ウィーン旅行記(ブログ) 一覧に戻る
 ハプスブルクの優雅な都、ウィーンの9日間が始まりました。旅行記のタイトルも少し変えて、新装開店です。<br /> 25日、まず何はともあれ、あそこに行かなきゃ。そうです。カフェザッハーでザッハートルテを食べるのです。その後は、ベルヴェデーレ宮殿に行って、夜は楽友協会でコンサート。いつもノンビリ日程の私たちにしては、詰め込みましたなぁ。<br /><br /> 地下鉄やトラムなどウィーン市内の交通は、事前に携帯アプリ「Wien Mobil」で、7日間乗り放題チケットを購入し、印刷しておきました。アプリで買えば、スタート日は自由に決められたと思います。私たちは25日から1週間、このチケットを利用しました。<br /> 一人17.1ユーロ(約2700円)。<br /><br />旅行日程<br />9月12日 羽田からルフトハンザ機でミュンヘンへ<br />13日 バスでインスブルックへ移動<br />13日~18日 インスブルックに5泊<br />18日 バスでリエンツへ移動<br />18日~21日 リエンツに3泊<br />21日 鉄道とバスでザンクトギルゲンヘ移動<br />21日~24日 ザンクトギルゲンに3泊<br />24日夕方 鉄道でウィーンへ移動<br />24日~10月3日 ウィーンに9泊<br />3日 オーストリア航空機で成田へ 4日午前成田着<br /> 

2023初秋の爽やかウィーン旅 ⑫初日はザッハー、ベルヴェデーレ、楽友協会

25いいね!

2023/09/25 - 2023/09/25

1110位(同エリア6058件中)

bajico

bajicoさん

 ハプスブルクの優雅な都、ウィーンの9日間が始まりました。旅行記のタイトルも少し変えて、新装開店です。
 25日、まず何はともあれ、あそこに行かなきゃ。そうです。カフェザッハーでザッハートルテを食べるのです。その後は、ベルヴェデーレ宮殿に行って、夜は楽友協会でコンサート。いつもノンビリ日程の私たちにしては、詰め込みましたなぁ。

 地下鉄やトラムなどウィーン市内の交通は、事前に携帯アプリ「Wien Mobil」で、7日間乗り放題チケットを購入し、印刷しておきました。アプリで買えば、スタート日は自由に決められたと思います。私たちは25日から1週間、このチケットを利用しました。
 一人17.1ユーロ(約2700円)。

旅行日程
9月12日 羽田からルフトハンザ機でミュンヘンへ
13日 バスでインスブルックへ移動
13日~18日 インスブルックに5泊
18日 バスでリエンツへ移動
18日~21日 リエンツに3泊
21日 鉄道とバスでザンクトギルゲンヘ移動
21日~24日 ザンクトギルゲンに3泊
24日夕方 鉄道でウィーンへ移動
24日~10月3日 ウィーンに9泊
3日 オーストリア航空機で成田へ 4日午前成田着
 

旅行の満足度
5.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
一人あたり費用
50万円 - 100万円
交通手段
鉄道 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • 前日ホテルに着いたのが夜8時過ぎで、朝はゆっくりしたかったのだが、8時半にカフェザッハーの予約を入れていたので、早起きして出発。確か、出発前にインターネットで予約状況を確認したら、空きがあまりなくて、そんな時間になったのだと思う。<br /><br />K+Kパラス ホテルからカフェザッハーまでは、ウィーンの街の偵察がてら、徒歩で向かう。

    前日ホテルに着いたのが夜8時過ぎで、朝はゆっくりしたかったのだが、8時半にカフェザッハーの予約を入れていたので、早起きして出発。確か、出発前にインターネットで予約状況を確認したら、空きがあまりなくて、そんな時間になったのだと思う。

