フランス旅行(3)　世界遺産シャルトル大聖堂

2022/09/11 - 2022/09/11

パリのノートルダム大聖堂が絶賛復旧工事中の今、パリ周辺のノートルダム大聖堂をめぐるのもよいかと思い、今回はステンドグラスが美しすぎて評判のシャルトル大聖堂をチョイス。「青の聖母」と「十二星座」のステンドグラスがお目当てです。

シャルトル大聖堂へは、モンパルナス駅からSNCFで向かいます。ちょうどモンパルナス駅近くに宿泊していたのもシャルトル大聖堂を選んだ理由の一つです。

シャルトル大聖堂はCathédrale Notre-Dame de Chartres、つまり聖母マリアに捧げられた大聖堂です。

エリア シャルトル(フランス)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5

モンパルナス駅。
切符売り場に行き「Chartresまで」と言って購入。
売り場を出て切符を改めて見るとVersailles Chantiers駅行きの切符！
急いで切符売り場に戻り払戻し・・・。

シャルトルがシャトーに聞こえたのかなぁ。
フランス語のrは本当に厄介・・・。

聞くと、切符売り場がそもそも違っていて2フロア上のところらしい・・・。
券売機にしようかとも思いましたが、結局SNCFアプリで購入。
初めからそうすべきでした反省。

アプリ内決済の3Dセキュアでフリーズし一瞬ひやひやしましたが、無事決済。
いきなりのドタバタ。。


鉄道SNCF
14:09 Montparnasse→15:24 Chartres
EUR 18.40

1時間15分ほどでシャルトル駅に到着！

駅前の広場からはすでにお目当ての大聖堂が見えているので迷いません。

途中の広場にあったおしゃれオブジェ。

＃Chartres！

15:40
あっという間にシャルトル大聖堂に到着です。

尖塔は左右で様式が違い、右は12世紀のロマネスク様式、左は16世紀のゴシック様式。
もともとロマネスク様式の大聖堂でしたが焼失し、再建された部分がゴシック様式になっています。

シャルトル大聖堂
見学自由

シャルトル大聖堂 寺院・教会

ファサード上部にたくさんの彫刻があります。

入口にも！
扉の上の彫刻は、左からキリスト昇天、黙示録、キリスト降誕だそうです。

中に入ってみましょう。

日本語パンフレットもあります。
A4両面に消えそうな字で書かれていますが、もし情報がまったくないなら買ってもいいかも。

EUR 0.50

まずは中央の通路を進みます。
すぐ右側に説教台があります。

説教台のあたりの床は不思議な模様が描かれています。
これは地上の世界から神へと導く道（エルサレムへの巡礼）を表しているんだとか。

主祭壇です。

奥に見える聖母マリア被昇天像は18世紀のもの。

主祭壇の上にみえるステンドグラス。
「シャルトル・ブルー」という人がいるのも納得、美しい青がベースになっています。

今度は入口側から主祭壇に向かって左側の通路（北側廊）です。

北側廊のステンドグラスを一つ紹介。ステンドグラスは通常下から上へ読んでいきます。

ノアの箱舟をテーマにしたもので、中央の下の方に舟を作る様子や、その上（中央あたり）には舟で洪水から逃げている様子などが描かれています。

北翼廊の薔薇窓は「聖母マリアの栄光」がテーマ。
下のステンドグラスには左からメルキゼデク、ダビデ、聖母子、ソロモン、アロン（モーゼの兄）などが描かれています。

北翼廊の角に「柱の聖母」があります。
天と地をつなぐ聖母という意味だそうです。

柱の聖母の向かいから建物の奥にかけて、高さ7ｍ×100mにも及ぶ聖歌隊席の壁（Le tour de chœur）に非常に細かい彫刻があります。

磔刑にされるイエスなど、聖書の場面が並んでいます。
時系列的には南側からぐるっと回って北側に進んでいるようなので、柱の聖母からだと逆になります。

そのまま進むと現れる聖母マリアのチャペルでは→

876年に献納された「マリアのベール（聖衣）」（サンクタ・カミシア）が展示されています。

そのまま歩いていくと、ぐるっと回って南側に。
ここにお目当てのステンドグラスがあります。

まずは十二星座のステンドグラス。
魚座や牡羊座はわかるけど、これだといまいちわかりにくいので→

十二星座を記入しておきました。
真ん中にもあるのと並び順が若干今と違うのが混乱の原因になりますねｗ

ちなみに一番上はキリスト、左は星座の時期に合わせた農業などのイラスト、一番下の2枚はステンドグラスの献納者が描かれています。

十二星座の二つ隣にあるのが、おそらくシャルトル大聖堂で最も有名な「青の聖母」のステンドグラス。
マリアの部分（中央の上から4段）は12世紀のものです。
言われてみると他と少し青みが違うように感じます。

このすぐ隣は南薔薇窓なのですが・・・
まさかの工事中！

ちなみに南薔薇窓近くの扉から出入りでき、足場もかかっていなかったので外側のファサードを楽しむことはできました。
薔薇窓、外からは見えるんですけど・・・。残念。

こちらが本来の出入口。獅子を踏みつけるキリストと、左右には十二使徒がいます。

また内部に戻り、今度は南側廊（入口から主祭壇に向かって右の通路）。
アンリ4世が戴冠式を行った礼拝堂です。

さらに入口側に1つ礼拝堂がありました。

最後に西薔薇窓を見ますが、夕方すぎて逆光！

西薔薇窓には最後の審判が描かれています。

西薔薇窓の下の3枚のステンドグラスは12世紀のもの。12世紀のものは先ほどの青の聖母の一部とあわせて4枚だけ。
左から、キリストの受難と復活、キリストの生涯、エッサイの樹（キリストの系図）です。

16:29
ちょうど見学終了間際ミサっぽいものが始まってしまい、そそくさと退散します・・・。

帰りもSNCFでパリ・モンパルナス駅へ戻りました。
切符購入はもちろんSNCFアプリです！


鉄道SNCF
17:35 Chartres→18:50 Montparnasse
EUR 18.40