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スイス・パリ・ベルギー・オランダ・ドイツと鉄道で周るヨーロッパ周遊旅行です。<br /><br />現金を使わずにクレジットカードと携帯アプリだけでどこまで対応可能かを検証することも旅行の目的のひとつになっています。<br />これから行かれる方はぜひ参考にしてみてください。<br /><br />今日の日程は、スイス国鉄でルツェルンに移動して街の散策、その後パノラマが素晴らしいゴールデンパスラインに乗車して、ブリエンツからブリエンツ湖遊覧船、宿泊先のグリンデルワルトまでベルナーオーバーラント鉄道で移動します。

2日目前編 スイス ルツェルンへ向けて、Saver Day Passは超お得、コインロッカーに預けて散策へ

43いいね!

2023/04/07 - 2023/04/07

35位(同エリア490件中)

meanyan

meanyanさん

スイス・パリ・ベルギー・オランダ・ドイツと鉄道で周るヨーロッパ周遊旅行です。

現金を使わずにクレジットカードと携帯アプリだけでどこまで対応可能かを検証することも旅行の目的のひとつになっています。
これから行かれる方はぜひ参考にしてみてください。

今日の日程は、スイス国鉄でルツェルンに移動して街の散策、その後パノラマが素晴らしいゴールデンパスラインに乗車して、ブリエンツからブリエンツ湖遊覧船、宿泊先のグリンデルワルトまでベルナーオーバーラント鉄道で移動します。

旅行の満足度
5.0
同行者
カップル・夫婦
旅行の手配内容
個別手配
  • ホテルをチェックアウトしてチューリッヒ中央駅に来ました。<br />時刻は9時前です。<br />

    ホテルをチェックアウトしてチューリッヒ中央駅に来ました。
    時刻は9時前です。

    チューリッヒ駅

  • &lt;上記画像の出典:「SBB」サイトより(掲載許可承諾済)&gt;<br />これからルツェルンに行きます。<br />今日の天気予報は終日小雨、降水量1~2mmなので傘が要るかどうか微妙な天気。

    <上記画像の出典:「SBB」サイトより(掲載許可承諾済)>
    これからルツェルンに行きます。
    今日の天気予報は終日小雨、降水量1~2mmなので傘が要るかどうか微妙な天気。

  • 巨大な出発案内板。<br />左側の赤ラインが長距離列車用、真中と右側がSバーン(近郊列車)用です。空港を経由する列車には、飛行機マークが付いているので分かりやすいです。

    巨大な出発案内板。
    左側の赤ラインが長距離列車用、真中と右側がSバーン(近郊列車)用です。空港を経由する列車には、飛行機マークが付いているので分かりやすいです。

  • &lt;上記画像の出典:「SBB」サイトより(掲載許可承諾済)&gt;<br />チューリッヒ中央駅は、地上ホームが3~18番線、地下ホームが21~22、31~34、41~44あります。下の階にはたくさんの店が入っていてショッピングモールのようになっています。今回は時間がなく行けず。

    <上記画像の出典:「SBB」サイトより(掲載許可承諾済)>
    チューリッヒ中央駅は、地上ホームが3~18番線、地下ホームが21~22、31~34、41~44あります。下の階にはたくさんの店が入っていてショッピングモールのようになっています。今回は時間がなく行けず。

  • ここで今回使用したスイス国鉄の切符を簡単にご紹介します。<br />スイスにはたくさんのパスや割引チケットなどがありますが、今回はSaver Day PassとSwiss Half Fare Cardを使いました。<br />切符の詳細と何を買えばお得になるのかの説明は、この旅行記の最後に書きましたので、旅行の計画で悩まれている方は参考にしてみてください。

    ここで今回使用したスイス国鉄の切符を簡単にご紹介します。
    スイスにはたくさんのパスや割引チケットなどがありますが、今回はSaver Day PassとSwiss Half Fare Cardを使いました。
    切符の詳細と何を買えばお得になるのかの説明は、この旅行記の最後に書きましたので、旅行の計画で悩まれている方は参考にしてみてください。

  • &lt;上記画像の出典:「SBB Mobile」より&gt;<br />チューリッヒからルツェルンまでは1時間に2本、毎時10分発と35分発です。毎時35分発は停車駅が多く50分掛かります。今回は9:10発に乗車します。<br />SBBアプリに行程を保存しておくと、当日アプリでも列車編成が分かります。(画像の列車編成表は加工してあります。実際は左右にスライドさせて見ます。)左側が進行方向で、列車は8両編成、1等車は後3両ということが分かります。セクター(Sector)とはホームの乗車位置を表します。日本のようにきっちり〇号車の乗車位置とはなっておらず、大雑把にAとかBとかCと分かれているだけです。各号車に書かれている人のマークは予想混雑率を表しています。<br />

