柳川城堀と桜と「さげもん」めぐり

2021/03/27 - 2021/03/27

柳川の雛祭りで飾る「さげもん」。江戸末期頃より女の子の初節句に、お雛様の代わりに古着の端切れで小物を作り飾ってお祝いしたのが始まりだとされる。

柳川雛祭りさげもん
令和3年2月11日(祝日)～4月3日(土曜日)

エリア 柳川・大川(福岡)

• 旅行の満足度: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

西鉄天神駅から西鉄柳川駅へ。

西鉄柳川駅 駅

水辺の散歩道城北コースから散策開始。コロナの影響もあるのか人影がありません。

日吉神社（柳川総鎮守）。

今年の初詣は、柳川で。

毎年12月下旬から『柳川雛祭り さげもんめぐり』の最終日である4月上旬まで設置される縦横5.2m、重さ300kgの巨大なお多福面。幅2.2mの、お多福の口をくぐると幸福が訪れると言われる。

健康と楽しい旅が続くよう願いながらくぐりました。

1290年（鎌倉時代　正応3年）に、近江の日吉大社を勧請したのが始まり。

日吉神社 寺・神社・教会

烏帽子を被った人の顔みたい。御朱印をいただく時に、意図された細工があるのが訊ねようと思ったけど忘れてしまった。

神社にも、さげもん。

今年は桜の開花が3/12と早かった。 3/22には満開に。

柳河藩として繁栄した柳川は、藩主・立花氏が入城した柳川城を中心とする城下町。縦横に巡らされた掘割は、今では舟で水上を進む「川下り」として有名になっている。

右に見える建物は、船に乗りながら買い物ができる水上売店。

水郷柳川 名所・史跡

水上売店の隣に建てられていた、うなぎ供養碑。

川下りで使用する舟は、魚のハゼ（＝どんこ）に似ていることから「どんこ舟」と呼ばれています。

どんこ舟で川を下る様子を、今回は見るだけに。

柳川川下り 乗り物

毎年5/3～5/5まで開催される沖端水天宮祭は、新型コロナウイルス感染の影響で今年は中止。

沖端水天宮 寺・神社・教会

観光案内所の中にも外にも、さげもんがいっぱい。

柳川雛祭り さげもんめぐり 祭り・イベント

幟も可愛い。

さげもんパーク。記念写真を撮るご家族が多かったので、邪魔にならない様に全体像を撮るのは諦めたけれど、たくさんのさげもんが飾られていました。

竹の輪にさげるのは、鶴・亀・えび・三番叟といった縁起の良い小物を7連7個と、中央に大きな柳川まりを2個の全部で51個。人生50年と言われていた時代に、一年でも長生きしてもらいたいという親の願いが込められているそうです。

個人のお宅が無料開放されていました。

旧戸島家住宅。

旧戸島家住宅 公園・植物園

ここにも、さげもん。

下げられた小物は、ひとつひとつ袋ものになっていて物を入れることができるそう。

なかのま西面。李白の漢詩「獨酌」。

仏間東面

旧戸島家住宅 公園・植物園

お庭に出られるようにサンダルが置いてありました。

現在の柳川市内に残る掘割の長さは930kmに及ぶそう。その一部が川下りの場になっています。

柳川城堀 自然・景勝地

かつての柳川藩主立花邸は、入館せず外観だけ堪能しました。

柳川藩主立花邸「御花」 名所・史跡

見逃してしまいそうになった柳川城趾の文字。

永禄時代に作られた柳川城。明治5年に原因不明の出火で焼失し、現在では城堀の四隅に建てられた標石と石垣が柳川城址として残された。

ここは昭和3年に開田されたよう。

柳川藩主・立花氏10万9600石の居城跡。

ここに、高い石垣と5層の天守閣があった。

柳川城阯 名所・史跡

いまは、柳城中学校の校庭の一角に小高い丘と石垣の一部を残すのみ。

どんこ舟に柳。柳川らしいマンホール。

日本の道百選にも選ばれた内堀の散歩道を通って駅方面へ。

白壁に柳。癒される風景でした。

柳川の詩人、北原白秋も詠っています。

小路図のベンチでひと休み。お昼には、ここでこっそりコンビニご飯を食べました。

柳川アンテナショップよかもん館へ。

柳川よかもん館 名所・史跡

柳川よかもん館の巨大さげもん。

よかもん館では、柳川まりがお土産としても売られていました。

節句人形専門店の紙久本店。店の外に飾られた人形も、とっても華やか。

柳川駅前の居酒屋さんで夕食。

しげちゃん グルメ・レストラン

柳川はせいろ蒸しが有名だけど、食べきれそうになかったので、代わりに鰻ざくを。香ばしくて美味。

お魚の美味しい居酒屋さんでした。

居酒屋滞在を短時間で切り上げて外に出たら、歩道に点滅するものを見つけた。

これも、歩道で見つけたもの。1日の締めくくりに、楽しい気分にさせてくれました。