2023年5月ベルギーからのドライブ旅行３　トゥルネー

2023/05/03 - 2023/05/18

コロナ禍あけを待って4年ぶりとなるロマネスク紀行の復活はベルギーからスタートしました。今回も車でオランダ、ドイツ、フランスを巡りました。３回目は2日目の行程の最初、トゥルネーです。

エリア トゥルネー(ベルギー)

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

フランス国境に近いトゥルネーの街はベルギー最古と町いわれています。街の中心に位置するグランプラス。その片隅にあるサン・カンタン教会(Église Saint-Quentin de Tournai）。

12世紀に建てられたロマネスクの教会とありますが、13紀以降のまた17世紀等いくつかの時代の様式が混ざっています。

ポータルには磔刑のキリストと聖母マリアと使徒ヨハネのタンパン。

身廊から見た内部。

周歩廊に囲まれた聖歌隊席

実は教会は1940年にドイツ砲撃を受け投壊しています。戦後に再建されているので新しい印象が強いです。

グランプラスから見たトゥルネーの鐘楼とノートル・ダム大聖堂。

トゥルネーの鐘楼は高さ72 m、ベルギー最古の鐘楼といわれています。グーグルでは臨時休業中と記されていたので行きませんでしたが、いつまで休業なのかはわかりません。

トゥルネーのノートルダム大聖堂（Cathédrale Notre-Dame de Tournai）。トゥルネーはフランス語圏なので表記をフランス語にしていますが、ブルージュの聖母教会と同じ聖母マリアに捧げられた教会になります。教会は2000年に世界遺産登録されています。

５世紀からの歴史がありますが、現存の教会は12世紀に建設が始まりました。現在の教会はゴシック期の再建拡張が合わさりロマネスク・ゴシックの調和のとれた教会となっています。

南西側にあるロマネスクのポータル。
ノートルダム大聖堂は1999年に竜巻の被害を受け投壊の危険があると判断されました。2006年より修復作業に入り現在も修復中になります。このポータルは修復が完了した箇所になりますので写真に収める事が出来ました。

堂内にある教会の模型。後陣からの方向になりますが、ゴシック様式の後陣部分は現在も工事中です。

ゴシック様式の聖歌隊席（choir stalls）。ブルーシート等が写っていますが後陣は工事中になりますのでほとんど見る事が出来ませんでした。

身廊部分の三連の半円アーチ構造。

高い上部構造構造を支えるため5本のアーチを束ねた柱が太いですね。

柱頭は植物文様、人頭等ロマネスクの物になります。

カウンターファザードのバラ窓とパイプオルガン。

身廊を飾るステンドグラス。

正面ポータル横の14世紀ゴシックの聖人等のさまざまな彫刻。

正面ファザード。教会前の広場は修理のための資材置き場になっているので、位置取りが難しく良い写真がとれませんでした。