富士五湖旅行記(ブログ) 一覧に戻る
 2014年の5月連休は、曜日の配置から収束型となり、道路は大規模な渋滞、鉄道もかなりの混雑となり、どこへ行くにも車と人ごみの中を行く羽目になった。そんな連休初日、大渋滞の中央道を、物好きにも高速バスに乗り、富士河口湖へと行ってきた。<br /> 全行程の時間のうち、半分はバスの中で過ごしたようなものである。新宿から河口湖まで所要した時間は5時間。今回はオープン(旅程をあらかじめ組まないで行き、現地で時間にあわせて見どころをピックアップする)で行ったからよいものの、ぎっちぎちに旅程を組んでいったら大幅にスケジュールが狂っていたことだろう。高速バスはトイレ付なので、渋滞中のトイレ地獄(サービスエリアが混雑して入れない)の心配もなく、余裕をもって行動したかわり、河口湖周遊は2時間あまりとし、予定していた富士急行の試乗も中止した。<br /> 逆に、河口湖駅の近くに、見晴らしの良い小さな山と展望台を発見したのは収穫で、そこから見た新緑の河口湖と、視界を圧倒する世界遺産、富士山の雄大さが印象的。それだけでも来てよかったと思っている。<br /> 帰りは、富士急行から中央線の新宿まで直通する「ホリデー快速」で帰った。こちらも大月辺りから混雑したなか、三鷹までの所要は1時間50分足らず。重厚だが懐かしさ感じる183系電車の座席は快適であった。<br /> とにかく、行きも帰りも、現地も、外国人が目立ち、7割くらいは外国人じゃないかと思ったほど。世界遺産様様である。

高速バスとホリデー快速で行く、新緑、大型連休中の河口湖

9いいね!

2014/05/03 - 2014/05/03

1728位(同エリア3300件中)

0

37

fmi(ふみ)

fmi(ふみ)さん

 2014年の5月連休は、曜日の配置から収束型となり、道路は大規模な渋滞、鉄道もかなりの混雑となり、どこへ行くにも車と人ごみの中を行く羽目になった。そんな連休初日、大渋滞の中央道を、物好きにも高速バスに乗り、富士河口湖へと行ってきた。
 全行程の時間のうち、半分はバスの中で過ごしたようなものである。新宿から河口湖まで所要した時間は5時間。今回はオープン(旅程をあらかじめ組まないで行き、現地で時間にあわせて見どころをピックアップする)で行ったからよいものの、ぎっちぎちに旅程を組んでいったら大幅にスケジュールが狂っていたことだろう。高速バスはトイレ付なので、渋滞中のトイレ地獄(サービスエリアが混雑して入れない)の心配もなく、余裕をもって行動したかわり、河口湖周遊は2時間あまりとし、予定していた富士急行の試乗も中止した。
 逆に、河口湖駅の近くに、見晴らしの良い小さな山と展望台を発見したのは収穫で、そこから見た新緑の河口湖と、視界を圧倒する世界遺産、富士山の雄大さが印象的。それだけでも来てよかったと思っている。
 帰りは、富士急行から中央線の新宿まで直通する「ホリデー快速」で帰った。こちらも大月辺りから混雑したなか、三鷹までの所要は1時間50分足らず。重厚だが懐かしさ感じる183系電車の座席は快適であった。
 とにかく、行きも帰りも、現地も、外国人が目立ち、7割くらいは外国人じゃないかと思ったほど。世界遺産様様である。

旅行の満足度
4.0
観光
5.0
交通
3.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
高速・路線バス JRローカル 私鉄
旅行の手配内容
個別手配
  • 朝8時半。新宿高速バスターミナルを出発。<br />30分毎に運行する富士五湖方面のバスは、のきなみ増車、3台か4台で出発していくのが壮観。さすが連休。おかげで直前でも窓側の席がとれた。

    朝8時半。新宿高速バスターミナルを出発。
    30分毎に運行する富士五湖方面のバスは、のきなみ増車、3台か4台で出発していくのが壮観。さすが連休。おかげで直前でも窓側の席がとれた。

