2009/12/11 - 2009/12/11
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【ドイツのクリスマス:やっと予約が取れたのは、スパイスキッチンの巨匠との評価が高いミシュラン2星レストラン エッシィッヒブレートライン】
ドイツのクリスマスの旅(2009年12月7日~15日)は第5日、2009年12月11日(金)の夕食は、思った以上に予約に手間取ったものです。
その名も言いにくい「レストラン エッシィッヒブレートライン」と言って、ニュルンベルクの旧市街にありました。
・・・・・
この旅でレンタカー(車種:メルセデス A-180 D・1800cc 5T
オートマチック・エアコン付き、ディーゼル車)
で訪問したクリスマス市は
Würzburgヴュルツブルク、
Ludwigsburgルートヴィヒスブルク、
Esslingen am Neckarエスリンゲン・アム・ネッカー、
Stuttgartシュトゥットガルト、
Waldenburgヴァルデンブルク、
Schwäbisch Hallシュヴェービッシュ・ハル、
Kirchberg a.d.Jagstキルヒベルク・アン・デア・ヤークスト、
Rothenburg ob der Tauberローテンブルク・オプ・デア・タウバー、
Nürnberg ニュルンベルク、
Forchheimフォルヒハイム、
Volkachフォルカッハ、
Miltenbergミルテンベルク、
Frankfurt am Mainフランクフルト・アム・マインなどで、
大きな都市や小さな町々も巡った。
写真はニュルンベルク:ミシュラン2星レストラン エッシィッヒブレートラインの前で
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
イチオシ
中でもNürnberg ニュルンベルクの「Christkindle幼児天使クリストキンドル」と称するニュルンベルクのクリスマス市は“世界一有名なクリスマス“と云われているのだ。
旧市街のHauptmarktハウプトマルクト=中央広場で催されるクリスマスマーケットは正式には*Christkindlesmarktクリストキンドレスマルクトと云われ、その主役は「Christkindle幼児天使クリストキンドル」と称し、子供たちにプレゼントを持ってくる天使として、クリスマスマーケットの象徴になっている。
写真はニュルンベルク:宙に浮かぶ「Christkindle幼児天使クリストキンドル」 -
クリストキントは1933年から1968年までは、女優さんが役を務めていたが、1969年以降は2年に一度、16~19歳のニュルンベルク生まれ若しくは育ちの女の子から選ばれる。
参考写真はニュルンベルク:「Christkindle幼児天使クリストキンドル」 -
クリストキントは金髪の髪を縮らせ、金色の王冠をかぶり、白と金色の天使の衣装を着て、クリスマスマーケットの開幕宣言(11月27日17時30分)を行う。
しかもクリストキントはSchwäbisch Hallシュヴェービッシュ・ハルなどフランケン地方の諸都市を訪ね、クリスマスマーケットをそれぞれの町の人達と共に祝う。
参考写真はニュルンベルク:「Christkindle幼児天使クリストキンドル」・クリスマスマーケットの開幕宣言 -
*クリスマスマーケットの呼び名も様々で、ドイツの主な町で次のように分かれている。
<Christkindlesmarkt> Nürnberg 、Karlsruhe
<Christkindlmarkt> Regensburg、München
<Weihnachtsmarkt> Stuttgart、Bonn、Bremen、Köln、Hamburg、Frankfurt
Christkindクリストキント を唱える世界の地域は
ドイツ以外ではオーストリア、イタリア、ハンガリー、スイス、チェコ、リヒテンシュタイン、スロヴェニア、スロヴァキア、アメリカの一部(ヒスパニック系)、ブラジル南部(ドイツ系)と驚くほど多い。
・・・・・
写真はニュルンベルク:「Christkindle幼児天使クリストキンドル」の飾り -
2泊した宿泊先のHotel Klughardtホテル クルークハルト(3星S・全33室)は町中から2km少し郊外になる。高速道路には6kmと近くて便利な場所だ。
