1979/07/21 - 1979/07/21
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jijidarumaさん
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<Schweineohrenシュヴァイネオーレン(豚の耳)>
クリスマス時期に入る前に、私共はドイツのシュトレン、レープクーヘンなどを取り寄せて、12月半ばになると、娘家族にもお裾分けをするのが恒例だ。
レシピ本は手元に置いて時々眺めてみるのだが、その際、偶々目にしたのは、後述の「豚の丸焼き」ではなく、お菓子の「豚の耳」でした。
お菓子の「豚の耳はSchweineohren(シュヴァイネオーレン)とか、Schweinsohr(シュヴァインスオアー)と言って、ドイツ語でSchweinが豚でOhrが耳なので、「豚の耳」と呼んでいるらしい。
参考写真はSchweineohrenシュヴァイネオーレン(豚の耳)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
本編題名の「豚の耳」については思い出がある。
日本に帰国が決まって、会社の仲間が企画した送別の宴で、丸焼きの豚から切り取った豚の耳を土産に頂いたのである。
投稿済みの【セピア色の思い出:「豚の丸焼きパーティ」】から写真と文章を抜粋してみた。
【セピア色の思い出:「豚の丸焼きパーティ」】
古いアルバムの写真を見て、40年近く前の往時を思い起こして、実に懐かしい気分を感じた。
1979年7月21日(土)デュッセルドルフから30km離れたEssenエッセン近郊の Mühlheim an der Ruhrミュールハイム・アン・デアー・ルールに会社の同僚(部品管理部長)Blackmeierブラックマイヤー氏が住んでいて、当時、盛んになった*Der kleine Garten 小庭園を持っていた。
そこに招かれて、人生初めての「豚の丸焼きパーティ」に参加した。
(この年の8月に私共は帰国したので、<送別の宴>でもあったのだ)
参考写真は1979年7月21日(土)豚の丸焼きパーティでRuhrgebiet(Ruhr_area)ルール地方図 -
*Der kleine Garten デァ・クライネガルテン:
小庭園とは町などが市民や労働者に敷地を提供し、土日に庭園で野菜栽培をする、果樹を育てる事を奨励した。賃借した人たちが、そこに小さな小屋を設けて、農事作業を楽しんだ。健康にも良く、収穫物を得るといった一石二鳥の政策である。
日本でも最近、見かける。
参考写真は1979年7月21日(土)豚の丸焼きパーティでデァ・クライネガルテン:小庭園 -
夕方からあいにくにも小雨が降り出したが、ビール片手に会社の同僚や彼の友人たち、私の家族と皆(18名の参加)でワイワイやった思い出がある。
思っていた以上に大きな小屋と庭園でしたが、雨に備えて、ビニールテントも用意されていた。奥様が用意した手作りのケーキや熱いコーヒーも格別で、初対面の方もいる中、和やか雰囲気になりました。
まだ少し明るい庭園にロウソクも火が点けられました。
娘も手伝って庭園内にロウソクを立てました。
こんなガルテン欲しいな!と家内が申していました。
写真は1979年7月21日(土)豚の丸焼きパーティで・・・庭園にローソクが灯り、私はお気に入りのアルトビール片手に飲みだします。 -
これから豚の丸焼きが始まります。
体内にはいろいろな香辛料が入れられ、ワインも注入されているそうです。
真っ白な豚さんもやがて、良い色に焼けてきます。
写真は1979年7月21日(土)豚の丸焼きパーティの始まり・・・豚の耳がいやに大きく見える。 -
イチオシ
午後2時頃から焼き初めました。
人それぞれに飲んだり、軽食を食べたりしながら、出来上がりを待っています。
私はデュッセルドルフ名物のアルトビアーを片手に良い気持ちで乾杯!と言っています。
