隣接のルクア大阪のダイニング階に新しく鼎泰豊ができて、もう安心。観光客の人がわざわざ大阪で鼎泰豊に行く必要はないと思いますが、関西の人が梅田に用があって出てきて、ちょっと上質な、でも堅苦しくなくまったりと美味しいものを食べたいときの選択肢として貴重です。阪急百貨店の店舗より空いているし、できたばかりで綺麗だし、ゆったり座れてランチ時間でも落ち着いて食事を楽しめます。ランチは小籠包4個に、タンタン麺、牛肉麺（ああ台湾の牛肉麺が食べたい）、サンラータン麺、エビ麺、エビ入りチャーハン、ずわい蟹入りチャーハンのセットが2000円弱で用意されていて、他にもルクア大阪店限定メニューのバジル小籠包とか色々あります。
ルクア大阪の10階のダイニングの中にあり、ルクアの10階には、エレベーターが混んでるのが不安な場合は、JR大阪駅の4階の改札のところから3階分ずつくらいごぼう抜きのエスカレーターを3階乗り継ぐと、屋外（オープンエアー）のエスカレーターで、人も少ないので、コロナ禍の時期としては安心で、意外に早いです。

ロンドンの最も有名な観光地のひとつですが、ここ自体はこれと言って見るものはありません。ただの広い広場です。…が、すぐ横がナショナル・ギャラリーという無料ですごいコレクションが見られる美術館（フェルメールやダヴィンチなど超絶コレクション）で、3分歩けばコヴェント・ガーデンで、5分歩けばロンドンのブロードウェイみたいなレスタースクエアで、ロンドンの主な観光地が徒歩圏内に山と存在するので、何かとここの広場を歩いたり横切ったりします。ビッグ・ベンもここから見えます。最寄り駅は地下鉄とナショナル・レイルのチャリング・クロス駅。映画やドラマにもたくさん出てきて、BBCのドラマ「シャーロック」第1シーズン第2話「ブラインド・バンカー」ではシャーロックとジョンが、黄色い文字の謎を解くために、塗料で壁に絵を描くバンクシーみたいな友人に話を聞きに行くときにトラファルガー広場を歩きます。
あと、広～い広場なので、しょっちゅう何かしらイベントをやっていて、イベント時にはすごい人だかりとなり、ニュースクルーがやって来たりします。広場の名前は、1805年にイギリス軍がナポレオンを撃退したトラファルガーの海戦に由来していて、広場にある塔みたいな棒の上にトラファルガーの海戦の英雄ネルソン提督がちょこんと立っています（上すぎて見にくいけど）。あと、三越百貨店の入り口にいるようなライオンの像や、毒々しい青色の鶏の像も有名みたいです（由来はわかりません）。噴水もあり、夜になると地味にライトアップされています。わざわざ行こうと思わなくても、ロンドン観光中に絶対一度は通りがかるので、まあそんなものか…くらいで大丈夫かと思います。

お正月に、孔子廟にでも初詣行こうかとMRT淡水信義線の圓山駅で降りたら、目の前が花博公園で、公園の端っこを通り抜けただけですが、新春ランニング大会みたいなイベント開催中で、すごい人出で（家族連れ多し）、食べ物などの屋台がものすごい数、出店していて、どこも美味しそうだったのですが、正月だからか？筆の屋台？がめちゃめちゃ賑わっていたのは衝撃でした。食べ物屋台では、見た目ホットドッグのような食べ物の屋台に「大腸包小腸」という看板が上がっていて、「大腸で包んだ小腸！？」と驚いて近寄ってみたら、なかなか美味しそうでしたが、名前の秘密は解明されず。他にウズラ卵の串焼きみたいなのも美味しそうで、あと、蒸し器で作るお菓子みたいな屋台に「豚の血のケーキ」という日本語が書いてあり、こちらも謎でした。とても広い敷地に、いろいろな設備があるみたいです。小さい子供連れの家族が多かったので、子供向けの設備があるのかと思います。ついでに徒歩10分前後で行ける孔子廟と保安宮も一見の価値があるので、足を延ばすといいかと思います。あと、空港が近いので、真上を何度も飛行機が通り、「真下から見た飛行機」の写真を撮れます。