ホテルは公園前の閑静な立地場所にあり、朝食のみのGarniガルニでしたから、夕食はニュルンベルクの旧市街に出て食べることにしていた。
写真はニュルンベルク:中央広場で催されるクリスマスマーケット・・・天幕下には店が並ぶクリスマスマーケット (ニュルンベルク) 祭り・イベント
-
いつもの様に、重宝している「Volkenborn Hitlistenフォルケンボルン・ヒットリステンのレストラン格付けリスト」を参照し、ニュルンベルグでは「Restaurant Essigbrätleinレストラン エッシィッヒブレートライン」に狙いを付けて、*ファックスで予約依頼をしました。
(*このレストランは珍しい事にメールを使用せず、予約は電話かファックスだった。それで電話より間違いのないファックスで数度のやり取りをしました。久しぶりに、時差を考えずにファックスで返事をしてくるので、夜中に起こされ、しかも時代離れと言うのか、手書きされた返事でしたので、読んで理解するのも苦労したものです。・・・が、対応は都度きちんと返事が来るのはさすがでした。たまたまドイツ語でやり取りしましたが、観光都市ニュルンベルクですから、十分に英語も通じるでしょう。確かこの近辺には米軍関係の基地もあったと思う)
写真はニュルンベルク:Frauenkirche聖母教会フラウエン教会 寺院・教会
-
行程や飛行機、宿泊先を決めてから、レストランの予約をはじめましたが、12月の11、12日の金土はクリスマス時期でもあり、さすがにもう予約で一杯でした。やむなくWartelisteバルテリステ=ウェイティングリストに載せてもらったものの、ドイツの旅に出る前日まで決まりません。
ひょっとして予約がOKとなるかもと、かすかな希望をもって、私の旅程に沿ったホテル名と電話・ファックス番号をレストラン エッシィッヒブレートラインに送っておきました。
これが遠来の客の希望は強く、間違いのないようだと、レストラン側に信頼されたのか、嬉しいことに願いがかなった。
この旅最初の宿泊先であったWürzburgヴュルツブルクの古城ホテルSchloss Steinburgシュタインブルク城に、レストラン エッシィッヒブレートラインから電話があり、私が部屋の電話口に出ると、12月11日(金)の夕食の予約がOKとなったと言われたのだ。
このレストランはニュルンベルグの旧市街、昼食を食べた名物焼きソーセージの店Bratwursthäusleブラートヴルストホイスレや、Sankt Sebalduskirche聖セバルドゥス(ゼーバルト)教会に近い。
昨夜に続き、今夜もしっかりした夕食が続く事になるので、この日の昼食は軽くお茶時のケーキで済ませた。
参考写真はニュルンベルク:ミシュラン2星レストラン エッシィッヒブレートライン・・・2人(ドイツ人)シェフ:Andree Kötheアンドレ・ケーテ、Yves Ollechイヴ・オレックニュルンベルクでベストの評価を持つミシュラン2星レストラン エッシィッヒブレートラインは予約が電話かファックスと時代離れ! by jijidarumaさんEssigbratlein フレンチ
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【夕食:Restaurant Essigbrätleinレストラン エッシィッヒブレートライン】
D- 90403Nürnberg、Weinmarkt 3
TEL:49(0)911-225131 、
FAX:49(0)911-2369885(予約は電話かファックス) (日月休み)
2人(ドイツ人)シェフ:Andree Kötheアンドレ・ケーテ、Yves Ollechイヴ・オレック
席数:30、従業員:9人
メニュー:4品、6品、7品
ワイン:150種
また、「Volkenborn Hitlistenフォルケンボルン・ヒットリステンのレストラン格付けリスト」によると、当該店は全独82位(2010年)。
ニュルンベルクでベストの評価を持つレストランは、町でも最も古い1550年からの歴史をもったもので、当時はワイン商人の集会所としての役割を担っていたと云う。Gewürzゲビュルツ(香料・薬味)-Kräuterkücheクロイターキュッヘ (薬草料理)、有機農産物を使用していて、ここの料理を食べる為に、この町を訪ねる価値があると云われている。
