2007/04/24 - 2007/04/24
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jijidarumaさん
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【バーデンワイン街道・カイザーシュトゥール(皇帝の椅子)地方の中心に、ミシュランの1星付きレストラン 黒い鷲 フランツ・ケラーがある】
“ドイツ 南西部・黒い森とボーデン湖・シュヴァーベン地方の旅”
:黒い森・バーデンワイン街道・高-上ライン川とボーデン湖・
シュヴェービッシュ-アルプ地方・オーデンの森:
期間:2007年4月19日(木)~5月3日(木)15日間
目的地:今回の旅の目的地はBaden-Wuerttembergバーデン・ヴュルテンベルグ州と呼ばれている、ドイツの南西部の地域が中心の旅になります。
写真はワインは女性ソムリエのお勧め。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
4.24 (火) 快晴 28.5℃ 、 77km
朝食後、9:15 Breisach =>;バーデンワイン街道:Kaiserstuhlカイザーシュトゥール(皇帝の椅子)巡り; =>L? 11kmm Vogtburg-Burkheimブルクハイム城址、マルクト広場 9:35~10:10 =>L? 6km Sasbach-Jechtingen Sponeckスポネック城址 10:20~10:40 =>Totenkopfトーテンコプフ(しゃれこーべのかしら ・557m)、 L?(V-Bischoffingen) =>L? 26km Vogtburg-Oberbergenフォグトブルク・オーバーベルゲン:Gasthof und Weingut Schwarzer-Adler Franz Keller黒い鷲、フランツ・ケラー にて昼食 11:40~14:40、 =>L?(Boetzingen) =>L?14km Ihringen・郷土博物館 15:00~15:20 =>B31 12km Nuef Brisach (フランス領にある新ブライザッハ;函館五稜郭のような防塁に囲まれた町)・旧市街 15:35~15:55 =>B31 8km Breisach・Hotel Rheinblick 16:20
【バーデンワイン街道・Kaiserstuhlカイザーシュトゥール(皇帝の椅子)地方】
<Badische Weinstrasseバーデンワイン街道>
ラインの最上流部ボーデン湖周辺スイス国境のバーゼルから、ハイデルベルクに至る南北400kmにわたる長細い産地で、ドイツワイン産地では最も温暖な地域である。
地域的には広大な面積をもつが、ブドウ畑は点在している。ヴュルテンベルク地域に次いだ赤ワイン生産量国内第2位となっている。造られるワインは酸が少なく、他の地域とくらべて辛口でアルコール分に富んだやや重いタイプが中心で、ドイツワインというよりもフランスワインに近い性格を持っている。この地域の特徴はコクのある白ワインと、柔らかなタイプから気性の激しいタイプの赤ワインである。
写真はバーデンワイン街道:Kaiserstuhlカイザーシュトゥール(皇帝の椅子)Map -
バーデンワイン街道の中でも、このKaiserstuhlカイザーシュトゥール(皇帝の椅子)周辺はライン川に近い丘陵地帯(段々畑の見事な景観)で、山容が椅子のように見える地形から“皇帝の椅子”と名付けられたそうだ。
ドイツでも一番暖かい地域と言われ、優良なワインの産地が多く、ちょうど円を描くように産地を巡る(コースによって、30~70kmの距離を走る)事が出来る。
写真はバーデンワイン街道:カイザーシュトゥール(皇帝の椅子)地方のブドウ畑の風景 -
V-Bischoffingenフォグトブルク・ビショッフフィンゲンから、峠道を登ると目の前に、Kaiserstuhlカイザーシュトゥール(皇帝の椅子)のブドウ畑が見下ろせた。日本で言う“棚田”のように、ブドウ畑が段々になった独特の奇観、いや、美観である。
遥か南の先にはTotenkopfトーテンコプフ(しゃれこーべのかしらの異名・557mの山)が見える。山上にはTV塔のようなものが建っているのが見えた。
