2019/05/05 - 2019/05/06
26位(同エリア58件中)
玄白さん
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今回の裏磐梯・飯豊町・小国町の春の撮影旅の狙いの一つは、樽口峠からの飯豊連峰の夕景やモルゲンロートだったが、期待したほど焼けず、狙いははずれてしまった。しかし、偶然、ワラビ畑の山焼きに遭遇した。これは観光イベントではないので、通常はワラビ畑に通じる山道を閉鎖して一般の人が立ち入りできないようにして行われるのだが、たまたま山焼きに向かう村人たちの車について樽口峠まで登ってしまったので、山焼きのリーダーから「自己責任で」という条件で特別に山焼きの見学を許可してもらった。2度と見る機会がない迫力の山焼きの情景をカメラに納めることができた。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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5月5日
白川湖で水没林の撮影を終えてから、今宵の宿、「泡の湯温泉三好荘」に向かう。まだ、チェックインするには早いので、下見で樽口峠に行ってみた。
山道に咲いていた白い花は??? -
イチオシ
小国町は新潟県に隣接する豪雪地帯で、市街地でも平均3mの積雪がある。樽口峠付近はGWになってもかなりの残雪がある。
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樽口峠の展望台に向かう途中、わらび畑の野焼きをしている農家の夫婦に出会う。明日の8時半ごろから樽口観光ワラビ園の大々的な山焼きが集落総出で行われるという情報をゲット! さっそく明日は山焼き見学に出掛けることにした。
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樽口峠展望台に到着。広い駐車場が整備された飯豊連峰を眺められる展望台である。
手前の茶色の枯れ草が広がっている部分がワラビ畑である。 -
下見を終えて、今宵の宿「泡の湯温泉三好荘」にチェックイン。
さっそく温泉に浸かり、一日のドライブと撮影の疲れをいやす。ここの温泉は珍しい炭酸泉で、やや温めの温泉が心地よい。もちろん、源泉かけ流しである。泡の湯温泉 三好荘 宿・ホテル
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夕食の時間を遅めにしてもらい、樽口峠の夕景撮影に向かう。
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まずまずの夕焼けといったところ
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飯豊連峰に日が沈む瞬間。一機の飛行機が夕焼け空に飛行機雲を引いて飛び去って行く。
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日の入り
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日の入り直後の飯豊連峰
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イチオシ
日没後20分、マジックアワーの始まり。
宿に戻り、お楽しみ夕食の時間だ。峠から宿まで3km、車で7,8分かかる。 -
5月6日
4時起床、4時半に宿を出て樽口峠へ。ブルーアワーの飯豊連峰と残雪のワラビ畑 -
日の出間近。う~む、焼けない!
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日の出の方角には雲があり、残念ながら飯豊連峰のモルゲンロートは出現せず!
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それでも東の空の雲が薄くなったとき、飯豊連峰の雪がほんのり朱色に染まった。
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その朱色は、すぐに消えて昼間の姿になってしまった。
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背後の山の影がみるみる下がって来た。
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山の中腹の雪形が、メンバーの一人に似ているというので、撮影中にちょっと盛り上がった。
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そろそろ朝食の時間だ。宿に戻ろう。
山道を下る途中、ちょっと良い感じの松林が目に入ったのでパチリ。 -
朝陽を浴びた木の新芽が鮮やか
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桜もまだ散らずに咲いている。
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宿の前を流れる内川。飯豊連峰の一つ梅花皮山を源流とする玉川の支流である。桜の横の緑色の屋根の建物が、三好荘である。
朝食を済ませ、8時にチェックアウトし、再び樽口峠に向かう。 -
軽トラック6,7台が峠に向かって昇っていくので、そのあとを着いていった。樽口峠展望台の周囲すべてが樽口観光ワラビ園の畑になっている。樽口の集落の人総出で、これから山焼きが始まる。
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リーダーから段取り、注意点の説明があり、そのあとグループ毎に分かれて山焼き開始となる。
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展望台背後のさらに高い所に昇っていくグループ
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黄色のバックは消化用の水タンクである。
樽口集落はわずか9戸しかない。その割には随分大人数なので不思議に思い、聞いてみると、普段は集落の外に出ている若者たちが、この日ばかりは帰郷して山焼きを手伝ったり、新潟大学の地域振興プロジェクトの学生メンバーがボランティアで手伝いに来ているのだそうだ。 -
ところどころ雪が残っているワラビ畑のあちこちで一斉に火が着けられる。
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一番標高が高いところでも火の手があがった。
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萌黄色の若葉に煙が纏わりついていく。