    <上記画像の出典:「SBB Mobile」より>
    チューリッヒからルツェルンまでは1時間に2本、毎時10分発と35分発です。毎時35分発は停車駅が多く50分掛かります。今回は9:10発に乗車します。
    SBBアプリに行程を保存しておくと、当日アプリでも列車編成が分かります。(画像の列車編成表は加工してあります。実際は左右にスライドさせて見ます。)左側が進行方向で、列車は8両編成、1等車は後3両ということが分かります。セクター(Sector)とはホームの乗車位置を表します。日本のようにきっちり〇号車の乗車位置とはなっておらず、大雑把にAとかBとかCと分かれているだけです。各号車に書かれている人のマークは予想混雑率を表しています。

  • 前置きが長くなりましたが旅行記の本編に戻ります。<br />8番線に急ぎます。<br />ホームの案内板でも列車の編成が分かります。白△が進行方向です。アプリと同じで後3両が1等車ということが分かります。乗車位置はセクターAです。ホームのAと書かれている付近になります。<br />

    前置きが長くなりましたが旅行記の本編に戻ります。
    8番線に急ぎます。
    ホームの案内板でも列車の編成が分かります。白△が進行方向です。アプリと同じで後3両が1等車ということが分かります。乗車位置はセクターAです。ホームのAと書かれている付近になります。

  • 2階建てのダブルデッカー車です。<br />ダブルデッカー車両は、ホームとの段差がないので乗り降りが楽です。<br />隣のホームに停車している平ボディー車だと、ホームからステップを3段くらい上がらないといけないので荷物があると(荷物がなくても)乗車するのが大変です。

    2階建てのダブルデッカー車です。
    ダブルデッカー車両は、ホームとの段差がないので乗り降りが楽です。
    隣のホームに停車している平ボディー車だと、ホームからステップを3段くらい上がらないといけないので荷物があると(荷物がなくても)乗車するのが大変です。

  • 2階席の様子。<br />荷物置き場もあります。

    2階席の様子。
    荷物置き場もあります。

  • 1等車は2席/1席の配列です。<br />座席は固定で回転しないので進行方向は変えられません。

    1等車は2席/1席の配列です。
    座席は固定で回転しないので進行方向は変えられません。

  • 1階席の様子。<br />荷物を持って上がるのが面倒だったので、1階席の向かい合わせ4席を2人で使用。

    1階席の様子。
    荷物を持って上がるのが面倒だったので、1階席の向かい合わせ4席を2人で使用。

  • 車内の案内モニター。<br />ルツェルンまでは約40分、途中の停車駅はZugのみ。

    車内の案内モニター。
    ルツェルンまでは約40分、途中の停車駅はZugのみ。

  • チューリッヒ出発後は、チューリッヒ湖がしばらく左手に見えます。

    チューリッヒ出発後は、チューリッヒ湖がしばらく左手に見えます。

    チューリッヒ湖 滝・河川・湖

  • 今にも雨が降りそうな天気。<br />ルツェルン散策終わるまで降らなければ良いですが。。。

    今にも雨が降りそうな天気。
    ルツェルン散策終わるまで降らなければ良いですが。。。

  • あっという間にルツェルン駅に到着。

    あっという間にルツェルン駅に到着。

    ルツェルン駅

  • &lt;上記画像の出典:「SBB」サイトより(掲載許可承諾済)&gt;<br />散策に出かける前にキャリーバッグをコインロッカーに預ける必要があります。<br />ルツェルン駅のコインロッカーは14番線ホーム上にあります。(地図赤丸)<br />頭端式ホームなので先頭まで移動して14番ホームを目指します。

    <上記画像の出典:「SBB」サイトより(掲載許可承諾済)>
    散策に出かける前にキャリーバッグをコインロッカーに預ける必要があります。
    ルツェルン駅のコインロッカーは14番線ホーム上にあります。(地図赤丸)
    頭端式ホームなので先頭まで移動して14番ホームを目指します。

  • &lt;上記画像の出典:「SBB」サイトより(掲載許可承諾済)&gt;<br />コインロッカーの使い方は非常に簡単です。<br />まずはサイズを選んで空いてるロッカーを探します。SBBサイトの駅情報ページで、ローカーサイズと値段、ロッカー数が書いてありますので予め目星をつけておくと良いでしょう。