二人のシェフAndree Kötheアンドレ・ケーテ、Yves Ollechイヴ・オレックは 「Die Kunst des Würzens香料の芸術」 を表現していると云う。「スパイスキッチンの巨匠」との評価が高い。
この店の得意料理はRochen mit Pfifferlingenスケート(エイ)あんず茸添えと、 Steinbutt auf Fenchelフェンネルにのったカレイ、 Reh mit Liebstoeckel und Essigkirschen鹿肉にラビッジ(セリ科)とサクランボ酢を利用したものだそうだ。
参考写真はミシュラン2星レストラン エッシィッヒブレートライン:店内 -
<お店の概要>
1989年、Andree Kötheアンドレ・ケーテ(1964年生まれ)はオーナーシェフとして開業、1997年よりYves Ollechイヴ・オレック(1970年生まれ)と一緒に二人(ドイツ人)シェフとして働いている。
1999年、ミシュラン1星を獲得、ミシュラン2星は2007年より継続中。
2012年、Gault Millauゴー・ミヨのKoch des Jahres年次シェフに選ばれ、それ以来、ゴー・ミヨは18点を獲得している。
2021年には二人シェフはDer Feinschmeckerファインシュメッカー(美食家,グルメの意味の雑誌)のKoch des Jahres年次シェフに選ばれている。
<夕食;レストランEssigbrätlein で創作料理を楽しむ。>
19:00~21:45 満足の代金はEuro320(43千円)
この店の創作料理は近年、世評も高く、店内の席数も限られている為、席を確保できたことは大変運が良いのだと云う。店内はさすがに満席です。
この日のメニューは6品メニューのみです。量的には多すぎると思い、給仕に聞いてみるとこの中から適宜、選択しうると言う。そこで二人とも4品を選んでみた。
*6品ベースのメニューでは下記した4品に加えて、
前菜の2番手にApfel mit Kartoffeln und Grünkohlsaft・・・とあります。
リンゴにジャガイモと緑のキャベツソースと直訳するとこうなります。料理そのものを見ていませんので、どんなものなのか、私にもイメージが湧きません。
もう一つは魚と肉料理の中間に表現された1品で、この店特有の香草を使用した品のようです。
Rote Beete mit Kümmelkaramelとあります。赤いビート(赤カブ)にキャラウエイカラメル添えとでも言えば良いのでしょうか?!魚と肉のメインの間で、整腸的な役目を持つような感じです。
隣席のお客の食卓を写してみれば、よく分かったのでしょうに・・・。
写真はレストラン エッシィッヒブレートライン:食前酒はプラムのSektゼクト(シャンパン) -
飲み物:
ハウスアペリティーフ(プラムのSektゼクト(シャンパン)、お水、そしてワインは2004年Pinot Noir Reserveピノ・ノワール レゼルヴ
;醸造所Weingut Holger Kochはバーデンワイン街道の最も優良な産地Kaiserstuhl 皇帝の椅子の中心地にあたるVogtsburg-Bickensohlにある。
http://www.weingut-holger-koch.de/weingut.php
ゼクトEuro27+お水6.8+ワイン89 =飲み物合計Euro 122.8
写真はレストラン エッシィッヒブレートライン:①南瓜のクリーム煮、ライスペーパー巻き、シナモンかけ。 -
シェフのご挨拶:
①南瓜のクリーム煮、ライスペーパー巻き、シナモンかけ。
②肉の角切りに赤い甘みの香辛料かけ。
③鰻の甘酢ソースかけ。
写真はレストラン エッシィッヒブレートライン:②肉の角切りに赤い甘みの香辛料かけ。 -
パン・バター:
自家製パン、豆色のバター。
写真はレストラン エッシィッヒブレートライン:③鰻の甘酢ソースかけ。 -
前菜:
湖のマスにトマトソースかけ、薄切のカリフラワー添え。
写真はレストラン エッシィッヒブレートライン:湖のマスにトマトソースかけ、薄切のカリフラワー添え。 -
イチオシ
メイン:
(魚料理)カレイにクルミの甘酢ソースかけ、大根の千切り載せ。
