2014/05/18 - 2014/05/18
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jijidarumaさん
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【Salzwedelザルツヴェーデル・元祖Cafe Kruseカフェ・クルーゼのバウムクーヘン】
2014年春のドイツ北方二州(シュレースヴィヒ・ホルシュタイン州&メクレンブルク・フォアポンメルン州)を巡るにあたり、バウムクーヘンが始めて作られたSalzwedelザルツヴェーデルのCafe Kruseカフェ・クルーゼザルツヴェーデルを訪ね、バウムクーヘンの制作過程を楽しみ、当然ながらバウムクーヘンを食べ、お土産を買った。
実は2011年の5月の旅で、【かつての東ドイツ:ルター諸都市・Berlinベルリン・Dresdenドレスデンなどを巡った】ことがあった。その昔、ザクセン王国の首都であったドレスデンでは、偶然にもバウムクーヘンの有名店Kreutzkammクロイツカムを見つけた。そして名代のバウムクーヘンを土産に買った。
その時にバウムクーヘンが始めて創られたザルツヴェーデルの町を是非訪れてみたいと思った。
その事が3年後の今回の旅で結実した。
写真はザルツヴェーデル:Cafe Kruseカフェ・クルーゼでのバウムクーヘン制作実演
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
【2014年ドイツ:北方二州を巡る】
(北方二州:シュレースヴィヒ・ホルシュタイン州 &
メクレンブルク・フォアポンメルン州を中心に巡る旅)
(2014年05月09日~23日 15日間)
目的地:ブレーメンのS夫妻を訪ね、今まで足を伸ばした事が無いシュレースヴィヒ・ホルシュタイン州フレンスブルクのグリュックスブルク城、かつてのドイツ海軍の基地キールを訪ね、メクレンブルク・フォアポンメルン州の世界遺産シュトラールズントやバルト海に面したリューゲン島、ノイブランデンブルクやメクレンブルク湖水地帯、州都・シュヴェリーン一帯の湖水地方などを主に巡る旅である。
その他にも、メルヘン街道やニーダーザクセン州の州都・ハノーファー等を訪ね、ノルトライン・ヴェストファーレン州の州都・デュッセルドルフに至る旅である。
写真はアルトマルク地方Salzwerdelザルツヴェーデル周辺Map -
5月18日更に南下して、“北方の小さなベルサイユ宮殿”と云われルートヴィヒスルスト宮殿と庭園、エルベ川畔に築かれたFestung Doemitzデーミッツ要塞を見て、エルベ川を越え、バウムクーヘンが始めて作られたザルツヴェーデルを訪ね、バウムクーヘンの制作過程を楽しみ、当然ながらバウムクーヘンを頂く。
参考写真はエルベ川畔に築かれたFestung Doemitzデーミッツ要塞の俯瞰
Doemitzデーミッツ:
http://www.doemitz.de/
人口3000人のデーミッツ村はエルベ川畔の小村だが、かつてメクレンブルク領の境界線にあり、エルベ川沿いにある拠点として、領邦における重要な役割を果たしてきた。俯瞰写真を見ると、町・要塞はエルベ川から水を引き、周囲を掘割で囲んでいるのが分かる。
この町がもつ要塞、歴史的な市街地、エルベの港は今日もなお歴史的価値を示している。
<Das Museum Festung Doemitzデーミッツ要塞博物館>
13:30~14:30 入場料Euro4
デーミッツ要塞はメクレンブルク公爵Johann Albrecht I ヨハン・アルブレヒト1世により、1559~1565年にかけて築城された。
メクレンブルクの南西の境界守備とエルベ川の渡河の安全に備える為に作られた平地の要塞である。要塞は函館の五稜郭(ごりょうかく)のような五角形の形式になっており、司令塔、稜堡、要塞内の砲郭を備えたものである。
1935年から要塞は郷土博物館になり、1975年以来、記念建造物保護の対象になっている。
郷土博物館開館:火~金、9:00~17:00、土~日 、10:00~18:00 -
<05月18日(日) 185km、曇り時々シャワー、15℃>
起床6:30、朝食8:00~9:00、庭園散策、ヴェンドルフ城10:11 =>L?・(Crivitz)L? 32km Jagdschloss Friedrichsmoor フリードリヒスモール狩猟用離宮 10:55~11:15 =>L?・B106・B5 20km Ludwigslustルートヴィヒスルスト宮殿 11:40~12:50 =>B191 34km Festung Doemitzデーミッツ要塞13:30~14:30 =>B191(Danneberg)・B248 43km Salzwerdelザルツヴェーデル15:20~16:30 (お茶)SalzwedelザルツヴェーデルCafe Kruseカフェ・クルーゼ 15:30~16:20=>B248・B71・L? 56km Schlosshotel Letzlingen古城ホテル レッツリンゲン城17:21着。