    K+Kパラス ホテルからカフェザッハーまでは、ウィーンの街の偵察がてら、徒歩で向かう。

  • まず、大きなシュテファン教会<br /><br />マリア・アム・ゲシュターデ教会と勘違いしてました。ごめんなさい。

    まず、大きなシュテファン教会

    マリア・アム・ゲシュターデ教会と勘違いしてました。ごめんなさい。

    シュテファン大聖堂 寺院・教会

  • 日が昇って、まだ間もない。<br />シュテファン教会を通り過ぎる。<br />

    日が昇って、まだ間もない。
    シュテファン教会を通り過ぎる。

    シュテファン大聖堂 寺院・教会

  • ケルントナー通りをあちこち眺めながら歩いて行けば、国立歌劇場が見えてきた。

    ケルントナー通りをあちこち眺めながら歩いて行けば、国立歌劇場が見えてきた。

  • カフェザッハーは国立歌劇場のそばにある。<br />朝は8時から営業開始。他のカフェも結構早くからオープンしているみたい。<br />8時半に入店した時は、そう混んでなかった。<br />今日は朝食抜き、ケーキを朝食代わりにする。

    カフェザッハーは国立歌劇場のそばにある。
    朝は8時から営業開始。他のカフェも結構早くからオープンしているみたい。
    8時半に入店した時は、そう混んでなかった。
    今日は朝食抜き、ケーキを朝食代わりにする。

    カフェ ザッハー カフェ

  • 私はザッハートルテ、夫はザッハーオリジナル・ファッジケーキを注文。<br /><br />ザッハートルテは無論おいしかったが、予想を超える味ではない、想像通りのおいしさ。でも、これは、ザッハートルテがチョコレートケーキ分野での完成形態だから仕方がない。これ以上工夫したり、何かをプラスする余地は少ないと思うよ。<br />それよりも、私はむしろ、夫から一口もらったファッジケーキの方が、予想を裏切っておいしかった。見た目は回りに何かの粉末(アーモンド?)がまぶしてあって、パサパサな感じだが、食べてみると案外口当たりがよい。中はスポンジにチョコレートチップが入っていて、全体として調和が取れた味だった。さすが!<br />試しにザッハートルテに付いてたクリームと一緒に食べたら、さらにおいしかった。

    私はザッハートルテ、夫はザッハーオリジナル・ファッジケーキを注文。

    ザッハートルテは無論おいしかったが、予想を超える味ではない、想像通りのおいしさ。でも、これは、ザッハートルテがチョコレートケーキ分野での完成形態だから仕方がない。これ以上工夫したり、何かをプラスする余地は少ないと思うよ。
    それよりも、私はむしろ、夫から一口もらったファッジケーキの方が、予想を裏切っておいしかった。見た目は回りに何かの粉末(アーモンド?)がまぶしてあって、パサパサな感じだが、食べてみると案外口当たりがよい。中はスポンジにチョコレートチップが入っていて、全体として調和が取れた味だった。さすが!
    試しにザッハートルテに付いてたクリームと一緒に食べたら、さらにおいしかった。

  • 夫が、今日のコンサート用に履いた靴が足に合わない、と言うので、一旦ホテルに戻って靴を変える。<br />改めて、ホテル近くのBörseからトラムのD線に乗り、ベルヴェデーレ宮殿に向かう。

    夫が、今日のコンサート用に履いた靴が足に合わない、と言うので、一旦ホテルに戻って靴を変える。
    改めて、ホテル近くのBörseからトラムのD線に乗り、ベルヴェデーレ宮殿に向かう。

  • トラムは国会議事堂前を通過。

    トラムは国会議事堂前を通過。

    国会議事堂 現代・近代建築

  • ベルヴェデーレ宮殿(Schloss Belvedere)の駅でトラムを降りたら、街角にこんなものがあった。<br />噂に聞く体重計。<br />体重を量りたかったが、有料だったので止めた。

    ベルヴェデーレ宮殿(Schloss Belvedere)の駅でトラムを降りたら、街角にこんなものがあった。
    噂に聞く体重計。
    体重を量りたかったが、有料だったので止めた。

  • ベルヴェデーレ宮殿の上宮の庭園に入る。<br />宮殿完成300周年の記念の年だからかな、池に何だか変なものが浮いている。<br />ピクミンに出てくる原生生物に似てない?

    ベルヴェデーレ宮殿の上宮の庭園に入る。
    宮殿完成300周年の記念の年だからかな、池に何だか変なものが浮いている。
    ピクミンに出てくる原生生物に似てない?

