ロマンスカーとグリーン車で、江ノ島から避密の上京【親子で東京往復記2021年1月編その２】

2021/01/25 - 2021/01/25

　５週間に１度、我が子の診察のため東京・築地の病院に通っています。
　今回は江ノ島泊まり。築地への通院は、密を避けられるよう計画的に予定を立ててみました。

エリア 藤沢・江ノ島(神奈川)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: タクシー JRローカル 私鉄
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: じゃらん

　腰越海岸に朝が来ました。

腰越海水浴場 ビーチ

　「ほてる汐彩」では、朝食として焼き立てパンをサービスしてくれます。ただし提供は８時から。
　我が子の朝ごはんは６時半だし、今日は８時過ぎには出ないといけないので、おやつ用に持たせてもらいました。

ほてる汐彩 宿・ホテル

　歩いて５分少々の、小田急線・片瀬江ノ島駅にやって来ました。竜宮城を模した駅舎は、昨年竣工したばかり。先代駅舎とは形も違うけど、駅とは思えぬ野暮ったさを見事に受け継いでくれました。

片瀬江ノ島駅 駅

　朝の通勤時間帯の東京方面ということで、確実に座れて密も避けられる、ロマンスカーを予約しておきました。片瀬江ノ島発のロマンスカーの本数は少なく、午前中の列車は8時22分発「モーニングウェイ60号」のみです。

小田急ロマンスカー 乗り物

　車両は、30000形「EXE」のリニューアル車「EXEα」でした。

　どちらかというとビジネスライクだった車内の雰囲気は変わり、間接照明に木目の壁が落ち着いた雰囲気。これなら観光でも、高揚感をもったまま過ごせそうです。

　ゆったりリクライニングシートで、新宿まで約１時間。これで特急券630円は安いです。

　がらがらのまま片瀬江ノ島を発車。藤沢でもさほど乗客は増えず、このあたりだとＪＲがメインルートなのかなと思います。
　藤沢駅では、「湘南ライナー」の姿がチラリ。しかも引退間近の185系電車ではないか！ 福岡から事前予約できるなら、あっちに乗ってみたかったです。

藤沢駅 駅

　藤沢で進行方向が変わり、前から２列目の席になりました。座高の高い僕なら、前面展望もバッチリです。
　通勤時間帯の列車ながら、最前列の席は早くから埋まってました。何食わぬ顔で乗ってる前の方、相当前から予約されていることを僕は知ってますよ(笑)。

　大和で大挙乗り込み、本線と合流する相模大野でほぼ満席になりました。朝も９時過ぎ、緊急事態宣言下であっても、急行列車のホームには人が溢れてます。新宿まで420円の誘惑、大きかろうなぁ…。

相模大野駅 駅

　私鉄最長となる複々線をかっ飛ばし、スムーズに新宿へ。下車する人でホームは賑わったものの、観光メインの下りを待つ人は当然わずかでした。
　築地までは大江戸線で一本。日ごろよりは空いているのでしょうけど、それでも人は多く、親子連れは隅っこで小さくなって過ごしました。

　通院先の国立がん研究センター中央病院は、嘘のような空きっぷりでした。必要な治療、診療を控えている人がいないのか、心配になります。
　我が子の経過は、今月も変化なしでした。感謝、感謝、心から感謝です。例によって、築地市場跡を見下ろすレストランで辛い診察を耐えた、ご褒美ランチにしました。

国立がん研究センター カフェテリア サンデー グルメ・レストラン

　病院前のバス停からバスに乗ろうとしたところ、メモしてきた時刻を読み間違え、乗り遅れてしまいました。次のバスは20分後です。
　面倒になり新橋駅までタクシーに乗ったら、運賃わずか500円でした。大人２人なら、バスと数十円しか違わないじゃん。

　田舎者には、飲み屋街のイメージしかない新橋。ＳＬ広場側の雑踏しか印象になかったのですが、銀座口はなかなかおしゃれなんですね。
　券売機で、ＪＲ東日本のポイントからグリーン券を引き換える方法が分からず、若い駅員さんが出て来てくれたのに、やはり分からずまごまご。２人で試行錯誤の上、どうにか発券できました。
　「横須賀線には新車入りました、ＷｉＦｉも使えます。どうぞ今後もご利用下さい！」
　と爽やかに見送るイケメン駅員。新橋のイメージ、変わりました。

新橋駅 (JR・地下鉄) 駅

　なんとも地味な地下ホーム。

　密を避けるべく、比較的空いていそうな横須賀線のグリーン車で帰ることにしました。平日なので780円のグリーン料金がかかるところ、ため込んでいたJR-Eポイントから引き換えたので、実質500円。
　駅員さん推しの新車を期待したけど、やってきたのは引退勧告済みのE217系でした。

JR横須賀線 乗り物

　グリーン車は期待通りがら空き。２階のユラユラした揺れが気持ちいいのか、我が子はあっという間に寝落ちしました。

　おかげさまで、冬晴れの東京の風景を見ながら、しばしゆったり。

　お、特急「踊り子」の新車（中央線の中古ですが）やないけ。これから少しずつ置き換わって、春には料金体系ともども、刷新されちゃうんですね。

横浜駅 駅

　鎌倉で江ノ電に乗り換え。車窓から見える趣きある街並みに、降りてみたい衝動にかられます。でも今は緊急事態宣言下。我慢我慢です。
　宣言が解除されたら、ぷらぷら歩きに来ようね。

鎌倉駅 駅

　昼下がりの車内は、のんびり、ゆったり。コロナ禍以前だったら、平日でも混んでいたろうと思います。

江ノ電 乗り物

　江ノ電も、終電繰り上げなのか。それだけ、平時は遅くまで走っている裏返しではあります。

　下車観光はできないものの、車窓だけでも江ノ電に乗る価値は充分。海を眺めながら、のんびり揺られました。

　江ノ島着。待合室には、姉妹路線を締結している台湾鉄道の平渓線と、高雄捷運の展示コーナーがありました。
　大柄な列車が街なかを堂々行進する平渓線はなるほど姉妹路線にふさわしい感じ。一方、高雄捷運はシンボルカラーが緑って程度の共通項しか思い浮かばないけど・・・

江ノ島駅 駅

　いつか親子で台湾に行ける日を夢みて、パチリ！ おーい、オレの顔が見切れとるがな。

地下鉄 高雄捷運 (高雄MRT) 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

　１月とは思えぬ陽気になったこの日。到着したその足で、片瀬海岸に降りてみました。
　浜に向けた電光掲示板には「他人と距離を取って」と呼びかけられていますが、気にするほどの人がいないのは幸いです。

　砂遊びが大好きな我が子。診察を耐えた辛さを、好きなだけ遊ばせて労いました。

　お部屋に戻って一休み。
　ランドリーコーナーのない宿なので、洗濯にでも出かけますかね。続く。