(肉料理)鹿肉にマカデミアンナッツ入り、イチジクのサラダ。イタリアンパセリ、ライスペーパー添え。
写真はレストラン エッシィッヒブレートライン:(魚料理)カレイにクルミの甘酢ソースかけ、大根の千切り載せ。 -
写真はレストラン エッシィッヒブレートライン:カレイにクルミの甘酢ソースかけ、大根の千切り載せ。
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写真はレストラン エッシィッヒブレートライン:(肉料理)鹿肉にマカデミアンナッツ入り、イチジクのサラダ。イタリアンパセリ、ライスペーパー添え。
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デザート:
暖かいマンゴ、ミルクチョコレートアイス、カラメルの飾り。
写真はレストラン エッシィッヒブレートライン:暖かいマンゴ、ミルクチョコレートアイス、カラメルの飾り。 -
コーヒーと5種類のチョコレート:
ミルクチョコレートにラズベリー載せ、葡萄載せ、オレンジペースト載せ、白チョコレートなど。
写真はレストラン エッシィッヒブレートライン:ミルクチョコレートにラズベリー載せ、葡萄載せ、オレンジペースト載せ、白チョコレートなど。 -
イチオシ
拘ってなんとか食事のチャンスが持てたが、内容に驚き、かつ、大変満足した料理とサービスでした。
・・・・・
(雑感)
食事は昼に代金がEuro4というお茶時のケーキでお腹を満たしたこともあり、夜は中華にしたとか・・・色々あって、贅沢な食事と適宜調整を?!をしながらやっています。
私共の旅はレンタカーですが、9日間の旅で、お土産代も含む総経費は1人一日31千円ですので、ツアーの一日あたりの金額より安いかと思います。
写真はニュルンベルク:ミシュラン2星レストラン エッシィッヒブレートラインの前で -
前日の12月10日(木)はローテンブルクのVilla Mittermeierヴィラ・ミッテルマイアーで夕食をとった。こちらはモダーンなミシュラン1星、Gault Millauゴー・ミヨは16点のレストランでした。全独ランクは140位(2010年)。
フランケン・ホーエンローエ地方の地元産の食材・香辛料をベースにしていた。最近は、こういった健康などに配慮した料理が一流として評価されるようになったようである。
今回の料理を含めて、メニューに表現されている言葉は、なかなか理解も難しく、目の前に料理が登場してから、アレット思う事も多い。
ともあれ、そうした事も含めて、レストランの雰囲気を楽しみながら、いつもチャレンジ精神で楽しむことにしています。
エッシィッヒブレートラインの「スパイスキッチンの巨匠」の拘りの料理や店の経営のやりかたも、得難い良さを感じたものでした。
我ながらしぶとく希望したとはいえ、遠い日本からの予約意向に対しても、しっかり対応してくれた、このレストランは誠に好ましく、ありがたく思ったのです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
写真はグルメレストランの楽しみ:2001年~9ドイツランクリスト -
?クリスマスの旅でもあり、以下に各地の写真を載せた。?
写真はWürzburgヴュルツブルク:クリスマス市の焼栗屋さん(マロン)
バロック様式のファルケンハウスやマリエン礼拝堂のある、美しいマルクト広場を背景にして、もっとも華やかな、雰囲気のあるクリスマスマーケットが開かれる。
フランケン地方の産物やおいしい物を眺めたり、買ったり、食べたりするのは楽しい。
焼栗屋さん(マロン)はマーケットに欠かせないと思うのは栗好きの所為だ。
西洋栗は日本栗や天津甘栗のようにはすごく甘いわけではないが、焼き栗だけにほかほかとして、寒い冬には手の中に入れて、皮を剥き、中のやや黄みかかったものを食べると、ホッとする気分になる。
マロンの味も冬の風物としては美味しく、暖かく、楽しいものでした。
お客がいない時に訪れた所為か、21個は5Euroでしたが、お兄さんがサービスしてくれて、袋の中には30個ぐらい入っていました。 -
写真はNeckarwestheim ネッカーヴェストハイムの古城ホテルSchloss Liebensteinシュロス リーベンシュタイン
<LAZULIラズリの間のクリスマス料理>