    ベルヴェデーレ宮殿 城・宮殿

    オーストリアを代表する作品を幅広く展示 by bajicoさん
  • 上宮と下宮の間の庭園<br />上宮の方が高台にあるので、下宮の向こうにウィーン中心部の建物が見える。

    上宮と下宮の間の庭園
    上宮の方が高台にあるので、下宮の向こうにウィーン中心部の建物が見える。

  • 庭園にはスフィンクス

    庭園にはスフィンクス

  • いよいよ上宮に入場する。<br />チケットは公式HPで事前購入、印刷しておいた。<br />上宮は時間指定の必要あり。私たちは11時30分入場だ。<br /><br />上宮にはオーストリアを代表する絵画・美術品が幅広く展示されている。一般的にはクリムトやシーレが有名だが、他にもおもしろいものがいっぱいある。お気に入りを見つけよう。

    いよいよ上宮に入場する。
    チケットは公式HPで事前購入、印刷しておいた。
    上宮は時間指定の必要あり。私たちは11時30分入場だ。

    上宮にはオーストリアを代表する絵画・美術品が幅広く展示されている。一般的にはクリムトやシーレが有名だが、他にもおもしろいものがいっぱいある。お気に入りを見つけよう。

  • まずは、中世美術。<br />私が好きな木彫をいくつか。<br />このキリスト像は、素朴な中にも、洗練が感じられる。

    まずは、中世美術。
    私が好きな木彫をいくつか。
    このキリスト像は、素朴な中にも、洗練が感じられる。

  • アルカイックなスマイルが、案外、円空仏に似ていたりして。<br />こういうの私は好きだ。

    アルカイックなスマイルが、案外、円空仏に似ていたりして。
    こういうの私は好きだ。

  • オーストリアではあまりステンドグラスを見る機会がなかった。<br />数少ない1枚だ。<br />

    オーストリアではあまりステンドグラスを見る機会がなかった。
    数少ない1枚だ。

  • 迫力がある祭壇画の木彫。<br />これはなかなかのものでしたぞ。

    迫力がある祭壇画の木彫。
    これはなかなかのものでしたぞ。

  • 色がきれいに残っている。

    色がきれいに残っている。

  • 18世紀の絵画から<br />Thomas Ender(トーマス・エンデル)<br />「パステルツェ氷河とグロースグロックナー」1832年<br /><br />見られなかったグロースグロックナーの風景をここで見た。

    18世紀の絵画から
    Thomas Ender(トーマス・エンデル)
    「パステルツェ氷河とグロースグロックナー」1832年

    見られなかったグロースグロックナーの風景をここで見た。

  • Franz Eybl(フランツ・アイブル)<br />「Eine Ramsauer Bäuerin am Spinnrad(糸車を操るRamsauerの農婦)」1836年頃<br /><br />アンドリュー・ワイエスのリアリズムが頭をよぎる。

    Franz Eybl(フランツ・アイブル)
    「Eine Ramsauer Bäuerin am Spinnrad(糸車を操るRamsauerの農婦)」1836年頃

    アンドリュー・ワイエスのリアリズムが頭をよぎる。

  • フランツ・メッサーシュミットの胸像<br />彼は18世紀の彫刻家。<br />顔を歪めた様々な表情の彫刻が何体も並ぶ。<br />超リアルかつ極端な表現で、私は現代彫刻かと思ってしまった。<br />

    フランツ・メッサーシュミットの胸像
    彼は18世紀の彫刻家。
    顔を歪めた様々な表情の彫刻が何体も並ぶ。
    超リアルかつ極端な表現で、私は現代彫刻かと思ってしまった。

  • マリアテレジアの彫像<br />これもフランツ・メッサーシュミットの作品だが、こちらはバリバリのバロック彫刻。同じ作家の作品とは思えない。<br /><br />

    マリアテレジアの彫像
    これもフランツ・メッサーシュミットの作品だが、こちらはバリバリのバロック彫刻。同じ作家の作品とは思えない。

  • ベルヴェデーレ宮殿を建てたのはこの人、プリンツ・オイゲン。<br />彼はオーストリア人ではなく、フランス貴族だが、ハプスブルク家に仕えて、トルコやフランスを相手に戦った。数多くの戦いで勝利して出世し、夏の離宮としてベルヴェデーレ宮殿を建設した。<br />自分の生まれた国とも戦うなんて、信じられない。<br />本当はルイ14世が父親だという説もある。

