2015/09/26 - 2015/10/09
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旅人のくまさんさん
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名古屋市西区那古野にある真宗大谷派の寺院、阿原山・慶栄寺の紹介です。永正元年(1504年)、春日院善正によって美濃国多芸郡に創建されましたが、後に尾張国春日井郡の阿原村(現・清須市)に移転したお寺とされます。
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
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江戸時代初期の清州越しのお寺とされる、真宗大谷派の阿原山・慶栄寺の紹介です。その参道光景です。本尊は阿弥陀如来立像とされますが、境内への立入りは出来ませんでした。
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『聖徳皇太子御自作霊像奉安地』の文字が刻まれた石標の光景です。寺宝の『聖徳太子木像』を指しているようでした。慶長17年(1612年)頃から元和2年(1616年)までの頃に行われた清州越しのお寺とされます。家臣、町人のみならず、神社・仏閣も社寺3社110寺が清州から名古屋に引っ越したとされます。
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『聖徳皇太子御自作霊像奉安地』の文字が刻まれた石標と対になっていた石標の光景です。正面には『真宗大谷派・阿原山慶栄寺』の文字が刻まれていました。側面には、『昭和9年5月・第十三世蒙哲堂』らしい文字がありました。清洲越しの後に名古屋の皆戸町(現・中区丸の内一丁目)に移ったとされますが、移転年度については寺伝の慶安2年(1649年)のほか、慶長15年から18年(1610年~1613年)、3世寿玄の時代(1582年~1671年)など、複数の説があります。
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『慶栄寺太子堂・松濤庵』のタイトルがあった、名古屋市教育委員会名の説明立札の光景です。太子堂は、 文化元年(1804年)に建てられた二畳台目茶室です。奈良元興寺の五重塔の古材を用いて建立されたことが紹介されていました。松濤庵(しょうとうあん)は、六畳台目数寄屋造の茶室です。こちらは京都東山から移したらしいと紹介されていました。銀閣寺余材を使って建てられたとも言われます。
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イチオシ
参道の奥にあった、阿原山・慶栄寺の山門光景です。門はぴったりと閉ざされていました。京都・法光寺の末寺でしたが、明治維新を経て東本願寺の末寺となりました。
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山門にあった透かし彫りのズームアップ光景です。1919年(大正8年)、火災によって太子堂と松涛庵を除く全ての堂宇を焼失しました。
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更にズームアップした、山門の透かし彫りの光景です。1919年(大正8年)の火災に遭った本堂は、1923年(大正12年)に再建されました。1945年(昭和20年)の名古屋大空襲で円頓寺界隈も多くが焼失しましたが、慶栄寺は被害を免れました。
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同じく、山門の透かし彫りのズームアップ光景です。慶栄寺は、江戸時代にも二度の火災被害を受けています。元禄13年(1700年)の大火で焼失し、再建されましたが享保9年(1724年)5月の大火で再び被害を受けました。
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江戸時代に二度の火災被害を受けた慶栄寺は、享保9年(1724年)12月に圓頓寺筋に面した現在地に移転しました。元文元年(1736年)から寛保元年(1741年)にかけて本堂が再建されました。この本堂も1919年(大正8年)の火災で焼失しています。
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東側から眺めた、阿原山・慶栄寺の本堂光景です。南側の山門以外にも出配流出来る門は見当たりませんでした。
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東側から眺めた、阿原山・慶栄寺の本堂の破風のズームアップ光景です。度々の火災被害を受けたためでしょうか、漆喰で塗り固めてあるようでした。
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イチオシ
阿原山・慶栄寺の近くにあった、赤塗の灯篭が立ち並び、赤い屋根の社があった金刀比羅神社(ことひらじんじゃ)の紹介です。名古屋弁のお御籤で知られます。香川県仲多度郡琴平町の金刀比羅宮を総本宮とし、その主祭神は大物主神です。
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正面となる南側から眺めた金刀比羅神社の光景です。舗装参道の脇に『名古屋弁おみくじ』の立看板がありました。名古屋城築城当時は、三の丸に置かれていた神社と紹介されていました。右手に見える石標の落款は、桑原幹根愛知県知事でした。
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街角の芸術作品の紹介です。公道ではなく、私有地に置かれているようでした。度々の戦火を潜り抜けたような姿の像でした。その右側にも石像が見えました。
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同じく、街角の芸術作品の紹介です。先程の立像の右奥に見えていた像です。人ではなく、動物がモデルのような合掌姿の像です。
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赤い花を咲かせたベゴニアです。ベゴニアは、シュウカイドウ科シュウカイドウ属(ベゴニア属)の植物の総称とされます。木立ち性ベゴニア、根茎性ベゴニアや球根性ベゴニアなどの種類があります。
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ケイトウ(鶏頭)の赤い花の光景です。ヒユ科ケイトウ属の一年生植物です。花の形が、鶏の鶏冠(とさか)を連想させることからの命名です。
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同じく、ピンク色のグラディションの鶏頭の花の光景です。ケイトウはインド原産、日本へは中国から朝鮮半島を経て渡来したとされます。扁平なのがトサカゲイトウ、槍状なのがヤリゲイトウ、羽毛状なのがフサゲイトウです。これはヤリゲイトウになります。
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円頓寺商店街の東のはずれから眺めた四間道(しけみち)方面の光景です。四間道は、名古屋市西区の堀川西側にある歴史的町並みです。清須越しにともなって商人達がこの地に住み着いて作られた商人の城下町として始まり、最初の『名古屋』の街の誕生とな利ました。最近、その歴史的町並みが注目を集めてきました。
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同じく、円頓寺商店街の東のはずれから眺めた四間道(しけみち)方面の光景です。元禄13年(1700年)の大火で1600軒余りが焼失し、その後尾張藩4代藩主徳川吉通は、堀川沿いにある商家の焼失を避けるために、中橋から五条橋までの道幅を4間(約7メートル)に拡張したのが四間道の始まりです。
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旅行記グループ 2015年、尾張の寺社巡り(その3)
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