ナオさんのクチコミ(27ページ)全862件

　芹川の土手には彦根八景に数えられるケヤキ並木があります。堤防に沿って続くケヤキ並木の木々はどれもかなりな巨木です。彦根城築城の際に、防護堤用に植えられたものだそうで、樹齢は４００年になるのだそうです。
　ヒノキ並木の中でも特に立派なのは「大老の樹」と名前の付いた檜です。井伊直弼公の樹？でしょうか。「赤鬼の樹」も立派です。彦根藩の初代藩主井伊直政公は、彦根の街の基礎を築いた人物ですが、赤で統一された武具を着けて戦場で戦ったことから、「井伊の赤鬼」と恐れられていたといいます。この樹はきっと、井伊直政公をしたって名付けられた樹なのでしょうね。　
　芹川の南側には遊歩道が整備され、桜も植えられ、四季を通じて楽しめるようになっています。石碑には、芹川十句が彫られています。
　ケヤキ並木、散策にはもってこいの散歩道です。

　浄土宗宗安寺は「夢京橋キャッスルロード」に面して建つお寺です。
　宗安寺の山門には、井伊家の家紋の入った赤旗が翻っています。この門は石田三成の佐和山城の表門だったと伝えられています。
　また宗安寺は、江戸時代には朝鮮通信使の宿泊所となっていたお寺だそうです。黒門は、その時にご馳走搬入口の勝手口に使われたと伝えられてます。

　「夢京橋キャッスルロード」は、歴史的景観を大切に、城下町の趣を現代によみがえらせた町並みです。白壁と黒格子の建物が街に調和して、落ち着いた雰囲気をかもし出し、散策するのにとても気持ちのいいところです。時間帯によっては、観光客で溢れかえるところでもあります。
　私たちは彦根に泊まり、「夢京橋キャッスルロード」の辺りを夕方と朝と二度散策しました。「夢京橋キャッスルロード」をうろうろし、京橋を渡って、彦根城の天守閣がチラッと見える所まで歩きました。「夢京橋キャッスルロード」にはお食事処、和菓子店、土産物店などが並んでいます。中には、観光客の行列の出来る人気店もあります。ちょっと珍しい「両替商」と書かれた看板が上がっているのは「関西アーバン銀行彦根支店」です。　
　

　「四番町スクエア」の謳い文句は、「ご城下彦根の新名所　大正ロマンあふれるまち」です。
　彦根の台所と呼ばれた市場商店街がノスタルジックな癒しの都市空間として生まれ変わった街です。
　「四番町スクエア」は、大正ロマンをイメージして設計された「水と音と祈りの街！」だとか。どこか懐かしく親しみやすいのが特徴だそうです。「音で癒される　脳に優しいハイパーソニックサウンドの流れる街」だそうです。　
　この日も、ひこね食賓館「四番町ダイニング」前では、無料のライブが行われていました。買い物客も、観光客も、お店の人もゆったりと落ち着いて音楽を聴くこの雰囲気、いいですねぇ。

国道８号線で米原から彦根に向い、途中、醒井（さめがい）の里に立ち寄りました。
　霊仙山の山裾に広がる醒井の里は、木彫の里としても有名ですが、ここにも美味しい水があります。それは「居醒（いざめ）の清水」です。地蔵川の源泉で、昔、伊吹山の荒ぶる神を討伐しようとして敗れ、高熱を出した日本武尊が、この泉で熱をさましたのでこの名がついたのだとかききました。私も飲んでみました。おいしかったです。
　美味しい水がある醒井では、ニジマスの養殖が行われており、そのニジマスを使った「にじますバーガー　オーロラ味」が売られています。鱒フライと、赤カブピクルスをはさんで、オーロラソースで仕上げた御当地バーガーです。
　水の宿駅の特産物を売っているコーナーで、１個３８０円で売られていますが、とても人気があります。私ももちろん食べてみました。なかなかです。

　日本300名山に選ばれた五箇山の大門山１５７１．６ｍの登山口は、東海北陸自動車の五箇山ＩＣで降り、国道156号線を南に向かい、橋を渡ってすぐ、ガソリンスタンド前を右折、くねくねと林道を10km登って行ったブナオ峠にあります。
　2011年7月、あの新潟、福島で大雨による大洪水が起きた日、私達は登山口まで行きながら、大雨情報に登山を諦めたのでした。
　そして二回目、登りだして三十分の所で豪雨にあい中止、麓の五箇山に泊まって、翌日再び挑戦、三等三角点のある大門山１５７１．６ｍの頂上に立ちました。
　この日も昼前から豪雨になりましたが、朝から登っていたので、下りの三十分ほど雨にあっただけです。虫は多いけれど、ブナの美しい山でした。
　

