ドイツ旅行(13)　ハイデルベルクとシュパイヤー大聖堂

2022/09/26 - 2022/09/26

シュトゥットガルトからフランクフルトへ行く途中、ハイデルベルクとシュパイヤー大聖堂に立ち寄りました。

古城街道としてよく紹介されるハイデルベルクは、ハイデルベルク城が有名。
城内はともかく、風光明媚な橋とのショットは見ておきたい！という思いで立ち寄りました。
旧市街も広くないですが観光エリアはさらに狭く、城内を見ないなら数時間の立ち寄りでOKです。

シュパイヤー大聖堂は世界遺産に登録されています。
1030年頃から1124年の建築で、「カノッサの屈辱」のハインリヒ4世が改築、その後も何度か修復されていますが、ドイツ・ロマネスク様式が維持されています。
第二次世界大戦後の修復では創建当時の姿が再現されました。
本当はシュパイヤーは行く予定がありませんでしたが、ハイデルベルクで雨が降ってしまい急遽ねじ込んだ感じです・・・。

エリア ハイデルベルク(ドイツ)

• 旅行の満足度: 3.5

13:25
ハイデルベルク中央駅です。
シュトゥットガルトからの列車の到着がすでに40分ほど遅れ、だいぶ観光時間が削られています・・・。

ここは宿泊しないので、中央駅に荷物を置いて散策することにします。

が！
なんとロッカー全部故障中！！

駅のインフォに聞くも利用できるロッカーはないとのこと。

こんなこともあるんですね・・・。

駅前にツーリストインフォがあったので聞いてみましたが、やはりロッカーはないとのことでした・・・。

とりあえず駅前からトラムで旧市街へ向かいます。
詳細不明なのですが、シュトゥットガルトからハイデルベルクの鉄道切符にハイデルベルク市内交通1回分が含まれているのを買っていたらしく、今回は支払なしでした。

テオドール・ホイス橋に着きました。

橋から見るネッカー川の景色。

旧市街の対岸は高級住宅街といった装い。

アルテ橋（カール・テオドール橋）も良く見えます。

ハイデルベルク城です。

高級住宅街っぽいエリアを歩いていきます。
街路樹を切った跡に木彫りの熊を飾るとか、こういうところ本当におしゃれ！

しばらく歩いて橋の近くに到着。
アルテ橋越しのハイデルベルク城を激写。

カール テオドール橋 建造物

川沿いには、愛を誓って南京錠をかける用のモニュメントHeidelberger Liebessteinがありました。

先に言ってしまうとハイデルベルク城には入らないので、対岸からの眺めを堪能しました。

アルテ橋を渡ります。

橋門がみえてきました。
かなり独特な見た目。

橋門 建造物

門を橋の反対側から見たところ。
表裏同じようなデザインでした。

門をくぐると、いかにも旧市街といった狭い路地が続いていました。

門の近くにあるカフェ・コンディトライ・クネーゼルでは→

「学生のキス」というチョコレートが有名です。
6個入りで13.9ユーロもします・・・。
2019年では10.65ユーロだったというブログもあったので、ずいぶんインフレがすごそうです。

味は悪くないと思いますが、かわいいお土産品と割り切った方がよいでしょう。

クネーゼル 専門店

15:02
聖霊教会に少し立寄り。

聖霊教会 寺院・教会

重厚感ある内部。
14世紀頃建設ですが、その後何度も修復されています。

とにかく大きい教会で写真撮るのが大変！

教会の裏はマルクト広場になっています。
奥に見える大きな建物は市庁舎。

マルクト広場 (ハイデルベルク) 広場・公園

市庁舎の横にも広場がありました。
コルンマルクトというようです。

コルンマルクト広場 広場・公園

さらに進むとカールスプラッツという広場があります。
ここからハイデルベルク城がよく見えます。

ちょっと天気がアレですが・・・。

広場には不思議モニュメントがあります。
Sebastian-Münster-Brunnenといって、16世紀の宇宙学者ゼバスティアン・ミュンスターを記念したものです。

