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コロナ禍あけを待って4年ぶりとなるロマネスク紀行の復活はベルギーからスタートしました。今回も車でオランダ、ドイツ、フランスを巡りました。5日目(5月8日)の行程、2番目の訪問地はフランスのヴァイセンブルク(Wissembourg)です。<br />まずお断りです。街の表記はGoogleに倣いましたが、ヴァイセンブルクはドイツ読みになりますねドイツ語だとWeißenburgの表記が正しく、フランス表記はWissembourgになります。フランス読みはヴィサンブールにですが高地ドイツ語がネィティブになるアルザスではどちらも通じます。一応Google表記(地域により混ざってもいるようですが)記では使用します。

2023年5月ベルギーからのドライブ旅行16 ヴァイセンブルク(Wissembourg)

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2023/05/03 - 2023/05/18

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クリス

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コロナ禍あけを待って4年ぶりとなるロマネスク紀行の復活はベルギーからスタートしました。今回も車でオランダ、ドイツ、フランスを巡りました。5日目(5月8日)の行程、2番目の訪問地はフランスのヴァイセンブルク(Wissembourg)です。
まずお断りです。街の表記はGoogleに倣いましたが、ヴァイセンブルクはドイツ読みになりますねドイツ語だとWeißenburgの表記が正しく、フランス表記はWissembourgになります。フランス読みはヴィサンブールにですが高地ドイツ語がネィティブになるアルザスではどちらも通じます。一応Google表記(地域により混ざってもいるようですが)記では使用します。

同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
レンタカー
航空会社
ANA
旅行の手配内容
個別手配

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  • 今回の旅行では一番の長距離ドライブ(マリア・ラーハ修道院から220km、2時間半)でした。まず到着したのがアルタンスタット(Altenstadt)。ドイツ読みだとアルテンシュタット。<br />行政区ヴァイセンブルクのアルタンスタット地区になります。ロタ川(ラウタ川)というラインの支流が駐車場の横を流れています。

    今回の旅行では一番の長距離ドライブ(マリア・ラーハ修道院から220km、2時間半)でした。まず到着したのがアルタンスタット(Altenstadt)。ドイツ読みだとアルテンシュタット。
    行政区ヴァイセンブルクのアルタンスタット地区になります。ロタ川(ラウタ川)というラインの支流が駐車場の横を流れています。

  • 橋の先に見える教会が目的地です。アルタンスタットは1975年にヴァイセンブルクと合併しています。

    橋の先に見える教会が目的地です。アルタンスタットは1975年にヴァイセンブルクと合併しています。

  • アルタンスタットの聖ウルリヒ教会(Église Saint-Ulrich d&#39;Altenstadt)。

    アルタンスタットの聖ウルリヒ教会(Église Saint-Ulrich d'Altenstadt)。

  • アルザスにはアルザスのロマネスク街道という観光協会のプランが存在します。アルザスのワイン街道はけっこう知られていますが、こちらはあまりご存知の方が少ないようです。22の教会がリストに載っていますが、この教会は1番目の札所になります。<br />

    アルザスにはアルザスのロマネスク街道という観光協会のプランが存在します。アルザスのワイン街道はけっこう知られていますが、こちらはあまりご存知の方が少ないようです。22の教会がリストに載っていますが、この教会は1番目の札所になります。

  • 11世紀から12世紀にかけて建設されました。

    11世紀から12世紀にかけて建設されました。

  • ヴァイセンブルクの修道院に付属する修道院教会でした。

    ヴァイセンブルクの修道院に付属する修道院教会でした。

  • 残念ながら閉まっているため内部の見学は出来ませんでした。

    残念ながら閉まっているため内部の見学は出来ませんでした。

  • 扉口のタンパン。11世紀の物でリュネットには風化が進んでいますが神の子羊。

    扉口のタンパン。11世紀の物でリュネットには風化が進んでいますが神の子羊。

  • 写真では良く映りませんでしたがアーキトレーヴには七つのメダリオンが彫られています。また碑文で「教会を訪れる者は、まずリウタード修道院長の許可を得るべき」と書かれているようです。修道院長というのは。ヴァイセンブルクの修道院長を示します。

    写真では良く映りませんでしたがアーキトレーヴには七つのメダリオンが彫られています。また碑文で「教会を訪れる者は、まずリウタード修道院長の許可を得るべき」と書かれているようです。修道院長というのは。ヴァイセンブルクの修道院長を示します。

