デンマーク旅行(1)　首都コペンハーゲンお散歩

2022/08/23 - 2022/08/23

コペンハーゲン市内をお散歩します。今回は11時過ぎスタート19時前終了でしたが、軽くチラ見程度とはいえ結構いろいろ見て回れました。

以下反省点・注意点とか。
・アメリエンボー城の衛兵交代は正直カットしてもOKだと思う。
・クリスチャンスボー城の塔は並ぶので時間の余裕が必要。こだわらないなら他の塔（救世主教会やラウンドタワーなど）で代替も一案。
・クリスチャニアは朝のウォーキングツアーがよさそう。
・クリスチャンハウンの救世主教会は時間限定、塔は事前予約制（2022年）。クリスチャニアを11時ちょっと前に出られればちょうどよい。
・チボリ公園でアトラクションにいくつも乗りたい場合は別日がおすすめ。

☆

お金ですが、デンマーク・クローネの現金は、クリスチャニア内部で買い物をする場合を除き、必要ありません。デンマークはチップ文化もないし、むしろ現金受け付けないところもあり。
クレカはVISAタッチかMastercardコンタクトレスがおすすめ。カードを差し込んでPIN入れて・・・という旧式クレカすら受け付けないお店もあります。
もし現金が必要になってもクレカで少額キャッシングすればOK、くらいの気持ちで問題ないと思います。

☆

今回はコペンハーゲンカード（48時間88ユーロ）を利用しましたが、得なのか損なのかレッツ計算。
※鉄道は買うタイミングによって料金が変わるので目安です。
※DKK 1=EUR 0.1345（2022/8/23のレート）で計算

1日目　DKK 537.5≒EUR 72.29
地下鉄（空港→コンゲンス・ニュートーゥ）DKK 23
水上バス（北税関→ニューハウン）DKK16.50
ギネス・ワールド・オブ・レコーズ博物館 DKK 135
ラウンド・タワー DKK 40
クリスチャンスボー城（全箇所・オフシーズン）DKK 160
チボリ公園 DKK 145
地下鉄（Enghave Plads→コンゲンス・ニュートーゥ）DKK 18

2日目　DKK 536.3≒EUR 72.13
鉄道（コンゲンス・ニュートーゥ→ヘルシンオア）DKK 56.40
クロンボー城 DKK 125
鉄道（ヘルシンオア→ロスキレ） DKK 50.40
ロスキレ大聖堂 DKK 60
ヴァイキング船博物館 DKK 160（夏季）
バス（博物館→ロスキレ駅）DKK 16.50
鉄道（ヘルシンオア→コペンハーゲン中央駅） DKK 40.40
バス（コペンハーゲン中央駅→ヴェアネダムスヴァイ）DKK 13.20
地下鉄（コペンハーゲン中央駅→コンゲンス・ニュートーゥ）DKK 14.40

3日目　DKK 14.40≒EUR 1.94
地下鉄（コンゲンス・ニュートーゥ→コペンハーゲン中央駅）DKK 14.40

合計およそEUR146.36。

結論、だいぶ得でした。この旅行記の部分だけで8割くらいもとをとっています。

乗換検索
https://www.rejseplanen.dk/webapp/index.html?language=en_EN

エリア コペンハーゲン(デンマーク)

• 旅行の満足度: 4.5

10時前にコペンハーゲン空港に到着。入国審査を経て市内に向かいます。

今回はコンゲンス・ニュートーゥ駅近くのホテルにしてみました。空港から地下鉄2号線で一本、その他地下鉄1,3,4号線が乗り入れるコペンハーゲンの観光の中心地です。

デンマーク国鉄のコペンハーゲン中央駅は観光の中心地ではないところがミソですね。

今回のデンマーク旅行では、コペンハーゲンの乗り物や観光地の入場料が無料になるコペンハーゲンカードを利用しました。スマホのアプリから購入、48時間88ユーロ。なぜかユーロ建てでした。入場や検札時に画面をスキャンしてもらえばOKで非常に簡単。クロンボー城やロスキレも範囲内なので、まとめてあちこち行く人にはよさそう。

