町屋のマンションでおばあちゃんの洋食を食べる【親子で東京往復記2021年12月編その１】

2021/12/04 - 2021/12/04

　不思議な落ち着きをみせたコロナ禍。人流が増えても忘年会シーズンになっても、過去最多を記録する諸外国を横目に、感染状況は悪化に転ずる気配が見えません。
　オミクロン株もまだ侵入を許さぬ１２月、かなり楽な気持ちで６週間に１回の上京に出発です。

エリア 日暮里・西日暮里(東京)

• 旅行の満足度: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス ANAグループ 私鉄
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

　今回はいつもの日曜日ではなく、１日はやい土曜日に出発。久留米～福岡空港間の高速バスもかなり乗客が戻ってきていて、半分近くの席が埋まりました。
　とはいえ、未だ減便は解消されていません。年末年始は元の本数に戻すとのことですが、平常運行への道のりは長そうです。

空港バス (福岡空港) 乗り物

　１時間で福岡空港に到着。ターミナルは大賑わいで、子どもの姿も目立ちます。年末年始の再拡大を予想して、前倒し帰省する人が増えているとの報道がありました。
　とはいえ保安検査場の列はなく、昨秋のGoToトラベルのピーク時の賑わいにはまだ達していません。

福岡空港 空港

　もう１２月。我が子の３度目のクリスマスも近づいてきてます。

　保安検査場をパスして、おなじみ搭乗口前の「せんべろ」こと、磯貝しらすくじらへ。酒類の提供制限のない世の中に感謝しつつ、生小で乾杯です。
　本当は生中をきゅーっといきたいところだけど、昨日は忘年会だったので、胃腸への負担をセーブさせました。この感覚も、ずいぶん久しぶりです(笑)。

九州産直角打ち しらすくじら 福岡空港店 グルメ・レストラン

　ご飯ものを食べると結構な値段になりますが、それだけの価値がある、玄界灘のとれたて魚介類です。福岡空港プレミアム商品券を持っているので、実質２割引。
　そういえばプレミアム商品券、帰りの時点でもまだ売れ残っていました。

　搭乗時刻まで少し余裕ができたので、夫婦交代でゲート内のカードラウンジ「サウス」へ。
　いつの間にか、ラウンジ内で軽食の提供がはじまったんですね。明太フランスとスープで400円とは、なかなかお値打ち。

　そしてフリードリンクのコーヒーが、COSTAにグレードアップしていました。

　メニューも７種類。マイルドコーヒーを５分ですすりました。いいね、おいしい。
　いつもの缶ビールじゃなくて、フリードリンクを選んでよかったです。

　今回はANAを利用。もともとはスターフライヤー利用のパックを申し込んでいたのですが、まさかの「コロナの影響」で欠航となり、代替便も時間も合わなかったので、ANA利用のパックを取り直しました。
　大手航空会社の利用はひさしぶり。大きな機体でゆったり、しかも国際線機材です。

　機内安全ビデオが、歌舞伎風からごく普通のノリに変わってしまい残念。あれ好きだったんだけど、という方は多いはず。

　ピョンヤン、プサン、チェジュと仁川、大邱。
　カタカナと漢字の、使い分けの基準はなんだろう？

　前回、３歳を迎えて初の搭乗＝初の一人席で落ち着かず、着陸まで元気いっぱい＝大暴れだった我が子。
　今回は本やおもちゃであやしつつ、比較的大人しく過ごしてくれました。降下中にビデオ見せていたら着座のまま寝てしまい、そのまま着陸。よしよし、いい傾向だ。

　エアポート快特で羽田を脱出。新橋乗り換えで東銀座に向かい、銀座に宿泊中の妹家族に会ってきました。２カ月前に生まれた甥っ子と初の対面。かわいくて、叔父はもうメロメロです。
　本当は明日、妹夫婦のいる茨城・笠岡まで会いにいくはずだったんだけど、ご不幸のため都内へ出てくることになり、今日の対面となりました。明日は１日ぽっかり。さてどうしようかな。

新橋駅 (JR・地下鉄) 駅

　と思いあぐねながら、日比谷線と、大混雑の千代田線を乗り継ぎ町屋へ。駅から徒歩１０分弱の、今日の泊まり先「レジデンシャルホテル粋だね町屋」に到着しました。

Minn町屋 宿・ホテル

　フロントには竹林のオブジェ。

　エレベータを登れば、まるっきりマンションのテイストです。

　お部屋はひろびろ。ベッドが２台ともセミダブルサイズで、添い寝でもラクでした。自由に動かせるので、子どもの落下防止のため壁側にくっつけられたのも安心点です。
　変則的なベッド配置の部屋もあるので、小さなお子さん連れならホームページの写真をよく見ながら予約するのが吉です。

　キッチンには、生活できるだけの装備が一通りそろっています。洗濯機だけで、乾燥機がないのは残念。物干しはあるので、長期滞在向けですね。

　食器や調理器具もあるけど、使うときは泊数に関わらず一律1,000円かかります。マグカップだけはフリー。ただ排水の下の収納にダイレクトに置かれたマグカップ、あまり使う気がしませんでした。
　築浅で、設備も充実。なのにいまいちテンションが上がらないのは、生活感が濃すぎるからでしょうね…。

　壁紙の、ほんの一部だけが和柄でした。マンションとして計画されていた建物が、インバウンドの波に乗り、レジデンスに転向したんだろうと察します。
　「粋だね」なワンポイントはフロントの竹林と壁紙くらいで、かえって落ち着けました。

　ベランダからの眺めは良好です。まわりに高い建物が少ないので、ほぼ足元までスカイツリーが丸見え。ライトアップされた姿を、飽くことなく眺めました。https://www.youtube.com/watch?v=_spjcd2sUDs

東京スカイツリー 名所・史跡

　夕食の買い出しに、尾竹橋通りを挟んだ反対側の、ライオンズプラザ町屋へやってきました。
　ライオンズマンションのうち、地下１階～地上２階がモールになっています。久留米にも数あるライオンズマンションだけど、こんな形態はじめて見ました。

　テナントはわりとぎっしり詰まってます。地下に、教会やコワークスペースがあるのが面白いです。

　地下へは、ゆるやかな螺旋階段を下ります。

　お目当てはこちら、洋食キッチンななつ星。バーの居抜きとかで、ムーディーな店内ですが、安心して食べられる洋食店兼居酒屋です。
　こちらでどっさり、テイクアウトしてみました。お子様セットのテイクアウトがあるのは、珍しく、ありがたかったです。

キッチン ななつ星 グルメ・レストラン

　すげーボリューム(笑)。左下のセットに至っては、もはやガッツリ系弁当です。詰め込めるだけ詰め込んじゃうんだとか。洋食というより、おばあちゃん家で出てくる特別な晩ご飯って感じでした。
　１２品目オムライスも、中身はほぼチャーハン。出先ではどうしても、子どもも含め栄養バランスがくずれがちなので、とてもありがたい晩ご飯になりました。