2023/09/30 - 2023/09/30
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bajicoさん
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30日、土曜日は蚤の市が開かれる日です。久しぶりに買い物に燃えるぞ。でも見るだけかもね。
その後は、デューラーの野うさぎがいる、アルベルティーナ美術館に行きます。野うさぎは世紀の傑作なのに、夫は前回来た時に、混んでるから見ないで帰ってきたそうです。今度は絶対見に行かなければなりませんね。それに私は一つ疑問に思っていることがあり、その答えを見つけたいと思っています。
そして、夜には、今度の旅行で一番重要なイベントがあります。国立歌劇場でオペラを見るのです。ドキドキです。
旅行日程
9月12日 羽田からルフトハンザ機でミュンヘンへ
13日 バスでインスブルックへ移動
13日~18日 インスブルックに5泊
18日 バスでリエンツへ移動
18日~21日 リエンツに3泊
21日 鉄道とバスでザンクトギルゲンヘ移動
21日~24日 ザンクトギルゲンに3泊
24日夕方 鉄道でウィーンへ移動
24日~10月3日 ウィーンに9泊
3日 オーストリア航空機で成田へ 4日午前成田着
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ウィーン滞在後半のホテルはヒルトン ウィーン パーク。
このホテルの地下鉄最寄り駅はLandstr/Wien Mitte(ラントシュトラーセ/ウィーン・ミッテ)で、徒歩0分だ。K+Kホテル パラスと比べると、街の中心部に徒歩で行くのは微妙に不便だが、地下鉄に乗るのは超便利。7日間乗り放題チケットを持っていたので、ホイホイ乗ってしまった。
ウィーンの蚤の市は、ナッシュマルクトそばの広場で毎週土曜日に開かれている。
駅は地下鉄のkettenbrückengasseが便利。今日もU4番線で向かう。カールスプラッツの隣駅なので、すぐ近くだ。蚤の市 市場
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確か、8時半頃に着いたと思うが、結構露店が開いていた。
何となく、パリのヴァンブより店のオープンが早そうな気がする。
ここの蚤の市は、骨とう品から古着まで様々なものを売っている。ガラクタと言ってもいい位だ。でも、そこが良いんだよね。
早速、夫とわかれて買い物だ。 -
オーストリアでは朝食にゆで卵がよく出たので、何だかエッグスタンドが欲しくなった。
夫はアヒルの人形付きのもの、私は可愛い絵模様のものを買った。どちらも500円~700円位だったかな。今回のウィーンではちょっとケチになっていたと思う。 -
ホテルで朝食を食べてこなかった。屋台のソーセージとパンで腹ごしらえ。とってもおいしいソーセージだった。
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ソーセージを食べた後は、後半戦。
ナッシュマルクトにも行ってみる。
こちらには野菜やチーズなどの食料品、みやげ物、お菓子などの店が並んでいる。
ウィーンはオーストリアでも東によっているせいか、トルコのお菓子や香辛料の店も多かった。 -
野菜がきれい。
ナッシュマルクト 市場
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私の大好物、栗もあるね。
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再び、蚤の市に戻ってきた。
買わなかったけれど、なつかしい砥部焼の花瓶だ。梅山窯の印付き。 -
ここの蚤の市は、四角い広場に5本くらい通路が走っていて、その両側に店が並ぶタイプ。比較的効率的に店をチェックできた。
小さいけれど割れ物を買ったので、一旦ホテルに戻って荷物を置いて、改めて地下鉄でカールスプラッツに向かう。 -
すでに昼近い。ブルク公園そばのパルメンハウスで早めのランチにしよう。
名前のとおり、ここは昔の温室を改装したレストランだ。
(この写真は別の日に撮影)パルメンハウス 創作料理
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お昼だけれど、ボリュームが心配なので、朝食のメニューから選ぶ。