地下鉄
空港→コンゲンス・ニュートーゥ
コペンハーゲンカード利用（通常DKK 23）

10:50
今回はwake upというホテルです。

まだチェックイン時間ではないということで荷物を預かってもらいますが、ホテルのフロントでは預かってもらえずコインロッカーに入れる方式。

デンマーク旅行ではチップなしのため現金が必要な場面がほぼなく、両替をする人はほとんどいないのではないかと思いますが、そんな人でもフロントでクレカでロッカー代を払えばコインに変えてくれます。

料金は20クローネでした。ちなみにクローネは単数、複数形はクローナー。ノルウェーも同じです。スウェーデンとアイスランドはクローナが単数とややこしい感じ。
わかりにくいので旅行記中ではクローネで統一しています。

このロッカーもキャッシュレスにしてしまえばいいのに・・・。

11:22
荷物を置いて、若干遅い時間ですが街歩きスタートです。まずは歩いて10分もかからないところにあるフレデリクス教会へ。


フレデリクス教会
教会無料

中に入ってみました。大理石でできているようです。

祭壇はかなり美しいです。

天井のドームもとても美しいです。

天井には12使徒が描かれていました。

隣のアメリエンボー宮殿にやってきました。
4つの建物が広場を取り囲むように建っています。

超絶逆光ですが、広場の中心にはデンマーク＝ノルウェーの王フレデリク5世像があります。

それぞれの建物前には衛兵がいます。
交代しに来た衛兵の身だしなみを整えてあげているほっこりする場面も。

11:53
いつの間にか人だかりが。12時からの衛兵交代を待つ人たちです。

ちなみにこのころまだ日本では入国時に陰性証明が必要でした（末期でしたが）。世界は広いですね・・・。

11:58
衛兵来ました！
最前列はとれず、うまく撮るのはちょっと厳しい・・・。警備の方が目立ってるし。

午前の衛兵の前にやってきて→

交代！まあ、それだけっちゃそれだけです・・・。

隣のアマリエハウン公園にはちょっとした噴水があって涼やか。
実際は、8月下旬だというのに日なたはかなり暑かったです。

12:14
この先は運河になっていて、向かいにはオペラハウスがあります。

運河沿いを北に歩いていきます。暑いけど晴れていて気持ちいい！

軍艦かな？手前にはカヌーする2人組も。

王立石膏模型コレクション（ロイヤル・キャスト・コレクション）の前にはダビデ像が！

もちろん偽物です。本物はフィレンツェにあります。
↓「お待ちかねのダヴィデ像」で検索
https://4travel.jp/travelogue/11234526

この博物館ではオリジナルから直接型を取って造った模型が展示されているんだとか。

さらに歩くと英国国教会が。

St Alban's Church
参拝自由

中に入れましたが、ちょっと混んでいました。

祭壇のステンドグラス。美しいです。

側面にもステンドグラスが。

この教会はゲフィオンの噴水の隣にあります。

ゲフィオンの噴水の奥はカステレット要塞です。五稜郭みたいな星形の要塞ですが、上から見る場所もなく散歩しても形はわかりません。
一応これは星の角の一つです。

そのまま遊歩道を進むとヴィクトリア像が見えてきます。

Ivar Huitfeldt Column @ Langelinie Park
見学自由

12:44
さらに歩くと人だかりが。ああ、あったあった！

人魚像！

よくがっかり観光名所の一つに挙げられていますが、期待値が低かったせいか足元が尾びれみたいになっているのに気づいてむしろ感動すらしました。

強いて言えば逆光だったのががっかりかも。正面は南東向きになるので、午後来るのがよさそう。13時ごろはこのように微妙でした。

12:59

人魚の写真をさっさと済ませて戻ったらちょうど船がいる！出航1分前ギリギリでしたが乗せてもらえました。

水上バス（Havnebus）
13:00 北税関 (Nordre Toldbod (コペンハーゲン港 Københavns Havn))→13:11 ニューハウン（Nyhavn）
コペンハーゲンカード利用（通常 DKK16.50）