  • この地区は住宅街ですが、地区の入口には大きなショッピングモールもあります。

    この地区は住宅街ですが、地区の入口には大きなショッピングモールもあります。

  • ヴァイセンブルクの中心市街区に移動します。

    ヴァイセンブルクの中心市街区に移動します。

  • 宿泊するホテル兼レストラン白鳥亭(Hostellerie au Cygne)。

    宿泊するホテル兼レストラン白鳥亭(Hostellerie au Cygne)。

  • ホテルは市庁舎のすぐ横に位置し観光にはとても便利な位置になります。

    ホテルは市庁舎のすぐ横に位置し観光にはとても便利な位置になります。

  • 市庁舎の裏、ホテルの横が公共駐車場なので空いていれば利用出来ます。

    市庁舎の裏、ホテルの横が公共駐車場なので空いていれば利用出来ます。

  • 15世紀からの木組みの家と古いですが、設備はいろいろ改修されています。<br />

    15世紀からの木組みの家と古いですが、設備はいろいろ改修されています。

  • サン・ピエール=サン・ポール修道院(Abbatiale Saint Pierre et Paul)。

    サン・ピエール=サン・ポール修道院(Abbatiale Saint Pierre et Paul)。

  • ロテ川の湾曲部、中洲、島のような位置どりですが、宮殿やツーリストインフォメーション等があり街の観光中心です。

    ロテ川の湾曲部、中洲、島のような位置どりですが、宮殿やツーリストインフォメーション等があり街の観光中心です。

  • 創建は7世紀に遡ります。中世初期においてはとても豊かな修道院だったそうです。しかしながら13世紀後半から衰退の歴史が始まります。1524年には宗教改革の影響で、修道院は参事会教会に生まれ変わります。フランス革命が勃発すると参事会も解散となり、その後は教区教会として存続しています。

    創建は7世紀に遡ります。中世初期においてはとても豊かな修道院だったそうです。しかしながら13世紀後半から衰退の歴史が始まります。1524年には宗教改革の影響で、修道院は参事会教会に生まれ変わります。フランス革命が勃発すると参事会も解散となり、その後は教区教会として存続しています。

  • 苦しむ者の聖母(Notre Dame des Affligés)。<br />左側の脇祭壇にあるこの服を着た像は16世紀のもので、アウグスティヌス会の神父たちがヴィサンブールを去る前に修道院に寄贈しました。

    苦しむ者の聖母(Notre Dame des Affligés)。
    左側の脇祭壇にあるこの服を着た像は16世紀のもので、アウグスティヌス会の神父たちがヴィサンブールを去る前に修道院に寄贈しました。

  • 聖クリストフォルスのフレスコ画。14世紀の物ですが、1967年に白漆喰を剥がしたところ見つかったものです。高さは11.50mになりフランスでは一番大きなクリストフォルスの像とのことです。

    聖クリストフォルスのフレスコ画。14世紀の物ですが、1967年に白漆喰を剥がしたところ見つかったものです。高さは11.50mになりフランスでは一番大きなクリストフォルスの像とのことです。