*デーミッツ要塞からは国道191でDannebergダンネベルクに、ここからは国道248を南下し、ザクセン・アンハルト州の最北部にあたるAltmarkアルトマルク地方に入る。合計43kmを走ると、元祖バウムクーヘンで有名なSalzwerdelザルツヴェーデルに着いた(15:20)。
写真はザルツヴェーデル:Lorenzkircheローレンツ教会 -
街中のLorenzkircheローレンツ教会からちょっと歩くと、目的のCafe Kruseカフェ・クルーゼのバウムクーヘンの看板が目に付いた。
この町も木組み建築の家並みが多い。
http://www.salzwedel.de/
写真はザルツヴェーデル:ザルツヴェーデルの街中には木組み建築の家も多い -
【(お茶)SalzwedelザルツヴェーデルCafe Kruseカフェ・クルーゼ】
15:30~16:20 Euro12(1,587円)
元祖Baumkuchenバウムクーヘンのレストランでは運良く、バウムクーヘン制作の実演をしていた。
ドイツ人のツアーの人たち向けの実演だったのでしょうが、ツアー担当者が気を利かして、私共を見える場所に招じてくれた。
写真はザルツヴェーデル:Cafe Kruseカフェ・クルーゼの外観 -
1842年創業で、昔のままのレシピ通りに行われる実演は日曜日及び毎月の第一水曜日14:00に行われるという。
私共が入った時間はすでにこの対象時間ではなく、実演は予約済みのグループの為であったから、有難いものだった。
写真はザルツヴェーデル::Cafe Kruseカフェ・クルーゼの店内で立って説明しているのが親切なガイドさん -
イチオシ
暖炉のような場で黄金色した炎が燃え、女性の実演担当者が昔通りのレシピでローラーに巻き付けながらバウムクーヘンをクルリクルリと回転させて、“ケーキの王”バウムクーヘンを形作っていく。
写真はザルツヴェーデル:Cafe Kruseカフェ・クルーゼでのバウムクーヘン制作実演 -
イチオシ
見学の後は当然、カフェで3種3片のバウムクーヘンを注文し、ダージリンの紅茶で楽しんだ。
写真はザルツヴェーデル:Cafe Kruseカフェ・クルーゼでバウムクーヘンにダージリンの紅茶で頂く。 -
そして、やはり娘家族にお土産もと、同じ3種を購入した(Euro21.83)。
帰国して3種類のバウムクーヘンを私共と娘家族で其々3等分して食べた。
娘たちにも好評だった。
写真はザルツヴェーデル:Cafe Kruseカフェ・クルーゼ店内のショーケース -
写真はザルツヴェーデル:様々なバウムクーヘン
-
写真はザルツヴェーデル:Cafe Kruseカフェ・クルーゼの外観
-
先の投稿で、【プロイセン王の一目ぼれ (Die Liebe auf den ersten Blick)】
について書いた。
その登場人物であるプロイセン王Friedrich Wilhelm IVフリードリヒ・ヴィルヘルム4世とElisabeth Ludovika von Bayern王妃エリザベート・ルドヴィカは「バウムクーヘンの誕生」にも大きな意味を与えたようだ。
写真はSalzwedelザルツヴェーデル-1652年-Merianメリアン作画 -
【ザルツヴェーデルのバウムクーヘン誕生とプロイセン王フリードリヒ・ヴィルヘルム4世】
ザクセン・アンハルト州の最北部・アルトマルク地方にあるSalzwedelザルツヴェーデルという25千人の町はかつてのハンザ商人が活躍したハンザ都市であり、Magdeburgマグデブルク、Luebeckリューベック、Hamburgハンブルク、Braunschweigブラウンシュヴァイクといった諸都市との交易路が交差する町であった。州都マグデブルクからハンブルク方面に走って凡そ100kmの距離と近い所にある。
ザルツヴェーデルはバウムクーヘンの発祥の地として知られている。
今もってこの町では当時のレシピを使った、直火で焼くバウムクーヘンを食べられる。その製法は少なくとも1682年からのもので、直火の上をじんわりと回転するローラーの上にバウムクーヘンが徐々に層をなすように作っていく。
写真は1823年11月29日、プロイセン王Friedrich Wilhelm IVフリードリヒ・ヴィルヘルム4世とバイエルン王マクシミリアン1世の娘Elisabeth Ludovika von Bayernエリザベート・ルドヴィカと結婚した -
1841年5月26日、プロイセン王(1871年以降はドイツ皇帝)Friedrich Wilhelm IVフリードリヒ・ヴィルヘルム四世(在位:1840~1861年)は、Kurfuerst JoachimⅡ選帝侯ヨアヒム二世(1535~1571年)以来の王侯貴族として、ザルツヴェーデルの町を訪ねた。