    ベルヴェデーレ宮殿を建てたのはこの人、プリンツ・オイゲン。
    彼はオーストリア人ではなく、フランス貴族だが、ハプスブルク家に仕えて、トルコやフランスを相手に戦った。数多くの戦いで勝利して出世し、夏の離宮としてベルヴェデーレ宮殿を建設した。
    自分の生まれた国とも戦うなんて、信じられない。
    本当はルイ14世が父親だという説もある。

  • 美術館だが、こんな宮殿っぽい所もある。

    美術館だが、こんな宮殿っぽい所もある。

  • このあたりから、有名な作品が続く。<br />セガンティーニ<br />「悪しき母達」(一部)

    このあたりから、有名な作品が続く。
    セガンティーニ
    「悪しき母達」(一部)

  • クリムト<br />「Marie Breunigの肖像」<br /><br />今回、ウィーンの美術館で多くのクリムトを見た印象、それは、彼が実に様々な作風を持つ、カメレオンみたいな画家だということ。ちょっとピカソみたいだ。そしてピカソもそうだが、こういう画家は天才的に絵がうまくて、写実的な絵もちゃんと描ける。<br />その見本がこの絵だ。金箔で飾られた彼独特の画風とは全く違うが、他のアカデミックな画家の絵の中で、この絵だけがとび抜けて目立った。うまいと思う。<br />

    クリムト
    「Marie Breunigの肖像」

    今回、ウィーンの美術館で多くのクリムトを見た印象、それは、彼が実に様々な作風を持つ、カメレオンみたいな画家だということ。ちょっとピカソみたいだ。そしてピカソもそうだが、こういう画家は天才的に絵がうまくて、写実的な絵もちゃんと描ける。
    その見本がこの絵だ。金箔で飾られた彼独特の画風とは全く違うが、他のアカデミックな画家の絵の中で、この絵だけがとび抜けて目立った。うまいと思う。

  • クリムト<br />「Upper Austrian Farmhouse (上オーストリアの農家)」<br /><br />「接吻」など、金箔を多用した装飾的な絵画の傑作群は、あえて写真に撮らなかった。皆良く知っているからね。<br />私が気になったのは風景画。彼がたくさんの風景画を描いているなんて、知らなかった。

    クリムト
    「Upper Austrian Farmhouse (上オーストリアの農家)」

    「接吻」など、金箔を多用した装飾的な絵画の傑作群は、あえて写真に撮らなかった。皆良く知っているからね。
    私が気になったのは風景画。彼がたくさんの風景画を描いているなんて、知らなかった。

  • クリムト<br />「カンマー城庭園の並木道」(一部)<br /><br />彼が生きた時代の風景画家たちの影響も感じられる。例えば、モネ、セザンヌ、スーラ、ゴッホ等々。でも、少し違う。平面的で装飾的な感性と、画面に漂う静けさが心地よい。クリムトの絵を1枚もらえるとしたら、私は断然、風景画をもらう。

    クリムト
    「カンマー城庭園の並木道」(一部)

    彼が生きた時代の風景画家たちの影響も感じられる。例えば、モネ、セザンヌ、スーラ、ゴッホ等々。でも、少し違う。平面的で装飾的な感性と、画面に漂う静けさが心地よい。クリムトの絵を1枚もらえるとしたら、私は断然、風景画をもらう。

  • これもクリムトの風景画の一部分だ。<br />色使いもきれいでしょ。

    これもクリムトの風景画の一部分だ。
    色使いもきれいでしょ。

  • エゴン・シーレ<br />「家の壁」(この写真は絵葉書)<br /><br />次はエゴン・シーレ<br />彼はクリムトと逆で、作風は一貫して変わらない。<br />それはある意味当然で、何故なら、変わる前に、若くして死んでしまったから。<br />彼は、ちょっと極端で、人を不安にさせるような独特の人物画で有名だが、人物画以外も結構描いているんだね。そして、その人物画以外がすごく良い。<br /><br />この絵、家の屋根、壁、窓を描いただけの作品だけど、うまいよね。<br />屋根と窓の色がいいんだ。真っ白でない壁もいい。<br />おかげで、エゴン・シーレに対する評価がぐんぐん上がった。

    エゴン・シーレ
    「家の壁」(この写真は絵葉書)

    次はエゴン・シーレ
    彼はクリムトと逆で、作風は一貫して変わらない。
    それはある意味当然で、何故なら、変わる前に、若くして死んでしまったから。
    彼は、ちょっと極端で、人を不安にさせるような独特の人物画で有名だが、人物画以外も結構描いているんだね。そして、その人物画以外がすごく良い。