ロンドンの観光の中心中の中心地なので、行かないことは絶対ないとは思いますが、ちゃんと行く価値があります。コヴェントガーデン本体は、古代ギリシャ風の建築で、よく見ると素晴らしい建築なのですが、魅惑的なお店がたくさんありすぎて、建築を見ている余裕はありません笑。コヴェントガーデンと、目の前のセントポール教会との間の広場が、ミュージカル「マイ・フェア・レディ」の冒頭でイライザが花を売っていた場所で（映画はセットですが、設定としてはこの場所）、セントポール教会は俳優など芸能関係の人にゆかりの深い教会なので、イライザの父を演じていたスタンリー・ホロウェイのプレートもありました（他にヴィヴィアン・リーのプレートなど多数あり）。で、イライザが花を売っていた広場では毎日のように大道芸人が手品や芸をやっていて、なかなかのクオリティで、いつも大変な人だかりです。
コヴェントガーデンの中に入ると、吹き抜けになっていて、時期によってバルーンなどの装飾が華やかで、4列にわたってお店がずらりと並び、地下もあり、わくわくを通り越して、気持ちが焦ります。レストランやカフェもありますが、いつも混んでいるので、私はお茶を飲むならセントポール教会の裏側のクリプトに行きます。地下ではいつもバイオリンの楽隊が演奏していたり、1階でも別のバンドの演奏があります。お勧めはウィッタードという紅茶の専門店で、美味しいだけでなく、種類が多く、茶器もたくさん売っていて、お土産に最適な不思議の国のアリス柄などのキュートなパッケージの紅茶がたくさん売っています。ティーパレスという紅茶専門店もとても美味しくてお勧めです。またコヴェントガーデン本体の隣にアップルマーケットというのがあり、そちらはフリーマーケットっぽい作家物のアクセサリーやベタなロンドン土産のTシャツやスターの写真やカレンダーなどの出店みたいなのが並んでいます。そのまた周辺もショップだらけで、すぐに両手が買ったものでいっぱいになってしまいます。現地で申し込むコヴェントガーデン・ウォーキング・ツアーに参加したら、普段は見逃してしまうオスカー・ワイルドのベンチや隣の教会の俳優たちのプレートや、「ダウントン・アビー」でイーディスが詐欺師くさい男と食事デートした（確か）ロンドン最古のレストランなど、歴史をたどるツアーで、とても楽しかったです。すぐ近くにロンドン映画ミュージアムがあり、007の常設展がとても充実していて、そちらもファンなら必見です。

ニューヨーク・マンハッタンのダウンタウンを久々に歩いていたら、有名な「チャージング・ブル」と「恐れを知らぬ少女」像のところを通りかかったので、ついでに写真でも撮るか…と思ったら、ものすご～～～い人だかりで、牡牛側と少女側にそれぞれ山のように人がたかっていて、何となく順番に写真撮影しているので、何となく列に加わって待っていたら、大型観光バスで乗り付ける、赤・青・ピンクなど原色のジャンパーに70年代みたいなくるくるパーマの中国人ツアー客ご一行が並んでいる人たちをガン無視で割り込んで写真撮って去っていく…という地獄のような場面に遭いました。本来なら、突進しようとして前のめりになった巨大な牡牛と、その前に敢然と立ちはだかる少女…という配置なのですが、間に山のように人がいるので、人の群れの上に牡牛がチラ見えするだけのシュールな光景になっていて、牡牛と少女の２ショットは見られずでした。いつの間にこんな像が立ったのかなあ。前回ロウワー・マンハッタンを歩いたとき（すごく昔）にはなかった…そして、なぜそこまで人気なのかも、現地では理由がわからずでした。場所は地下鉄ウォール・ストリート駅から（2番線・3番線の駅からでも、4番線・5番線の駅からでも）ワンブロックほど、徒歩5分もかからない辺りで、トリニティ教会とかの近くで、ウォール街とブロード・ストリートの角っこです。

真冬の酷寒のシカゴに遊びに行き、ウィンドウショッピングしようとしても凍り付いてしまい歩けないので、1軒で効率的にばらまき土産を買おうと、ホテルから近いトレジョのサウスループ店（地下鉄ルーズベルト駅下車すぐ）に行きました。パッケージもかわいい、味やクオリティも良いトレジョオリジナルの食品やグッズの種類の信じられない豊富さで、ばらまき土産の人数、予算、好みが何であれ、事足ります。本当に優秀なスーパー。自分用にも、美味しそうなものだらけで（特にそそられるのが、トレジョオリジナルのワインやスコッチウィスキー）、ほしいものだらけで、買い物が楽しい楽しい…帰りの飛行機の超過料金を気にせず重たい欲しいものを全て買うのが野望です。アメリカの大きな街ならたぶんどこにでもトレジョあると思うので、ぜひ旅行中に足を延ばしてください。ホールフーズより庶民的な雰囲気に思います。あと、お土産にお勧めなのが、1ドルだったか、激安のトレジョオリジナルのトートバッグ。ペラペラですが、かわいいし柄も色々あるし、安いし、現地ならではで、お勧めです。
サウスループ店は入り口が若干わかりにくく、酷寒の中で入り口をさがしてうろうろするのが苦痛でしたが、酷寒でなければ何てことないです。道路沿いではなく、駐車場の中の方に入り口があります。