  •  新宿高速ターミナルは分散しており、中央道方面は、ここヨドバシカメラ向かいの手狭なターミナルから出発。この日のようにバスが何台も連なるときは、少々離れた西口の広場からもバスが出る。外国人にとってバリアフルだと思うのだが、乗客の半分以上が外国人だった。

     新宿高速ターミナルは分散しており、中央道方面は、ここヨドバシカメラ向かいの手狭なターミナルから出発。この日のようにバスが何台も連なるときは、少々離れた西口の広場からもバスが出る。外国人にとってバリアフルだと思うのだが、乗客の半分以上が外国人だった。

  • さすがは連休初日。中央道下りはこんな状態。<br />これが、調布から相模湖まで続いた。トイレの無い号車に乗ったら悲惨だったかも。一応、切符を買う際に、トイレ付のバスを選んで予約できる(席が空いていれば)。

    さすがは連休初日。中央道下りはこんな状態。
    これが、調布から相模湖まで続いた。トイレの無い号車に乗ったら悲惨だったかも。一応、切符を買う際に、トイレ付のバスを選んで予約できる(席が空いていれば)。

  • 中央高速バス車内。空席がちらほらあるのは、バス3台に増車してるから。

    中央高速バス車内。空席がちらほらあるのは、バス3台に増車してるから。

  •  車線の増える上野原から先、ようやく流れ出したが、談合坂のSAへ入る車は、1km以上こうやってならんでいる。

     車線の増える上野原から先、ようやく流れ出したが、談合坂のSAへ入る車は、1km以上こうやってならんでいる。

  •  中央道上野原‐大月の間は、拡幅工事が行われたため、東名高速のように、旧上り線を下り線に転用した4車線区間がある。バスは旧上り線を順調に下ってゆく。

     中央道上野原‐大月の間は、拡幅工事が行われたため、東名高速のように、旧上り線を下り線に転用した4車線区間がある。バスは旧上り線を順調に下ってゆく。

  • 大月から富士吉田区間に入ると、このように大きな富士山が出迎えてくれた。

    大月から富士吉田区間に入ると、このように大きな富士山が出迎えてくれた。

  •  午後1時半、通常の倍時間かけ、ようやく河口湖駅にバスは到着した。

     午後1時半、通常の倍時間かけ、ようやく河口湖駅にバスは到着した。

    河口湖駅

  • 高速バスの隊列がひしめいてる駅前。乗車してきたハスは、山中湖方面へと出発して行った。

    高速バスの隊列がひしめいてる駅前。乗車してきたハスは、山中湖方面へと出発して行った。

  • 山小屋風の富士急河口湖駅。バックに富士山が悠々と。

    山小屋風の富士急河口湖駅。バックに富士山が悠々と。

  •  駅からてじかのところに、展望台があるのが分かったので、そこへゆく。河口湖のすぐ東にそびえる、天上山の中腹にある、なかば平だ。<br /> あじさいの名所らしいが、この日は、いまだ桜が咲いていた。

     駅からてじかのところに、展望台があるのが分かったので、そこへゆく。河口湖のすぐ東にそびえる、天上山の中腹にある、なかば平だ。
     あじさいの名所らしいが、この日は、いまだ桜が咲いていた。