    この絵、家の屋根、壁、窓を描いただけの作品だけど、うまいよね。
    屋根と窓の色がいいんだ。真っ白でない壁もいい。
    おかげで、エゴン・シーレに対する評価がぐんぐん上がった。

  • よく考えると、彼の絵の、人の心をムズムズさせる不安な要素って、結構フォルムにあると思う。挑んでくるような挑発的な人物のポーズが、良くも悪しくも一番目立つ。<br />でも、彼の色使いは結構繊細、中間色で攻めてくる。暗いけどメルヘンチック。好きだな。

    よく考えると、彼の絵の、人の心をムズムズさせる不安な要素って、結構フォルムにあると思う。挑んでくるような挑発的な人物のポーズが、良くも悪しくも一番目立つ。
    でも、彼の色使いは結構繊細、中間色で攻めてくる。暗いけどメルヘンチック。好きだな。

  • エゴン・シーレ<br />「家族」(一部)<br /><br />こどもは可愛い。

    エゴン・シーレ
    「家族」(一部)

    こどもは可愛い。

  • 上宮を出て、下宮に向かう。<br /><br />下宮の厩舎には、中世絵画や彫刻が、びっしり展示してある。<br />パンフレットはあるが、細かい説明はないので、興味のない人はパスかな。<br />でも、私は中世絵画や彫刻好きなので、おもしろかったよ。

    上宮を出て、下宮に向かう。

    下宮の厩舎には、中世絵画や彫刻が、びっしり展示してある。
    パンフレットはあるが、細かい説明はないので、興味のない人はパスかな。
    でも、私は中世絵画や彫刻好きなので、おもしろかったよ。

  • 何の生き物でしょう。<br />現実のものか、想像上のものか、定かではないが、愛嬌あり。

    何の生き物でしょう。
    現実のものか、想像上のものか、定かではないが、愛嬌あり。

  • 眼鏡をかけてる聖人<br />パンフレットによると、聖オーガスティンだって。オーガスティンはアウグスティヌスのこと。彼は神学者だから、眼鏡をかけて、勉強勉強!

    眼鏡をかけてる聖人
    パンフレットによると、聖オーガスティンだって。オーガスティンはアウグスティヌスのこと。彼は神学者だから、眼鏡をかけて、勉強勉強!

  • 下宮のオランジェリーでは、ベルヴェデーレ宮殿300年の歴史を辿る特別展が開催されていた。2022年12月から2024年1月7日(もしかしたら2月)までの開催

    下宮のオランジェリーでは、ベルヴェデーレ宮殿300年の歴史を辿る特別展が開催されていた。2022年12月から2024年1月7日(もしかしたら2月)までの開催

  • エゴン・シーレ<br />「フランツ・マルティン・ハベルディッツル博士の肖像」<br /><br />フランツ・ハベルディッツルはエゴン・シーレの友人で、ベルヴェデーレ宮殿の美術館館長を務めた美術史家なんだって。<br />そうか、300年の歴史ということは、エゴン・シーレの時代にもこの美術館はあったってことなんだ。

    エゴン・シーレ
    「フランツ・マルティン・ハベルディッツル博士の肖像」

    フランツ・ハベルディッツルはエゴン・シーレの友人で、ベルヴェデーレ宮殿の美術館館長を務めた美術史家なんだって。
    そうか、300年の歴史ということは、エゴン・シーレの時代にもこの美術館はあったってことなんだ。

  • エゴン・シーレ<br />「芸術家の妻・エディス・シーレの肖像」<br /><br />この二つの肖像画は自然な感じ、シーレ独特の極端な感じはしない。描かれた人物に対するシーレの親愛の情が感じられる。<br />特別展開催期間中は、こちらにもクリムトやシーレの作品があるみたいなので、ファンは注意が必要かも。<br />

    エゴン・シーレ
    「芸術家の妻・エディス・シーレの肖像」

    この二つの肖像画は自然な感じ、シーレ独特の極端な感じはしない。描かれた人物に対するシーレの親愛の情が感じられる。
    特別展開催期間中は、こちらにもクリムトやシーレの作品があるみたいなので、ファンは注意が必要かも。

