子連れには神！な、ラ・ジェント・ホテル東京ベイに安心滞在【親子で東京往復記2021年4月編その１】

2021/04/11 - 2021/04/11

　緊急事態宣言が明けたのもつかの間、変異株の猛威でリバウンドが現実のものになった2021年4月。関西圏は災害級とも形容されるパンデミックとなり、東京にはまん延等防止措置なる、新たな規制の発出も決まりました。
　一方、僕の住む福岡県南でも年度変わりで感染拡大が進み、身近なところで20代の方が重症化するというショッキングなニュースも飛び込んできました。まして４０代の自分が軽症で済む保障はなく、これまでと違った脅威を感じています。
　しかし月１回の我が子の診察上京は、決して止めるわけにはいきません。これまでと違う緊張感で、東京へと向かいました。

エリア 浦安(千葉)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス JALグループ
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

　おなじみ西鉄久留米9時15分発の空港バスで、福岡空港へ出発しました。減便中とはいえ半分くらいの座席が埋まっていて、人の流れは戻ったままです。
　東京への「防止措置」発出は明日からで、飛行機の無料キャンセルはできないタイミング。人流は、そうそう急には止まりません。

西鉄久留米バスセンター 乗り物

　10時過ぎに福岡空港着。飛行機まで３時間もあります。さりとて次のバスは減便に伴い運休中で、その次にすれば1時間半の余裕しかなく、昼ごはんのタイミングが取れません。バスの減便、いつまで続くのかな。
　風通しのいい屋上デッキで、しばし気分転換しました。

福岡空港 国内線展望デッキ 名所・史跡

　保育園の給食の時間に合わせて、11時には早めの昼ごはん。おなじみの「ソラガミエール」へ行きました。
　展望デッキフロアにある「ビアマルシェ」ですが、ランチやお茶のメニューも充実してきていて、気軽に飲み食いできるスポットです。

福岡空港ビアマルシェ SORAGAMIAIR グルメ・レストラン

　窓全開で風通しがいい上に、広々していて「密」とは無縁。空港内でも、もっとも安心して飲食できる場です。
　コロナさえなければ、人気のスポットになっていたんだろうけどな…空いているのはありがたいけど、先行きは心配です。

　呑みに来たわけじゃないけど、場所柄、飲まないわけにはいかないでしょ（笑）。サントリー熊本工場直送のモルツはもちろん、オールフリーの「生」も大変おいしいです。

　僕は博多名物の鉄板焼肉、我が子はお子様カレーをペロリ。気が滅入りがちな日々の中で、少し気分が晴れるひと時でした。

　余裕をもって、12時前には保安検査場へ。列はなく、即で検査を受けられました。この１年間、秋頃のＧｏＴｏトラベル華やかりし頃を除けばほとんどこんな状態で、時々列ができると うろたえてしまいます。

　搭乗待合室も空いていますが、先月に比べればだいぶ人が多いです。

　時間に余裕もあるので、いつも通り、ヨメさんと交代でラウンジ休憩することにしました。先月オープンしたゲート内のカードラウンジ「ラウンジTIME/サウス」へ。
　こちらも先月に比べれば人の姿が増えたものの、１０人もおらず、密とは無縁です。

ラウンジTIME／サウス 空港ラウンジ

　滑走路の真ん中に立っているかのような眺めが最高。無料でもらった一番絞りを片手に、15分間だけのんびりさせてもらいました。https://youtu.be/spQV9A04Zs0

　ラウンジに置かれていた広告。なに、空港限定のプレミアム商品券ですと？ 5,000円で6,000円分使えるというから、なかなかのお得度。
　ソラガミエールに行く前に知りたかった…。移動の自粛傾向は続きそうだし、来月も残っているといいな。

　13時発の羽田行きは、全席モニタ付きのＡ３５０でした。アニメで無聊をごまかせられるので、子連れにはありがたい設備です。
　緊急事態宣言時のような極端な減便はないため、満席でないのも大助かり。来月は、また逆戻りかもしれないけど…

　平穏なフライトで羽田上空へ。平行して飛行機が飛んでいるものだから、すわ、ニアミスかと肝を冷やしました。
　滑走路が平行していると、当然こういうことが起こるんですね。はじめて見ました。それだけ便数が戻っている証でもあります。https://youtu.be/phgQwCEmlPQ

　荷物引渡し場の前には、都の無料ＰＣＲ検査のカウンターができていました。広域移動する人の感染状況を把握するため…とニュースで報じられていたものです。
　さっそく伺ってみると、スマホにアプリを２つ入れるのは受け入れるとしても、検体を明日午前中に郵便局窓口から発送せねばならないというのは、病院の時間を考えると厳しい条件です。残念、断念。