それだけに 町はプロイセン王ヴィルヘルム四世に敬意を表して、歓迎の宴を催した。その際、"Adler Horstアドラー・ホルスト"のLuise Lentzルイーズ・レンツのバウムクーヘンが、初めて王の食後のデザートに出されました。
ヴィルヘルム四世はそれをたいそう気に入り、愛する王妃エリザベートのために残りを持って帰ったそうです。
また、ヴィルヘルム四世はルイーゼ・レンツにバウムクーヘンをベルリンの宮廷に定期的に送付するように命じたと云う。
その後、ベルリンはもとより、ウィーン、サンクトペテルブルクなど、各地の王宮からも注文があり、この味は王宮から民衆に広がり、各地の人々に好まれるようになったと云われている。
写真はPotsdamプロイセン王妃エリザベート・ルドヴィカ -
今日もなお、プロイセン王ヴィルヘルム四世が食べた当時のように、直火による手作業で焼かれたバウムクーヘンは古くから伝えられたレシピに従い、保存料を使わず、一番良い自然の素材とバターだけが使用されているのだそうだ。
・・・・・・・・・・
現在、ドイツで有名なバウムクーヘンの町はSalzwedelザルツヴェーデル、Cottbusコットブス、Dresdenドレスデンがある。其々はアラック(蒸留酒)を使う、挽いたアーモンドにラム酒を入れる、挽いたアーモンドやマジパンを入れシンプルに作るやり方である。
この内、発祥の地ザルツヴェーデルの3店にその製法が受け継がれていると云う。
①Salzwedeler Baumkuchen GmbH ザルツヴェーデラー・バウムクーヘン有限会社;
D-29410 Salzwedel 、Am Gueterbahnhof 19
http://www.baumkuchen-saw.de/
Cafe "Treff im Adler * Horst"カフェ“トレフ・イム・アドラー・ホルスト”。
②Cafe Kruseカフェ・クルーゼ;
D-29410 Salzwedel 、Holzmarktstrasse 4 - 6
http://www.kruse-baumkuchen.de/
③Erste Salzwedeler Baumkuchenfabrikエアステ・ザルツヴェーデラー・バウムクーヘン・ファブリーク ;
D-29410 Salzwedel 、St.-Georg-Strasse 87
http://www.baumkuchen-salzwedel.de/
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
写真はSalzwedeler Baumkuchenザルツヴェーデルのバウムクーヘン -
この夜はなかなか得難い体験のSchlosshotel Letzlingen古城ホテル レッツリンゲン城の右手にある塔内の部屋に泊まった。
05月18日(日)(1泊):
【Schlosshotel Letzlingen古城ホテル レッツリンゲン城“Hirschburg鹿の城”】
D-39638 Letzlingen 、Schlossstrasse 10
Tel:+49(0)390 88 80 20 -0 、
http://halbersbacher.de/schlosshotel-letzlingen/
http://www.letzlingen.de/
3星・全35室。40号室(2階)Silberturm銀の塔・Turmzimmer(塔内1室)Euro130(18,411円) =>Arrangements・Romantik im Turmzimmer Euro200。
レッツリンゲン(人口1500人)の村はColbitz-Letzlinger Heideコルビッツ・レッツリンガー・ハイデの中心にある。
この地方はエルベ川とMittellandkanalミッテルラントカナル(エルベとヴェーザーの二つの川を繋ぐ運河)に挟まれた地域である。
レッツリンゲン城はネオ・ゴシック風に英国チューダー様式(Tudor style)を取り入れたものだと云う。本城館(博物館)を中心に正門の城門櫓(じょうもんやぐら)、4隅に隅櫓(角櫓)というべき塔がある。周囲を水濠に囲まれているが防御性の高いものではない。
レセプション、朝食の間があったのはKavaliershausキャバリエハウス(騎士、高官が居住した家)で、水堀に架かる橋を渡った所にある。
古城ホテルの東北の櫓であるSilberturm銀の塔は、塔内の1階の扉を施錠してしまうと、塔内全体がTurmzimmerとして一つの部屋となる。スイートと言っても豪華ということではなく、今までの古城ホテルに比較すれば、むしろ質素なものである寝室と浴室でした。それらは階段の踊り場を挟んで、分かれているのが少々不便であり、不用心に感じた。
