猫探し【ルワンダ（キガリ街歩き・Kigali city）-2】

2019/12/31 - 2020/01/06

ルワンダ，キガリ市街歩きその２です．中央アフリカは「来てみたかった」という以外に特に目的もなかったので，基本的には街中をブラブラすることが多かったのですが，キガリ市自体が「起伏」が多くて歩くのが大変なこと，所謂「観光」に適する場所が少ないこと等があって，街歩きも2日目くらいで疲れが出てしまい，その後暫くはホテルでのんびりしていました．そのため，今回は，キミロンコ市場以外で訪れた数少ないキガリ市内の場所を紹介します．私自身がどの国に行く場合も殆ど下調べをせず，行き当たりばったりで行くので，帰国してから「エッ，こんな場所もあったのなら行けば良かった・・・」と後悔することも多いのですが，ことキガリに関しては，「行けば良かった」と後悔するような場所は少ないと思います．キガリに到着した翌日訪れたキミロンコ市場は，たまたまGマップを見ていたら，比較的近くに「市場」とあったので，行ってみただけで，最初から「ここに行こう」として行った訳ではありませんでした．2日目のキガリはホテルの売店で売っていた地図を買い，せっかくなので「キガリ市内でどこか良い観光地は？」と聞いたら，教えてくれたのが「虐殺記念館」．勿論その存在は知っていましたが，虐殺記念館に行くのは余りにも気が重く，ホテルのフロントに行って観光地を聞いたら，やはり「虐殺記念館」．ホテルのガードマンの方に聞いても同じ場所でした．で，思い切ってここに行ってみることにしましたが，予想した通り重い気分で，記念館を出たときにはドット疲れが出てしまいました．日本ならこういう負の遺産は余り勧めないような気がするので，この当りは国民性の違いなのかも知れませんが，虐殺記念館を訪れている現地の方々の多くが涙を流しながら見ていたのがとても印象的でした．

エリア キガリ(ルワンダ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩 バイク

ルワンダへはカタール航空で．ドーハ乗り換えになります．羽田～ドーハはエアバスA350-1000でした．エコノミーでもシートTVは10インチくらい．

所要時間は確か12時間くらい．食事は2回でました．こちらは最初に出た夕食で，お魚の和食．飲み物はスパークリングワインもありました

こちらが到着前に出た朝食．焼きそばです．

ドーハで乗り換え．乗り換え時間は2時間くらいで忙しかったです．

ドーハ～キガリはボーイング787-8で，途中エンテベに寄ってからキガリに行くので，7時間くらいかかったと思います．食事はスクランブルエッグ．

到着前に軽食が出ました．ワインは美味しかったです

キガリ空港に到着

街歩き2日目
　前日のキミロンコ市場巡りで，「ルワンダではビールを注文すると最初から2本持って来る」ということが判ったので，特に驚きはしませんでしたが，虐殺記念館に行く前にこちらもホテルの方に教えて貰ったお勧めのレストランへ．ルワンダはハイネケンなどのヨーロッパのビールのライセンス生産が殆どですが，ここではルワンダの「地ビール」があるというので，早速注文．とても濃厚なビールでした．

こちらは付け合わせのトマト，タマネギ，調理用バナナ．大抵どこのレストランでもありました．

メインディッシュはこの「山羊の炭火焼き」．部位は太股とのことでした．山羊は余り食べたことがなかったので，「食べる部位あるの？」と思っていたのですが，実際には食べきれないくらいあり，しかも凄く美味なので，ビックリしました．

その後虐殺記念館へ．

こちらは入場無料ですが，建物の中の写真を撮影する場合は有料となります．ただ，入口にドネーションボックスが置いてあったので，そちらに寄附をしました．

現在では平和教育にも力を入れています．

こちらが記念館の入口．最初に10分くらいのビデオを見てから見学になります．展示物は写真が多いですが，一部実際に虐殺で使われた斧や棍棒などの展示物がありました．写真は悲惨なものが多いですが，一番胸を打たれたのは，殺された子供達の生前の写真を展示してある部屋で，一人一人に氏名，年齢，いつどうやって虐殺されたかの説明文が付いていました．微笑んでいる子供の写真を見るのは辛かったです．

