2021/11/14 - 2021/11/14
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chemireさん
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2021/11/14
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九州磁器文化館を見学してから、有田陶磁器まつりへ。のんびりした雰囲気の中で、有田焼の歴史と美に触れました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
PR
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11月14日(日)旅2日目。
朝から降っていた雨は上がりましたが、天気予報によれば、太陽が出てくるのは午後となりそう。佐世保駅からホテルを臨むと、どんよりとした空が広がっています。東横イン佐世保駅前 宿・ホテル
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午前中は建物内で見学をして、午後から町歩きをしようと、まずは陶磁文化館の最寄り駅である有田へと向かいます。
9:01 佐世保発−鳥栖行きに乗車。佐世保駅 駅
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9:31 有田駅到着。
有田駅 駅
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駅に着いた時から、肥前色絵の美を愛でることができます。
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1996年(平成8)に改築された駅舎のデザインは、有田焼の登り窯をイメージしているそう。
どんよりした空だけど、なんとか雨は降らずに済みそうです。 -
外壁にある時計が素敵。
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泉山磁石場の石がありました。
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今年は特別にプレ期間が設けられ開催。
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有田駅前やきもの散歩道の各商店で、昭和の逸品展として、懐かしさを感じる昭和時代の焼き物が飾られていました。
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九州陶磁文化館へは、有田駅から直進します。
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表示があってわかりやすい。有田駅からは徒歩15分弱でした。
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武雄温泉へ泊まった時、有田は近かったので見学したかったのですが、休館日のため断念。今回は絶対に見ようと予定を立てて来ました。入場料無料。
佐賀県立九州陶磁文化館 美術館・博物館
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12/12までの企画展
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龍牡丹置物。佐賀県/大河内山/畑瀬武右衛門。1873 (明治6)年。
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色絵柘榴花鳥文輪形水注。肥前/有田。1700~1730年代。
とても素敵だったので、ポストカードを購入。 -
色絵虎置物。肥前/有田。1670~1690年代。
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色絵碁盤童子置物(柿右衛門様式)。 1670~1690年代。
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庭へと続くドアの押手も焼物。他にもスイッチカバーやゴミ箱など、館内は焼物製品で彩られていました。
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白磁冠火食鳥噴水。マイセン市から姉妹都市友好として寄贈されたもの。
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ロビーにある有田焼のからくりオルゴール時計。
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2時間30分滞在しましたが、見たいものが多すぎてそれでも時間が足りないくらいで、いつか再訪しようと思いながら文化館を後にしました。
・・・・・・・・・・・・
コロナ禍のためか飲食店が閉まっていたり、タイミングが合わず昼食抜きになってしまったので、いま思えば文化館にあるカフェテラスに寄っておけばよかった。江戸時代の本物の古伊万里のカップでコーヒーも飲めるそうですし、軽食もありました。 -
12:29 天気予報どおり青空が見えてきました。
有田本町郵便局で、九州陶磁文化館で購入したポストカードを自分宛に投函。旅行後に帰宅すると、すでに届いていて消印は「伊万里」でした。 -
12:32 有田内山地区の散策を開始。こちらにも昭和の逸品が飾られていました。
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12:35 外尾神社。
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「ほかお」神社と読むみたいです。有田へ来られたことへの感謝と旅の無事を願って手を合わせました。
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踏み切りのところにあった岩。これも磁器の原料となっていったのでしょうか?
