平塚・大磯旅行記(ブログ) 一覧に戻る
2022年3月12日(土)10時半、平塚駅西口(下の写真1)から出て、レンタサイクルを借りる。西口第3駐輪場の中にある平塚レンタサイクル(下の写真2)。6時までに返却が必要で、電動アシストじゃないけど1日200円は安い。<br /><br />まずは平塚駅の南口に(下の写真3)。1887年(明治20年)の東海道本線、横浜・国府津間延伸に伴い開業した駅。東京駅発着系統と、新宿駅経由で高崎線に直通する湘南新宿ライン、東京駅・上野駅経由で宇都宮線・高崎線に直通する上野東京ラインが停車する。平塚市内に所在する唯一の旅客駅で、全国有数の駅勢圏人口を誇る。<br /><br />島式ホーム2面4線を持つ地上駅で、橋上駅構造となっている。東口と西口が設けられており、このうち中央口の役割を持つ東口には、北口に駅ビルのラスカ平塚が、南口に平塚ラスカ南館がそれぞれ併設されている。ラスカ平塚は最初は1973年に開業。なお、西口は駅舎と改札口のみ。<br /><br />南口には噴水広場があり、人魚像のある噴水や平塚の特産品であるバラの花壇などがある。人魚像は正式には「海の賛歌」と云う(下の写真4)。元々は南口ではなく北口ロータリーに1963年に建てられたもの。1970年の駅広場中央地下道開通に伴い現在地に移転された。<br /><br />市制30周年記念事業で、「青年のあこがれのシンボルが躍進途上の平塚市にふさわしい」として建てられた。彫刻は文化勲章受章者で熱海市名誉市民の澤田政廣氏が制作し、当時の戸川市長が「海の賛歌」と命名した。澤田さんは戸川市長の支援者で平塚市観光協会に所属していた杉山さんの幼馴染と云うことでの依頼になったそうだ。<br /><br />南口前から海岸沿いの国道134号線まで約1.3㎞つづく真っ直ぐ続くなぎさプロムナードを南に向かう。1985年に策定された「湘南なぎさプラン」の一環として、1994年に県道608号を、湘南の自然や文化を取り入れた、安全で快適なうるおいあるみちとして整備したもの(下の写真5)。<br /><br />国道134号線は横須賀市から、三浦半島や湘南地方を海岸線に沿って通行し、大磯町で国道1号に繋がる国道。この平塚市の前後区間は箱根駅伝のコースとしてお馴染み。なぎさプロムナードの突き当りの平塚駅南口入口三差路に架かる高浜台歩道橋を渡って、西側に走る。<br /><br />国道と海岸の間には飛砂防備保安林があるので、全く海岸は見えない。750mほど西へ進むと、林が開けて何かの廃墟がある。龍城ヶ丘プール跡。1937年(昭和12年)に都市開発公園湘南海岸公園の一部として誕生したものだが、老巧化によって2013年に閉鎖された。その後、2020年に公園としての整備が決定されたが、コロナ禍の影響で工事着手が遅れている。<br /><br />プール跡の横を抜けると平塚海岸に出る。相模川河口の平塚新港から西隣りの大磯町の大磯港との間、全長約4㎞の自然豊かな海岸。金目川(花水川)までの約3㎞が平塚市で、東から高浜台、湘南海岸公園、袖ヶ浜、龍城ヶ丘、虹ヶ浜と続く。平塚八景には平塚砂丘の夕映えがあげられており、5月にはハマヒルガオが咲き誇る。<br /><br />平塚海岸は、1923年(大正12年)の関東大震災以後、海岸の隆起により遠浅で海水浴場に適した海岸へと変容し、一躍脚光を浴び、大磯や藤沢を凌ぐ人気の海水浴場となった。しかし、だんだんと海岸の地形が変化し、遠浅どころか海底が急に深くなり海水浴に適さなくなっていった。近年になって、1995年から沖合いにT字型の堤防を作るなどの対策が取られた結果、砂浜が広がり、浅瀬の海が創出されている。<br /><br />龍城ヶ丘は1955年の町名変更で新たに作られた名前で、北側の桃浜町公園付近は以前は沼地で、漁民信仰の龍宮祀があったと云う。これから龍宮城の宮を省略し、この付近が東浜嶽と称した砂丘地帯であったことから龍城ヶ丘としたそうだ。<br /><br />その西側の虹ケ浜も1958年の町名変更で新たに作られた名前。元々は濱嶽、東濱嶽と呼ばれた地だが、虹の美しく見える浜という由縁から虹ケ浜と名付けられた。平塚のシンボル的存在の一つの湘南平のテレビ塔と並ぶ富士山も見ることができ、海と富士山を1枚に収められるフォトスポット(表紙の写真)。<br /><br />虹ケ浜の沖合1㎞には、1965年に設置された東京大学海洋アライアンス機構の平塚沖総合実験タワー(旧科学技術庁防災科学技術研究所 波浪等観測塔)がある。このタワーでは波浪、水位、水温、流れなどの海象データ、風、気圧、気温、湿度などの気象データ、ライブカメラによる映像データの観測を行っており、水産業、海洋レジャー、気象解析、海難事故解析、海岸構造物の設計等に幅広く活用されている。また、平塚沖の観測データは海洋工学の研究においても貴重な資料であり、波浪現象の解明等にも利用されている。<br /><br />東に進んだ袖ケ浜は天気が良ければ、左に三浦半島、右に伊豆半島、正面に伊豆大島が望めるビューポイント。平塚海岸はサーフィンのメッカらしいが、この日もこの袖ケ浜辺りにはたくさんのサーファーが波に乗っていた。袖ケ浜から龍城ヶ丘、虹ケ浜の海岸は総称してハッピービーチ(HAPPY BEACH)とも呼ばれる。<br /><br />袖ケ浜から東に進めば湘南ベルマーレひらつかビーチパーク。1990年の神奈川県による相模湾活性化イベント「サーフ&#39; 90」の開催を契機として誕生した未来型ビーチ。沖合に防波堤防が造られており、海水浴場になっている。また、ビーチバレーやビーチサッカーなどの様々なビーチスポーツが1年中楽しめる。95年に開業した湘南ひらつかビーチセンターには売店や更衣室等も備えられている。<br /><br />平塚海岸の一番東側は高浜台。海岸線の散策路である浜辺の散歩道や展望休憩所が整備されており、平塚の海岸線と相模湾が一望出来る。見通しのいい日には西の富士山、伊豆半島、東の江ノ島、三浦半島、そして房総半島まで見えるそうだ。<br />https://www.facebook.com/media/set/?set=a.9922473941155874&amp;type=1&amp;l=223fe1adec<br /><br /><br />相模川河口部の馬入川を遡るが、続く