メインレストランにRestaurant Kaiserhofレストラン カイザーホフがある。
<レッツリンゲン城の歴史>
レッツリンゲン城は“Hirschburg鹿の城”とも称された狩猟城館として、Georg von Brandenburgブランデンブルク選帝侯ゲオルゲにより、1560年~68年に築城された。
1843年、ザルツヴェーデルのバウムクーヘンで登場したプロイセン王Friedrich Wilhelm IVフリードリヒ・ヴィルヘルム四世がこの地を訪れ、レッツリンゲン城の事を知った。
ヴィルヘルム四世はこの城をネオ・ゴシック風に改築させているが、レッツリンゲン城はザクセン・ アンハルト州における、ホーエンツォレルン家の唯一の城である。
1843~1912年の間、つまりDeutscher Kaiserドイツ皇帝ヴィルヘルム1世(兄である第6代プロイセン王ヴィルヘルム四世に子供がなく、弟であるヴィルヘルム1世に王位を譲った。後に初代皇帝になる)からヴィルヘルム2世の時代、当地は王・皇帝のHofjagden狩猟場になったのです。
また、ロシア皇帝Alexanderアレクサンドル2世とドイツの鉄血宰相Otto von Bismarckオットー・ビスマルクが客として滞在したと云う。
レッツリンゲン城はヴィルヘルム2世の時代が終わった20世紀中ごろより順次、学校、病院などに利用されている。
ドイツ再統一後、1990年よりザクセン・ アンハルト州は歴史的な建物である教会や城の大改装を推進し、レッツリンゲン城も改装後の2001年、古城ホテル・レストラン・博物館としてオープンされたのである。
写真は古城ホテル レッツリンゲン城の正面 -
さて2011年の5月の旅で、その昔、ザクセン王国の首都であったドレスデンを訪ねた。旧市街のAltmarkt-Galerieアルトマルクト・ギャラリーというショッピングセンターをうろうろと、ウインドーショッピングをしていたら、偶然にもバウムクーヘンの有名店Kreutzkammクロイツカムを見つけた。
<Cafe Kreutzkammカフェ クロイツカム>
Cafe Kreutzkamm am Altmarkt
D-01067 Dresden (Ecke Wilsdruffer Strasse)、Altmarkt 25,
1825年にドレスデンに菓子店を創業する。1945年ドレスデンの空襲による壊滅により、本拠地をミュンヘンに移した。以来、本店はミュンヘンで、各支店をドレスデン、ミュンヘン、保養地のTegernseeテーゲルン湖に置いている。
この店のベストセラー商品はドレスデン名物・クリスマス時期の干し葡萄入りシュトレンRosinenstollen1000g、それに今回購入したバウムクーヘンBaumkuchen 500g schoko、Baumkuchen 500g glasiert、Baumkuchenspitzen 250gなどがある。
買ってから気が付いたが、ドレスデンで買ったバウムクーヘンはかつてハンブルク在住の商社の方に教えて頂いたクロイツカムでした。
カフェでお茶をして休もうかと思って、目に付いたクロイツカムに入ろうとしたのですが、地元客でいっぱいでした。お客の多さ、店員の方の対応の良さは、さすがに知られた店、やむなく私共はお土産(Baumkuchen 500g schoko、Baumkuchen 500g glasiert)Euro38.78(4,600円)で我慢しました。
その土産を長女の和美に送ったところ、ミュンヘンで買って帰った事があると言っていました。
Salzwedelザルツヴェーデルは今回の旅ではルートから外れていますので、本場!のバウムクーヘンは残念ながら食べられませんでした。この時期はシュトレンを食べるには早いでしょうから、何処かでバウムクーヘンを食べてみたいと思っていたのです。ここで買った土産は食べずに、持ち帰ったのですが・・・。
前述の話にあるようにプロイセン王フリードリッヒ・ヴィルヘルム四世とエリザベート王妃は大変仲が良かったので、王がバウムクーヘンの残りを王妃に食べさせたいと持ち帰ったというエピソードに納得したものです。
尚、本支店は1945年以来、下記にある。
本店:Conditorei Kreutzkamm GmbH ;
D-81677 Muenchen 、Kastenbauerstrasse 11
支店:
Cafe Kreutzkamm ;D-80333 Muenchen 、Maffeistrasse 4
Cafe Kreutzkamm, Maxburg ;D-80333 Muenchen 、Pacellistrasse 5
Cafe Kreutzkamm am See ;D-83684 Tegernsee 、Hauptstrasse 45
(2011.08.05.)
