2026/03/27 - 2026/03/27
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桜の季節がやって来たが、雨天が多く、合間の晴れ間に桜を見に行く状態がここ数年続いている。
今年も同じだった。そんな中、晴れ間の出た三月末に、湘南の二宮町、吾妻山と、桜とアジサイで有名な小田原城と二宮金次郎を祀った二宮神社へ行ってきた。
とくに天守閣が混雑し待ち時間のある健創の小田原城と違い、吾妻山は穴場である。ただ、花の時期とはややずれており、桜は木によっては咲いておらず、逆に菜の花は終わってるものがあった。
吾妻山は4回以上行ってるが、良い所、天気が絶好で、富士山も良く見えた。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
. 「道徳なき経済は罪悪であり、経済なき道徳は寝言である」
二宮尊徳
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そもそも「経済」という言葉は中国の故事「経世済民(世をおさめ民をすくう)」から来ており、英語の「Economic(語源は家の管理を意味する)」とは、本来の意味が微妙に違う。現在では英語的なニュアンスで経済という言葉が使われるが、本当は「政道」に近い意味を持つ。なので、「道徳なき経済」は「経済」ですらないのである。
これから向かう、神奈川県中郡二宮町と小田原市は二宮尊徳ゆかりの地でもある。「二宮」は相模の国二之宮と言われた川勾神社に由来し、それにちなみ西湘地区はもともと二宮姓が多い地域なのである。二宮発祥の二宮氏を名乗る武士が鎌倉期にいたらしいが、それと二宮尊徳の関連は分からない。
早朝、上野駅、東海道線へ直通する電車でまず二宮駅へ向かう。上野駅 駅
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二宮駅南口。
上野駅から二宮駅まで1時間20分。吾妻山へは北口から登山するが、今回は南口のモニュメントを観ることにした。
有名な戦争児童文学「ガラスのうさぎ」(1977年、高木敏子作)の像である。二宮駅 駅
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イチオシ
「ガラスのうさぎ」は原作者、高木敏子さんの自伝であり、実際にあった戦争体験を綴っている。
原作者は1945年3月の東京大空襲で母親と妹を失い、さらに父親と疎開途中の際、1945年8月5日、ここ二宮駅で米陸軍のP51Dムスタングの機銃掃射に遭い、目の前で父親も失った。
米陸軍はB29爆撃機の護衛にP51Dを引き連れて来襲したが、戦争末期になるとP51DやF6Fにより列車、駅はじめ地上のあらゆる施設に機銃掃射を行うようになり、多くの民間人が犠牲になった。同じ事例は北総に幾つもある。
アメリカは、同様の事をまさにイランで現在それを実行中である。
原作者の少女時代を模した立像が胸に抱くのが、父親の形見となった「ガラスのうさぎ」である。原作者、高木敏子さんは今も千葉市内に存命である。ガラスのうさぎ像 名所・史跡
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1981年に建立されたこの立像。少女の像は今も、戦禍のあった二宮駅を見つめている。
--この像は私たち二宮町民が 平和の尊さを後世に伝えるために また少女を優しく励ました人たちの友情をたたえるために 多くのご協力をいただき 建てたものです
少女が胸に抱えているのは 父の形見となったガラスのうさぎです
ここに平和と友情よ 永遠に--
暖かく明るい湘南の街だが、そういう歴史もあるのだ。 -
二宮駅北口。すぐそばに役場があり、その先から吾妻山に登山。
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吾妻山登山、階段が何段も尾根に向かって続く。中腹から二宮駅、二宮町役場を見る。すぐそばに相模灘が広がる。
ここで標高70nを超える。 -
山の東斜面は、まだ桜は三分咲きだった。
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大磯のロングビーチや城山公園、遠くに藤沢や江の島が見える。
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平塚市の湘南平も見える。
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れんぎょうが出迎えてくれた。中腹より上の尾根筋を緩やかにさらに登る。
桜も5分咲きくらいか。 -
尾根筋のつつじ園。まだ咲いていないが、ミツバツツジは咲き出していた。
白いユキヤナギと桜。 -
ミツバツツジ
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レンギョウと桜
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桜は咲き方にムラがあった。満開の樹もあれば、三分咲きの樹もある。
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吾妻山の桜
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馬の鞍にあたる管理事務所付近は、菜の花が満開。
実はここの菜の花が一番きれいだった。 -
イチオシ
管理事務所付近の菜の花と桜
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相模灘と桜
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頂上展望台に到着。
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昨年来た時と違い、今回は天候が絶好、富士山がこのように綺麗に見えた。
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ミツバツツジと相模灘
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イチオシ