これはハム、チーズ、ゆで卵の定番朝食。 -
こちらはサーモンとアボカドのオープンサンド。
夫がアボカドを食べられなかったので、私がオープンサンドを、夫が定番朝食を食べた。 -
温室の雰囲気をそのまま残した洒落た内装だ。
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パルメンハウスからアルベルティーナ美術館までは数分で着くが、今夜訪れる予定の国立歌劇場もすぐ近くだ。
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アルベルティーナ美術館の入口は、階段を上がった2階だ。
結構入口は混んでいた。ウィーンの他の美術館に比べて、規模が小さいためかもしれない。ただ、中に入れば、案外ゆっくりできる。人気の展覧会をやっている時の上野の美術館より、ずっと良い。 -
階段には絵が描いてある。
アルベルティーナ美術館は大きく3つのコーナーに分かれていた。
ひとつ目は企画展。
訪問時は「Michelangelo und die Folgen(ミケランジェロとその後)」というタイトルで、ルネサンス以降の人物素描の展覧会が開催されていた。
展示品の多くはアルベルティーナ所蔵だったが、他の所有のものもいくつかあったと思う。
ミケランジェロの素描をはじめとする充実した展示内容で、じっくり鑑賞した。19世紀ヨーロッパ絵画と素描がすてきな美術館 by bajicoさんアルベルティーナ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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レンブラント
「アダムとイブ」
1638年
エッチング -
レンブラント
「手を組んで座る男性のヌード」
1650年頃
ペンとインク、白グワッシュ他
今まで気づかなかったけれど、レンブラントの人物の表情って、何だかみんな似ている。
ちょっと下品だけど、ペーソス溢れる顔。いっぱいある彼の自画像もこんな顔じゃなかったっけ。 -
フランソワ・ブーシェ
「立っている若い女性のヌード」
18世紀中頃
チョーク、パステル
まさに、絵に描いたようにかわいい女性。 -
エゴン・シーレ
「後ろ姿の女性ヌード」
1910年
黒チョーク、水彩、グワッシュ
ブーシェの絵の対極にあるシーレの絵だ。 -
二つ目のコーナーは、豪華な宮殿の部屋をそのまま使用した常設展示。
ここにデューラーの「野うさぎ」がいた。
ピンと立った大きな耳とモコモコ具合がいい感じ。 -
アルブレヒト・デューラー
「野うさぎ」
1502年
水彩画・不透明絵具
模写(Facsimile)
これが知りたかったんだ。「野うさぎ」は水彩画なので、結構傷みやすいはず。だから本物は展示してないよね、とは思っていたんだけど、インターネットではどうもはっきりしない。とにかく自分で確認しなくちゃと思って来たんだ。これで模写とはっきりして、ひと安心。 -
Josef Kriehuber(ヨーゼフ・クリーフーバー)
「エリザベス皇后とギセラ大公妃、ルドルフ皇太子」
1858年
水彩画
模写
珍しく子供と共にいるシシーだ。実際にこういう姿はなかったのかな。 -
さて、三つ目のコーナーは、永久貸与されているThe Batliner collection(バットライナー・コレクション)を中心とした、印象派以降の絵画の展示。
これが今は一番人気という感じだ。モネ、セザンヌ、ロートレックからシャガール、ピカソに至るまで名作、佳作揃いだ。
セザンヌ
「ノルマンディーの農場」
1885~86年頃 -
モネ
「バラに囲まれた家」
1925年
まずは、塗り残しの巨匠、セザンヌとモネ。
セザンヌは考え抜いた末の塗り残し、モネは勢いのままの塗り残し。性格は正反対だが、どちらも塗り残しが見事な名作だ。 -
これは夫が大好きシスレーの風景画。
中庸を行く印象派。 -
パブロ・ピカソ
「地中海の風景」
1952年
あまりピカソらしくない気もする。絵画におけるイデオロギーから解放されて、好きに描いている感じが良い。 -
エゴン・シーレ
「黄土色の服を着た少女」
1911年
アルベルティーナにもエゴン・シーレがいっぱいあった。