丸天井のレストランはかつて領主の礼拝堂であったような雰囲気を持ち、クリスマスの飾りで装われた、素敵なレストランで大変満足の夕食となった。
飲み物:2007年リースリング白・辛口、2008年ヴァイスブルグンダー白・辛口、
2007年赤、アウスレーゼ白・甘口の4種。ソムリエ自慢の4種はいずれも自慢するだけのものだ。ワイングラスの脚が長いのにビックリした。
シェフのご挨拶:
白身魚のカルパッチョ、ディル、プラム入り。
珍しくパンと共に籠に入ったナッツ、ピスタチオなどが。バター・塩・鵞鳥のラードが出てきた。
前菜:
ホタテのサフランソースかけ。更にシェフが挨拶に出てきながら、プラムのブランディをシュシュと掛けてくれた。周囲をダークチョコレートで飾られている。
メイン:
①ウズラの胸肉とレンズ豆、ブラウンソース、ショウガ入りビスケット添え。
②鹿肉のロースト、ブラウンソース。黒クルミとセロリークリーム。
デザート:
ヴァリエーション・チョコレートにほうずきのせ、ナッツクリーム、モカアイス、チーズケーキなど。
(2泊)Schloss Liebenstein リーベンシュタイン城
D-74382 Neckarwestheim 、Liebenstein 1
全24室・3星 Euro151x2=302
Heilbronnハイルブロンの南の丘陵地帯、赤ワインのブドウ畑に囲まれた小高い丘にこの古城ホテルがある。1985年、大改修を行い、古城ホテル・レストランになっている。グルメレストランとしてLAZULIラズリがあり、郷土料理にはKurfürstクアフュルスト=選帝侯の間のレストランがある。
*Special Arrangement の利用=Schlemmen im Schloss古城での美食
Euro224x2=448、2泊、朝食込み、4品とそれに相応しいワイン付きの夕食;LAZULIラズリの間と3品の夕食;Kurfürstクアフュルスト=選帝侯の間で。 -
写真はLudwigsburgルートヴィヒスブルク:クリスマス市で蝋燭の炎でくるくる回る金物細工品を購入した。
Ludwigsburg ルートヴィヒスブルクにはドイツ最大のバロック様式の宮殿があり、バロックの町・宮殿都市とも称されている。(人口85千人)
ルートヴィヒスブルクは34kmと近い。宮殿の側にあるSchloss/Marstallの地下駐車場(Euro2.4)に車を置き、デパートの出口から歩いて数分で、会場のマルクト広場に至る。とかく、近くの州都Stuttgartばかりが日本では知られているが、近年この町もバロックの宮殿やクリスマスマーケットで知られるようになり、日本人観光も来るようなったと言う。
この町でもう一つ知られているものにルートヴィヒスブルク磁器工房がある。
1758年、ヴュルテンベルク大公国のカール・オイゲン公が創立し、発展させた、ルートヴィヒスブルク磁器は王冠にCとCを組み合わせたブランドマークで知られている。今でもルードヴィヒスブルク磁器工房の絵付け室が宮殿の一角にあり、常に高品質・少量生産を守って生産されている。ヨーロッパにおけるハンドメイドの磁器窯の中で最高峰の一つとされているそうだ。
2007年に磁器工房のショップを見たが、好みのものは無かった。 -
写真はEsslingen am Neckarエスリンゲン・アム・ネッカー:クリスマス市のパン屋さんで
エスリンゲンの中世クリスマスマーケットと称するように、歴史的な木組み建築の家々を背景に、曲芸師や職人、芸術家、大道芸人などが中世の衣装を着て、彼らが演ずる中世を楽しめる。
Gluehweinグリューワイン(ドイツ語なので、グリューヴァイン)の屋台で、この旅最初のグリューワインを頼んだ。赤ワインにシナモンなどで香り付けしていて、その香りにむせながら、一杯を二人で半分ずつ、飲みました。
カップ(Euro2;カップ代 +2.5=4.5)は持ち帰りです。色は紺色、聖ディオニソス教会、”太った塔”呼ばれる城、ネッカーの中州にある木組み建築の家が絵描かれている。絵は凹凸があり、町名・2009年・0.2Lの容量値が共にある。毎年、コレクションにするのが楽しみになるカップだ。
グリューワインは熱いのを寒い中で飲むのが楽しみなのだが、昼間の所為か、この屋台はまだ閑散としていた。通常、赤ワイン(白もある)に香辛料・オレンジピールやシナモン、クローブなどと砂糖やシロップを加えて火にかけ温める。 -