　南砺市指定文化財の霊水、史跡臼浪水（きゅうろうすい）は、瑞泉寺発祥の機縁となった霊水で、「この地に霊水あり、ゆえに瑞泉寺と称す」とあるのだそうです。
　入口の門には「世に古しすすきが中の泉かな」の句がかかげられていますが、この場所は、多くの文人墨客が訪れています。
　また、ここには臼浪水佛堂が建てられ、今も霊水は守られています。

　瑞泉寺の門前町として栄えてきた井波は、信仰と木彫りの歴史ある町です。
　今年の７月に井波を訪れた私は、この歴史ある信仰と木彫りの町がとても気に入り、今回は井波に宿を取り、翌朝散歩で、趣きある町並みを巡りました。
　町の至るところで木彫りの神々が暖かく迎えてくれました。瑞泉寺の門前町八日町通りは、「神が微笑む道」なのだそうです。
　ここはまた沢山の彫刻工房が建ち並び、工房から聞こえる槌音が、「日本の音百選」にも選ばれています。今回、朝早すぎたのか、残念ながら槌音は聞こえてきませんでが、さすが井波は木彫りの里、いたるところに見える木彫り彫刻の数々、石畳の町並みと調和して、とても趣がありました。
　

　紅葉には少し早い１０月初旬、日本２００名山の金剛堂山１６５０ｍに登りました。
　金剛堂山は富山県と岐阜県の県境に位置し、古くは白山の修行僧が立ち寄ったという伝説が残る名山です。
　私達は前もって下見してあった利賀村の栃谷登山口から登りました。このコースは富山国体の時の登山コースだったそうで、よく整備されており、前金剛までの５ｋｍの間には１ｋｍごとに標識が建てられていました。
コースタイムは前金剛まで登り３時間、中金剛までは３時間２０分、下りは２時間３０分です。
　１３４６ｍ峰、１４５１ｍ峰の２つのピークを越えて１等三角点のある前金剛１６３７・９ｍに立ち、続いて１６５０ｍの中金剛に立ちました。
　途中には、ブナの巨木や原生林、頂上付近には広い草原が広がり草紅葉も始まっており、、池塘が点在しトンボが飛び交い、金剛堂山は自然豊かな山でした。
　この日は、少し霞んではいたもののいい天気の日で、頂上からの眺めも最高でした。

　井波別院　瑞泉寺は６００年余りの歴史を誇る北陸最大の木造建築物です。ここには江戸時代から大正時代にかけての、井波彫刻の名作が残されており、見ごたえがあります。山門の一疋龍、勅使門の獅子の子落し、太子堂の木彫などが、特に有名です。

　道の駅「福光」なんと一福茶屋にやって来ました。
　道の駅の一角にある赤い建物が、とてもよく目立ちます。中国紹興友好物産館です。
　農産物直売所、いっぷく市を覗きます。季節柄、大きなスイカがいっぱい並んでいました。生花もたくさんありました。

　駐車場に立つ大きな木の七福神が出迎えてくれる「道の駅　井波」は、木彫りの里です。
　特産物を売る店、木彫りの実演販売をする店などが並ぶ一角の奥には、井波彫刻総合会館があり、井波の彫刻家の作品が一同に展示されています。
　私達は雨の中、ここにある一軒一軒の木彫りの店を覗いて見ましたが、伝統技術を守り伝えようと、皆で力を合わせているのには心を動かされました。

　国指定重要文化財の羽馬家は、人形山の登山口への道の途中にありました。そこで、ちょっと立ち寄って見ました。　
　羽馬家は江戸時代中期以前の建造物で、初期の五箇山の合掌造の様式をよく残しているそうです。４室からなる小規模な合掌造り建造物です。

　夫婦滝は、五箇山と城端を結ぶ国道３０４号線から山手にそれて、林道高清水線をつくばね森林公園へ向けて入り込む途中にあります。林道のすぐ横にあるので、車でドライブ中、誰でも気軽に見ることのできる滝です。
　夫婦滝は、高落場山の中腹にある２本の滝で、高さ３８ｍあり、右の細い滝が雄滝、左の太い滝が雌滝だと云われています。滝の上部にはブナの原生林が広がる豊かな山があります。

