交通会館から新幹線ウオッチング【親子で東京往復記2021年12月編その３】

2021/12/05 - 2021/12/06

　ぽっかり空いた東京での１日。せっかく町屋泊まりなので、昨夜、我が子が寝付いてから探した都電沿線の子ども向けスポットを巡りました。
　翌日には無事に６週間に１度の診察を終え、一度我が子と来たかった有楽町へ。思わぬ新幹線との出会いがありました。

エリア 銀座・有楽町・日比谷(東京)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: ANAグループ JRローカル 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

　荒川車庫前から都電に乗り、町屋方面へと戻ります。
　都電といえば緑のラインが入った電車のイメージだったのに、いつの間にかポップなカラーの電車が主流になってたんですね。

都電荒川線 乗り物

　町屋を超え、荒川２丁目電停で下車しました。
　駅裏には下水処理場（水再生センターと呼ぶんですね）があり、レンガ造の機械庫が歴史を感じさせます。

荒川二丁目停留場 駅

　このあたりの都電は家の軒裏をかすめるように走り、地元だと西鉄甘木線のイメージに近いです。
　線路沿いの家々は道路拡張のため立ち退き対象になっていて、すでに空き地になっていたり、真新しい集合住宅が取り壊しに着手していたりしていました。拡張が終われば、また景色が変わりそうです。

　電停から徒歩３分の、ゆいの森あらかわにやって来ました。主な施設は図書館。大きな吹き抜けと、背の高い書棚が圧巻です。
　お目当ての屋内遊戯施設「ゆいの森子どもひろば」は、消毒作業中。１３時３０分のオープンまで１時間以上あり、断念しました。

ゆいの森あらかわ 名所・史跡

　地元の子育てセンターに比べると遊具が大きくてダイナミック。我が子は楽しんでくれただろうに、リサーチ不足で残念な思いをさせてしまいました。
　児童図書館もそんなに楽しくなさそうで、屋上からスカイツリーを見上げておいとましました。

　駅から歩道橋を登り、荒川自然公園に入りました。大きな池があり、「逆さスカイツリー」も見ることができます。
　これが下水処理施設の屋上なんだから、いやはやすごい。池の水も、処理水なのかな。

荒川自然公園 公園・植物園

　北東側のブロックは地平にあり、スロープを降りて行きます。処理施設は無臭というわけにはいかず、わずかに匂いました。
　交通公園では自転車の貸し出しを受けられたけど、工事の影響でコースが狭まってて、一度に貸し出せる自転車にも限りがあるみたい。子ども用自転車には興味を持っていたので、久留米に帰ったら岩田屋の屋上か、サイクルファミリーパークにでも行こうな。

　京成町屋駅のホームからは、立体交差する都電が走る様子を眺められます。京成本線自体も本数が多く、コロナ禍の減便が解消されたスカイライナーの姿も。
　ホーム上には親子の姿が見られ、トレインビュースポットになっているのでした。https://www.youtube.com/watch?v=ExYd4b7YHpE

町屋駅 駅

　夕方は、錦糸町へ買い物へ。アカチャンホンポやユニクロ、スーパーも入居しているアルカキット錦糸町は、我が子が東京の病院に入退院を繰り返していた頃、育児用品の買い出しでよく訪れていました。
　家族３人揃って来るのはもちろん、ヨメさんと来るのもはじめて。病気もコロナも落ち着いていることに感謝しながら、イルミネーションを楽しみました。

アルカキット錦糸町 ショッピングモール

　そして翌日は早起きして、タクシーを飛ばし築地のがんセンターへ。我が子の経過は、今月も異常なしでした。いい子で診察を受けてくれたので、先生もじっくり診られたようで安心です。
　早起き効果で10時前には会計まで終わり、帰路の飛行機まで時間たっぷり。有楽町までやってきました。レトロな照明や・・・

　味わい深いタイル画が階段を飾るここは、東京交通会館です。ここも我が子の闘病中、昼前にやって来て、病院へ昼食をテイクアウトしたことを思い出します。
　我が子を連れて来たいなと思っていたのは・・・

東京交通会館 名所・史跡

　屋上から、東海道新幹線を眺められるトレインビュースポットだから！

　間近を駆け抜ける新幹線を、真横から眺められます。さすがは本数が多い東海道新幹線、頻繁に通るので飽きません。
　寒ささえなければ、時間を忘れて眺めていたい風景でした。

　というわけで１１時のオープンを待って、テラスの横にあるジュン喫茶室に退散。対象年齢はお高めの喫茶室ですが、眺めのよさから、親子連れの姿も見られました。

　我が子と僕の取り分けメニューは、びっくりオムライス。えびが入っているということで「びっくり」らしいけど、びっくりする程のインパクトかというと(笑)。
　窓に背を向け食事してたら、背後に気配が。わぁ、ドクターイエローやんけ！ 写真を撮られなかったのは一生の不覚。隣の子もさぞ喜んでいるだろうと思って見たけど、一番よろこんでいたのは僕でした。

　交通会館には、地方のアンテナショップもたくさん。美瑛のショップでは、道内限定品もいろいろ買えます。

丘のまち美瑛 お土産屋・直売所・特産品

　食後のデザートに、まったり濃いめのソフトクリームを食べました。おいしかったね。

　有楽町駅前はすっかり人出が戻り、年末ジャンボの売り込みの声も響き、年の瀬を感じられました。昨年末、都バスの車内から同じ場所で同じような賑わいを見た時は「これでいいんだろうか」と不安に思ったけど、今の感染状況なら賑わいも肯定できますね。
　このまま、落ち着いた年末年始を迎えられたらいいな。

有楽町駅 駅

　山手線とモノレールを乗り継ぎ、羽田空港第２ビルへ。クリスマスツリーが飾られ、多くの人が行き交うターミナルの様子にほっとします。
　もっともターミナルの一部閉鎖は続いており、もともと乗る予定だったスターフライヤーの便も欠航になっていて、まだまだ日常には至りません。

羽田空港 第2旅客ターミナル 空港

　というわけで、急遽抑えたANAで帰ります。

　帰路の便も国際線機材。もう珍しくもなくなってきました(笑)。プレミアムクラスになっているビジネスクラス、乗ってみたいな。

　13時40分と昼過ぎの便だったこともあり、我が子は椅子の上でスヤスヤ。機長アナウンスで眠りを破られ抱っこに移ったものの、ほぼ夢の中でフライトを過ごすことができました。
　５分ほど早着したこともあり、15時57分の空港バスに間に合うかな？ と思ったけど、さすがは大柄な機体の大手航空会社、なかなか荷物が出てきません。

福岡空港 空港

　荷物が出てきたのは15時55分。北到着口ならギリギリ高速バスに間に合ったのだろうけど、ANAは南到着口なので、とても間に合いません。
　そこで一計を案じ、南口16時00分発の国際線連絡バスに乗ってみました。連絡バスは空港内の専用道を走るので、一般道を走る高速バスに追いつけるのでは？とにらんだのです。

福岡空港 国内線 国際線連絡バス 乗り物

　連絡バスが国際線ターミナルに着く頃、ちょうど高速バスが空港外へ出ていくところ。１分差で間に合いませんでした。
　次の高速バスは減便のため１時間後。待つのもイヤなので、路線バスとJR特急かもめ、普通電車、タクシーを乗り継ぎ帰宅しました。次の高速バスより30分くらい早く帰れたけど、なかなかしんどかったです。

特急 リレーかもめ 乗り物