こうしてみると運河は意外に広そうです。

デンマーク王立劇場。ガラス張りでおしゃれ。

ニューハウンで下船。短い間でしたがクルーズ楽しめました。

下りると、コペンハーゲンでおそらく一番有名なニューハウンが目の前に！

よくパンフなどで見るニューハウンは写真右手の通り沿いです。

これこれ！

某歩き方にはアンデルセンが住んだ家がニューハウンにあるとのことでしたが、西岸にありました。

プレートがあるのですが、ちょっと見つけにくいかも。
「ハンス・クリスチャン・アンデルセンは、1835年5月に最初の小説が出版されたときここに住んでいました」

ニューハウンはコンゲンス・ニュートーゥという広場に面しています。ホテルのところでも触れましたが、地下鉄全線が乗り入れる超絶立地。

中央にクリスチャン5世の像があります。

広場にはシャーロッテンボー宮殿や→

旧王立劇場があります。
さっきのガラス張りのとは見た目がさすがにずいぶん違います。

13:52
暑くて仕方ないのでアイス休憩・・・。

美味！高めだけどこれはあり！

Nordic Homemade Ice Cream
2スクープ（ストラッチャテッラ・レモン） DKK55

14:00
そのすぐ近くにギネス世界記録に関する博物館があります。

ギネス・ワールド・オブ・レコーズ博物館
コペンハーゲンカード利用（通常DKK 135）

最高身長の人とか→

30秒で94匹のミミズを食べた人とか→

自転車18台、ショッピング・カート15台、セスナ-150型1機など、金属を大量に食べていたMonsieur Mangetout（ミスター完食）とかのイロモノ系が目立ちます。

それに引き換えジャパンときたらほのぼの集合写真。

マイケルジャクソンやハリーポッターなど真面目そうなものや、体験コーナーもあってそれなりに時間がかかりました。

アロンアルファもギネス記録なのですが掲載なしでした。

ギネス博物館の前の道がストロイエというショッピングストリート。
この噴水のあるアマートーゥ広場まで来たら曲がり→

14:36
やがて見えてくるのがラウンド・タワーです。もとは天体観測所だったそうです。

大き目のらせんをぐるぐる上って展望台に行きます。
値上げした形跡がありますね・・・。

ラウンド・タワー
コペンハーゲンカード利用（通常DKK 40）

展望台まではらせん「階段」ではなく「坂」。
緩やかに見えますが、何周もするとそれなりです。
ピョートル大帝が馬で、エカチェリーナが馬車で駆け上がったというのも頷けます。

最後は信号待ち！ピョートルの時代はここで下車して歩いたのかな。

展望台に到着です。ガラスではなく柵方式なのは撮影にはうれしいポイント。

いい眺め！
南東方向を向いています。大きく見える塔はニコライ教会、そのすぐ横にコロネ状に巻いている茶色っぽく見える塔はクリスチャンハウンにある救世主教会。

南西方向。手前のドームのある教会は聖母教会です。チボリ公園もこの方角ですが手前にガラス張りのビルがあって見えないっぽいです。

北方向（やや東寄り）。左手前の塔っぽいのがローゼンボー城、その奥のドームは天文台です。

北東。カステレット要塞の方角ですが、ラウンド・タワー併設の教会の塔が目立ちます。右端のドームは大理石が美しかったフレデリクス教会。
要塞も人魚像も見えません。

隣のトリニティ教会にも立ち寄り。
入口に手指消毒がありました。センサーで出てくる方式はいいですね。

シンプルな教会。

運河を渡ってクリスチャンスボー城に向かいます。

15:19
これがクリスチャンスボー城。逆光＆巨大で撮影は困難です・・・。

建物前には19世紀のデンマーク国王フレデリク7世像があります。

15:24
中庭から、城内と地下城跡に入る入口がそれぞれあります。
今回はロイヤル・レセプション・ルームと地下城跡に行きます。タワーは並んでいたのとさっきラウンドタワーに行ったので今回はパスします。

まずは城内部のロイヤル・レセプション・ルームへ入ってみます。

クリスチャンスボー城
コペンハーゲンカード利用。通常時(2022年)は↓
Combination Ticket DKK 160（オフシーズン）
ロイヤル・レセプション・ルーム DKK 95(オフシーズン)靴カバー無料
ロイヤル・キッチン DKK 60
地下城跡 DKK 75（ピークシーズン）
Royal Stables DKK 60
タワー　無料

