2023年5月ベルギーからのドライブ旅行32 ボア・サント・マリー(Bois sainte Marie)

2023/05/03 - 2023/05/18

コロナ禍あけを待って4年ぶりとなるロマネスク紀行の復活はベルギーからスタートしました。今回も車でオランダ、ドイツ、フランスを巡りました。９日目（5月13日）の2番目の訪問地はシャロン＝シュル＝ソーヌ県のボア・サント・マリー(Bois sainte Marie)です。

エリア フランス

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: ANA

前回のペルシー・レ・フォルジュ(Perrecy-les-Forges)からは南南東に約46km。パレ・ル・モニアルはその中間点あたりに位置します。
ホア・サント・マリー(Bois sainte Marie)はブルゴーニュの南に位置するブリオネーと呼ばれる地方の小村です。

ブリオネーには数多くのロマネスクの教会が点在し、それを見るのは一日でとても廻り切れるものではありません。今回の旅行ではその一部のみを、訪問する事にしました。

ボワ・サント・マリーのノートルダム・ド・ラ・ナティヴィテ教会(Église Notre-Dame-de-la-Nativité de Bois-Sainte-Marie)。キリスト降誕を意味します。

教会は974年にクリニュー修道院の文章で言及されており、カロリング朝に時代には存在していただろうと推定されています。現存の建物はほぼ12世紀の物ですが、宗教戦争等で破壊され、19世紀のロマネスク復興の流れの中で修復され1862年に歴史的記念物に認定されました。

ポータル脇柱の柱頭。動物が彫られているようですが、風化が激しいですがオリジナルのようです。

実は湿気等が多く状態があまりよろしくないという事で、2004年以来、現在に至るまで修復が段階的に行われているという事でした。こちらの柱頭は復元がなされているようです。

三廊バシリカ様式の内部。身廊からの撮影です。

この教会は柱頭彫刻が見どころになりますので、写真は柱頭ばかりとなります。

鷲。

力士。

お喋りの罰。

ライオンの穴にいるダニエル。

決闘。

鷲。

ピントが甘くてすみませんが、対戦するライオン。

聖歌隊席。

周歩廊部分の写真になります。

クーポラ。

怪獣に襲われる人。

最後は巻葉文様の柱頭。なかなか面白いレリーフが多い見どころある教会でした。