    <上記画像の出典:「SBB」サイトより(掲載許可承諾済)>
    コインロッカーの使い方は非常に簡単です。
    まずはサイズを選んで空いてるロッカーを探します。SBBサイトの駅情報ページで、ローカーサイズと値段、ロッカー数が書いてありますので予め目星をつけておくと良いでしょう。

  • 今回はLサイズを使用します。緑ランプが空き、赤ランプが使用中です。<br />荷物を入れてドアを閉めると赤ランプになり仮ロックされます。ロッカー番号05-18を覚えておきましょう。ちなみに他の人が精算中は仮ロックされませんので、その人の精算が終わるまで待ちましょう。

    今回はLサイズを使用します。緑ランプが空き、赤ランプが使用中です。
    荷物を入れてドアを閉めると赤ランプになり仮ロックされます。ロッカー番号05-18を覚えておきましょう。ちなみに他の人が精算中は仮ロックされませんので、その人の精算が終わるまで待ちましょう。

  • 仮ロックされたら中央の精算機に移動します。<br />画面表示は英語に切り替え可能ですが、見るところは利用料金とロッカー番号くらいなのであまり意味ないです。<br />ロッカー番号05-18がちゃんと表示されているかどうか確認します。<br />支払方法はクレジットカードかCHFのコインのみ。<br />ちなみに仮ロックを解除するには左下のxを押すか、制限時間内に支払が終わらないと自動的に仮ロックが解除されます。

    仮ロックされたら中央の精算機に移動します。
    画面表示は英語に切り替え可能ですが、見るところは利用料金とロッカー番号くらいなのであまり意味ないです。
    ロッカー番号05-18がちゃんと表示されているかどうか確認します。
    支払方法はクレジットカードかCHFのコインのみ。
    ちなみに仮ロックを解除するには左下のxを押すか、制限時間内に支払が終わらないと自動的に仮ロックが解除されます。

  • タッチ決済可能なクレジットカードの場合、右側真ん中のタッチエリアにカードをかざします。2秒くらいかざしてカードを離すのがコツです。ずっとカードをタッチしたままだと決済されません。<br />タッチ決済が拒否されたり、もともとタッチ決済機能が付いていない場合は、右下のカードスロットにカードを挿入してPIN(暗唱番号)を入力します。<br />決済が完了すると左下からチケットが出てきます。

    タッチ決済可能なクレジットカードの場合、右側真ん中のタッチエリアにカードをかざします。2秒くらいかざしてカードを離すのがコツです。ずっとカードをタッチしたままだと決済されません。
    タッチ決済が拒否されたり、もともとタッチ決済機能が付いていない場合は、右下のカードスロットにカードを挿入してPIN(暗唱番号)を入力します。
    決済が完了すると左下からチケットが出てきます。

  • こちらがそのチケット。<br />これがロッカーのカギの代わりになりますので捨てないように。<br />ロッカーの開け方は精算機の左中央のセンサーに、このQRコードをかざせばドアが解錠されます。

    こちらがそのチケット。
    これがロッカーのカギの代わりになりますので捨てないように。
    ロッカーの開け方は精算機の左中央のセンサーに、このQRコードをかざせばドアが解錠されます。

  • &lt;上記画像の出典:「SBB」サイトより(掲載許可承諾済)&gt;<br />スイスのコインロッカーは、以前は青色でコインしか利用できませんでしたが、現在は画像のようなグレーの新しいタイプに変わり、コインとクレジットカードが利用できるようになりました。<br />ただ、最低利用時間は以前の青いタイプは24時間でしたが、6時間に変更になっているので注意が必要です。<br />SBBサイトで確認して、支払方法の欄がコインのみとなっている駅はまだ古い青いタイプを利用しています。インターラーケンオスト駅やグリンデルワルト駅など。<br />ただ、不思議なのはSBBサイトではLサイズはCHF9となっているのに、ルツェルン駅を含め他の駅でもCHF10請求されたこと。値上げになったけどSBBサイトが更新されてないだけかなとも思いましたが、SBBサイトは最近更新されたみたいですが料金はそのままです。謎です。