頂上展望台の桜。
背景は箱根の山麓と小田原の街吾妻山公園 公園・植物園
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青い相模灘が綺麗。
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南を見る。
きらめく相模灘。 -
とにかく今回は富士山が綺麗。
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山頂の菜の花畑。もう咲き終わった感じ。
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イチオシ
富士山
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桜と富士山。
頂上の桜は、三分咲きくらい。
吾妻山展望台の標高は130m前後、桜は、50m標高が上がると、1日咲くのが遅くなる。なので東京で満開でも、例えば標高200mの青梅だと2,3日遅れで満開、600mの日光山内だと一週間以上遅れて満開になる。 -
麓をよく見ると、国府津駅へ向けて湘南電車が走っていくのが見える。
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来た道を戻り、二宮駅へ向かう。
浅間神社。 -
このあたりは桜が見事。
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ツツジ園の桜
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桜越しに見た相模灘
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二宮駅まで降りてきた。
登山道を駆け下りたので、膝が笑っていた。
小田原へ向かう。二宮駅 駅
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イチオシ
おまけ、降りてくる途中で撮影した湘南電車。
吾妻山だが、朝8時半登山と早めに行ったためか、それともいささかマイナーなためか、富士山が良く見える場所にも関わらず、外国人旅行客は皆無だった。穴場スポットの有難さを次の小田原城で思い知らされた。上野東京ライン 乗り物
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二宮駅から3駅目、小田原駅に到着。ここまでは大体1時間当たり湘南新宿の快速1本に普通が4本やってくるし、東京まで湘南電車でも1時間半で到着するので便利。
新幹線だと東京から30分。箱根への玄関口でかまぼこが名物、伊豆や箱根へ向かう有料道路や高速のジャンクションであり、江戸時代は大きな宿場町であり譜代の大物、大久保家が治める小田原藩10万石の中心地でもあった。
現在の人口は18万。現在の市域は根府川から国府津、二宮尊徳の生地栢山まで広がる。
東海道線や小田急が開通したのは昭和になってからで、箱根への通り道という趣だが、市の中心に鎮座する小田原城も相当集客する。小田原駅 駅
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まずは、小田原城の南外れにある、報徳二宮神社へお参りに行く。
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報徳二宮神社は、その名の通り、小田原藩の篤志家、二宮尊徳を祀った神社。同様の神社が、関東にあと2社ある。
二宮尊徳は1787年、小田原市栢山で生まれ、
1814年、小田原藩の財政再建に着手、度量衡の統一、小田原藩士となる
1821年、下野の旗本領の財政再建を行う。「報徳仕法」を提唱
天保年間、小田原をはじめ関東一円で所領の再建、飢饉で貧窮する村落を救う
1842年、幕臣となる。
天領各地の再建を行ったが、道半ばに1856年、日光今市で没す。
その二宮尊徳の思想を明治になって懸賞し、1894年にこの神社を建立。 -
尊徳が生まれたころは、天明の大飢饉の時代で浅間山の噴火により関東一円の農村が荒廃した時期である。小田原もその例外ではなかった。
そのなかで各大名は藩政改革を行ったが、小田原でその藩政改革の一翼を担い、独学による合理的、実務的な見地から思想を組み立てて農政の目に見える改善を実現したのが二宮尊徳であった。
上杉鷹山をはじめ藩政改革に成功した事例は、寛政や天保の改革のような復古的で無理な倹約を上から強いるものと違い、個々人の自律的な経済観念に基づき殖産興業と節約のバランスが取れており、その点も二宮尊徳と共通する。報徳二宮神社 (小田原市) 寺・神社・教会
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イチオシ
二宮の提唱する「報徳思想」は「経済」という言葉本来の意味を実践することである。
実業の教訓も踏まえた実践的な思想。「至誠、勤労、分度、推譲」から成り、それによって心身ともに豊かな人生を送ることを目的とする。
哲学で言うと、アメリカのプラグマティズムに近いか。 -
よく見られる二宮金次郎像。神社にも健在。
この薪を担いで本を読む姿は史実かどうかは判明していない。二宮尊徳翁 (二宮金次郎) 像 名所・史跡
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「二宮尊徳には一度会ったが、至って正直な人だったよ。全体あんな時勢には、あんな人物が沢山出来るものだ。時勢が人を作る例はおれはたしかにみたよ」 勝海舟
神社を後にし、小田原城天守へ行くことにした。 -
イチオシ
小田原城、常盤木門と桜
二宮神社に近い、「藤棚」から北上。本丸へ。 -
常盤木門に架かる橋。ここと、小田原駅からの裏口の二つが天守閣に通じている。
後北条の居城として有名な小田原城だが、江戸時代以降の改築や修築で、城郭の位置や建築がだいぶ様変わりしている。そのため、北側、小田原駅に近い曲輪部分が現在も発掘や再建を行っている。 -
常陸木門と桜
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常盤木門。