羽田空港 第1旅客ターミナル 空港

　宿泊先の浦安・舞浜へは、リムジンバスに乗りました。乗り換えなしで一直線、都心を通る必要もなく、ディズニーランドへ行く人も少なく空いているので安心です。

空港バス(羽田空港) 乗り物

　ポップな内装、懐かしいなあ。新婚旅行に行く時、羽田から成田に行くのに乗ったバスを思い出します。
　ヨーロッパも遠くなってしまいました。コロナ禍でなくとも、そうそう行ける場所ではありませんが。

　首都高は空いていて、30分もかからず新浦安へ。

　駅から南へ下った埋立地の「ベイサイドホテルエリア」で下車しました。区画は整然としているものの、ホテルとマンションや商業施設の区画が隣り合っていて、計画都市なんだか無計画なんだか、よく分からない町並みです。

　今回の宿泊先は、ラ・ジェント・ホテル東京ベイ。空港バスで直行できて和室あり、都内への交通もほどほど便利で安かったので、選んでみました。
　外から見た第一印象は…泊まれるシダックス（笑）。

ラ・ジェント・ホテル東京ベイ 宿・ホテル

　館内はポップな雰囲気で、これもちょっとカラオケっぽいかも。

　和室とはいうものの、琉球畳の部分はほとんどマットレスが敷き詰められていて、洋間の雰囲気。我が子は気に入ったようで、興奮状態でした。
　子どもは「添い寝」扱いだったはずなのに、マットレスが３台用意されていたのは、心底ありがたかったです。親子とも、これだけで熟睡度が３割は変わります

　部屋はそこそこの広さだけど、テレビは壁掛けで、テレビ台などもないので広々。

　洗面所には踏み台があり、子どもの手洗いがラクラク。
　「和室でご家族連れに最適！」なんて銘打つホテルは多いけど、ここまでの配慮があるホテルははじめてです。

　風呂場の浴槽は、身長１７６ｃｍの僕が足を伸ばすにはちょっと短かったけど、子連れとしては、洗い場付きの方が数倍ありがたい。
　家で使っている風呂場のおもちゃを持ち込み、我が子もリラックスできたようです。

　感心したのは、洗面所の歯磨き用コップだけでなく、部屋に置かれているコップ類がすべてプラスチック製であること。

　そして部屋の中もよく見てみれば、角という角にコーナーガードが貼られています。
　以前、和室のホテルに泊まったところテーブルや棚が「角」だらけで、我が子にケガさせたトラウマがあるので、この部屋の安心感はありがたかったです。

　授乳室には温水器があるので、乳児連れでもラクラクですね。

　ロビーの横には広々としたラウンジがあり、飲食ＯＫ。ソーシャルディスタンスにも配慮された席配置です。

　午後３時から深夜までフリードリンク。朝もコーヒーが飲めるといいんだけど、がっつりディズニーランドで遊ぶなら、朝ゆっくりする時間はないのかも。

　電子レンジはラウンジに３台、ロビーに２台あって重宝します。

　ランドリーは全自動式で、値段も５００円と良心的。ＩＣカード決済に対応していて、Suicaのポイントも貯まりました。
　洗濯中、誰かが通りがかっているような幻想にさいなまれます(笑)。

　ロビーのキッズスペースは、感染防止のため閉鎖中。我が子は柵を乗り越えて入ろうとしていました。そうだよね、遊びたかったね。

　帆船を模したフロント前の雰囲気も、気に入った様子。

　そして夜になると、マストにプロジェクションマッピングが投影されます。いいねえ、楽しい感じ。

　周辺にスーパーはないけど、敷地内にコンビニがあってちょっとした買出しには便利。予定外の長期滞在になったので、４個入りのＬサイズのおむつ（メリーズパンツ）があって助かりました。

　そしてホテルの裏にはなんとなんと、ドラッグストア（ウェルシア）まで！ おむつやベビーフードも揃っているので、ここで買い出す計画にすれば、ぐっと荷物を減らせます。
　ディズニーランド向けのホテルには間違いないけど、都内に用事がある乳幼児連れにも、超絶オススメな環境です。

　晩ご飯は、ホテルから徒歩５分の、シンボルロード沿いの焼肉屋さんを予約しておきました。焼肉なので換気はバッチリ。混雑してたけど、半個室に通してもらえて安心しました。

炭火焼肉 新羅 グルメ・レストラン

　ちょっと贅沢な和牛セットをオーダー。これで１人前らしいけど、２人で食べても満足できる量でした。

　我が子もコムタンをモリモリ。
　お会計は、年末に溜め込んでいたGoToイートの4,000ポイントを有効利用。助かったけど、つい最近まで国が外食を後押ししてたことを思い出し、少し切なくなりました。