  • 主祭壇。

    主祭壇。

  • 西側にある18世紀のパイプオルガン。残念ながら現在は音が出ないそうです。

    西側にある18世紀のパイプオルガン。残念ながら現在は音が出ないそうです。

  • 柱頭はロマネスクではなく概ね14世紀以降の物になります。

    柱頭はロマネスクではなく概ね14世紀以降の物になります。

  • 北翼廊にあるパイプオルガン。1953年製造の物です。

    北翼廊にあるパイプオルガン。1953年製造の物です。

  • 西構えはギャラリーとして使用されています。

    西構えはギャラリーとして使用されています。

  • 洗礼盤は古そうですが、どこにも解説がなかったので詳細は不明です。

    洗礼盤は古そうですが、どこにも解説がなかったので詳細は不明です。

  • 右後陣の祭壇。

    右後陣の祭壇。

  • 後期ゴシック様式の祭壇です。

    後期ゴシック様式の祭壇です。

  • 南側トランセプト。

    南側トランセプト。

  • 15世紀のゴシック様式の天蓋板の中に眠るイエス像。聖墳墓を模した彫刻ですがフランス革命の偶像破壊を受けて、この部分だけが残された物だそうです。

    15世紀のゴシック様式の天蓋板の中に眠るイエス像。聖墳墓を模した彫刻ですがフランス革命の偶像破壊を受けて、この部分だけが残された物だそうです。

  • 回廊は教会堂の側面部分のみが残されています。

    回廊は教会堂の側面部分のみが残されています。

  • 回廊から教会へのアクセスポータル。

    回廊から教会へのアクセスポータル。

  • 回廊内に置かれている墓石。

    回廊内に置かれている墓石。

  • 同じく石棺。

    同じく石棺。

  • 外の木の茂みの中に小さな入口があります。ここには小さな礼拝堂があります。

    外の木の茂みの中に小さな入口があります。ここには小さな礼拝堂があります。

  • 11 世紀のロマネスク様式の礼拝堂の内部。アーチ型の天井と、ピンクの砂岩の円柱の柱頭の上にある半円形のアーケードが素晴らしいです。

    11 世紀のロマネスク様式の礼拝堂の内部。アーチ型の天井と、ピンクの砂岩の円柱の柱頭の上にある半円形のアーケードが素晴らしいです。

  • この修道院のロマネスクとしての見どころはここにあります。別入口となっていますので見逃す方が多いかもしれません。

    この修道院のロマネスクとしての見どころはここにあります。別入口となっていますので見逃す方が多いかもしれません。

  • 外に出ます。ちなみに全部無料で見られます。

    外に出ます。ちなみに全部無料で見られます。

  • ヴァイセンブルクのツーリストオフィスからプチ・トレインが出ているというので利用しました。

    ヴァイセンブルクのツーリストオフィスからプチ・トレインが出ているというので利用しました。

  • オフィスの内部。チケットはこちらで購入しました。ひとり8ユーロでした。

    オフィスの内部。チケットはこちらで購入しました。ひとり8ユーロでした。

  • 一時間ごと所要時間50分で運行されています。

    一時間ごと所要時間50分で運行されています。

  • ロト川の水路を巡り

    ロト川の水路を巡り

  • 葡萄畑を走ります。ここはアルザスのワイン街道の最北端。

    葡萄畑を走ります。ここはアルザスのワイン街道の最北端。

  • 途中からドイツ領です。

    途中からドイツ領です。

  • シュヴァイゲン=レヒテンバッハ(Schweigen-Rechtenbach)。

    シュヴァイゲン=レヒテンバッハ(Schweigen-Rechtenbach)。

  • 南端がシュヴァイゲンの村になります。

    南端がシュヴァイゲンの村になります。

  • この門は国境にあるドイツ・ワイン門(Deutsches Weintor)。観光アトラクションとして1936年に建造された門です。この門より北がプファルツ・ワイン街道、そして南がアルザス・ワイン街道となります。

    この門は国境にあるドイツ・ワイン門(Deutsches Weintor)。観光アトラクションとして1936年に建造された門です。この門より北がプファルツ・ワイン街道、そして南がアルザス・ワイン街道となります。

  • トイレ休憩で少し時間があったので撮影しました。もっと時間があればワインも買えたのでしょうけれど。

    トイレ休憩で少し時間があったので撮影しました。もっと時間があればワインも買えたのでしょうけれど。

  • ヴァイセンブルクの北外れに戻って来ました。

    ヴァイセンブルクの北外れに戻って来ました。

  • 塔が見えますが、ヴァイセンブルクの火薬塔と呼ばれる13世紀の城塞です。

    塔が見えますが、ヴァイセンブルクの火薬塔と呼ばれる13世紀の城塞です。

  • 18世紀、第二次大戦前に地下道、監視所等が追加されるなど変遷の歴史があります。

    18世紀、第二次大戦前に地下道、監視所等が追加されるなど変遷の歴史があります。

  • ここの近くにはマジノ線もあり、街はその観光拠点にもなっています。

    ここの近くにはマジノ線もあり、街はその観光拠点にもなっています。

  • 街中に戻って来ました。

    街中に戻って来ました。

  • アルザスは私としては4度目の訪問ですが、アルザス方言といわれる高地ドイツ語がネイティブです。しかしながら今回の訪問では普通にフランス語で話かけられる事ばかりでした。歴史を感じますね。

    アルザスは私としては4度目の訪問ですが、アルザス方言といわれる高地ドイツ語がネイティブです。しかしながら今回の訪問では普通にフランス語で話かけられる事ばかりでした。歴史を感じますね。

  • 水路の周辺の景色が綺麗です。

    水路の周辺の景色が綺麗です。

  • 最後は宿での食事。コースメニュー二人でシェアさせていただきました。

    最後は宿での食事。コースメニュー二人でシェアさせていただきました。

  • 自家製テリーヌとレンズ豆のサラダ。

    自家製テリーヌとレンズ豆のサラダ。

  • イノシシ肉のシチューと自家製シュペッツレ。

    イノシシ肉のシチューと自家製シュペッツレ。

  • シュペッツレはお代わりもあります。デザートのテラミスは撮り忘れたかな。

    シュペッツレはお代わりもあります。デザートのテラミスは撮り忘れたかな。

  • ヴァイセンブルクの市庁舎。翌朝、散歩時に撮りました。

    ヴァイセンブルクの市庁舎。翌朝、散歩時に撮りました。

  • 昼食用のパンを購入。

    昼食用のパンを購入。

  • そして朝の食事風景。

    そして朝の食事風景。

  • この日はリクヴィール(Riquewihr)までの予定です。

    この日はリクヴィール(Riquewihr)までの予定です。

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