写真は1979年7月21日(土)豚の丸焼きパーティ:豚を焼くのも時間がかかりそうです。 -
イチオシ
私も慣れないエプロンを付けて、ビール片手にグルリぐるりと、ゆっくり豚をまわします。
背伸びをしながら次女もまわします。ヨイショ、ヨイショと家内も助けながら。
写真は1979年7月21日(土)エッセン近郊のMühlheim のBlackmeier氏のGartenにて豚の丸焼きパーティで(18名の参加) -
オイルを何度も塗っています。日が暮れて、寒くなってきました。
豚さんも良い色に出来上がっています。
写真は1979年7月21日(土)豚の丸焼きパーティで -
雨模様でレインコートを着た娘たちもまだかなーと見に行く。
雨模様なのが残念です。
良いかげんに色が濃くなってきました。
体温計いや温度計を差し込んで体温を測ります。
70度ではまだまだとか。
お腹が空きだして、皆さんからまだかという声が聞こえてきます。
ブッラクマイヤー氏の登場で、いよいよ焼きあがったのでしょうか。
解体を始めました。ホスト役は大活躍です。
写真は1979年7月21日(土)豚の丸焼きパーティで・・・待ちくたびれた娘達、ブッラクマイヤー氏の解体作業、大きく見えた豚も彼の巨体に比べると小さく見える。 -
さて食べ始めました。ウン美味しい!
おなかも空いていたから、どんどん食べています
ワッと思うほど、もう豚さんの姿は見てられません!
食卓に出された豚足には爪もついていました。
ホスト役のお嬢さんに豚の足と大きな豚の耳、それにあばら骨の持ち帰りを主客であった家内は勧められ、初めての体験で、いささか決めるのに躊躇したようです。
結局、家内は耳とあばら骨を頂いて帰りました。
ドイツでは豚は豊饒(子宝に恵まれる=つまり財産に恵まれる)と強さの象徴と見なされ、繁栄と富をもたらすものとされてきました。
その豚の耳は幸運(富と金運)をもたらすとか・・・。
面白いことに、ドイツやオーストリアといったドイツ語圏では、豚は「新しい年の幸福を運んでくる」と云われており、新年や旅立ちの際に、豚のミニチュアを友人や家族に贈る習慣があるそうです。(私自身はもらったことが無いが)
お招きいただいた、楽しかったパーティも終わりました。
ブラックマイヤー夫妻、ご馳走様でした。
写真は1979年7月21日(土)豚の丸焼きパーティで:幸運(富と金運)をもたらす豚さんもこんな姿になりました。
・・・・・・・・・・ -
豚の丸焼きパーティの主客として、得難い体験をしましたが、豚さんの幸運を呼ぶ耳から、連想して以下のような話を書き出した。
それにしても、ドイツは面白い。
「ドイツの菓子:奇妙な名前のSchweineohren豚の耳!」
ドイツ語の Schweineohrenシュヴァイネオーレン(豚の耳の意味)は形状が豚の耳に似ていることから名づけられている。パン屋などでも大小様々な形で売られているが、基本は写真の様なものだ。
ドイツでは<豚は幸運のシンボルである>とされて、国民的な人気があることから、シュヴァイネオーレン(豚の耳)も世の中で定評のあるお菓子となった。
また、ドイツでは 豚の耳にチョコレートをつけるのが一般的だと云います。
バターの風味あふれる美味しい菓子は、気軽にコーヒータイムに合わせて食べられる優れものだろう。
参考写真はSchweineohrenシュヴァイネオーレン(豚の耳) -
私の記憶には、もうこの菓子の事が欠けてしまっているが、ドイツのデュッセルドルフ駐在で居住した階下の次男坊マリオスは、この御菓子が大好きだった事を家内は良く覚えている。
家内曰く、豚の耳の形状も味も、時々購入して食べる機会がある日本の<源氏パイ>や<うなぎパイ>に誠によく似たものだったと。
今までその事に私は気づかずに食べていたから不思議でもあるが、調べてみた日本のパイの成り立ちを知ると、フランス=>ドイツが源流であるようだから、似ていて当たり前である。
参考写真は形状がハート型であるSchweineohrenシュヴァイネオーレン(豚の耳) -