写真はDresdenドレスデン:Cafe Kreutzkammカフェ クロイツカムで -
写真は上がドレスデンのKreutzkammクロイツカムのお土産であるバウムクーヘン2種、左がチョコレート、右がバナナ風味
(下部の箱はブレーメンの名物Bremer Klabenブレーマー・クラーベン) -
(おまけの写真)
<Cafe Konditorei Kniggeカフェ コンディトライ クニッゲ>
D-28195 Bremen 、Soegestrasseゼーゲ通り42/44番地
http://www.knigge-shop.de/
1889年創業のカフェ・コンディトライである。(コンディトライは、ドイツやオーストリア、イスラエル、北欧圏などでも見られるパティスリーとカフェを併設した店舗の事で、ケーキ、トルテ、菓子類(アプフェルシュトゥルーデル=リンゴ菓子、プチフール、プラリネ、アイスクリーム)、コーヒー、ホット・チョコレート(ココア)等が提供される)
ブレーメンの友人S夫妻の御勧めで購入したのは、当地名物のBremer Klabenブレーマー・クラーベンでした。ブレーマー・クラーベンは、レーズンがたっぷり入った品で、ドレスデンのクリスマス名物シュトレンに似て、美味いのだが、旅の初めから重い荷物になった。1kg(Euro12.87=1,519円) -
参考写真:ドイツのドイツのケーキ様々:地球の歩き方
(2024年6月18日Wiki/HP参考、訳・編集追記)
・・・・・・・・・・・・・・
(姪の一家は洋菓子店をしているが、先日、興味が湧きそうなドイツのバウム クーヘンの話や黒い森のSchwarzwaelder Kirschtorteシュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテの事など数編を書いた資料を送った。
以前に書いたものは、もう古いので、姪用に送付した資料は改めて纏めてみたのだ。それもあってこちらにも投稿した)
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この旅行記へのコメント (2)
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- 横浜臨海公園さん 2024/06/21 09:40:06
- バウムクーヘン
- jijidarumaさま、おはようございます。
日本では第一次世界大戦捕虜が、戦後神戸で創業したユーハイムが有名ですが、小生迂闊にも、東西ドイツ留学時に、バウムクーヘンとは日常的な菓子の1つだと思い込んでおりましたが、実は日本で考えられている程、ドイツではバウムクーヘンは一般的で大衆的な菓子などでは無く、1年に2度口にする程度のものだと知り驚いた経験がございました。
横浜臨海公園
- jijidarumaさん からの返信 2024/06/22 00:31:56
- Re: バウムクーヘン
- 横浜臨海公園さん、
今晩は。コメントの書き込みありがとうございます。
我が家の近くでもユーハイムのバウムクーヘンを購入できますが、日本では一般的な人気がありますね。本場のバウムクーヘンとは異なり、日本人に合わせた味になっているかもしれません。
ユーハイムの製法は近代化したものなのでしょうが、ドイツの昔からの製法とどのように違っているのか分かりません。
本稿の中でも書いていますが、元来、プロイセン王ヴィルヘルム四世に捧げたものが初めで、その後ベルリン等の王宮から、徐々に一般に伝えられたとあり、ドイツ的な厳しい製法(ビール製造のように)で作るのは、コスト面などで一般の店にはなかなか難しいのかもしれません。
大兄が<ドイツではバウムクーヘンは一般的で大衆的な菓子などでは無く>と書かれているように、私もそう思っています。
私共もドイツの各地を訪ね、各地のレストランやカフェでケーキを味わう事も多かったのですが、その記憶をさかのぼっても、まずメニューにバウムクーヘンを見ないですし、ケーキのショーケースにも出ていないので、食べた体験もないですね。
思い出しても、ドレスデンやザルツヴェーデルでの体験ぐらいで、数少ないものなのです。家内も料理教室などに通って、料理やケーキ類を作っていますが、バウムクーヘンを作った事が無いそうです。
それではまた。ありがとうございました。
jijidaruma
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