誰もが一度は見たことある、小さな花が散りばめられた布のデザイン「リバティ」。その総本山みたいな百貨店が、ロンドンのショッピングの中心地オックスフォード・サーカスにある、その名も「リバティ」です。建物はシェイクスピアの時代みたいな、チューダー様式というのか、とても古式ゆかしい文化財みたいな外観に、中に入っても、古いお城を歩いているようなギシギシ言う木の階段とか、真ん中が吹き抜けになって黒い柱がたくさん見える、とてもとても印象的な古式ゆかしい建築美…の中で売っているのが、結構とがった、最先端のエッジの利いた服やバッグやコスメがファッションショーみたいにカッコ良く展示されているアンビバレントな魅力。そしてもちろんリバティ柄がたくさん！布そのものも、すごい豊富な種類で売っているし、リバティ柄のスカーフやノートなどの文房具やポーチや布のくるみボタンや、もう、好きな人なら店ごと買って帰りたいくらいの品揃えて展開されていて、お値段がそれなりにするので、そうそうたくさん買って帰れなくて、選ぶのに悶絶すること必至です。見どころだらけの魅惑の百貨店なので、時間に余裕をもって、じっくり、のんびり見て回りたいお店です。

ずいぶん昔からある気がして、お店のサイトを見ると、道頓堀店は創業50年以上だそうです。ミナミのど真ん中の、道頓堀と御堂筋（道路）がクロスする当たりの雑居ビルの上にあり、お好み焼き屋さんとしてはかなり高級感のある店内で、大阪に初めて来たとか仕事で来たからお好み焼き食べたいけど、あまりディープな店だと落ち着かない…というような人をお連れしたり、ちょっと背伸びした（でもフレンチやイタリアンほどイキってない）デートなどにもちょうど良い感じのお店です。ディープなお好み焼き屋や、店主が気難しいお好み焼き屋はたくさんあるけど、これくらいの適度な高級感（緊張するほど高級でもない）で、そこそこきれいで、ちゃんと美味しくて、お好み以外にも鉄板で肉とか焼いてくれるメニューなども、ちょうどいい感じで、覚えておくと重宝します。私が直近に行ったのも、東京から取引先の男子たちが「大阪初めて」「大阪らしい美味しいもの食べたい！」というので、お連れしました。

台北から日帰りで行ける街・宜蘭（ギランと読んでいましたが、正しくはイーラン）は、駅で列車を降りて改札の外に出て振り返ると、駅舎から既に絵本の世界で、なかなか素敵です。宜蘭出身の有名な絵本作家ジミー・リャオさんの作品をそのまま３D化したようなカラフルで夢みたいな駅舎です。緑を主体とした森みたいな絵が描かれ、キリンが首を出しています。駅の観光案内所みたいな場所（宜蘭旅遊服務中心）にも、さりげなくウサギのかわいい看板が隠れていたり、駅前にはテーマパークかと思うほど大がかりなジミーの世界が展開された広場があり、写真撮影ポイントだらけで、列車を降りるなりワクワクMAXです。自戒を込めて、宜蘭に行く前にはジミーの絵本を何冊か読んでいくことを強くお勧めします。私はウィスキーの蒸留所が主目的で、ジミーはついでだったので、かなり昔に「君のいる場所（Turn Left, Turn Right）」を読んだことがあるだけで、帰国後「星空」などほかの絵本も読んで、行く前に読んでいたら、感動度合いが全然違ったのに…！！と、めちゃ後悔しました。「星空」は絶対読んでいってください。駅前のジミー広場の汽車に乗ってる少年少女も「星空」の登場人物で、駅から歩いて5分くらいのジミー公園にも、「星空」や「君のいる場所」のモチーフがたくさん出てきます。カヴァランの蒸留所に行く場合は、駅前からバスも出ていますが、本数が少ないのと時間がかかるので、タクシーが便利です。

