2023年5月ベルギーからのドライブ旅行31 ペルシー・レ・フォルジュ(Perrecy-les-Forges)

2023/05/03 - 2023/05/18

コロナ禍あけを待って4年ぶりとなるロマネスク紀行の復活はベルギーからスタートしました。今回も車でオランダ、ドイツ、フランスを巡りました。９日目（5月13日）の最初の訪問地はシャロン＝シュル＝ソーヌ県の ペルシー・レ・フォルジュ(Perrecy-les-Forges)です。

エリア フランス

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

パレ・ル・モニアルから北に24kmにあるペルシー・レ・フォルジュ(Perrecy-les-Forges)。この日はパレ・ル・モニアルから南に位置するブリオネ地方のロマネスクを見学する予定でしたが、予定を変更してシャロレー(Charolais)地方のペルシーに来てしまいました。

ここには９世紀にベネディクト会により創設された修道院があり、隣接のサン・ブノワ・シュル・ロワール修道院に所属していました。フランス革命の影響により1790年に取り壊され19世紀には市の所有となりましたが、修復を経ても状態が悪く2009年に一度閉鎖され、1014年に再オープンとなった経緯があります。

歴史的建造物として指定を示す表示。1862年に指定されています。

正面にあたる西側ポータル。

側面にある入口は開いています。いずれもロマネスクのアーチが目をひきますが、このナルテクスの彫刻が質が高く、ロマネスクの最高傑作と評される事もあります。

以下はナルテクスの外と内の彫刻を写した物になります。

ポータルの栄光のキリスト。

ナルテクスの上部のアーケード

ロマネスク期の鉄細工の飾り扉

鉾を持つ天使、ドラゴンを踏むミカエル。

盾の天使

まぐさにはイエスの捕縛場面が刻まれています。摩耗していたのを再生したと思われます。

底部の彫刻は古さが際立ちます。

摩耗していますが牛の頭のようです。

人頭。

ナルテクスに置かれている墓石についての詳細は不明です。

内部、左サイドの袖廊が亡くなっています。

聖ペテロ。

カウンターファザード。

翼廊のアーチ。

聖歌隊席。

翼廊部のチャペル。

クーポラには彩色天井が残っています。

後陣のステンドグラス。

ルルドの聖母

交差部、鐘楼のクーポラ