写真はカイザーシュトゥール(皇帝の椅子)地方:中央にTotenkopfトーテンコプフ(しゃれこーべのかしら ・557m)とブドウ畑の景観 -
峠から九十九折の道を下りると、Vogtburg-Oberbergenフォグトブルク・オーバーベルゲンの村に入る。
写真はバーデンワイン街道・Kaiserstuhlカイザーシュトゥール(皇帝の椅子)地方の九十九折りの道 -
写真はバーデンワイン街道・カイザーシュトゥール(皇帝の椅子)地方:ミシュランの1星付きレストラン 黒い鷲 フランツ・ケラーへのMap
-
海抜246m、村民940人の小さな村だがカイザーシュトゥール(皇帝の椅子)地方の中心に位置する。村の周辺はブドウ畑である。
写真はワイン産地の中心の村・Vogtburg-Oberbergenフォグトブルク・オーバーベルゲンの俯瞰 -
写真はフォグトブルク・オーバーベルゲンにあったバーデンワイン街道の看板と観光案内所の標識
-
まだ昼には早く、村の中を歩いてみる。ワイン醸造組合の前には家内の背丈の二倍にもなる大きなワインの樽が鎮座し、横面にはOberbergenオーバーベルゲンの文字やワインの試飲をしているような絵が彫られている。
写真はフォグトブルク・オーバーベルゲンにあった観光用のワイン樽。 -
イチオシ
村内の消火栓には子供の姿に描かれて、なかなか面白い絵だ。通りがかりの観光客に消火栓と一緒にデジカメで撮ってもらう。
その小父さんはバスで旅をしているらしく、私共に次ぎのバスの便を聞いてくる。この先の組合前に確かバス停があったので、教えてあげたが、ドイツ人が日本人の旅行者に聞くところが不思議で面白い。
写真はフォグトブルク・オーバーベルゲンにあった消火栓が面白い。 -
ワイン産地の中心の村・Vogtburg-Oberbergenフォグトブルク・オーバーベルゲンにあるのが、昼食を食べようとするホテル・レストラン 黒い鷲 フランツ・ケラーである。
ホテル・レストラン 黒い鷲 フランツ・ケラーはSchwarzer-Adler Franz Kellerの名前で、ワインの醸造・ワインの輸出・国内販売も手広く行っている。
D-79235 Vogtsburg-Oberbergen 、Badbergstr. 44 (Weingut)
黒い鷲の看板がかかったFranz Kellerフランツ・ケラーのワイン倉がホテル前にあったので、ちょっと覗いてみる。
写真はミシュランの1星付きレストラン 黒い鷲 フランツ・ケラーのワイン倉庫 -
写真はレストラン 黒い鷲 フランツ・ケラーのワイン畑と倉庫・工場
-
イチオシ
【Gasthof und Weingutガストホフ・ヴァイングート
Schwarzer-Adler Franz Keller シュバルツアー・アドラー フランツ・ケラー
ホテル・レストラン 黒い鷲 フランツ・ケラー】
全14室(現在は業容も拡大して、50室あるらしい)
D-79235 Vogtburg-Oberbergen 、Kaiserstuhl Baden
Badbergstrasse 23
Tel:49(0)7662-93300
Franz Keller: Schwarzer Adler ? Franz Keller (franz-keller.de)
Restaurant Schwarzer-Adlerレストラン 黒い鷲は、1969年以来、ミシュラン1星(16.2点)を継続中、ゴー・ミョー16点 、 2007年の全独順位は101番である。
星付きシェフ・Anibal Strubingerアニバル・シュトルビンガー、
メニューはEuro16~59、
80席・従業員25人。
写真はミシュランの1星付きレストラン 黒い鷲 フランツ・ケラーの本館。 -
【昼食:Restaurant Schwarzer-Adler Franz Keller
レストラン シュバルツアー・アドラー フランツ・ケラー にて】
時間:11:40~14:40 昼にしては3時間という長かった。
費用:大ランチの合計Euro 135 @168.9=22,800円になりました。
11:40は少し早いかと思えたが、フランス、スイス等の国旗が翻るホテル・レストランに入ってみる。