神奈川 平塚海岸(Hiratsuka Beach,Kanagawa,Japan)

2いいね!

2022/03/12 - 2022/03/12

704位(同エリア806件中)

旅行記グループ 静岡・平塚

0

5

ちふゆ

ちふゆさん

2022年3月12日(土)10時半、平塚駅西口(下の写真1)から出て、レンタサイクルを借りる。西口第3駐輪場の中にある平塚レンタサイクル(下の写真2)。6時までに返却が必要で、電動アシストじゃないけど1日200円は安い。

まずは平塚駅の南口に(下の写真3)。1887年(明治20年)の東海道本線、横浜・国府津間延伸に伴い開業した駅。東京駅発着系統と、新宿駅経由で高崎線に直通する湘南新宿ライン、東京駅・上野駅経由で宇都宮線・高崎線に直通する上野東京ラインが停車する。平塚市内に所在する唯一の旅客駅で、全国有数の駅勢圏人口を誇る。

島式ホーム2面4線を持つ地上駅で、橋上駅構造となっている。東口と西口が設けられており、このうち中央口の役割を持つ東口には、北口に駅ビルのラスカ平塚が、南口に平塚ラスカ南館がそれぞれ併設されている。ラスカ平塚は最初は1973年に開業。なお、西口は駅舎と改札口のみ。

南口には噴水広場があり、人魚像のある噴水や平塚の特産品であるバラの花壇などがある。人魚像は正式には「海の賛歌」と云う(下の写真4)。元々は南口ではなく北口ロータリーに1963年に建てられたもの。1970年の駅広場中央地下道開通に伴い現在地に移転された。

市制30周年記念事業で、「青年のあこがれのシンボルが躍進途上の平塚市にふさわしい」として建てられた。彫刻は文化勲章受章者で熱海市名誉市民の澤田政廣氏が制作し、当時の戸川市長が「海の賛歌」と命名した。澤田さんは戸川市長の支援者で平塚市観光協会に所属していた杉山さんの幼馴染と云うことでの依頼になったそうだ。

南口前から海岸沿いの国道134号線まで約1.3㎞つづく真っ直ぐ続くなぎさプロムナードを南に向かう。1985年に策定された「湘南なぎさプラン」の一環として、1994年に県道608号を、湘南の自然や文化を取り入れた、安全で快適なうるおいあるみちとして整備したもの(下の写真5)。

国道134号線は横須賀市から、三浦半島や湘南地方を海岸線に沿って通行し、大磯町で国道1号に繋がる国道。この平塚市の前後区間は箱根駅伝のコースとしてお馴染み。なぎさプロムナードの突き当りの平塚駅南口入口三差路に架かる高浜台歩道橋を渡って、西側に走る。