  • ゲルハルト・フランクル<br />「ウィーン再訪Ⅱ」1948年<br /><br />少し前のウィーンの姿だ。

    ゲルハルト・フランクル
    「ウィーン再訪Ⅱ」1948年

    少し前のウィーンの姿だ。

  • 下宮にも昔の家具や内装が残っている場所がある。

    下宮にも昔の家具や内装が残っている場所がある。

  • グロテスク模様がきれい。

    グロテスク模様がきれい。

  • これは、ベルヴェデーレ宮殿の中ではない。<br />宮殿を出て街を歩いていたら、こんな水飲み場があったのだ。<br />イスラムらしい幾何学模様だ。<br />ウィーンがヨーロッパの東方にあることを感じさせる。<br /><br />

    これは、ベルヴェデーレ宮殿の中ではない。
    宮殿を出て街を歩いていたら、こんな水飲み場があったのだ。
    イスラムらしい幾何学模様だ。
    ウィーンがヨーロッパの東方にあることを感じさせる。

  • ケルントナー通りのノルドゼーで食事。<br />おやつの時間帯にお腹が空いちゃった。こんな時間帯でも食事ができるのはありがたい。<br />サーモンのグリル、タコのマリネ、パエリアと飲み物を頼んで、54.21ユーロ(約8700円)。安くはないが、気楽に食べられるし、久しぶりの魚介類でうれしい。文句なし。

    ケルントナー通りのノルドゼーで食事。
    おやつの時間帯にお腹が空いちゃった。こんな時間帯でも食事ができるのはありがたい。
    サーモンのグリル、タコのマリネ、パエリアと飲み物を頼んで、54.21ユーロ(約8700円)。安くはないが、気楽に食べられるし、久しぶりの魚介類でうれしい。文句なし。

  • 店先はこんな感じ。

    店先はこんな感じ。

  • ケルントナー通りのデパート、シュテッフルが建っている場所でモーツァルトは亡くなった。<br />今、デパートの地下にはミートス・モーツァルトという、モーツァルトに関する一種のテーマパークができているらしい。

    ケルントナー通りのデパート、シュテッフルが建っている場所でモーツァルトは亡くなった。
    今、デパートの地下にはミートス・モーツァルトという、モーツァルトに関する一種のテーマパークができているらしい。

  • こちらは、フィガロハウスと言われる建物、ここに住んでいる時、モーツァルトはフィガロの結婚を作曲した。今は博物館。

    こちらは、フィガロハウスと言われる建物、ここに住んでいる時、モーツァルトはフィガロの結婚を作曲した。今は博物館。

  • 夕方のシュテファン教会。<br />朝より賑わいがすごい。

    夕方のシュテファン教会。
    朝より賑わいがすごい。

  • シュテファン教会からホテルに戻る途中にこんな時計があった。<br />アンカー社のからくり時計。<br />アンカー社は昔あった保険会社らしい。<br />一種の宣伝用に作った時計のようだが、1900年代初頭ユーゲントシュティル時代の様式で、煌びやか。

    シュテファン教会からホテルに戻る途中にこんな時計があった。
    アンカー社のからくり時計。
    アンカー社は昔あった保険会社らしい。
    一種の宣伝用に作った時計のようだが、1900年代初頭ユーゲントシュティル時代の様式で、煌びやか。

  • ホテルで着替えて、改めて地下鉄に乗って出発。<br />カールスプラッツで下車して、楽友協会に向かう。<br />今夜は、楽友協会のウィーン・モーツァルト・オーケストラ・コンサートだ。<br /><br />こちらも事前に公式HPでチケットを購入しておいた。<br />チケット価格は、席の場所により、かなり細かくランク分けされていた。私たちはせっかくだから平土間の一番高い席。<br />一人125ユーロ(約20000円)

    ホテルで着替えて、改めて地下鉄に乗って出発。
    カールスプラッツで下車して、楽友協会に向かう。
    今夜は、楽友協会のウィーン・モーツァルト・オーケストラ・コンサートだ。

    こちらも事前に公式HPでチケットを購入しておいた。
    チケット価格は、席の場所により、かなり細かくランク分けされていた。私たちはせっかくだから平土間の一番高い席。
    一人125ユーロ(約20000円)

