2025/02/19 - 2025/02/20
412位(同エリア979件中)
玄白さん
ここ数年、我が家では雪見を楽しむ冬の温泉へ行くというのが、慣例の一つになっている。先月の蔵王温泉に次いで、今月は裏磐梯へ。
今年はさらに、秘湯の会の会員宿を年内に10か所巡ろうという新たな遊び目標を立てている。そこで今回は裏磐梯から喜多方に向かう街道の途中にある大塩温泉を訪ねることにした。
風景写真家を自任する玄白としては、裏磐梯の冬景色をカメラに収めることも大事なミッションである。果たして、冬の絶景写真をモノにできるかどうか?
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
当日の裏磐梯の天気予報を確認すると、曇りときどき雪となっている。晴れていれば、現地の日の出に間に合うように夜明け前に出発するのだが、ぐずついた天気なら、そんなに早く出ることはあるまいと、8時過ぎにのんびり自宅を出発。
まずは桧原湖の湖岸の所々で雪景色の撮影を・・と目論んでいたのだが、今年は裏磐梯も例年になく大雪が続いており、道路わきは、除雪した雪が壁のようになっていて、湖岸の撮影ポイントに近づけない。 -
そこで、桧原湖西岸から喜多方方面に通じる桧原ビューライン(国道459号)に入り、霧氷が見られる取上峠から桜峠付近に行ってみることにした。
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霧氷なのか枝に積もった雪なのか、遠目には判然としないが、冬景色であることには違いない。
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トンネルの上に積もった雪の分厚いこと。喜多方に通じる主要国道なので、道路はよく除雪されている。
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トンネル脇の木には、明らかに霧氷がついている。
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取上峠から桜峠の間は、霧が出やすく、高い確度で霧氷がみられるのである。
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道路わきの雪壁は、連れ合いの背丈より高い。
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このまま、喜多方方面に進めば、今宵の宿がある大塩温泉があるのだが、まだ、12時前で、チェックインできる時間ではない。
そこで、一旦戻って桧原湖をぐるりと一周してみることにした。雪壁越しにどこか撮影できるところがあるかもしれない。 -
こんな時期なので、交通量は少ない。たまに通りかかる車が、雪壁がいかに高いかを示してくれる。
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雪壁越しに霧氷の森が見える。
霧氷という言葉には、文学的響き、ロマンチックなイメージがあるが、ここでは、無粋だが理屈っぽい解説を一つ。
過冷却状態の霧が樹木にあたって凍ったり、空気中の水蒸気が昇華してできた微細な氷などを総称して霧氷という。その生成プロセスの違いにより、樹氷、粗氷、樹霜の3つに分類される。
樹氷:過冷却の液体の濃霧が樹木などにあたって凍ったもろい氷の層。-5℃以下の風が弱いときにできる。気泡を多く含むので白く見える。
粗氷:同じく過冷却の霧が樹木にあたってできた氷の層だが、樹氷より氷の粒が大きく、半透明である。氷点下の風が強いときにできる。
樹霜:空気中の水蒸気が昇華して固化し針状の結晶が重なったもの。霜と同じ原理 -
この辺りの霧氷は、上記の分類でいえば樹氷であろう。
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桧原湖西岸に戻り、県道64号を北上して桧原湖を一周するドライブだ。
昨年2月にも、この付近を通り、日の出のころの湖岸の風景を撮影したのだが、今年は、こんな雪壁に阻まれ、湖を見ることさえできない。
参考 https://4travel.jp/travelogue/11885192
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桧原湖北岸あたりまで来た。どこまでも雪壁が続いている。
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NTT東日本桧原電話交換所という施設付近の橋の上から見下ろした風景。
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名もなき小川。凍ってはいない
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ラーメン屋兼桧原歴史館という看板がかかった店があった。観光客が少ない真冬でも営業はしている。
昼食用に弁当を用意してきているので、店には入らなかった。暖簾にある山塩というのは、今夜投宿する大塩温泉を濃縮して作った塩のことである。 -
店の前が、開けていてようやく檜原湖を望むことができた。湖は全面結氷していて、湖岸のボートは雪に埋もれている。
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遠くにワカサギ釣りをやる氷上の小屋が見えている。
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先に進む。県道64号と県道2号がぶつかるT字路にあるガソリンスタンド。屋根が壊れるのではないかと心配になるほどの積雪である。
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イチオシ
県道2号線に入り、湖沿いに南下する。
途中、崖からしみ出した湧き水が凍って氷柱になっているところがあった。 -
湧き水氷柱列