    <上記画像の出典:「SBB」サイトより(掲載許可承諾済)>
    スイスのコインロッカーは、以前は青色でコインしか利用できませんでしたが、現在は画像のようなグレーの新しいタイプに変わり、コインとクレジットカードが利用できるようになりました。
    ただ、最低利用時間は以前の青いタイプは24時間でしたが、6時間に変更になっているので注意が必要です。
    SBBサイトで確認して、支払方法の欄がコインのみとなっている駅はまだ古い青いタイプを利用しています。インターラーケンオスト駅やグリンデルワルト駅など。
    ただ、不思議なのはSBBサイトではLサイズはCHF9となっているのに、ルツェルン駅を含め他の駅でもCHF10請求されたこと。値上げになったけどSBBサイトが更新されてないだけかなとも思いましたが、SBBサイトは最近更新されたみたいですが料金はそのままです。謎です。

  • さて、気を取り直して雨が降る前にルツェルン散策に出発です。<br /><br />2日目中編につづく

    さて、気を取り直して雨が降る前にルツェルン散策に出発です。

    2日目中編につづく

  • ★ここからはスイスのお得な切符をご紹介致しますので、興味のある方はご覧ください。&lt;上記画像の出典:「SBB Mobile」より&gt;<br /><br />結論から先に言いますと、本文でも説明しました通りSaver Day PassとSwiss Half Fare Cardの組み合わせが最強で、これよりお得な切符は存在しないと言っても過言ではないと思います。最後に各切符を買った時の料金シミュレーションも載せましたので参考にしてみてください。<br /><br />まずは、Saver Day Passという切符ですが、これは指定した日の0時から翌日の午前5時まで、スイス国内のほぼ全ての列車、バス、トラム、船などに乗車することができる1日乗り放題切符です。(一部の登山列車などを除く。ユングフラウ地区はグリンデルワルトまたはウエンゲンまでは利用可能、ツェルマット地区はツェルマットまで利用可能。)<br />価格は決まっておらず、最低販売価格が2等車CHF29から、1等車CHF49からとなっており、60日前から販売開始され出発日が近づくにつれ需要と供給で値段が上がっていきます。(※追記:Saver Day Passの発売日は、60日前から6ヶ月前に変更になりました。)<br /><br />今回の利用日は4月7日、販売開始は2月6日のスイス時間午前0時。<br />販売時間ちょうどにSBBホームページを見てみると、、、

    ★ここからはスイスのお得な切符をご紹介致しますので、興味のある方はご覧ください。<上記画像の出典:「SBB Mobile」より>

    結論から先に言いますと、本文でも説明しました通りSaver Day PassとSwiss Half Fare Cardの組み合わせが最強で、これよりお得な切符は存在しないと言っても過言ではないと思います。最後に各切符を買った時の料金シミュレーションも載せましたので参考にしてみてください。

    まずは、Saver Day Passという切符ですが、これは指定した日の0時から翌日の午前5時まで、スイス国内のほぼ全ての列車、バス、トラム、船などに乗車することができる1日乗り放題切符です。(一部の登山列車などを除く。ユングフラウ地区はグリンデルワルトまたはウエンゲンまでは利用可能、ツェルマット地区はツェルマットまで利用可能。)
    価格は決まっておらず、最低販売価格が2等車CHF29から、1等車CHF49からとなっており、60日前から販売開始され出発日が近づくにつれ需要と供給で値段が上がっていきます。(※追記:Saver Day Passの発売日は、60日前から6ヶ月前に変更になりました。)

    今回の利用日は4月7日、販売開始は2月6日のスイス時間午前0時。
    販売時間ちょうどにSBBホームページを見てみると、、、

  • &lt;上記画像の出典:「SBB Mobile」より&gt;<br />2等車CHF49、1等車CHF49、まさかの1等2等同額。<br />常に最低価格から販売されるようではないみたいです。<br />販売開始後、数分で値段が上がったという話も聞いたことがあったので、特に1等車に乗りたかったわけではないですが、これを見てわざわざ2等車を買う理由もないので迷わず1等車をポチッ。<br /><br />実は4月7日からヨーロッパ各国でイースターの連休に入り、ヨーロッパ人の旅行客も増えるので、結果的に1等車を買っておいて良かったです。

    <上記画像の出典:「SBB Mobile」より>
    2等車CHF49、1等車CHF49、まさかの1等2等同額。
    常に最低価格から販売されるようではないみたいです。
    販売開始後、数分で値段が上がったという話も聞いたことがあったので、特に1等車に乗りたかったわけではないですが、これを見てわざわざ2等車を買う理由もないので迷わず1等車をポチッ。