  • ハイキングコースが整備されている。

    ハイキングコースが整備されている。

  • 3合目あたりにある、天上山護国神社から眺めた河口湖。標高は900m超えている。

    3合目あたりにある、天上山護国神社から眺めた河口湖。標高は900m超えている。

  • ハイキングコースの木々の間からも河口湖。

    ハイキングコースの木々の間からも河口湖。

  • 天上山なかば平の展望台から見た、富士山の雄大な景色。

    天上山なかば平の展望台から見た、富士山の雄大な景色。

  • 真下に河口湖駅

    真下に河口湖駅

  • 河口湖大橋。

    河口湖大橋。

  • 麓に降りたら、目の前は「御坂みち」。石和と河口湖を結ぶ国道で、渋滞してる。河口湖ほとりの船津の街並み、旅館、土産物店などが並ぶ。

    麓に降りたら、目の前は「御坂みち」。石和と河口湖を結ぶ国道で、渋滞してる。河口湖ほとりの船津の街並み、旅館、土産物店などが並ぶ。

  • 上の写真、左のローソンの所を曲がると、このように、河口湖船津浜が目の前。遊覧船乗り場や高速ボート乗り場がある。

    上の写真、左のローソンの所を曲がると、このように、河口湖船津浜が目の前。遊覧船乗り場や高速ボート乗り場がある。

  •  船津浜の東にそびえる天上山。てっぺんまでロープウェイがある。

     船津浜の東にそびえる天上山。てっぺんまでロープウェイがある。

  • 遊覧船乗り場。背景の山々に、所々、まだ桜が咲いてるのが分かる。

    遊覧船乗り場。背景の山々に、所々、まだ桜が咲いてるのが分かる。

  • 足こぎボートと快速艇(貸切)。快速艇は一番短いコースで5人まで4000円とのこと。

    足こぎボートと快速艇(貸切)。快速艇は一番短いコースで5人まで4000円とのこと。

  • 湖に、溶岩が半島状に突き出ていた。畳岩である。<br />河口湖は、橋が架かってるあたりでくびれており、ここ駅のある船津地区は、その東側にあたる。湖全体の3分の1くらいで、湖は橋の向こうにもっと広がっているのだ。

    湖に、溶岩が半島状に突き出ていた。畳岩である。
    河口湖は、橋が架かってるあたりでくびれており、ここ駅のある船津地区は、その東側にあたる。湖全体の3分の1くらいで、湖は橋の向こうにもっと広がっているのだ。

  • 上の畳岩にやってきた。ごつごつした溶岩の上を歩くのは結構手間だ。半島の先から船津浜を撮る。

    上の畳岩にやってきた。ごつごつした溶岩の上を歩くのは結構手間だ。半島の先から船津浜を撮る。

  • 遊覧船が出発していく。

    遊覧船が出発していく。

  • 湖の所々に溶岩が突き出ている。

    湖の所々に溶岩が突き出ている。

  • 船津の街並みを見ながら、御坂みちを、河口湖駅へ向かう。

    船津の街並みを見ながら、御坂みちを、河口湖駅へ向かう。

  • 人とバスの絶えない河口湖駅。駅にはJRも含めた切符売り場のほか、バスのチケット、観光案内書、レンタカー、カフェもある。

    人とバスの絶えない河口湖駅。駅にはJRも含めた切符売り場のほか、バスのチケット、観光案内書、レンタカー、カフェもある。

  • 河口湖周遊のレトロバス。

    河口湖周遊のレトロバス。

  • 河口湖駅からは、御殿場、三島(御殿場経由)、新富士駅(富士宮道路経由)、石和温泉経由甲府駅、といった長距離路線バスが出ており、いずれも1時間毎には運行され、渋滞が無ければ、交通は至便だ。写真は三島行特急バス。高速を経由して三島駅まで直行する。

    河口湖駅からは、御殿場、三島(御殿場経由)、新富士駅(富士宮道路経由)、石和温泉経由甲府駅、といった長距離路線バスが出ており、いずれも1時間毎には運行され、渋滞が無ければ、交通は至便だ。写真は三島行特急バス。高速を経由して三島駅まで直行する。

  •  新宿をはじめ、横浜、東京駅、多摩地区まで結ぶ高速バスもこの駅前から出ており、便利。新宿行京王バスなどが並ぶ。

     新宿をはじめ、横浜、東京駅、多摩地区まで結ぶ高速バスもこの駅前から出ており、便利。新宿行京王バスなどが並ぶ。

  • 鉄道の便も良い。富士急はここが終点だが、大月駅とここ河口湖駅のあいだに、様々な趣向を凝らした観光列車が運転され、乗るだけで楽しい。いずれもJRや大手私鉄の中古車を使っている。写真は、左から、ふじさん特急(展望車のついたロマンスカー。有料)、真ん中の茶色い京王のお古が富士登山電車(快速、有料)、奥が普通電車。このほか、週末は、JRから行楽快速が2往復前後乗り入れてくる。