フランスではドイツ語の Schweineohrenシュヴァイネオーレン(豚の耳)は Palmierパルミエ(ヤシの木の葉)の形状として認識されたようで、同じお菓子の名をパルミエ(ヤシの木の葉)と称している。
また、Cœur de Franceクール・ド・フランス(フランスのハート)とも呼ばれ、歴史的には1931年開催のパリ植民地博覧会がきっかけで誕生した菓子ではないかと云われている。
参考写真は形状がハート型であるSchweineohrenシュヴァイネオーレン(豚の耳) -
「ドイツのケーキ、パン菓子のレシピと料理本」
我が家には、昨年12月に「Windbeutelヴィントボイテル(シュークリーム)」について投稿した事があって、写真のようなドイツのケーキ、パン菓子のレシピ本(318頁)の事を紹介した。
この「Windbeutelヴィントボイテル(シュークリーム)」という御菓子も、ドイツ語として奇妙な名前なのだが・・・。
再度、その時の稿から抜粋すると、この本は「ドイツのケーキ、パン菓子のレシピ(318頁、DM29.8):表紙、1979年7月、これ以外に料理本(350頁、DM??)も同時に購入した」と2冊あるのだが、ドイツ駐在の記念に購入したもので、なかなか珍しいものだ。
写真は「ドイツのケーキ、パン菓子のレシピ本(318頁、DM29.8):表紙 -
このケーキ、パン菓子のレシピ本は555もの多様な焼き菓子を美しい画面で再現している。
(以下要約)
すべての生地の基本的なレシピとマスター菓子職人の収集したベーキング知識が示され、来客用の美しいケーキ、人気のフルーツケーキ、大人数向けのベーキングトレイ上で焼いたフラットケーキ、おばあちゃんのベーキングの秘密、特に伝統的なベーキングのアイデアを使ったクリスマス用ベーキングなどの項がある。
数々の賞を受賞した料理本の著者はChristian Teubner クリスチャン・トイブナーと Annette Wolterアネット・ウォルターである。
この料理本はGastronomischen Akademie Deutschlandドイツ美食アカデミーの金メダルを受賞した。
・・・・・
写真はドイツのケーキ、パン菓子のレシピ本:251頁左の写真がSchweineohren(シュヴァイネオーレン) 豚の耳 -
<源氏パイ(三立製菓)>
浜松市の「三立製菓」が製造販売している。同社の歴史・由来から引用すると。
発売以来長く愛されている源氏パイ。
誕生は1965年(昭和40年)、当時の開発担当者がパイの本場ヨーロッパを視察中に「Palmierパルミエ(ヤシの木の葉)」と呼ばれるハート型のパイ菓子に出会いました。
当時の日本では高級菓子店でしか手に入らないお菓子。開発担当者は「このお菓子を、なんとかお手ごろな価格で多くの人に味わってもらうことはできないか」と考え日本に戻りすぐに開発がスタート。様々な問題を解決し、遂に量産化に成功しました。こうして、ヨーロッパの伝統的なパイ菓子がお手ごろな価格で味わうことができるようになりました。
・・・・・
参考写真は源氏パイ(三立製菓) -
<うなぎパイ>
うなぎパイは、1961年(昭和36年)の有限会社春華堂が販売する洋菓子である。静岡県浜松市の名産品として全国で広く知られている。
「浜松=浜名湖の近く=ウナギの産地」という連想からウナギを使った洋菓子のアイデアを思いつき、フランスの洋菓子パルミエ(前述)を参考にして作成された。
ウナギのエキスをパイ生地に練りこんで焼き、最後に蒲焼のようにたれを塗って仕上げたものだが、うなぎの味はしない。
うなぎパイ(春華堂)が、源氏パイ(三立製菓)に4年ほど先駆して発売されたこともあり、しかもどちらもフランスの洋菓子パルミエを参考にした事から、前者が後者にそれなりに影響を与えたことは否定できないだろう。
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参考写真はうなぎパイ(春華堂) -