    実は4月7日からヨーロッパ各国でイースターの連休に入り、ヨーロッパ人の旅行客も増えるので、結果的に1等車を買っておいて良かったです。

  • SBBのPCサイトで購入するとPDFでダウンロードもできるので、念の為紙にも印刷しておきます。PCサイトで買っても携帯アプリと同じIDでログインしていれば、携帯アプリでもQRコード見れます。<br />実際は紙の切符は使わずに携帯アプリのQRコードを見せていました。

    SBBのPCサイトで購入するとPDFでダウンロードもできるので、念の為紙にも印刷しておきます。PCサイトで買っても携帯アプリと同じIDでログインしていれば、携帯アプリでもQRコード見れます。
    実際は紙の切符は使わずに携帯アプリのQRコードを見せていました。

  • 今回、Saver Day Passと一緒にSwiss Half Fare Card(以下HFC)も購入しました。<br />これは、CHF120で1ヶ月間、ほぼスイス全土の交通機関が半額で購入できるパスです。上記のSaver Day Passの購入にも、半額とまではいかないですが割引で買えます。<br />HFCは、ユングフラウ地区の登山電車も50%割引になるので最強です。シーズンによっても違いますが普通に買えばCHF200はするので、これだけでほぼ元が取れる計算になります。<br />このHFCを購入する際もひと悶着ありました。現在外国人観光客向けのHFCはSBBサイトからは購入できず、SBBの子会社Switzerland Travel Centreから購入することになります。<br />SBBサイトでは、スイス在住者向けの半額カードHalf Fare Travelcard(以下HFT)しか販売していません。HFTを購入するには、スイス在住者が持っているスイスパス番号を入力しないといけないので、旅行者が間違って購入してしまうことはないと思います。ちなみにHFTは1年間有効でCHF185です。どちらも似た名称でややこしいですが、使用範囲や効力は同じです。

    今回、Saver Day Passと一緒にSwiss Half Fare Card(以下HFC)も購入しました。
    これは、CHF120で1ヶ月間、ほぼスイス全土の交通機関が半額で購入できるパスです。上記のSaver Day Passの購入にも、半額とまではいかないですが割引で買えます。
    HFCは、ユングフラウ地区の登山電車も50%割引になるので最強です。シーズンによっても違いますが普通に買えばCHF200はするので、これだけでほぼ元が取れる計算になります。
    このHFCを購入する際もひと悶着ありました。現在外国人観光客向けのHFCはSBBサイトからは購入できず、SBBの子会社Switzerland Travel Centreから購入することになります。
    SBBサイトでは、スイス在住者向けの半額カードHalf Fare Travelcard(以下HFT)しか販売していません。HFTを購入するには、スイス在住者が持っているスイスパス番号を入力しないといけないので、旅行者が間違って購入してしまうことはないと思います。ちなみにHFTは1年間有効でCHF185です。どちらも似た名称でややこしいですが、使用範囲や効力は同じです。

  • &lt;上記画像の出典:「SBB Mobile」より&gt;<br />ただ、切符購入の際SBBサイトではHFTしか選択肢がありませんが、HFCを持っていればここにチェックをして購入しても問題ありません。<br />切符購入時にHFCを所持している必要はなく、列車乗車時に所持していればいいので、最悪現地に着いてからSBBの窓口で購入しても大丈夫です。<br />オプショナルツアーサイトの方が若干安かったので、今回はそちらから購入しました。購入後すぐにメールで送られてくるので、公式サイトからの購入と同じだと思います。<br />ただ、SBBの子会社から購入してもオプショナルツアーサイトから購入しても、SBBアプリには対応していませんので、どちらにしても紙に印刷する必要があります。携帯にQRコードのスクショを保存しておいてそれを見せるという手もありますが。<br />今回は紙に印刷して半分に折り、2人分を裏表にしてA5のクリアケースに入れて使用してました。クリアケースの半額券とSBBアプリの切符を両方見せる感じです。車掌さんから毎回パーフェクトと言われました(笑)<br />ちなみにHFCの初回使用時にはパスポートを見せる必要があります。2回目からは言われません。

    <上記画像の出典:「SBB Mobile」より>
    ただ、切符購入の際SBBサイトではHFTしか選択肢がありませんが、HFCを持っていればここにチェックをして購入しても問題ありません。
    切符購入時にHFCを所持している必要はなく、列車乗車時に所持していればいいので、最悪現地に着いてからSBBの窓口で購入しても大丈夫です。
    オプショナルツアーサイトの方が若干安かったので、今回はそちらから購入しました。購入後すぐにメールで送られてくるので、公式サイトからの購入と同じだと思います。
    ただ、SBBの子会社から購入してもオプショナルツアーサイトから購入しても、SBBアプリには対応していませんので、どちらにしても紙に印刷する必要があります。携帯にQRコードのスクショを保存しておいてそれを見せるという手もありますが。
    今回は紙に印刷して半分に折り、2人分を裏表にしてA5のクリアケースに入れて使用してました。クリアケースの半額券とSBBアプリの切符を両方見せる感じです。車掌さんから毎回パーフェクトと言われました(笑)
    ちなみにHFCの初回使用時にはパスポートを見せる必要があります。2回目からは言われません。