この方は分度器を持ち出してモニュメントの計測・・・？

雨が降り出してきてハイデルベルク城へ行くのは中止。
駅に戻ります。

15:26 Rathaus/Bergbahn (Kornmarkt) → 15:34 Seegarten
EUR 2.80

あまり旅行記では積極的に書いていませんが、途中スーパーに立ち寄ったりして駅に向かいました。

この日はフランクフルトに行くのですが、ちょっとまだ時間があるのでシュパイヤーに行くことにしました。
シュパイヤーは大聖堂が観光の目玉で、室内なので雨でも大丈夫なはずとの目論見です。

鉄道
16:13 Heidelberg Hbf→16:56 Speyer Hbf
EUR 11.80

シュパイヤー中央駅から大聖堂へは歩いても20分くらいで行けますが、荷物があるのでバスにしました。

シュパイヤー大聖堂はDom/StadthausまたはDomplatzが最寄りなので、この565番か→

568, 564でも行けます。
3系統合わせれば1時間に5本くらいありそうです。

DBアプリで鉄道からバスも含めて買えて、料金も変わらないようです。

バス
17:08 Speyer, Bahnhofsvorplatz→17:19 Dom/Stadthaus

車窓から旧門が見えました。

バスは旧門をくぐり、マキシミリアン通りを進みます。
マキシミリアン通りは結構かわいい感じ。

今回はDom/Stadthausで下車しました。
もう大聖堂が見えています。

シュパイヤー大聖堂に到着しました。
第二次世界大戦後、創建当初の形を復元したそうです。

シュパイヤー大聖堂 寺院・教会

入口前には聖水盤があります。
世俗との境界とされており、司教は聖水を市民にまいて祝福するんだとか。

入口の扉の上側には「UT UNUM SINT」＝全員が一つになる、と書かれています。

教会内に入ったところに、各言語のパンフレットがありました。
日本語もあります。

身廊を進んでいきます。

天井は曲面になっています。

左右にマリアの一生を描いた絵が並んでいます。

床には「O CLEMENS」と書かれています。
祭壇に近づくにつれ、「O PIA」「O DULCIS」「VIRGO MARIA」と書かれています。
グレゴリオ聖歌Salve Reginaの一節で、「おーおおー 優しい、おーおおおお 恵み深い、おーおおおーお 甘美なる、乙女マリーアー」と歌っています。
ご存じの方は心で歌いながら主祭壇に歩いて行くのもいいかも。

（注）「おーおおー」とかはメロディです。

主祭壇までやってきました。

なんと左に「Salve Regina」と書かれた台の上に聖母子像があります。
歌のタイトルまででてきて、ちょっとびっくり。

地下はかなり広い空間になっていました。

クリプタ
EUR 3.80

クリプタは大聖堂の最古の部分。
洗礼盤や祭壇がありました。

主祭壇と反対側。
獅子に挟まれた扉の奥は墓所になっています。

二手に分かれていますが、どちらから入っても同じです。

歴代皇帝や王の墓がありました。

二段の礼拝堂です。
上下階構造になっていて、吹き抜けから下が見えます。

下をのぞくと洗礼盤が見えました。

上の階には、聖遺物などが展示されていました。

下の階からも見学できます。
洗礼盤が円錐形とは思いませんでした。

18時を過ぎいよいよ見学者も減ってきたのでそろそろ出ることにします。

建物の外にはオリーブ山を模したオブジェがありました。

大聖堂入口付近に塔への入口がありました。
チケットはインフォに行けということですが→

時間が遅すぎてクローズでした・・・。

仕方ないので塔はあきらめて駅に戻ります。
帰りは歩いてみることにしました。

シュパイヤー中央駅からは、マンハイム乗換です。

鉄道
19:25 Speyer Hbf→19:53 Mannheim Hbf

マンハイムからはフランクフルト中央駅に直通ですが、途中のフランクフルト空港駅でスイッチバックします。
空港駅で遅延しましたが、5分遅れくらいで済みました。

鉄道
20:05 Mannheim Hbf→20:57(時刻表20:52) Frankfurt (Main) Hbf
EUR 30.90（Speyerからの料金）

久々の大都市の駅でちょっと緊張・・・！？
翌日はドイツ周遊旅行の最後、ライン川に向かいます。