写真はStuttgartシュトゥットガルト:1692年に最初にクリスマス市が開かれ、今では最も美しく、盛大なものになっていると云う。
250 の屋台が4 週間の間、宮殿広場や参事会聖堂前のシラー広場を楽しいクリスマスマーケットに変身させる。クリスマスの雰囲気が満ちた場所には、昔ながらの屋台の屋根の飾りが一段と趣を添えている。
クリスマス菓子の屋台の屋根にも大きなクリッペがのって、光に照らし出された感じはなかなのものだ。 -
写真はRothenburg ob der Tauberローテンブルク・オプ・デア・タウバー:Käthe Wohlfahrtケーテ・ヴォールファールトはクリスマス市を一年中常設する店だ。
クリスマス用品とドイツの民芸品を商う店で、昔貰ったパンフレットには700㎡の店内に一万点の民芸品を展示していると書いてあるが、当時とは違って、華やかで、大きくなったようだ。
一年中、日本人だけでなく、世界中の観光客が入るので、大発展したようだ。道の反対側にも支店が出て、ニュルンベルクでも見かけた。 -
写真はForchheimフォルヒハイム:クリスマス市・・・市庁舎自身がアドベントカレンダーになる姿を今回見に来た。
アドベントの時期に市庁舎は『世界で最も美しいアドベントカレンダー』に変貌する。ドイツの小さな町で行われているクリスマスに、こうした姿のアドベントカレンダーがあるのは、あまり知られていない。これを最初に考え、始めた人・町はスゴイことで、世の中には知恵者がいるものだ。
ニュルンベルクから40kmほどの距離にあるForchheimフォルヒハイムで行われると知ったのも、春の旅でたまたま町の観光局のHPを読んで、分かったものでした。
クリスマスの旅に是非ここを行程に入れたいと思ったのです。 -
写真はVolkachフォルカッハ:クリスマス市・・・1100年以上の歴史を誇る、ワインの町フォルカッハに入ると、春には復活祭の飾り卵で覆われていた市庁舎前の噴水像は、小雪の降る中で、今度はたくさんのクリスマスプレゼントで飾られていた。
この地で有名なのはVokachの北西1km・Kirchbergキルヒベルク(教会の丘)にあるマリア巡礼教会である。“Maria im Weingarten”ぶどう園のマリアとこの地では称されている。
Maria im Rosenkranzローゼンクランツのマリア像は1521~22年のドイツの誇るリーメンシュナイダー作品。キリストを抱いたマリア像の周りに見事なバラの冠が彫られている -
写真はMiltenbergミルテンベルク:クリスマス市・・・ミルテンベルクは”Die Perle des Mains:マイン川の真珠”と呼ばれ、旧市街の旧マルクト広場は”ドイツで最も美しいマルクト広場”と謂われている。ここで、4回あるアドベントの週末、つまり金・土・日の三日間だけ、クリスマスマーケットが開かれる。小さな町のクリスマスはこうしたもののようだ。
道の途中に帽子をかぶり、化粧と衣装を付けた大道芸人!?が寒さで震えながら、立っていた。特別パフォーマンスをするわけでもない彼はブルブル震えているのがわかる。寒さをこらえての商売は辛いでしょう!と、些少ながらEuro2を寄進した。嬉しかったようで、帰り道でも挨拶された。 -
写真はFrankfurt am Mainフランクフルト・アム・マイン:最後のクリスマス市を楽しむ。フランクフルトのグリューワインのカップは黄色、中側は緑と珍しい。レーマー広場と、自慢の30mのクリスマスツリーが絵柄だ。
フランクフルトのクリスマスマーケットは1393年にはもうすでに始まったと云う。
毎年、国内外から300万人の観光客が訪れると云う大きなマーケットだ。
フランクフルトのシンボル・Roemer旧市庁舎レーマー前のRoemerbergレーマー広場、其の近くのPaulskircheパウルス教会前の広場、マイン川岸に200以上もの屋台が並ぶ。旧市庁舎レーマー前には30mの高さの大きなモミの木のクリスマスツリーが立つ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(2024年7月7日Wiki・HP参考、訳・編集追記)
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