  • &lt;上記画像の出典:「SBB」サイトより(掲載許可承諾済)&gt;<br />ここからは各種切符について説明します。<br />よく比較対象で出てくる切符にスイストラベルパスというのがあります。これもSaver Day Passと同じように乗り放題の切符になります。乗り放題と聞くと一見お得に聞こえますが、乗り鉄で毎日ひたすら電車に乗り続けるという旅行スタイルでない限り、この切符で元を取るのはほぼ不可能に近いです。<br />理由としては切符の値段が高いからです。3日間の1等がCHF 424、一方Saver Day Passを最安値で購入できればCHF 49x3=147なので価格の差は歴然です。また、スイストラベルパスは、連続した日に利用しないといけませんが、スイストラベルパス・フレックスは利用日を好きに選ぶことができますが料金はもっと高くなります。さらに、登山電車は無料ではなく、ツェルマット地区は50%割引、ユングフラウ地区の電車は25%割引にしかなりません。<br /><br />ここで今回の私のルートを例に各種切符の料金比較をしてみたいと思います。切符は1等車利用で計算していますが、2等車利用の場合でもお得度はあまり変わらないと思います。細かい計算式を入れると複雑になるので合計金額だけ書きます。<br /><br />■Saver Day PassとSwiss Half Fare Card(以下HFC)を使用:CHF 459.20<br />・スイストラベルパス・フレックス3日間を使用:CHF 652.25<br />・早割もHFCも使用しない普通運賃の場合:CHF 949.00<br />・早割とHFCを使用した場合:CHF 539.00<br />・HFCを使用しないでSaver Day Passを使用した場合:CHF 509.00<br /><br />今回はスイスだけでなく他国も周るのでユーレイルパスを使用した場合も試算してみました。(CHFとEURは1:1で換算)<br />■Saver Day PassとHFCを使用+他国は早割を使用:CHF 665.35<br />・ユーレイル グローバルパスを使用:CHF 715.45<br />・ユーレイル ベネルクスパスを使用:CHF 990.65<br /><br />何をどう頑張ってもSaver Day Pass+HFCの組み合わせに勝てる切符はありませんでした。もちろんルートによってお得度は変わってくると思います。滞在型のルートであれば元を取るのは難しいかもしれませんが、定番のユングフラウとツェルマットの両方を周る様なルートであれば利用価値は大です。

    <上記画像の出典:「SBB」サイトより(掲載許可承諾済)>
    ここからは各種切符について説明します。
    よく比較対象で出てくる切符にスイストラベルパスというのがあります。これもSaver Day Passと同じように乗り放題の切符になります。乗り放題と聞くと一見お得に聞こえますが、乗り鉄で毎日ひたすら電車に乗り続けるという旅行スタイルでない限り、この切符で元を取るのはほぼ不可能に近いです。
    理由としては切符の値段が高いからです。3日間の1等がCHF 424、一方Saver Day Passを最安値で購入できればCHF 49x3=147なので価格の差は歴然です。また、スイストラベルパスは、連続した日に利用しないといけませんが、スイストラベルパス・フレックスは利用日を好きに選ぶことができますが料金はもっと高くなります。さらに、登山電車は無料ではなく、ツェルマット地区は50%割引、ユングフラウ地区の電車は25%割引にしかなりません。

    ここで今回の私のルートを例に各種切符の料金比較をしてみたいと思います。切符は1等車利用で計算していますが、2等車利用の場合でもお得度はあまり変わらないと思います。細かい計算式を入れると複雑になるので合計金額だけ書きます。

    ■Saver Day PassとSwiss Half Fare Card(以下HFC)を使用:CHF 459.20
    ・スイストラベルパス・フレックス3日間を使用:CHF 652.25
    ・早割もHFCも使用しない普通運賃の場合:CHF 949.00
    ・早割とHFCを使用した場合:CHF 539.00
    ・HFCを使用しないでSaver Day Passを使用した場合:CHF 509.00