　国道３０４号線からそれて、林道高清水線山手に入り込み、途中、岩割の命水、夫婦滝を見て、つくばね森林公園展望所まで行ってみました。
　つくばね森林公園展望所からは、散居村と呼ばれている砺波平野の有名な風景が見えていました。田の中に点在する屋敷林に囲まれた家々が特徴的でした。
　ここで変わった形の物を見つけ近づいてみると、つくばね森林公園の展望所にある天皇陛下の歌碑でした。天皇陛下がここ来られ、まだ先の縄ヶ池まで入られていたのは驚きでした。
　林道に鎖が張られていたので、つくばね森林公園の展望所に車を止め、私たちも縄ヶ池まで歩いてみました。縄ヶ池は水源の森であり、富山の名水にもなっています。
　つくばね森林公園からはハングライダーも飛んでいました。

　城端曳山会館にやって来ました。
　約３００年の歴史を誇る城端の曳山祭りは国の重要無形民俗文化財に指定されています。
　城端曳山会館には傘鉾、曳山・庵屋台などが常設展示されており、ビデオ放映により、いつでも城端曳山祭りの雰囲気を味わうことができます。
　「城端曳山会館」へは、土蔵群蔵回廊と一緒で、入館料大人５００円です。

　九州の秋を楽しめるどこか手ごろな山を探していて、九州の１００名山で熊本の県立森林公園になっている小岱山を見つけました。
　小岱山は、最高峰の筒ヶ岳でさえ５０１ｍと低い山なのに、環境庁の自然保護区に指定されており、また、整備された九州自然歩道が尾根を結んで走っていて、家族連れなどでけっこう賑わう山なのです。
　山麓は紅葉の名所でもあり、紅葉狩りを楽しむ人々も訪れていました。
　私達は、荒尾中央登山口から観音岳４７３ｍへと登り、尾根伝いに筒ヶ岳とも呼ばれる小岱山５０１mに縦走、小岱山頂の筒ヶ城跡に立った後、針の耳を通って下りてきました。
　３時間半程の軽い山歩きでしたが、小岱山は展望もよく、快適でした。

　日本二百名山で一等三角点の御正体山１６８１．６ｍは、山梨県の都留市と道志村の境にある山です。
　登山道は、都留側の御正体のバス停がある三輪神社の所からのコースと、道坂トンネルのある道坂峠からのコース、道志村の御正橋から入る白井平コース、山伏峠からのコースがあります。
　以前、三ツ峠山や御坂黒岳に登った帰り、次に登るのは御正体山になるだろうと、簡単な下見は済ませていましたが、その後、このあたりは大雨による被害が出ているので、まず道志村の道の駅で最新の登山情報を仕入れた後、４本の登山コースから最終登山コースを決めることにしました。
　結局、私たちは最近道志村役場の人が登ったので標識がはっきりしていると言う白井平コースを選んで、御正体山に登りました。　
　約３時間かけて、山梨の１００名山でもある御正体山の頂上に着きました。一帯は、樹齢５０～２００年のツガ、モミ、ハリモミ、ミズナラ、ブナなどの針葉樹と広葉樹が混じった代表的な混交林で、自然が良好に保たれており、自然保護地区に指定されている緑の美しい場所です。
　

　桜平から入り、夏沢峠に向かう途中にあるのがオーレン小屋です。私たちが、硫黄岳や天狗岳に向かう折に、いつも小屋の前で休憩させていただくありがたい場所です。
　オーレン小屋の前には、「強清水」の美味しい名水が湧き出ています。私たちはいつも味わって行きます。
　オーレン小屋では水力発電が行われています。北八ヶ岳の山小屋では、水力発電だけでなく、太陽を利用し屋根に載せたソーラーで電気を賄っている小屋、風車で風力発電をしている小屋など、エコや科学の最先端を行っているのではと、驚かされるような小屋があります。オーレン小屋もそんな小屋の一つです。

箕冠山と根石岳のコルに建つ根石岳山荘にやってきました。
　根石岳山荘は、いかにも山小屋らしい山小屋です。今は、 隣に新館が建ちましたが、本館は２０年前と少しも変わらず、北八ヶ岳の風景に溶け込んでいます。人それぞれですが、わたしは今ではもうなかなかお目にかかれないような、古き良き山小屋が大好きです。 根石岳山荘の中でも一番好きな場所は、人の輪のできるこのストーブの周りで、次がお風呂です。