給仕長を中心に打ち合わせの最中で、急に入ってきたリュックザック姿の私共に皆驚いた顔をしていた。
写真はミシュランの1星付きレストラン 黒い鷲 フランツ・ケラーの皆さん・・・左から2人目が給仕長だ。その右が星付きシェフ・Anibal Strubingerアニバル・シュトルビンガー氏だろう。 -
私が『予約をしていませんが、レストラン シュバルツアー・アドラーで昼食を頂きたいのですが?!』と言うと、
『勿論結構ですよ。中に席を設けますか?それとも、テラスの方がよろしいですか?!』と立派な口ひげの給仕長が答える。
希望した室内となるレストランはまだ誰も来ていない。
一番乗りの私共は一番奥の席に案内された。
その内に3組のお客さんがやって来た。数人のグループと若いグループはやはりテラスに行き、年配の女性二人ずれは中に席を求めて、入口寄りの席に座った。
写真はミシュランの1星付きレストラン 黒い鷲 フランツ・ケラーで通された席 -
写真は現在のミシュランの1星付きレストラン 黒い鷲 フランツ・ケラーの正面・・・美しく改装されていた。
-
【昼食:レストラン シュバルツアー・アドラー フランツ・ケラー にて】
1969年以来ミシュラン1星を継続中のこのレストランに期待して来ましたが、何分とも昼食なので、さてどうするか?!
結局、家内はア・ラ・カルトで2品、
私は5品の「Feinschmeckermenueファインシュメッカーメニュー(美食家の為のメニュー)」と言う、恐れ多い名前のメニューをお願いする。
此処のレストランも出てくる料理は、全て白のお皿を利用していました。
写真は現在のレストラン 黒い鷲 フランツ・ケラーの黒い鷲の看板 -
さて、その料理ですが、
「美食家の為のメニュー」はまず初めに、
シェフからの御挨拶:
『野菜に海老の細切りをのせて、バルサミコソースをかけたもの』
写真はシェフからの御挨拶 -
イチオシ
ワインは女性ソムリエのお勧めの「2002年Spaetburgunderシュペートブルグンダー Selection A ;Weingut Franz Keller Schwarzer-Adler」を選びました。
このホテル・レストランの自作・自慢のワインで、ゴー・ミョーのワインガイド-リストでも上位ランクに載っているワインである。
長身でスマートな、しゃきっとした美人のソムリエも自信のお勧めです。
シュペートブルグンダー(ピノ・ノワール種)は赤、軽い渋み、果実味、心地よい味わいでした。
車であったことで、残念ながら、ハーフボトル0.375L(Euro 25 @168 =4,200円)にせざるを得なかった。
写真はワインは女性ソムリエのお勧め -
前菜:
『Feinschmeckersalatファインシュメッカーザラート(美食家のサラダ)
これは家内の注文の前菜と同じ。
細身アスパラなどの季節野菜に半熟玉子をのせ、豚肉のソテーの小片を添え、ソースはパセリ』、
前菜からしっかりした料理である。
写真は前菜 -
魚料理:
『葱のソースに鱸の小片が入ったもの。』
写真は魚料理 -
写真は家内と私では料理数が異なるので、メニューを眺めて待つ家内。
-
スープ:
『酸味の利いた大黄のスープ』
写真はスープ -
肉料理:
オーソドックスな『牛の背肉に赤ワインと肉汁、分け葱(わけぎ)のソース、ポテト、季節の野菜添え』
写真は肉料理 -
肉料理:
家内のメインは『牛のフィレに赤ワインと肉汁のソース、焼いたポテト、季節の野菜添えでした』、ア・ラ・カルトだけに、一皿の量は私の倍多い。
写真は肉料理 -
星付きのグルメレストランに私共はリュックザック持参で、写真の様にすっかり気楽な姿でしたが、幸いにも年配の女性二人ずれも同じようでしたし、観光地の昼食は許容度がある。
写真はスタッフに撮って頂く。 -
デザート:
この時期、何処のレストランでも出てくる『ラヴァーヴァ料理』でした。
此処ではラヴァーヴァをパイ包みにしたものでした。
イチゴのシャーベットとSouce Romanoffロマノフソースをかけたもので、ちょっと最後は重くなりました。
写真はデザート -
食後のコーヒー:
コーヒーを二人で頼み、チョコレートを頂きながら、更にゆっくりとした時間が流れていく。
「美食家の為のメニュー」は、それでも『Kleinesクライネス=小』(Euro52)を選んだ。