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イチオシ
青空が見えてきた。
道路わきの雪壁が少し低くなっているところがあり、桧原湖が見える。頂上に雲がかかっているが、磐梯山も遠望できる。 -
広い湖面のあちこちにカラフルなワカサギ釣りをしているテントが散在している。
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磐梯山をアップで。
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イチオシ
ぐるりと桧原湖を一周し、ふたたび桧原ビューラインに入る。
青空をバックに取上峠付近の霧氷を撮影。 -
きれいな雪面をキャンバスにした木立の影
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霧氷を纏った林
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イチオシ
霧氷は、やはり青空がバックのほうが映える
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イチオシ
霧氷の木立の間にスノーモンスターが見える。
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アングルを変えて。
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トンネルを通り過ぎてから、振り返りパチリ
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彼方の山の森もびっしり霧氷で覆われている。
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一日で一番気温があがる2時ごろだが、氷点下3度なので、霧氷は溶けることはない。
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時折、雲がかかるので、氷点下の気温と相まって、昼間でも霧氷が作られる。
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奥の山並みは磐梯吾妻連峰だろうか?
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桜峠付近から見る山並み
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ズームアップして
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霧氷の撮影納め
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今宵の宿、大塩温泉「米澤屋」に到着
会津と喜多方の中間あたりの山間の静かな温泉場で、廃業した宿も多く、現在は5件の温泉宿が営業している。開湯は1200年前という。伝説では弘法大師によって開湯したという言い伝えがあるらしい。
わずか10室のこじんまりした民宿のような宿である。 -
秘湯を守る会の会員宿である。
ここの温泉は、濃厚な塩分が特徴で、かつては温泉を煮詰めて塩を採り、会津藩にも献上していたらしいが、その後廃れてしまった。2020年に村おこし事業として米澤屋が中心となって70年ぶりに山塩を復活したという。海塩より苦り成分が少なく、さっぱりした塩味が特徴である。 -
2階の部屋からの眺め。小さな川沿いの宿である。建物は古いが清潔感はあるし、トイレもウォシュレット付洋式である。
どうやら家族経営らしい。インバウンドの外国人客は受け入れていないという。 -
川の対岸には、かつては温泉宿だったらしい廃屋が見える。
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湯舟は狭い。なるほど、お湯は濃厚な塩分を含んでいて、なめるとしょっぱい。
寒い冬は、体の芯まで温まる良い湯である。
この日の泊り客は我が夫婦だけなので、家族風呂としてお使いくださいと女将にいわれた。 -
たっぷり、温泉を堪能した後は、お待ちかねの夕食である。
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料金はそんなに高くないし、ひなびた温泉宿なので、料理はそれほど期待はしていなかったが、なかなかどうして、手作り感があるGoodな料理だった。
特に山塩を振った岩魚の塩焼き(右上)は焼きたてが供されて、なかなかよろしい。えてしておおきな宿では、冷めた焼き魚が出てくることが往々にしてあるのだが。
山塩を使った塩ラーメンも美味 -
献立お品書き。手作り感があり、この日の日付が入っている
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料理に合わせる飲み物は「会津ほまれ」本醸造。この酒を造っている喜多方の酒蔵「ほまれ酒造」の酒は、G7伊勢志摩サミットで、各国首脳への土産として送られたという。また、現在の5代目当主の妹さんは、「サンデーモーニング」などいくつかTV番組に出演している眼鏡美人のフリーアナウンサー、唐橋ユミさんである。
唐橋ユミさん、利き酒師の資格を持つ日本酒大好き人間で、仕事で地方を訪れると、必ず地元の酒を楽しむのだとか・・・ -
広い食事部屋で我々だけの食事である。部屋には生花や、
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ひな人形が飾られている。
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翌朝、朝風呂を浸かったあとの朝食。左上の鍋には、会津のソウルフード、こづゆが入っている。
のんびり、9時前にチェックアウトし、ふたたび裏磐梯へ。
続く
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