小樽街歩き【北海道（小樽市総合博物館・Otaru Museum）編】その-2

2022/06/22 - 2022/06/22

小樽の旧手宮線跡を歩いて，小樽総合博物館へ到着．小樽総合博物館は，本館と運河館に分かれていて，本館は旧手宮駅の構内を利用した博物館で，日本最古と言われる鉄道車両を始めとする各種鉄道車両や鉄道関連の資料を展示しています．運河館は，旧小樽倉庫を利用した博物館で，小樽の生活や文化，歴史についての展示が中心になっています．共通券で両館とも入館でき，入館料は500円とかなりリーゾナブルな料金でした．本館の鉄道・科学・歴史館に展示されている車輌は50両だそうで，敷地面積もかなり広いです．見て回るにはそれなりの時間が必要ですが，鉄道好きの方にはたまらない施設だと思います．ここだけ入館する場合には入館料は400円になっていました．運河館は小樽運河に面した場所にあり，小樽駅からも近いので，時間が無ければここだけを見学しても良いと思います．運河館単独の入館料は300円になっていました．運河館の隣には小樽運河プラザというお土産売り場兼インフォメーションセンターがあり，ここで観光パンフレットなどを入手することが出来ました．その後は，小樽駅の近くにある龍宮神社へ．ここは江戸末期から明治にかけて，北海道に渡ってきた人達が建立した神社で，元はアイヌ民族が祭礼で使っていた場所のようです．この神社が有名なのは，明治初期に榎本武揚が社を建立したことで，最初は竜宮と書いていたようですが，その後龍宮に変わったそうです．小樽の観光地の中でも観光客数は少ない場所ですが，境内には榎本武揚の銅像も建っていて，幕末の歴史が好きな方には訪れる価値のある場所だと思います．一日だけの小樽街歩きでしたが，結構濃密な時間を過ごすことが出来たと思います．小樽からは夕方の電車で札幌へ向かい，その後特急電車に乗り換えて釧路に向かいました．

エリア 小樽(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 交通手段: 徒歩

旧手宮線の線路跡を歩いて小樽市総合博物館本館へ．規模の割には随分小さな入り口だなと思っていたら，こちらは裏側の入り口で，正面の入り口は立派な建物でした．

裏口は，係員も一人だけでした．

中に入ると，小樽市総合博物館の案内図．

旧手宮駅があった場所のようです．

敷地はかなり広く，ずっと奥の方まで続いていました．

早速転車台が見えました．

蒸気機関車が展示されていました．C12というのは戦前に造られた小型の蒸気機関車だそうです．

その他にも，北海道各地で使われていた特急電車などが展示されていました．

小樽市総合博物館 美術館・博物館

内部を撮影してみました．対面の4人掛けです．昔は特急電車でも対面式だったのでしょうか？

更に線路に沿って進みます．

ここには転車台と機関車庫があります．

機関車庫内に保存されている電車．

こちらは第1号除雪車という，初期の除雪車だそうです．

こちらは大勝号という，明治28年に製造された日本で，2番目に古い蒸気機関車だそうです．

その後車庫の奥にある蒸気機関車資料館へ行きました．

ここには各種鉄道のパーツが展示されていました．

おなじみのD51蒸気機関車のミニチュアも展示されていました．実際に動かせるようでした．

こちらが，本館の正門入り口．裏門と比べるととても立派です．普通はここから入場するようです．

本館に入ると直ぐに，しずか号という蒸気機関車が展示されています．北海道に最初に導入された蒸気機関車は義経号と弁慶号で，その跡に輸入された蒸気機関車がしずか号だそうです．

内部はこんな感じでした．

歴代の制服も展示されていました．

ゴールデンカムイの色紙．今回の北海道旅行では，あちこちでこの色紙を見る機会がありました．

北海道の鉄道工事の様子をジオラマにしたものが展示されていました．

幌内炭鉱と小樽を結ぶ路線工事は大変な難工事だったようで，完成したときには町中の人がバンザイを叫んだそうです．

かつて北海道各地に施設された鉄道路線図．これを見ると官営，民営を含めてスゴイ数の鉄道路線が施設されていたことが分かります．

本館の屋上から外を眺めてみました．ここにも沢山の車輌が展示されていました．

本館を見学後，外にあるカフェで一服．鉄道車両を利用したカフェで，ハルのち晴れという名前でした．

ハルのち晴れ。 グルメ・レストラン

帰りは小樽運河沿いを歩いて運河館に向かいます．

小樽運河 名所・史跡

斎藤吉郎作の銅像．

運河の倉庫を利用したカフェ．

旧大家倉庫

運河館に到着．

運河館全景の模型．

内部の展示は，漁具や生活用具が主体でした．

中庭．

文公の剥製．消防犬として活躍したそうです．

小樽市総合博物館運河館(旧小樽倉庫) 美術館・博物館

縄文時代の生活を表したジオラマもありました．

発掘された縄文土器の数々．

運河館を後に，隣にある小樽運河プラザへ．

各種資料があり，便利です．

最後に龍宮神社へ．この階段を上がったところです．

小樽の他の観光スポットと比べると，訪れる人は僅かでした．

榎本武揚の銅像．小樽駅からは徒歩5分程度の距離なので，最後にここを見学して，小樽駅に向かいました．つづく．

龍宮神社 寺・神社・教会