国道と海岸の間には飛砂防備保安林があるので、全く海岸は見えない。750mほど西へ進むと、林が開けて何かの廃墟がある。龍城ヶ丘プール跡。1937年(昭和12年)に都市開発公園湘南海岸公園の一部として誕生したものだが、老巧化によって2013年に閉鎖された。その後、2020年に公園としての整備が決定されたが、コロナ禍の影響で工事着手が遅れている。

プール跡の横を抜けると平塚海岸に出る。相模川河口の平塚新港から西隣りの大磯町の大磯港との間、全長約4㎞の自然豊かな海岸。金目川(花水川)までの約3㎞が平塚市で、東から高浜台、湘南海岸公園、袖ヶ浜、龍城ヶ丘、虹ヶ浜と続く。平塚八景には平塚砂丘の夕映えがあげられており、5月にはハマヒルガオが咲き誇る。

平塚海岸は、1923年(大正12年)の関東大震災以後、海岸の隆起により遠浅で海水浴場に適した海岸へと変容し、一躍脚光を浴び、大磯や藤沢を凌ぐ人気の海水浴場となった。しかし、だんだんと海岸の地形が変化し、遠浅どころか海底が急に深くなり海水浴に適さなくなっていった。近年になって、1995年から沖合いにT字型の堤防を作るなどの対策が取られた結果、砂浜が広がり、浅瀬の海が創出されている。

龍城ヶ丘は1955年の町名変更で新たに作られた名前で、北側の桃浜町公園付近は以前は沼地で、漁民信仰の龍宮祀があったと云う。これから龍宮城の宮を省略し、この付近が東浜嶽と称した砂丘地帯であったことから龍城ヶ丘としたそうだ。

その西側の虹ケ浜も1958年の町名変更で新たに作られた名前。元々は濱嶽、東濱嶽と呼ばれた地だが、虹の美しく見える浜という由縁から虹ケ浜と名付けられた。平塚のシンボル的存在の一つの湘南平のテレビ塔と並ぶ富士山も見ることができ、海と富士山を1枚に収められるフォトスポット(表紙の写真)。

虹ケ浜の沖合1㎞には、1965年に設置された東京大学海洋アライアンス機構の平塚沖総合実験タワー(旧科学技術庁防災科学技術研究所 波浪等観測塔)がある。このタワーでは波浪、水位、水温、流れなどの海象データ、風、気圧、気温、湿度などの気象データ、ライブカメラによる映像データの観測を行っており、水産業、海洋レジャー、気象解析、海難事故解析、海岸構造物の設計等に幅広く活用されている。また、平塚沖の観測データは海洋工学の研究においても貴重な資料であり、波浪現象の解明等にも利用されている。

東に進んだ袖ケ浜は天気が良ければ、左に三浦半島、右に伊豆半島、正面に伊豆大島が望めるビューポイント。平塚海岸はサーフィンのメッカらしいが、この日もこの袖ケ浜辺りにはたくさんのサーファーが波に乗っていた。袖ケ浜から龍城ヶ丘、虹ケ浜の海岸は総称してハッピービーチ(HAPPY BEACH)とも呼ばれる。

袖ケ浜から東に進めば湘南ベルマーレひらつかビーチパーク。1990年の神奈川県による相模湾活性化イベント「サーフ' 90」の開催を契機として誕生した未来型ビーチ。沖合に防波堤防が造られており、海水浴場になっている。また、ビーチバレーやビーチサッカーなどの様々なビーチスポーツが1年中楽しめる。95年に開業した湘南ひらつかビーチセンターには売店や更衣室等も備えられている。

平塚海岸の一番東側は高浜台。海岸線の散策路である浜辺の散歩道や展望休憩所が整備されており、平塚の海岸線と相模湾が一望出来る。見通しのいい日には西の富士山、伊豆半島、東の江ノ島、三浦半島、そして房総半島まで見えるそうだ。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.9922473941155874&type=1&l=223fe1adec


相模川河口部の馬入川を遡るが、続く

  • 写真1 平塚駅西口

    写真1 平塚駅西口

  • 写真2 平塚レンタサイクル

    写真2 平塚レンタサイクル

  • 写真3 平塚駅南口

    写真3 平塚駅南口

  • 写真4 平塚駅南口噴水

    写真4 平塚駅南口噴水

  • 写真5 平塚なぎさプロムナード

    写真5 平塚なぎさプロムナード

2いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

旅行記グループ

静岡・平塚

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

価格.com旅行・トラベルホテル・旅館を比較

PAGE TOP