記念館の裏側にある十字架．訪問者により花が手向けてありました

記念館の裏庭．この辺りでも実際に虐殺が行われたのだそうです

現在では平和教育のための施設を拡張中でした

記念館を後に，重い気分を吹っ切るために，少し街中を歩いてみることにしました

こちらはキガリ市内にいくつかあるお洒落なショッピングモールの一つである，キガリ・シティー・モール．モールの敷地内にはスーパー，カフェ，ブティック，お土産屋などがありました．ただ，他の場所もそうでしたが，スーパーは日本の地方都市にもあるくらいの規模で，売っている物の多くが国外からの輸入品です．国産品はコーヒー，紅茶，ハチミツくらいだったので，これらをお土産に購入しました．

モール内で見かけた自動洗濯機．誰が使うのかな・・・？

モール内のカフェ．Camellia Tea Houseという名前でした．窓際の席は眺めが良かったのでお勧めです．

St Famille Church．Gマップを見ていて見つけました．ここも虐殺が起こった教会だそうです

この辺りで雨が降ってきて街歩きも大変でした（傘を持っていなかった）．道路にあった自動取り締まり機？

徒歩でCaplaki Craft Villageへ向かいました．結構距離があって大変でした

こちらはルワンダの民芸品を売っているお店です．小さなお店が沢山あり，だいたい同じような物を売っていました．Villageの中はこんな感じ．駐車場の回りはたぶん「一等地」で，一番お客様が多いところです

多くはこちらに値段を付けさせる商売のやり方で，値段交渉が面倒ですが，写真のお店は，「うちは定価です．値引きはしません」とのことでしたので，ここで購入することにしました．キミロンコ市場でも「定価」のお店があったので，これもルワンダの特徴なんでしょうね．「写真アップしても良いですか？」とお伺いしたところ，「是非」と言われたので，紹介しておきます．お店は駐車場の回りの一等地ではなく，坂を上がった一番奥の方にあり，立地条件が良くない所で頑張っていらっしゃいました．

この辺りからまた雨が強くなってきて，バイク・タクシーにも乗れそうになかったので，４Bloomsという近くにあったカフェで雨宿りをしました．隣がガソリンスタンドだったので，雨が上がれば直ぐにバイクタクシーに乗れるだろうと思い，ここに入りました

お昼の山羊が早かったので，美味しそうな「ルワンダバーガー？」を注文してみました．値段は400円くらい．日本と余り変わりません．ルワンダの物価を考えると結構な高級品です．1時間ほどして雨が上がったので，バイク・タクシーに乗ってホテルに戻りました

　夜，Hotel des Mille Collinesへ．実は，昼にKigali City Mallでお土産のコーヒーを買ってからブラブラしていたら，このホテルを見つけました．何となく聞いたことのある名前だったので，その場でググったところ，「ホテル・ミル・コリンズ」，あの「ホテル・ルワンダ」の舞台となったホテルだと言うことに気がつきました．フランス語だと「ミル・コリーヌ」のように発音するようです．映画自体は大学時代の学祭で見た記憶があり，懐かしかったので，行ってみることにしました

ホテルのフロントでお伺いしたところ，「夜にダンスショーがあるから来たら」と言われたので，夜訪れることに決めました．ホテルのフロントにはルワンダのお土産の入れ子の籠が飾ってありました

こちらがホテルの建物で，その中庭でショーをやっていました．後で知りましたが，ホテル・ルワンダの映画自体は南アで撮影されたのだそうです

ビールとピーナツを注文し，

おつまみはヘルシーにアボカド・サラダ．ブランチのルワンダ・バーガーがチョット重かったです

ショーの方は，アフリカの民族楽器と，

ダンスを楽しみました．とても良かったです．年中やっているのかどうかは判りませんが，機会があれば是非行ってみて下さい

最後はお客様も交えてダンスを楽しみ，キガリでの一日が過ぎました．翌日はほぼ一日中ホテル内で休養し，その後，キガリの郊外に行ってみることにしました．つづく．