5日目前編 スイス ゴルナーグラート展望台

2023/04/10 - 2023/04/10

スイス・パリ・ベルギー・オランダ・ドイツと鉄道で周るヨーロッパ周遊旅行です。

現金を使わずにクレジットカードと携帯アプリだけでどこまで対応可能かを検証することも旅行の目的のひとつになっています。
これから行かれる方はぜひ参考にしてみてください。

今日は、Peak 2 Peak チケットを利用して午前中ゴルナーグラート展望台、午後マッターホルングレーシャーパラダイス展望台を観光します。

エリア ツェルマット(スイス)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 旅行の手配内容: 個別手配

5日目になりました。今回の旅行も折り返し地点です。
今日の天気予報は晴れですが雲が出る予報です。果たしてマッターホルンは見えるかな。宿から駅まで歩いてきました。駅までは下り坂なので楽チンです。

ゴルナーグラート鉄道 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

<上記画像の出典：「matterhornparadise」サイトより(掲載許可承諾済)>
午前中はゴルナーグラート展望台、午後はマッターホルングレーシャーパラダイス展望台に行く予定です。この2大展望台に訪れるのであればセットになったPeak 2 Peakチケットがお得です。Swiss Half Fare Cardがあれば半額で購入できます。

このチケットに限らずツエルマットのチケット類はシーズンによって値段が違います。7～8月がいちばん高くて、11～4月いちばん安く、それ以外は普通になります。今は4月なのでいちばん安い料金CHF146で、半額券利用でCHF73となります。(ちなみに似たようなチケットでPeak Passは25％割引にしかなりません。)
このチケットもネットかアプリで前日に購入しようと思ったのですが、半額で購入するにはSwiss Pass IDを入力しないと先に進めず、断念して当日の朝窓口で購入しました。窓口が混んでなくてよかったです。
ツェルマット地区の電車やロープウェイなどの駅にはすべて改札口があり、磁気入りの切符をかざさないと入れないようになっています。ネットで事前に切符を買っていても、当日駅の窓口か券売機で磁気入りの切符に交換する必要があります。

<上記画像の出典：「SBB Mobile」より>
この時期は始発が遅く08:24が始発になります。

出発10分前ですがすでに並んでいます。
ゴルナーグラートまでのこの電車は右側が景色が良いということは、常識になりつつあるのでみんな一斉に右側の席を狙います。

ホームドアは電車のドアと一致していないので、ホームドアが開いた後左右どっちに行くかで運命が分かれます。

何とか右側進行方向向きの席をゲットしました。
この電車は方向転換しないのでずっと同じ向きです。

出発後すぐ右側にマッターホルンが見えしばらく続きます。

途中見えなくなることも。

ローテンボーデン駅(2,815m)。すでに2,800m超えてます。
逆さマッターホルンが見えるリッフェル湖があることで有名です。
でも雪があるのでこの時期に歩いていくのはそれなりの装備が必要です。というか雪で埋もれていて湖自体なくなってしまってます。
ちなみに、マッターホルン地区の切符は、電車やゴンドラの時間指定はなく当日中であればどれでも利用可能なので、逆戻りしない限り途中区間をハイキングなどしてスキップすることも可能です。

ゴルナーグラート駅(3,089m)に到着しました。

ゴルナーグラート展望台 自然･景勝地

ツェルマットが1,608mなので約30分程で1,500mくらい登ってきたことになります。

ツェルマットは一年中スキーができることでも有名でスキーヤーの聖地になっています。今日乗ってきた登山列車も乗客の7割がスキーヤーで3割が観光客といった感じでした。
ゴルナーグラート駅を降りてすぐ目の前、写真で人がたくさんいるところがスキーの出発地点です。
ツェルマット地区の駅には全て改札口があり、写真右下のゲートが改札口です。左右にある大きな仕切板のようなものがすべてセンサーになっていて、そこに切符をタッチすれば通過できるようになっています。