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細い階段の先にあった稲荷大明神。手前の鳥居前まで上り手を合わせました。
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12:48 有田内山地区。17世紀の初め、日本で初めて磁器生産に成功した有田。佐賀藩直轄地の磁器生産の中心地として「有田千軒」と称されるまでに発展しましたが、1828年の大火によってほとんどが消失し、現在の建物はその後復興した町並みです。
歴史的価値が高いとして、1991年、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。有田内山重要伝統的建造物群保存地区 名所・史跡
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12:50 眼鏡橋。
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八阪神社に参拝して歩を進めます。
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13:10 源右衛門窯
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13:15 桂雲寺。山門前の、とても迫力のある仁王像。
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1896年(明治29年)最初の陶磁器品評会が開かれた「有田陶器市」の発祥の地。
桂雲寺 寺・神社・教会
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和の建物が建ち並ぶ中で、洋風の建物が目を引きます。
香蘭社古陶磁陳列館 美術館・博物館
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13:32 香蘭社。購入はしませんでしたが、1周見学させていただきました。
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13:39 陶山神社入口。佐世保線開通する際に、有田には線路を通せる場所がなかなか見つからず、神社敷地内の一部に電車が通ることになったそうです。
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線路を渡って境内へ。
車が通過することの無い踏切には遮断機の設定の義務付けはないため、踏切に通常ある遮断機がありません。陶山神社 寺・神社・教会
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一の鳥居の前の狛犬は、高さ182cm・幅71㎝・奥行き120cm。青銅製では日本一の大きさだそうで、胸を張るような姿がとても立派です。
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1885(明治18)年に建立。有田町の登録文化財。
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灯籠も有田焼
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有田焼の大水瓶
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屋外美術館と言われる通り、見所がたくさんあります。
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有田泉山から掘り出された陶石を使用して作られた鳥居は、白磁に天然の呉須で描かれた淡いブルーの唐草文様が描かれ、明治21年に地元の陶工達が寄進したもの。昭和31年の台風で鳥居の上部が飛ばされ、1960(昭和35)年に香蘭社十代目の深川栄左エ門によって修復されたそうです。
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2000(平成12)年、国の登録有形文化財に指定。
高さ3.7m・幅3.9m。
どこかで陶器製の鳥居を見たことがあると思っていたら、2020/2 長崎を訪ねたとき参拝した宮地嶽八幡神社の鳥居は、有田で造られ奉納されたものでした。
こうやって、旅が繋がっていくのは本当に楽しいです。
https://4travel.jp/travelogue/11599850 -
本殿前の狛犬も磁器の鳥居と同様に、有田泉山から掘り出された陶石を使用して作られた磁器製。
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1887(明治20)年に、赤絵町今右衛門が奉納した狛犬は高さが82cmもあります。
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1658(万治元)年に主祭神を応神天皇とし、「有田皿山宗廟八幡宮」という名で建立。
陶山神社 寺・神社・教会
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明治4年、この地区の総称名の陶山にちなんで陶山神社と改名されたそうです。
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参拝を終えて参道を戻り待っていると、赤信号が灯り警報が鳴り始めました。
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13:55 どこからか人が集まりだし、さながら撮影大会です。早めに行っていたので、人の写り込みがなく撮ることができました。
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有田焼専門のレトロな美術館。有田内山重要伝統的建造物群のひとつに指定されています。見学はせず外観のみ。
有田陶磁美術館 美術館・博物館
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宮内庁御用達の文字に惹かれて、路地を進むと
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深川製磁本店がありました。1894年(明治27)創業。
歴史と伝統を物語る逸品が展示され、目の保養になりました。深川製磁参考館 美術館・博物館
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大正期に建設を始めたモダンな建物は、富士山のステンドグラスや外壁タイルが見どころです。
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登り窯を築くために用いた耐火レンガを赤土で塗り固め作ったトンバイ塀。焼き物の町らしい通りです。