靴にカバーをかけて、女王の階段を上がって→

最初にでてくるのは、壁にあるアレクサンダー大王のレリーフが名前の由来のアレクサンダー・ホール。

女王の図書室も豪華。

ダイニング・ホールも豪華。

大ホール！シャンデリアはヴェネツィアン・グラスなんだとか。

絵は不思議なテイスト。

ヴェルヴェット・ルームは、玉座の間が建設中代用されていたようです。

玉座の間はこちら。

玉座。

天井画はデンマーク国旗がテーマの絵らしいです。

最後はタワールーム。大きなタペストリーが飾ってあったり、ピアノが置いてありました。

王の階段を下っておしまいです。

16:10
次は地下城跡に行ってみます。

ただ城跡を見せるだけではつまらないからか、ヨーロッパに伝わる妖怪をあちこちに並べていました。

妖怪制作の様子も紹介されていました。

いろいろ妖怪がいましたが、個人的に好きなのはこれかな。WhatsAppのスタンプにあったら買っちゃいそう！
ちなみにブレムミュアエ（Blemmyes）という首無し人間の妖怪です。

16:40
街歩きを続けます。旧証券取引所です。

16:55
15分ちょっと歩いてクリスチャンハウンにやってきました。さっきラウンドタワーから見えた救世主教会です。

ところが教会内部はすでにクローズ！
かなり時間が限られているのでタイミングが難しそう。

タワーも上れるのですが、QRコードによる要予約。

17:01
救世主教会の近くにクリスチャニアという変わった地区があります。

ヒッピーを中心とした自治コミュニティで、住人は自由と愛を謳う独自の規則に従って生活しているそうです。犬をつないではいけないとか、自動車禁止（自転車OK）とか。

こちらがメインエントランス。ちなみに後ろは「You are now entering the EU」と書かれています。

地区の内部は大麻販売地域を中心に撮影禁止。走るのも禁止です。一方、強くないドラッグはOKという不思議な状態です。ハードドラッグはここでもアングラのようです。

正面の赤いビルに黄色の丸が3つ並んでいますが、この地区の「国旗」のデザインです。
地区内の通貨はデンマーク・クローネ。屋台スタンドなどの物価も町中とあまり変わらず、日本と比べるとかなり高額でした。

深入りして独特なオイニーがつく前にそそくさと後にしました。

17:22
「EU」に戻り、運河沿いへ。
王立図書館、通称ブラック・ダイヤモンドが見えてきました。

日光浴なのか運河浴なのか、楽しんでいる方が多かったです。水温低いんじゃないかと思いますが、泳いでいる人もいますね。
トップレスの女性もいて、EUも十分自由なのではないかと思いました。

そういえば、コペンハーゲンでは自転車専用レーンがあちこちの道にありました。歩行者をよけようとしてうっかりここを歩いたりしてしまいそうですが、自転車の方がびっくりしてしまうのでやめませう。

17:43
コペンハーゲン市庁舎まで歩いてきました。

市庁舎前広場は残念ながらフェンスに囲まれていて工事中。

アンデルセンの像は市庁舎前の大通り沿いにあります。
何を見ている像なのかと思ったら→

チボリ公園併設の建物でした。

次はチボリ公園に向かいますが、入口はVesterbrogade通り沿いにあります。市庁舎前広場からならT字路を渡ってまっすぐです。アンデルセン像のある通りではありません。

T字路の角にはタイ国際航空。コロナ禍でSAS-日本の直行便なき今、タイ国際航空は有力な乗換候補かもしれません。

18:03
チボリ公園の入口はこちらです。

チボリ公園
コペンハーゲンカード利用（通常DKK 145）

園内は所狭しとアトラクションや施設が配置されています。

空中ブランコなど定番のアトラクションが中心です。

中国趣味の一角もありました。

中国風エリアに招き猫の射的がありました。
あんまり打ちたくないような・・・

タピオカドリンク屋も！
小さい粒のタピオカでした。

園内ではレストランや屋台もあるので食には困りません。

お値段それなりにしますが・・・。

中東のモスクっぽいイメージのアトラクションもありました。

帰り際、パントマイム・シアターではパントマイムが披露されていました。ややウケぐらいだったかな。
ここも中国趣味の建物です。

18:42
チボリ公園はコペンハーゲン中央駅の目の前です。
チボリ公園出入口が目の前にないのがちょっとわかりにくいところです。
駅から向かう方は、駅を出て左へ、最初の交差点を右へ進みます。

コペンハーゲン散策おしまいです！