ハワイ島の現地ツアーでヒロやレインボー滝や火山公園の溶岩のトンネルなどを巡ったあと、夜、暗くなってから、こちらのボルケーノ・ハウスというホテルのメインダイニングで、目の前に活火山の炎が上がっているのを見ながら、コースのディナーを楽しみました。まずホテルは、19世紀に小さな宿からスタートした老舗で、老舗ならではの落ち着いた風格がありながらも、どこか古いハリウッド映画に出てくる南洋のホテルみたいなエキゾチック感もあり、わくわくします（泊まりたかった！）。メインダイニングの「The Rim」でコース料理をいただきましたが、ツアーのコース料理だから手抜きなのではと、全然期待していなかったのに、ステーキも魚も（メインがどちらか選べるので、家族で両方頼んで色々シェアした）、とても美味しく、さすが老舗ホテルだと感心しました。そしてレストランの全面ガラス張りのガラスの向こうはキラウェア火山の火口（ハレマウマウ火口）で、昼間は（私が訪れた時期には）煙しか見えなかったのですが、夜になると炎が赤く燃えているのが見えて、しかも日本の火山みたいな火口が深いところにある形ではなく、平らな火口に真ん中で火が燃えているので、目の前が活火山！という臨場感がすごかったです。料理は美味しいわ、火山の写真は撮りたいわ、ツアーなので時間が限られていて、ホテルの売店もとても素敵だったので駆け足で買い物もしなければならず、焦りました。今度ビッグ・アイランドに行くことがあれば、ボルケーノ・ハウスに泊まってゆっくりしたいです（でも、その後の大噴火で火口の形はすっかり変わったそうです。）

四ツ谷の駅近で友人と晩ごはん食べようか…となり、面倒だからアトレの中の店を予約した、と言われて「えーっ！」と思ったのもつかの間、店内はアトレのカジュアルな雰囲気より落ち着いた、大人なインテリアと空気で、オーソドックスな、ちゃんと美味しい、今どきっぽいチャラさのない、何度も行きたくなるような美味しいお料理が楽しめて、いい意味で期待を裏切られたというか、ぜひまた行きたいと思えるお店でした。カフェという名前でちゃんとしたイタリア料理のレストラン、という辺りも外国っぽくて、大人もくつろげる良いお店でした。スイーツやコーヒーも美味しかったので、カフェ使いも行けると思います。後でお店のホームページを見ると、創業70年の老舗（の支店）で、アントニオさんはマッカーサーの料理人も務めたとか。なるほど私の好きなオーソドックスなイタリアンなはずです。少食な大人2名で行ったので、あまり色々食べられなかったため、いつかまた訪れて、他のメニューも試したいです。コロナ禍ではテイクアウトもされているようです。

ロンドンに旅行するとき、最後の1泊を、空港への移動が便利なようにパディントンに泊まることが多く、パディントン駅周辺は結構庶民的で、お店が色々あるわりに決め手に欠いて迷うと、面倒になって、こちらのミッキーのフィッシュ＆チップス店で食べたり、テイクアウェイにしてホテルの部屋で食べたりで、3度ほど利用しました。パディントン駅を出て歩いて2～3分の目の前の場所にあり、青い看板の、こじんまりとしたお店で、いつも地元のおっちゃんたちでにぎわっています。まず、かなり安くて、普通のフィッシュ＆チップスが5ポンド弱、他にハンバーグやソーセージなどのグリル盛り合わせや、魚の揚げ物盛り合わせなど、どれも1000円もしません。お酒が置いてないので、店内で食べるときはコークとかになります。ワイン飲みながら食べたい私は、２度目からは持ち帰りにして、パディントン駅のスーパーでワイン買って、ホテルで食べました。街の食堂みたいな店だし安いので、マリルボーンやソーホーあたりのおしゃれレストランみたいな洗練された味ではないですが、どうせＦ＆Ｃみたいな庶民的なメニュー食べるなら、地元の人が愛する街の食堂がいいような気もします。本当に美味しいＦ＆Ｃ食べたければ、海辺の街に行けばいいわけだし。…というわけで、パディントン界隈で安くて旨いものがサクっと食べたいときに、お勧めです。

