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コロナ禍あけを待って4年ぶりとなるロマネスク紀行の復活はベルギーからスタートしました。今回も車でオランダ、ドイツ、フランスを巡りました。8日目(5月12日)の行程の最後はシャロン=シュル=ソーヌ県のパレ・ル・モニアル(Paray-le-Monial)です。<br />

2023年5月ベルギーからのドライブ旅行30 パレ・ル・モニアル (Paray-le-Monial)

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2023/05/03 - 2023/05/18

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クリス

クリスさん

コロナ禍あけを待って4年ぶりとなるロマネスク紀行の復活はベルギーからスタートしました。今回も車でオランダ、ドイツ、フランスを巡りました。8日目(5月12日)の行程の最後はシャロン=シュル=ソーヌ県のパレ・ル・モニアル(Paray-le-Monial)です。

同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
レンタカー
航空会社
ANA
旅行の手配内容
個別手配

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  • この日の泊地はパレ・ル・モニアル(Paray-le-Monial)。マジールからは西に48kmほどの距離になります。ブルバンス川越しに美しいロマネスクの教会が見えます。

    この日の泊地はパレ・ル・モニアル(Paray-le-Monial)。マジールからは西に48kmほどの距離になります。ブルバンス川越しに美しいロマネスクの教会が見えます。

  • 写真の寺院はサクレ・クール寺院(Basilique du Sacré-Cœur)。この街は人口9,000人ほどの小都市です。<br />

    写真の寺院はサクレ・クール寺院(Basilique du Sacré-Cœur)。この街は人口9,000人ほどの小都市です。

  • バシリカに格付けされた日本語でいうところの聖心の聖堂は1875年に命名されたもので、それ以前はノートルダム修道院の付属教会として存在していました。

    バシリカに格付けされた日本語でいうところの聖心の聖堂は1875年に命名されたもので、それ以前はノートルダム修道院の付属教会として存在していました。

  • この命名は街の歴史にとても大切な物なので、由来は後ほど説明させていただきます。

    この命名は街の歴史にとても大切な物なので、由来は後ほど説明させていただきます。

  • クリニュー修道院の本院をモデルにした教会ですが、今日ではクリニュー修道院の面影を残す貴重な教会として知られています。

    クリニュー修道院の本院をモデルにした教会ですが、今日ではクリニュー修道院の面影を残す貴重な教会として知られています。

  • サクレクール寺院のナルテクスにある柱頭。教会の多くは12世紀の建築になりますが、このナルテクスは11世紀に建てられた部分と考えられています。<br />

    サクレクール寺院のナルテクスにある柱頭。教会の多くは12世紀の建築になりますが、このナルテクスは11世紀に建てられた部分と考えられています。

  • 柱頭彫刻に比べタンパンはシンプルなので写真は柱頭に集中していまいました。

    柱頭彫刻に比べタンパンはシンプルなので写真は柱頭に集中していまいました。

  • 教会内部。

    教会内部。

  • アーチ構造などはロマネスクからゴシックの物までが確認できますが、外観やナルテクスに比べると見どころは多くありません。

    アーチ構造などはロマネスクからゴシックの物までが確認できますが、外観やナルテクスに比べると見どころは多くありません。

  • 聖歌隊席前の柱頭。

    聖歌隊席前の柱頭。

  • 後陣クーポラのフレスコ画は栄光のキリストになりますが、オリジナルではありませんね。

    後陣クーポラのフレスコ画は栄光のキリストになりますが、オリジナルではありませんね。

  • 栄光のキリストは4つの福音史家に囲まれています。

    栄光のキリストは4つの福音史家に囲まれています。

  • これと下の写真は、左右のトランセプトの上部になります。

    これと下の写真は、左右のトランセプトの上部になります。

  • チャペルに置かれた天使像。ベースの洗礼盤の方が面白いですね。

    チャペルに置かれた天使像。ベースの洗礼盤の方が面白いですね。

  • 洗礼盤は15世紀の物のようです。

    洗礼盤は15世紀の物のようです。

  • 外に出て次の目的地に向かいます。

    外に出て次の目的地に向かいます。

  • やって来たのはイエロン博物館(Musée du Hiéron)。ギリシア語のヒエロス=神聖から来ています。宗教作品が集められていますが、イエズス会士の発案により19世紀に開設された博物館だそうです。

    やって来たのはイエロン博物館(Musée du Hiéron)。ギリシア語のヒエロス=神聖から来ています。宗教作品が集められていますが、イエズス会士の発案により19世紀に開設された博物館だそうです。

  • これは16世紀の陶製のキリスト像のだそうです。

    これは16世紀の陶製のキリスト像のだそうです。

  • 15世紀の聖アンドレの像だとか。

    15世紀の聖アンドレの像だとか。

  • 一番の目的はこちらになります。

    一番の目的はこちらになります。

  • これは、かってアンジー・ル・デュク(Anzy-le-Duc)の教会のタンパンを移設したものです。

    これは、かってアンジー・ル・デュク(Anzy-le-Duc)の教会のタンパンを移設したものです。

  • まぐさにの彫り物は”Madonna del late”。授乳の聖母です。この時代の絵画としては多くある図像ですが、彫物としてはとても珍しい物です。

    まぐさにの彫り物は”Madonna del late”。授乳の聖母です。この時代の絵画としては多くある図像ですが、彫物としてはとても珍しい物です。

  • 次に訪問した教会は訪問礼拝堂(Chapelle de la Visitation)と名付けられています。修道院に付属する教会として1633年に建設されました。