家内の分は前菜Euro 14、メインがEuro 29で合計がEuro 43であり、メニューの方が一つ一つは少ない量だが、全体でみるといろいろ食べるチャンスが持てて、良いように思う。
写真はコーヒーとチョコレート -
Schwarzer-Adler黒い鷲と、同じ年の4.22(日)に訪れた黒い森のSackmannザックマン・BaiersbronnバイヤーズブロンのレストランSchlossbergシュロスベルクは同じミシュラン1星だが、料理の洗練さ、まろやかな味付けでは、やはりSackmannのSchlossbergが好ましいと言うのが私共の結論であった。
尚、この日は昼食だったが、この旅の夕食では以下の3つのミシュラン1星のレストランを体験した。
ドイツランク21位 Schlossberg・Hotel Sackmann Baiersbronn、
ドイツランク27位 Wald&Schlosshotel Friedrichsruhe、
ドイツランク218位 Schwabenstube Hotel Adler Asperg
写真はレストラン内の飾りを撮ってみた。 -
写真は旅行で楽しんだドイツレストラン格付け:2001~8年 Volkenborn Hitlisten スキャン(レストラン 黒い鷲 フランツ・ケラー)
-
若者グループが昼食を食べていたテラスレストランは天気の良い日は心地よさそうである。
写真はレストラン 黒い鷲 フランツ・ケラーのテラスレストラン
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(2023年11月14日Wiki・HP参考、訳・編集・追記)
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この旅行記へのコメント (2)
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- pedaruさん 2023/11/15 06:50:46
- ドイツのことならjijidarumaさんに聞こう
- jijidarumaさん おはようございます。
カイザーシュトゥール(皇帝の椅子)、なんという表現でしょう、日本にはこんな呼び名の土地はありませんね。椅子と言ったところが秀逸です。普通皇帝の丘、とか皇帝の頂などというのに・・・・、ユニークです。
ミシュランの1星付きレストラン 黒い鷲 フランツ・ケラー、なんともおしゃれなレストランな様子、言葉ができると、予約なしでももてなされるのですね。
フランツ・ケラーの黒い鷲の看板、いいですねー、日本でも取り入れたい看板ですが、あまり見かけませんねー。ヨーロッパのこの種の看板ばかり写真を撮っている人たちがいますね。
美食のメニュー、白の食器、美食を堪能されて、羨ましいブログです。
粗食のpedaruより
- jijidarumaさん からの返信 2023/11/15 13:44:42
- Re: ドイツのことならjijidarumaさんに聞こう
- pedaruさん、
今日は。いつもありがとうございます。
ドイツも遥か昔、ドイツの旅に出られずに、悶々!としています。
円安、戦争、テロ・・・何やらこれらを旅の障害と思わぬ方々は
楽しげに新しい旅行記を投稿されています。羨ましい!
さて、恐縮してしまう題ですが、私の方は古い話ばかりです。
軽装で入った格式あるレストラン、申し訳ないな思いながら、図々しく長々と食事を楽しんでしまいました。
このカイザーシュトゥール(皇帝の椅子)一帯は温暖な丘陵地帯ですから、ワインや料理を楽しむ王侯の地とすれば、皇帝の椅子の名も言い得て妙な名、納得するものですね。ゆったりと楽しげな土地も日本は極楽浄土とかいった抹香くさいイメージの名前が浮かんでしまうような・・・(笑)。
フランツ・ケラーの黒い鷲の看板が御気に入られた由、確かに欧州の旅では楽しみの一つですね。
ドイツ人は黒い鷲が大好きで、紋章や看板、レストラン名、ホテル名などによく使用されて、検索する場合、町の名も付けて検索しないといけません。
それではまた。
jijidaruma
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