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リーダーから、危険なので畑には絶対入らないようにと注意されて撮影を許されているので、撮影ポイントは限られている。この人がリーダーである。
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小国町は山菜が豊富な村である。村の振興策として40年前から観光ワラビ園を始めている。現在、小国町の各地に観光ワラビ園が10か所ある。
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ワラビは一度植え付けると、肥料をやる必要もなく毎年芽を出すので、他の作物ほど手間が掛からない。高齢化が進む山間の農家にとっては、都合が良いのである。ただ、雑草を根絶やしにする必要があるので、このように芽吹く前に山焼きを行うのである。
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イチオシ
しかも、ワラビはアクが強く鹿やイノシシも食べないので、野生動物による食害の心配もない。
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山焼きが終わって2週間ほどでワラビの芽が出てくるという。5月下旬から一か月ほどが、ワラビ採りのシーズンで、この時期には大勢の人が来るという。地元の人たちにとっては、搔き入れ時である。
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10か所の観光ワラビ園は、シーズン中は大体、毎週2,3日だけオープンする。開園時間は早いところで朝7時、遅い所では9時にオープンし、開園時間は2,3時間である。入園料金は2,000円から3,000円で、けっこう良い値段であるが、雪深い過疎の中山間地の集落の人たちにとっては、貴重な現金収入なのであろう。
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ここ、樽口観光ワラビ園は5月中旬から一か月間、毎週、日、水、木の9:00~12:00に開園、入場料は2,500円だそうだ。
玄白は山菜はあまり好まないので、写真は撮るがワラビを採りたいとは思わない。 -
残雪で湿っているせいか、火の勢いはなく、燃え広がるのにけっこう時間がかかっている。
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火より煙の方が多い
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残雪がなく、乾燥しているところは勢いよく燃えている。
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火の勢いが弱いところでは、熊手で枯れ草を広げて、燃え広がるのを助けている。
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残雪の厚さは場所によるが20cm以上ある。完全に雪解けとなるには、まだ1週間はかかりそう。
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このあたりでは銘木の誉れがある樽口峠一本桜。まだ、一部咲き程度。
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イチオシ
樽口峠一本桜。桜を傷めないように、根元に火が回らないように管理している。
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地元農家のオジサンと新潟大学女子学生のボランティア
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時々、風に煽られて煙に巻かれると目に染みる。
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イチオシ
飯豊連峰をバックに、一時的に火の手が勢いを増した時、望遠で一枚パチリ。
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大分、山焼きが終わったエリアが広がって来た。
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ワラビ畑頂上に通じる小径の両側も、もう少しで山焼き完了だ。ボランティアの学生さんの一人が記録映像を撮影している。
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再び、リーダーの仕事ぶりをパチリ。
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この立ち木はかなり煤で黒くなっているが大丈夫だろうか。
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展望台直下の畑はほぼ燃え尽きた。時刻は10時10分前。そろそろ撤収しよう。
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小国町に美味い蕎麦屋があるというので、少し早いがそちらに向かう。
ただ、毎度のことだが、ちょっと良い風景が目に留まると、そのたびに車を停めて撮影小タイムだ。 -
本当にこの先に蕎麦屋があるのだろうかという細い道をgoogleMapを頼りに進むと、あった!
金目(かなめ)そばの館という店である。小国町金目地区の「金目蕎麦 伝承会」という地元有志で経営している蕎麦屋である。蕎麦の写真は撮り忘れたが、香り高い良い蕎麦だった。特にそばつゆがそんなに甘くなく、良い味だった。金目そばの館 グルメ・レストラン
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帰り道、途中で見つけた林の中に咲くキクザイチゲの群落(というほど大規模ではないが・・)で、またまた撮影小タイム。
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キクザイチゲ
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イチオシ
数株だが、カタクリの花も咲いていた。
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小さな集落の神社の鳥居の横に枝ぶりが良い桜が咲いていたので、ここでもパチリ。
後は来た道をひたすら走り、宇都宮に戻るドライブだ。
今回の撮影旅は、初めて見た白川湖の水没林、そして偶然ではあるが、ワラビ畑の山焼きに立ち会えたことが、なによりの収穫だった。
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