    今回はスイスだけでなく他国も周るのでユーレイルパスを使用した場合も試算してみました。(CHFとEURは1:1で換算)
    ■Saver Day PassとHFCを使用+他国は早割を使用:CHF 665.35
    ・ユーレイル グローバルパスを使用:CHF 715.45
    ・ユーレイル ベネルクスパスを使用:CHF 990.65

    何をどう頑張ってもSaver Day Pass+HFCの組み合わせに勝てる切符はありませんでした。もちろんルートによってお得度は変わってくると思います。滞在型のルートであれば元を取るのは難しいかもしれませんが、定番のユングフラウとツェルマットの両方を周る様なルートであれば利用価値は大です。

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この旅行記へのコメント (10)

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  • Rinさん 2024/03/23 20:02:40
    大変参考になりました。
    meanyanさん

    こんばんは。
    初めまして。

    今年の6月のチューリッヒまでの往復航空券を買ったものスイスは鉄道パスの種類が多くよくわからなくなっていた時だったので大変参考になりました。
    なんとなくツェルマットとグリンデルワルドに2~3泊ずつして登山鉄道やケーブえうかー、ロープウェイ乗りまくろうと思ってましたがその場合はHFCとsuper saver passがよさそうですね。
    6か月前に発売ということはもう発売しているみたいなので計画急がないと…。

    他の旅行記も今から拝見しますね。

    Rin

    Rin

    Rinさん からの返信 2024/03/23 20:08:30
    Re: 大変参考になりました。
    すいません…。
    super saver passではなくSaver Day Passでしたね。
    失礼しました。
    今なら6月もお安いみたいです。

    Rin

    meanyan

    meanyanさん からの返信 2024/03/23 21:50:15
    Re: 大変参考になりました。
    Rin さん

    旅行記を読んで頂きありがとうございます。
    拙い旅行記が誰かのお役に立てて何よりです。

    6月のスイス良いですね。6月だとハイキングも出来るでしょうし、夏ほど混まないと思うので良いと思います。

    HFCはスイス旅行では必須ですね。登山電車やロープウェイなども半額になるので、特に単価の高い登山電車を利用すればすぐに元は取れると思います。

    長距離移動の日はSaver Day Passが便利です。移動距離によっては普通切符を買うより安くなるということもありますが、何よりいつでも好きな時間の電車に乗れるというのが便利ですね。
    連日の旅行疲れで朝寝坊してしまうということもあるかもしれませんし、お天気の関係で急遽日程を変更したくなることもあると思います。

    Saver Day Passは、予算に余裕があるなら1等を買われることをオススメします。座席が1席/2席で広いということもありますが、1等は豪華さより空いている(混んでいない)ということにもメリットがあります。
    HFCでCHF59の日に長距離移動するなら即買いかな。悩んでいる間に値上がってしまうので、日程が決まっているのならお早めにご購入を。
  • 迷子ですさん 2023/07/12 00:19:29
    ロッカーもキャッシュレス化
    SBBの様々なパスの情報を戴いた迷子です。
    私が駅のロッカーを使った最後の記憶はドイツでもちろんコイン式でした。
    ロッカーもないような小さな駅だと駅員室で預かって下さったり。

    今やタッチ決済対応ですか!
    私が利用しようとするベルン駅のコインロッカーの記事(他サイト、2017年当時)はまだコイン投入式で安心していたのですが。

    この旅行シーズン、乗り継ぎのハブ駅などですと空きが無い事も考えられますね。
    駅近のホテルに早めに着いて荷物だけ預けられるか訊いてみる事も一考しています。
    貴重な情報、ありがとうございました。

    meanyan

    meanyanさん からの返信 2023/07/12 00:49:39
    Re: ロッカーもキャッシュレス化
    迷子です さん

    旅行記に訪問頂きありがとうございます。
    そうなんです。スイスのコインロッカーは新タイプに置き換わっており、クレジットカードまたはCHFのコイン利用となります。クレジットカードの場合は、タッチ決済もしくはICチップを差し込んでの決済となります。現金の場合は、お札は使えずにコインのみとなります。近くに両替機がある訳ではありませんので、よほどカード嫌いでなければカード利用をオススメします。

    ベルンのホテルは駅の近くなのでしょうか?
    チェックイン時間前でも、ほとんどのホテルは荷物だけ預かってくれますので、ホテルが駅近でなくても先にホテルに行って預かってもらった方が良いと思います。

