2024/03/10 - 2024/03/10
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+mo2さん
この旅行記のスケジュール
2024/03/10
この旅行記スケジュールを元に
暖かくなってきたので箱根、ポーラ美術館に行ってきました。特別展は、「モダン・タイムス・イン・パリ 1925 ― 機械時代のアートとデザイン」開催中ですが、そのほかにも「HIRAKU Project Vol.15 大西康明 境の石」「新収蔵:ゲルハルト・リヒター《ストリップ(926-3)》」「杉山寧 コレクション展」など楽しめました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車
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まだ少し雪が残っている箱根。9時に到着です。
ポーラ美術館 美術館・博物館
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HIRAKU Projectは、過去にポーラ美術振興財団の助成を受けた作家を紹介する展覧会シリーズです。第15回目となる今回は、空間への彫刻的なアプローチにより大規模なインスタレーション作品を国内外で数多く発表してきた大西康明 境の石です。
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大学時代に彫刻を学んだ大西は、型取り作業の経験から、ポジとネガの関係性や、ものそれ自体ではなく、その周囲を把握することに関心を持ち、これまで一貫して余白や空洞、体積、境界などをテーマに制作してきました。
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本展では、大西が近年取り組んでいる銅箔を素材とした作品の新作を展示します。銅箔は、多くの電子機器の内部で重要な役割を果たしていますが、人の目に触れることはなく、多くの人はほとんどその存在を意識することもありません。大西は、私たちの日常を裏側から支える銅箔をその機能から離し、河原の石に被せて叩くことによって成型し、大型のインスタレーションへと組み上げていきます。
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長い時間をかけて地表を移動してきた無数の石の表面には、これまでに削られ磨かれたことによる物理的な喪失と引き換えに、途方もない時間の蓄積と、この地球の記憶が宿っています。大西が生みだす銅箔は、型取りを通してそうした不在/存在を提示するとともに、ものごとを認識するためには表層を知るだけでなく想像力を豊かに働かせることが不可欠なこと、あるいは想像力を以てしてもすべてを見通すことはできないことをも、示唆しています。
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「モダン・タイムス・イン・パリ 1925 ― 機械時代のアートとデザイン」
旅行記は別に纏めてあります。
2024.3 モダン・タイムス・イン・パリ 1925 ― 機械時代のアートとデザイン(1)https://4travel.jp/travelogue/11890326
2024.3 モダン・タイムス・イン・パリ 1925 ― 機械時代のアートとデザイン(2)https://4travel.jp/travelogue/11891206 -
こちらは、ミュージアムショップも充実しています。
図録などを購入しました。 -
ドイツ、ドレスデン出身のゲルハルト・リヒター(1932- )は、半世紀以上にわたる画歴を通じて、絵画の新たな可能性を問い続けてきました。その出発点として位置付けられるのが、新聞や雑誌などの白黒写真やプライベートな写真に基づいた〈フォト・ペインティング〉であり、絵筆で表面を軽く擦ってイメージ全体をぼかすという描法がとられたのは、1960年代のことでした。
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ゲルハルト・リヒター「Grey House」1966年
リヒターのおそらく故郷ドレスデンの白黒の建物の写真にぼかしやぶれを加えて描かれた「フォト・ペインティング」シリーズのひとつ《グレイ・ハウス》に映る光の世界も観るものをいざなう窓のように思われます。 -
ゲルハルト・リヒター「ストリップ(926-3)」2012年
新収蔵作品である《ストリップ(926-3)》は、2011年から始められたシリーズに含まれるものです。ある一枚の《抽象絵画》をスキャンしたデジタル画像を細分化して、再統合した結果としてリヒターが浮かび上がらせたのは、数えきれないほどの細片が折り重なるストライプの広がりでした。 -
ゲルハルト・リヒター 「抽象絵画 (649-2)」 1987年
リヒターの取り組みは、油彩画や写真、そしてデジタルプリントなど多岐にわたっています。〈抽象絵画〉のシリーズでは、色彩を何層も重ねていく際に、画面の幅にわたるほどの長いスキージ(へら状の道具)を用いて、絵具を塗り広げるとともに削り取っていく痕跡に対して、画家の関心が強く向けられました。 -
杉山寧 「水 」1965年(昭和40)
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杉山寧「アクロポリスのコレー」1980年(昭和55)
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杉山寧「究」1980年(1981年(昭和56))
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杉山寧「薫」1975年(昭和50)
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鋭く緻密な描写や理知的な構図、鮮明な色彩と重厚なマティエール(絵肌)よって戦後の日本画を牽引した杉山寧(1909-1993)は、1962年(昭和37)、初めての海外旅行でエジプトとヨーロッパ各地を周遊したことをきっかけに、外国の風景を数多く描くようになります。特に中近東を好み、エジプトをはじめ、ギリシア、エトルリア、トルコのカッパドキアの自然や遺跡など、それまでの日本画では描かれることがなかったモティーフを画面にとどめました。
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杉山芸術を支えたのは、優れたデッサン力です。研ぎ澄まされた観察眼でモティーフを的確に描写する能力に優れ、同時に画面構成に関しても類まれな才能に恵まれており、知的で気品あふれる画面空間を作り出しました。一方、1960年以降は抽象表現に傾倒し、質感へのこだわりを強く抱き、日本画の伝統的な画材である和紙や絹ではなく、西洋絵画で使用する麻布に描くようになります。さらに岩絵具には細かい砂などを混ぜ、ざらざらとした凹凸のあるマティエールを追求しました。
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ポーラ美術館は、優れたデッサン力に基づく写実表現と、豊かな感性に根ざした抽象表現を融合した絵画を中心とする、総数43点の杉山作品を収蔵しています。
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カフェでゆっくりしてから帰ることに
ポーラ美術館のアプリで1日1回のログインでスタンプを貯める(30回)とクーポンが頂けるのですが、カフェのコーヒーか紅茶が無料になります。カフェ チューン グルメ・レストラン
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箱根から御殿場へ出て自宅へ帰りますが、途中、富士山が美しく見える富士仏舎利塔平和公園へ寄りました。
富士仏舎利塔平和公園 公園・植物園
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美しい富士山と御殿場の街
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