トンバイ塀 名所・史跡
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何軒もお店を見て回りましたが、欲しかった形の物が無かったので購入には至りませんでした。
それでも、いろんな陶磁器を見ることが出来て良かったです。 -
白と黒に意識して建てられたわけでは無いのかもしれませんが、対比が素敵な建物。
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14:54 大公孫樹(大イチョウ)。
有田の大公孫樹 自然・景勝地
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先ず、泉山弁天神社に参拝しました。
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泉山弁財天神社境内にある樹齢1000年、高さ40mの国指定天然記念物です。
スマホを構えていると「だいぶ色づいてきましたね。写真を撮りましょうか?」と、買い物袋下げた地元の方と思われる年配の男性に声をかけられました。丁寧にお断りしましたが、観光客に優しい心遣いが嬉しかったです。 -
口屋番所跡では江戸時代に佐賀藩の役人が常駐し、陶石や焼き物の持ち出しなどに対し、厳しい取締りを行っていました。
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15:27 石場神社。御祭神 山神。
お社の右側には、ここで陶石を発見し、日本磁器の祖となった李参平公の磁器製の坐像が祀られています。 -
石場神社の起源は明確ではありませんが、明治13年(1880)に陶山神社が改築された時「仮殿として石場神社に鎮座した」と伝わり、この時点では社殿があったものと思われるそうです。
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15:36 足元が華やかなので立ち止まってみました。
細かく砕かれた茶碗などが、チップ状の「べんじゃら」になり埋め込まれています。 -
「べんじゃら」とは、有田の方言で陶磁器片の意。紅葉と相まって素敵な遊歩道でした。
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名もなき陶工に感謝の意を込めて建立された、登り窯をイメージしたトンバイを使った先人陶工の碑。
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15:40 17世紀初頭、朝鮮人陶工・李参平により、この泉山で磁器の原料である良質で豊富な陶石が発見され、日本で初めて磁器の大量生産に成功した。
泉山磁石場 名所・史跡
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現在、ここでの採掘は殆どなくなり、より使いやすい熊本県・天草の陶石などを使って有田焼は作られているそうです。
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当時の有田皿山は、内山、外山、大外山に区分され、石場(当時は土場と表記)の陶石の使用も区別されていました。
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南北約400m×東西約250mの磁石場採掘跡。
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泉山磁石場は、国を守る有田焼400年の歴史を支え続け、昭和55年に国の史跡(一部)に指定されました。
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磁石場採掘跡から進んでいくと、ところどころ見られた紅葉。
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陽光を浴びる紅葉がきれい。
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15:58 石場相撲場。陶石採掘の安全と窯業の発展を祈願して、毎年11月に奉納相撲大会が開催されます。
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16:30 柘榴やアケビは、旅先でしか見かけなくなたなぁと思いながら撮影。
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予定していた場所はみんな見学できたので、佐世保に戻ることにします。
上有田駅 駅
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1898年(明治31年)開業時からの木造駅舎がいまだに残る上有田駅。列車の本数は、それほど多くありません。30分ほど待合室で過ごしました。
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ワンマン列車のため切符は向かいの商店で買ってくださいという表示がありましたが、お店はお休み。
レトロな駅舎の中には、小学校のものと思われる机と椅子があります。誰もいなかったけれど、恥ずかしくて座れませんでした。 -
17:16 やっと電車が来ました。早岐乗り換えで佐世保駅まで戻ります。
上有田駅 駅
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ICカードが使えないところが、旅の気分を盛り上げてくれました。
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早岐駅で乗り換え佐世保駅まで向かった電車は、優しくて力持ち。
17:58 佐世保到着。乗車代480円は、佐世保駅改札で精算しました。 -
夕食は何を食べようか考えていなかったので、1時間ちかく街なかをウロウロ。
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18:51 迷ったあげくハンバーガーをホテルに持ち帰ることにしました。2組が先に注文していましたが、10分程度で購入できました。
ヒカリ させぼ五番街店 グルメ・レストラン
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19:22 やっと夕食。お昼ご飯抜きだったので、ハンバーガーだけでは物足りず、この日もスーパーエレナで買い出ししました。
ヒラスは、ヒラマスの西日本の地方名。長崎は、お魚がおいしいです。 -
お刺身など食べてから、〆のハンバーガー。持ち帰ってから時間が経っていたけれど、ほんのりと温かくて、とってもおいしい。
ハンバーガーなんてと思っていましたが、買ってよかった!さすが佐世保グルメの代表格です!
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