    ちなみにSBBサイトで各駅の情報を見ることもできます。
    こちらがベルン駅の情報です。「Equipment and lockers」を見るとロッカーのサイズ、料金、ロッカーの数が分かります。

    https://www.sbb.ch/en/station-services/at-the-station/railway-stations/bern-station.html

    ちなみにベルギーのコインロッカーは、事前にネットで予約をすることができました。スイスより遥かに進んでいます。

    https://4travel.jp/travelogue/11824633

    迷子です

    迷子ですさん からの返信 2023/07/12 01:27:05
    ロッカー情報ありがとうございます
    私が見たベルンのロッカー情報はグレーの物に切り替え前でしたから、広い構内をウロウロゴロゴロする間に、徒歩5分程のホテルに預かって戴こうと思います。
    ベルン駅での待ち合わせがちょうど1時間あるので。
     変な話題になりますが駅トイレは有料ですからコインは結構貴重ですね、
    ヨーロッパ1人旅の時はトイレに持ち込める小キャリーバッグ、または1箇所のホテル滞在でそこからあちこち身軽に出かけていました。 
    今回10年ぶりで勘が鈍り計画の出足からつまづいた感じです^^;
     本当にmeanyanさんのアドバイスには気持ち的にも助かっています。
    無事に計画通り旅して来られたら今度は私も、どなたかの旅の手助けができたらと思います!
  • ケロさん 2023/05/22 09:43:10
    ありがとうございます
    meanyanさん、こんにちは。今回は質問ではないです。笑

    最新のコインロッカー情報ありがとうございます。
    しばらく前に読ませていただきましたが、SBBの件が先!と、こちらのお礼が遅れました。
    私もルツェルンで途中下車して観光しようと思っているのですよ。使い方、よくわかりました。
    料金がサイトと違うこと、ほんと不思議ですね。

    meanyanさんは、Lで2つのスーツケースが入ったのかなぁ…
    我が家のは2つだとXXLでないと無理そうです。
    当日、空きがなかったら困るので、一つは余裕をもってチューリッヒ空港に送ってしまおうか…とも考えています。

    そうそう、フランスやベルギーなどの旅行記、さらりと見せていただきました。すごいです!!!
    私もmeanyanさんが今回行かれているフランスやオランダ、ベルギー、ドイツなど行っていますが、その時にmeanyanさんのような旅行記があったらなぁ…。
    これからの人は助かりますね!!

    meanyan

    meanyanさん からの返信 2023/05/22 13:46:24
    RE: ありがとうございます
    ケロ さん

    荷物ですが、中型のキャリーバッグ1個と中型のデイバッグ2個だけだったのでLサイズでちょうど収まりました。Mサイズだとキャリーバッグだけ、XL以上だともちろん全部入りますが料金が高くなってしまうという感じでした。

    スイス国鉄のサービスの一つとして荷物の託送があります。以前はライゼケベックと呼ばれていて、追加料金は必要でしたが同日中に配送が可能でしたが、今ラゲッジと名称が変わり最短でも2日後の配送なので、かなり使い勝手が悪くなりました。

    ただ、空港から駅、駅から空港は、翌日または追加料金で当日も可能なので、まだ利用価値はあると思います。コインロッカーがいっぱいで観光できずに足止めということを考えると託送はひじょうに便利だと思います。

    ケロさん からの返信 2023/05/23 05:54:42
    Re: ありがとうございます
    そうか、キャリーバッグ1個だったのですね。
    我が家は今回、第一の目的がハイキングなので、2人分のリュックやトレッキングシューズなどあり、キャリーバッグ2個です。

    荷物の託送、そう2日かかるのがネックなのですよね…。
    これからよく考えます。
    返信ありがとうございました。

    meanyan

    meanyanさん からの返信 2023/05/23 11:18:25
    RE: Re: ありがとうございます
    ハイキングが目的ですか、良いですね。
    私たちは4月だったので2,000m以上のところは雪でハイキングは無理でした。無理というか一応スノーハイキングということで整備はされているのですが、それなりの装備と経験が必要なので諦めました。

    展望台に行った後のハイキングはかなり疲れると思います。展望台へは登山電車やロープウェイで直接行けるので、実際歩く距離というのはひじょうに少ないです。ただ、人間の体は標高の高いところに居るだけで想像以上の体力を消耗してしまいますので、日程には気を付けた方が良いです。展望台の後だと、軽く1時間程度のコースなら問題ないと思いますが、それ以上のコースだと改めてハイキングだけをする日を設けた方がいいかもしれません。こればっかりは、その人の経験度や体力によって違ってくるので一概には言えませんが。。。

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