駅前広場から見たマッターホルン。
この写真の左側に今日の午後に行くマッターホルングレーシャーパラダイス展望台が映っています。
分かるかな？

ズームアップしてみます。
赤丸の山はクラインマッターホルン(3,883m)でここに行きます。赤丸の中の右側にうっすらとゴンドラの支柱も映っています。

駅前はスキーヤーが多いので、駅から坂を登ったところにある展望台まで行きましょう。たいした坂ではありませんが、標高が高いので行動はゆっくりと。一応エレベーターもあります。

ゆっくりと上がって行きます。

いちばん上の展望台まで上がってきました。
手前に見えるドームのある建物は、標高3,100mのホテル「3100クルムホテルゴルナーグラート」です。

3100 Kulmhotel Gornergrat ホテル

真ん中の尖った山は、ヴァイスホルン(4,506m)でマッターホルンよりも28m高い。

でもやっぱりマッターホルンが目立つ。

高ければ良いというものでもないのですね。

マッターホルン(4,478m)ばかりに目が行きがちですが、写真左側がモンテローザでヨーロッパで2番目、スイスでは最高峰です。ただ、モンテローザは単独の峰ではなく複数の峰からなる山群の名称です。最高点はイタリア側にある2.デュフール峰(4,634m)です。1は副峰のノルテント(4,609ｍ)
3の山はリスカム(4,527m)、2つのコブのように見えるのは4.キャスター(4,228m)と5.ポラックス(4,092m)です。
右側の6～9がブライトホルンですが4つの峰があります。6.ロッチャ・ネーラ(4,075ｍ)、7.ブライトホルン東峰(4,139ｍ)、8.ブライトホルン中央峰(4,156ｍ)、9.ブライトホルン主峰(4,164ｍ)です。
10はクライン・マッターホルン(3,883ｍ)で、今日の午後に行くマッターホルングレーシャーパラダイス展望台があるところです。

中央に見えているのはグレンツ氷河。

山と駅と電車が入るこの画角がいちばん定番かな。
でもこのポイント探すの大変でした。
何の変哲もない通路から無理矢理手を伸ばしてカメラを突き出して取らないといけない。

旅行記の表紙用に横向きも。

駅前広場からだとちょうど電車の線路のカーブしている部分も入るので、電車が来るタイミングで撮影できればベストかも。

さぁ、そろそろ山を下りて次のマッターホルングレーシャーパラダイス展望台を目指します。
10:19の電車に乗るので、ここには約1時間20分滞在したことになります。

電車で2駅目のリッフェルベルク駅(2,582m)で降りてフーリまでショートカットしていきます。

<上記画像の出典：「matterhornparadise」サイトより(掲載許可承諾済)>
このショートカットルートが、Peak 2 Peakチケットの正規ルートなので、間違ってツェルマットの街まで下りてしまわないようにしてください。

★2023年5月6日追記
リッフェルベルクからフーリまでのゴンドラは、2023年5/2～6/30および8/21～10/31の期間は、メンテナンスで運行停止となります。Peak 2 Peakチケットは、7/1～8/20の間しか販売されませんのでご注意ください。

駅前にあるゴンドラで一旦フーリ(1,867m)まで下りていきます。

下りのゴンドラなのでスキー客はいません。

マッターホルンを左手に見ながら下っていきます。

反対側のツェルマットの街方面。

8分間で715mを一気に下ります。

フーリに着く少し手前に別の駅で一旦停車しますが間違って降りないように。私たちは間違って降りてしまいました。慌てて次のゴンドラに乗ってフーリへ。

フーリ(1,867m)に着きました。時刻は11時少し前。
少し早いですがここでお昼にしましょう。
駅の中にレストランはありませんが、駅周辺には何軒かレストランがあります。
OPENの標識を確認してレストランに向かいます。途中雪の坂道があり行くのがちょっと大変でしたが到着。しかし、この時間帯はドリンクのみで食事の提供はまだ。
大変な思いをしてここまで来たのに。。。
仕方がないので先に進みます。

5日目後編につづく