英語の本を買う趣味はなくても、ニューヨーク土産でこちらのトートをもらったことがある人は多いのでは。「18マイル（30キロメートル弱）分の本を売っている」ことが売りの、1ブロックまるごと本屋の、巨大な有名な老舗の古本屋ですが、本を買わなくても立ち寄る価値はあります。ニューヨーク土産に最適な（ばらまき土産には高いけど）、「STRAND」と店名が書かれたトートが、ものすごいたくさんの種類、売ってます。どれもかなりデザインが素敵で、自分の分も含め、買うまでに迷う迷う…トート以外にも、ペンケースくらいの大きさのポーチも色々売ってます。アメリカでも最も有名なインディーズの本屋の一つなので、主義主張が強くて、たとえばミシェル・オバマのイラストのトートには、全ての女の子たちに向けたメッセージが書かれていたり、とにかく種類が多くて、どれもとても素敵で迷うので、時間に余裕をもって行くのがお勧めです。本も買うとなると、膨大な蔵書が雑然と？並ぶ広い広い店内で、さらに迷うこと必至なので、さらに時間に余裕をもって訪れてください。本の状態は色々あり、かなりボロボロの本もあるので、お目当ての古本をみつけても飛びついて買わず、よくチェックしてください。
店はグリニッジ・ヴィレッジの少し北、ユニオン・スクエアのすぐ南にありますが、時間がないけどトートやポーチだけほしい！という場合は、セントラル・パークの東沿いの5番街の60丁目あたりに屋台みたいな小店舗が出ているので、そこでトートやポーチを（本も少し、絵葉書なども）買うことができます。あと、私は行ったことないけど、アッパーウェストのコロンバス・アベニュー81丁目と、ラガーディアにも支店があるみたいです。どこの店舗でもいいので、自分用のトートを買っておくと、ニューヨークの良い思い出になります！

シカゴのダウンタウンはこじんまりしていて、数日あれば見どころをひと通り制覇できるし、お買い物は、ミレニアム公園や美術館がある辺りから北に川を渡った「マグニフィセント・マイル」周辺に、有名店や百貨店やモールが固まっていて、ここ「ウォータータワー・プレース」も、その中にあります。ウォータータワーというのは、このモールの道路をはさんではす向かいにある歴史的な建築物のことで、「プレース」が付くのはモールです。まあ、ごく普通のアメリカの大都市にあるモールなのですが、時間の限られた旅行者には、お土産や、人に頼まれたものをまとめて買うのにちょうど良い感じの店が揃っていて、便利でした。ギャレット・ポップコーン、バス＆ボディ・ワークス（大好き）、ホリスター、ピンク、セフォラ、ビクトリアズ・シークレット、トゥミとか入っています。かわいいコスメがぎっしりたくさん売ってるお店もありました。ちょっと食事したりお酒飲む店もあります。野球ファンの方なら、シカゴ・カブスとホワイトソックスの専属アナウンサーとしてアメリカでは超有名な、ハリー・ケリーのスポーツバーみたいなのがあるので、シカゴならではということで、お勧めです。…なのですが、私が行った2018年にあったテナントが、コロナ禍でかなり閉店してしまったようです。メイシーズ（ショップだけでなくフードコートが便利だったので、痛い！）、ヘンリ・ベンデル、アバクロ（キッズ専門アバクロもあったのに…）、Ｇａｐなどが撤退したようです。残念…
ディープな映画ファンの方には、1980年代の青春映画「恋のスクランブル」（ロブ・ロー、ジャクリーン・ビセット出演）のロケ地としても密かにお勧めします。この映画でデビューしたアンドリュー・マッカーシー（最近、80年代映画界を振り返った「Brat: an 80's Story」という本を出しました。お勧め！）と、クラスメートの母親のジャクリーン・ビセットとの、ここのモールのガラス張りのエレベーターで繰り広げられたラブシーンが撮影された場所です。

ロンドンのど真ん中にある広～い公園の、東半分くらいがハイド・パークで、西の半分くらいがケンジントン・ガーデンズで、ロンドンのどこに泊まっていても、必ず一度は近くを通ると思うので、ハイド・パークだけでなく、見どころたくさんなケンジントン・ガーデンズも、お勧めします。ウィリアム王子とキャサリン妃が住んでいるケンジントン宮殿があり（中も入場料を払って見学可）、先ごろダイアナ妃の像が除幕されたというニュースもあり、歩いているとピーターパンの像が立っていたり（物語の舞台だから）と見どころが散在していますが、基本的にはゆったり広々と緑地が広がる公園で、地元の人たちが、ただただ散策を楽しんでいる感じが、とてもうらやましいです（旅行者は時間がないので、どうしても目的に向かって一直線でガツガツしてしまうから）。あと、ロンドンで一度はアフタヌーン・ティーを楽しみたい、というときに、有名店は予約しないとダメなところが多いですが、ケンジントン・ガーデンズ内にある「オランジェリー」は、私が行ったときは、予約なくてもするりと入れました。昔のアン王女の温室だった建物自体がまず素敵で、白を基調にした光あふれる広い室内で、美味しいアフタヌーンティーを楽しめます。お勧めです。