この門も、昭和46年に再建されたもの。
小田原市は、関東大震災の震源に近く、大正の震災で、この小田原城も大きな被害を受けた。残っていた建物や石垣、構造物の多くが崩壊した。
昭和になってから少しずつ復元、再建されて今も途上である。 -
常盤木門から二の丸を振り返る。
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小田原城の桜は5分から7分咲きだった。
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ツツジも咲き出していた
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二の丸を振り返る。
銅門が見える。1997年に復元したもの。小田原城 銅門 名所・史跡
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常盤木門を通り本丸へ。相当な人出だ。半分くらい外国人ではないか。
小田原城 常盤木門(SAMURAI館) 名所・史跡
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本丸の桜。ここは満開の木もあった。
小田原城 名所・史跡
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桜と天守閣。
天守閣は、江戸時代の間に、火災で焼失。残った天守台も関東震災で崩れてしまった。
現在の天守は再建天守で、昭和35年に建造されたコンクリート製の物。後北条時代の天守を忠実に再現したものではないらしい。
最上階は展望台になっており、天守閣に入る場合は入場料金が必要(障碍者などは無料)。 -
イチオシ
天守と桜
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天守閣へのチケット売り場に大行列。入場規制を行ってるらしい。10分前後並んだ。
小田原城天守閣 美術館・博物館
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並んでる間に本丸を撮影。桜が見ごろだった。
天候も良いしいい時期に行けた。 -
桜の向こうに伊豆の山
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天守閣内部。博物館も兼ねており、後北条などの歴代城主の展示やシアターがある。
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天守展望台からの眺め。
東側を展望。真下は本丸と常盤木門。相模灘のブルーが美しい。 -
天守展望台からの眺め、南側。
真鶴や伊豆半島まで見える。 -
南西、石垣山と箱根の山地。
後北条を攻める際、豊臣勢は小田原をよく見渡せる高い所に前線基地を設けたわけ。
豊臣秀吉という武将は、都市開発プランナーとしても戦略家としても極めて優秀な人物で、戦い方が実に合理的。
太平洋戦争時の米軍とよく似た戦い方をしている。戦の時は一気呵成に大軍を動員しての包囲戦。同時に陽動作戦も数多く行い、軍勢を動員し持久戦を維持できるよう兵站も万端だった。敵の補給路を断ち戦力の逐次投入はせず大攻勢で包囲戦を仕掛け、持久戦で敵を参らせる、中国返しで見せた情報力と迅速な機動力とそれを支える判断力、心理戦....
大軍で上陸、補給兵站は万善、レーダーをはじめとした情報力、空母と航空という機動戦力、通商破壊で敵の補給を寸断包囲、さらに敵勢の孤立と遊軍化。本当に米軍とよく似ている。
多分、近代的ロジスティックの概念を戦の主とした、最初のアジア人ではないだろうか?
3か月の包囲戦の後、後北条は秀吉に降伏、城は無血開城した。 -
箱根への入口、早川、西湘バイパスなど高速道路のジャンクション群。
豊臣秀吉の戦法が、何故旧日本軍に伝承されなかったと思うでしょう。私なりに考えるに、旧日本軍と言うのは、要は島津毛利軍の末裔だからですよ。豊臣にも徳川にも勝てなかった薩長が作った軍勢、だからですよ。
それに米国も建国時からそういう戦をしていたわけではない。南北戦争で、50万人と言う多大な犠牲を払って得た教訓を基にしているわけ。イランでの戦を見るに、今日の米国はその教訓すら忘れているようだけどね。 -
北東を望む。小田原市街地とその向こうに二宮吾妻山と平塚の湘南平。
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二の丸と小田原市街地、相模灘
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真北、JR小田原駅が見える
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小田急ロマンスカーが見える。
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北西、箱根の山と競輪場、短大など。
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一通り見て帰路に就く。
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本丸の広場にある茶屋など。ここでソフトクリームを食べた。
本丸茶屋 グルメ・レストラン
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桜は満開ではなかったが、見ごろだった、天候にも恵まれた。
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小田原駅南にある「ミナカ小田原」
小田原駅 駅
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湘南電車に乗って帰途に就いた。行楽期で良く晴れたためか、グリーン車も満席に近かった。
良く晴れて、富士山も見れたし、桜も見事だった。お城の喧騒を除けば、満足できる春の旅行でした。 おわり。JR東海道本線 乗り物
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