    鉄道の便も良い。富士急はここが終点だが、大月駅とここ河口湖駅のあいだに、様々な趣向を凝らした観光列車が運転され、乗るだけで楽しい。いずれもJRや大手私鉄の中古車を使っている。写真は、左から、ふじさん特急(展望車のついたロマンスカー。有料)、真ん中の茶色い京王のお古が富士登山電車(快速、有料)、奥が普通電車。このほか、週末は、JRから行楽快速が2往復前後乗り入れてくる。

  • 午後3時半過ぎ、河口湖駅で出発を待つJR行楽快速、「ホリデー快速」。手前の189系使用電車が「ホリデー快速富士山」16時ちょうど発新宿行、奥の257系房総車が、「快速山梨富士号」16時17分発千葉行である。奥の山梨富士号は全席指定。

    午後3時半過ぎ、河口湖駅で出発を待つJR行楽快速、「ホリデー快速」。手前の189系使用電車が「ホリデー快速富士山」16時ちょうど発新宿行、奥の257系房総車が、「快速山梨富士号」16時17分発千葉行である。奥の山梨富士号は全席指定。

  • 帰りに乗車するホリデー快速。国鉄分割民営化前から運行されている行楽列車で、乗車券のみで特急車に乗れるので人気が高い。2往復走り、1往復は立川から武蔵野線に入り大宮へ向かう。1両だけ指定席車が連結される。

    帰りに乗車するホリデー快速。国鉄分割民営化前から運行されている行楽列車で、乗車券のみで特急車に乗れるので人気が高い。2往復走り、1往復は立川から武蔵野線に入り大宮へ向かう。1両だけ指定席車が連結される。

  • いよいよ帰り。ホリデー快速に乗車。人気の国鉄型車両。河口湖出発時は、空いていたが、途中からハイカーがどんどん乗車し、大月で満席になった。

    いよいよ帰り。ホリデー快速に乗車。人気の国鉄型車両。河口湖出発時は、空いていたが、途中からハイカーがどんどん乗車し、大月で満席になった。

  • 都留のあたり、JR東海のリニアモーターカー実験線が見える。富士急線内は急カーブ、急こう配が続く。大月から河口湖まで上り勾配連続で、26kmの間で500m登る。<br />富士急行線、高速バスともに、4か国語案内に対応しており、世界遺産登録後、急激に増えた外国人客に対応していた。周辺の公共案内も、外国語対応だった。実際、行きも帰りも外国人客の方が目立ち、中には、英語や中国語が母国語ではない人も目立った。

    都留のあたり、JR東海のリニアモーターカー実験線が見える。富士急線内は急カーブ、急こう配が続く。大月から河口湖まで上り勾配連続で、26kmの間で500m登る。
    富士急行線、高速バスともに、4か国語案内に対応しており、世界遺産登録後、急激に増えた外国人客に対応していた。周辺の公共案内も、外国語対応だった。実際、行きも帰りも外国人客の方が目立ち、中には、英語や中国語が母国語ではない人も目立った。

  • 三鷹駅で混雑するホリデー快速を下車し、ホーム隣で待ち合わせ中の快速東京行に乗り換え、家路に就くのであった。<br /> 行きの渋滞がとにかくすごかったが、行程そのものが目的だったので、旅程にダメージはなかったのが幸いだった。

    三鷹駅で混雑するホリデー快速を下車し、ホーム隣で待ち合わせ中の快速東京行に乗り換え、家路に就くのであった。
     行きの渋滞がとにかくすごかったが、行程そのものが目的だったので、旅程にダメージはなかったのが幸いだった。

この旅行記のタグ

9いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

この旅行で行ったスポット

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

この旅行記の地図

拡大する

PAGE TOP