「Kalter Hundカルター・フント(冷たい犬)」
クックパッドという料理の事を書いたブログがある。
時たま、のぞいて見るが、こちらにも珍しいKalter Hundカルター・フント(冷たい犬)という名のお菓子があった。
先のSchweineohrenシュヴァイネオーレン(豚の耳)は「ドイツのケーキ、パン菓子のレシピと料理本」に写真入りであったが、このKalter Hundカルター・フント(冷たい犬)についてはレシピ本に名前だけがリファーされていたものの、本編の写真集(西ドイツの時代発行)には掲載が無かった。
多分、この御菓子がかつての東独で生まれたお菓子だった事に起因するのだろう。
参考写真はKalter Hundカルター・フント(冷たい犬)のお菓子 -
「Kalter Hundカルター・フント(冷たい犬)」という名前の東ドイツ定番のお菓子である。
ココアパウダーとココナッツ油を混ぜたものとクッキーを重ねて冷やし、切り分ける。
焼菓子ではない、伝統的な誕生日ケーキは1950年から70年代に東独地域で流行ったと云う。
見た目が犬の鼻面に似ているのが名前の由来だとか。 簡単で日持ちがするからか旧東ドイツ地区だけでなく、最近は西側のカフェでも見かけるようになったらしい。
尚、定年後、度々出かけたドイツの旅で、かつての東独地方も周遊したが、私共の記憶ではこの菓子は食べたことが無いようだ。
探してみたが、アルバムの写真にも見当たらなかった。
ドイツ語では様々な名称でよばれるが、それだけ地域が広いのか。
Lukullus、Kalte Pracht、Kekstorte, Kellerkuchen、 Kalte Torte、
Kalte Schnauze(冷たい動物の鼻先), Schwarzer Peter、Schwarzer Hund、
Kalter Igel、Keksmauer、Eishundkuchen、Wandsbeker Speck、
Timmer Stollen oder Schichtschok。
参考写真はKalter Hundカルター・フント(冷たい犬)のお菓子:シュトレンの産地ドレスデンで作られている。 -
この名のお菓子はチョコレートとココナッツオイルを使って作るこってり甘~いスイーツです。
(材料)
Biscuits10-12枚、Milk Chocolate80g、Dark Chocolate160g、Coconut Oil55g、
生クリーム90-100g、Cocoa Powder小1、バニラエッセンス小1/2。
参考写真はKalter Hundカルター・フント(冷たい犬)のお菓子:Reimann_Kalter-Hund -
さて、Kalter Hund(カルターフント)を直訳すると、(kalt=冷たい)に(Hund=犬)で、「冷たい犬」という事になる。妙な名称だがもう定着してしまった。
尚、「Hund」は本来「Hunt」だったと云う。手持ちのドイツ語辞書には無い言葉だが、単語を検索して見ると、Huntというドイツ語の意味は「鉱山」などで使われていた鉱山用運搬車(所謂トロッコ)のことだ。
この鉱山用運搬車(所謂トロッコ)が、Kalter Hundのお菓子の形に似ているから、こう呼ばれるようになったと云う。
(つまり形状がケーキ型の形に似ていた)
いつの間にか、運搬車「Hunt」から、発音も似た犬「Hund」となった。
奇妙な名前にも、歴史と謂れがあるようだから、思えば実に面白い。
参考写真はKalter Hundカルター・フント(冷たい犬)のお菓子:Wikana 1906年創業( Luth. Wittenbergルターの町 ヴィッテンベルク)
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(2025年12月18日Wiki・HP参考、訳・編集追記)
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