アルベルティーナらしい素描などの小品が多かった気がする。
シーレの画風全開のヌードも勿論あったが、ここではシーレっぽくない2点。 -
エゴン・シーレ
「ひまわり」
1917年
いつか枯れていくことを予感させるひまわりだ。 -
アルビン・エッガー-リエンツ
「Elderly Man,study for life(老人、一生勉強)」
1910~11年
リエンツのお城以来、やっとアルビン・エッガー-リエンツの作品に出会えた。
ただ、タイトルの意味が今一つわからない。 -
アルベルティーナを出て、地下鉄でまたホテルに戻ってひと休み。
服を着替えて、改めて国立歌劇場に向かう。おめかしはしなかったが、多少の気遣いはした。ウィーン国立歌劇場 劇場・ホール・ショー
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今日のオペラはロッシーニの「セビリアの理髪師」。勿論、夫の第一希望はモーツァルトだったけど、そんなにうまくはいかない。
3か月前、6月の終りにホームページで調べて、チケットを購入した。ウィーン滞在中の歌劇場のオペラ演目には、他に「椿姫」もあったけど、悲劇より喜劇の方が気楽にみられる気がして、「セビリアの理髪師」にした。それに作られた順番は逆だけど、モーツァルトの「フィガロの結婚」の前の話だしね。 -
歌劇場の中も豪華だね。
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ぼちぼちお客様も入り始めた。
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私たちが予約した席は、最上階(6階)の最前列の正面。
国立歌劇場の座席の料金は日本よりも細かくランク分けされている。この席は8段階の真ん中で、ひとり14000円位だった。
役者の顔までははっきりしないが、案外舞台やオーケストラボックスが、上からよく見えて、お勧めの席だ。 -
また、最上階はいろいろな人が来ていて、興味深かった。
きちんと正装の人もいるが、結構ラフなスタイルの人も多い。
夫は靴が合わなくて、途中で靴を脱いで舞台を観ていたが、夫だけでなく、ハイヒールがきつくて、裸足で帰っていくご婦人もいた。おもしろいでしょ。
一番愉快だったのは、高校生か大学生らしい若者が、何十人も団体で来ていたこと。みんなおめかしして、女の子はドレス、男の子は背広姿。開演前や休憩時は、年頃の若者らしく賑やかにおしゃべりしていたけれど、上演中は神妙に聞いていたよ。 -
肝心のオペラはどうだったかな。
序曲の出だしは何だかもたついているようにも思えたが、だんだん尻上がりに調子が出て来て、歌手も見事、オーケストラも見事。最後は拍手喝采だ。
歌手の衣装は昔の感じを大事にしていたが、舞台装置がユニーク。
カーテンのような色の付いた布が何枚も上から垂れているだけで、その布が場面転換に合わせて右左に動く。そこに様々な照明を当てると、色が複雑に変わって、とても面白い効果を生む。一見シンプルだが、コンピュータなどによる、現代的な仕掛けがあってこその装置、と見た。
原作にはない人物が登場した。歌手ではなく、無言。道化というかパントマイム的な役回りで、舞台を締めていた。面白い。
私たちの座席の前には小さなディスプレイがあって、英語でセリフが表示される。パーフェクトではないが、何となく筋書きはわかるので、オペラの内容も楽しく見られた。 -
この町はずっと昔からオペラを毎日上演してきた。だから、オペラを完璧に楽しく上演する極意を自然に身に着けているんだな、と強く感じた夜だった。
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もう一つ、最上階の席で良かったこと。
それは休憩中にすぐ屋上に出られたこと。 -
ちょうど月が出てきた。
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夢のような世界の下には、賑やかな大通り。
ウィーンの街に脱帽だ。
帰国後、我が家は「セビリアの理髪師」が大好きになっちゃった。モーツァルトしか聞かない夫まで、「ボーナセーラ、ボーナセーラ…」って口ずさんでいる。
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