    次に訪問した教会は訪問礼拝堂(Chapelle de la Visitation)と名付けられています。修道院に付属する教会として1633年に建設されました。

  • 教会は19世紀に改修されました。

    教会は19世紀に改修されました。

  • ポータルの彫刻はネオロマネスク様式のもので、タンパンには最後の晩餐が刻まれています。

    ポータルの彫刻はネオロマネスク様式のもので、タンパンには最後の晩餐が刻まれています。

  • 礼拝堂の内部。聖マルグリット-マリー・アラコックの像などもあるのですが、参拝者がいるので写真は遠慮しました。

    礼拝堂の内部。聖マルグリット-マリー・アラコックの像などもあるのですが、参拝者がいるので写真は遠慮しました。

  • 17世紀この修道院の修道女であったマルグリット-マリー・アラコック(Marguerite-Marie Alacoque)にキリストが現れ聖心の心の証として心臓を示したとという奇跡が行われたといわれています。

    17世紀この修道院の修道女であったマルグリット-マリー・アラコック(Marguerite-Marie Alacoque)にキリストが現れ聖心の心の証として心臓を示したとという奇跡が行われたといわれています。

  • この奇跡によりこの地は巡礼地として人気を博し先のノートルダム聖堂もサクレクール寺院と呼ばれるようになりました。これ以来パレ・ル・モニアルは聖心の都(Cité du Sacré-Cœur)として知られる巡礼地になりました。

    この奇跡によりこの地は巡礼地として人気を博し先のノートルダム聖堂もサクレクール寺院と呼ばれるようになりました。これ以来パレ・ル・モニアルは聖心の都(Cité du Sacré-Cœur)として知られる巡礼地になりました。

  • 柱頭等はロマネスクを模していますね。

    柱頭等はロマネスクを模していますね。

  • 訪問礼拝堂から見えるサクレクール寺院の後陣。

    訪問礼拝堂から見えるサクレクール寺院の後陣。

  • つまり、この礼拝堂で起きた奇跡により大聖堂もサクレクールを名乗るようになったのですね。

    つまり、この礼拝堂で起きた奇跡により大聖堂もサクレクールを名乗るようになったのですね。

  • ホテルの前景を撮影するのを忘れてしまいました。駐車場がホテルの裏側にあったので出入りをそちらからしていたので、正面に廻る事がなかったのでうっかりしていました。

    ホテルの前景を撮影するのを忘れてしまいました。駐車場がホテルの裏側にあったので出入りをそちらからしていたので、正面に廻る事がなかったのでうっかりしていました。

  • 19世紀から続く老舗のオーベルジュで設備は古いです。評判の良いレストランがあるので利用させていただきました。

    19世紀から続く老舗のオーベルジュで設備は古いです。評判の良いレストランがあるので利用させていただきました。

  • 部屋から見えたサン・ニコラスの塔(our Saint-Nicolas)。かっては教会でしたが現在は展示施設になっています。

    部屋から見えたサン・ニコラスの塔(our Saint-Nicolas)。かっては教会でしたが現在は展示施設になっています。

  • ホテル名は”Hostellerie des Trois Pigeons”三羽の鳩の意味です。とてもトラディショナルなレストランです。

    ホテル名は”Hostellerie des Trois Pigeons”三羽の鳩の意味です。とてもトラディショナルなレストランです。

  • やはり、この時期はどこもアスパラガスが出てきます。

    やはり、この時期はどこもアスパラガスが出てきます。

  • お薦めはモルヴァン牛のステーキでした。和牛になれてしまうと少し物足りないかもしれませんが、噛むほどに旨味出てきます。<br />

    お薦めはモルヴァン牛のステーキでした。和牛になれてしまうと少し物足りないかもしれませんが、噛むほどに旨味出てきます。

  • チーズとデザートはプレートが運ばれて来てチョイスできます。昔は当たり前でしたが最近は少なくなりましたね。

    チーズとデザートはプレートが運ばれて来てチョイスできます。昔は当たり前でしたが最近は少なくなりましたね。

  • とても残念なことにこのレストランは後継者がいなくて現オーナーで廃業が決まっているそうです。

    とても残念なことにこのレストランは後継者がいなくて現オーナーで廃業が決まっているそうです。

  • 翌朝の朝食風景。食事の時に、今日は何処に行くのと聞かれたのでブランシオンの教会を巡って今日はヌベールまでと答えました。続きは次回になります。

    翌朝の朝食風景。食事の時に、今日は何処に行くのと聞かれたのでブランシオンの教会を巡って今日はヌベールまでと答えました。続きは次回になります。

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