    ウィーン楽友協会 劇場・ホール・ショー

  • 楽友協会のコンサートは、今回の旅行の主要目的の一つだった。<br />とにかく楽友協会の建物に入れて感激。<br />ただ、ホールの中には開演40分位前にならないと入れないので、ちょっと待たされた。早く来すぎたね。<br /><br />今日のコンサートは観光客も多い。服装はそんなに気にしなくても大丈夫だ。

    楽友協会のコンサートは、今回の旅行の主要目的の一つだった。
    とにかく楽友協会の建物に入れて感激。
    ただ、ホールの中には開演40分位前にならないと入れないので、ちょっと待たされた。早く来すぎたね。

    今日のコンサートは観光客も多い。服装はそんなに気にしなくても大丈夫だ。

  • 楽友協会建設にはブラームスも大いに関わったらしい。

    楽友協会建設にはブラームスも大いに関わったらしい。

  • やっとホールの中に入った。大ホールは黄金のホールとも呼ばれるだけあって、キンキラキン。<br />でも、何となく大きな芝居小屋という感じ。キンキラキンの下は漆喰で、その下は木なのかしら。床は木だし、座席も木。なかなかの古めかしさだ。<br />でもこれが、後でびっくり玉手箱!

    やっとホールの中に入った。大ホールは黄金のホールとも呼ばれるだけあって、キンキラキン。
    でも、何となく大きな芝居小屋という感じ。キンキラキンの下は漆喰で、その下は木なのかしら。床は木だし、座席も木。なかなかの古めかしさだ。
    でもこれが、後でびっくり玉手箱!

  • 定刻通り、8時30分にコンサート開始。<br />ウィーン・モーツァルト・オーケストラは、モーツァルト時代の豪華な衣装で、モーツァルトの名曲を演奏してくれる。皆が知っている親しみやすい曲ばかりだ。観光客も多いので、ちょっと際物的というか、大したことないだろうと侮っていたのだが、これは大間違いだった。<br />最初の曲でガツンときてびっくりした。うまいよ。音が良いよ。<br />まず、オーケストラの演奏。よく考えたら、ウィーンには一流オーケストラに入ろうと多くの演奏家が集まっている。つまりこの町に住む演奏者のレベルは、とても高い。そんな演奏者が集まって、毎日モーツァルトを演奏しているのだから、彼らのモーツァルトがすんごくうまいのは当然だ。<br />そして、このホールの音響効果。信じられないくらいすばらしかった。しろうと耳の私でもわかった。それはホールの大きさや形状、壁や床、座席の材質、その他モロモロがうまくかみ合って、生み出された奇跡なのかもしれない。古くなった床や座席が永遠に持ちますように。そんなの無理かなぁ。

    定刻通り、8時30分にコンサート開始。
    ウィーン・モーツァルト・オーケストラは、モーツァルト時代の豪華な衣装で、モーツァルトの名曲を演奏してくれる。皆が知っている親しみやすい曲ばかりだ。観光客も多いので、ちょっと際物的というか、大したことないだろうと侮っていたのだが、これは大間違いだった。
    最初の曲でガツンときてびっくりした。うまいよ。音が良いよ。
    まず、オーケストラの演奏。よく考えたら、ウィーンには一流オーケストラに入ろうと多くの演奏家が集まっている。つまりこの町に住む演奏者のレベルは、とても高い。そんな演奏者が集まって、毎日モーツァルトを演奏しているのだから、彼らのモーツァルトがすんごくうまいのは当然だ。
    そして、このホールの音響効果。信じられないくらいすばらしかった。しろうと耳の私でもわかった。それはホールの大きさや形状、壁や床、座席の材質、その他モロモロがうまくかみ合って、生み出された奇跡なのかもしれない。古くなった床や座席が永遠に持ちますように。そんなの無理かなぁ。

  • アンコールはヨハンシュトラウス。皆でニューイヤーコンサートみたいに手拍子をして大いに盛り上がった。本当にすばらしい大大満足のコンサートだった。<br />今度はベートーベンでも聞きたいね。<br />大いに良い気分で、ホテルへの道を急いだ。<br />

    アンコールはヨハンシュトラウス。皆でニューイヤーコンサートみたいに手拍子をして大いに盛り上がった。本当にすばらしい大大満足のコンサートだった。
    今度はベートーベンでも聞きたいね。
    大いに良い気分で、ホテルへの道を急いだ。

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