2021/10/31 - 2021/10/31
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FUKUJIROさん
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温泉マーク発祥の地を売り出している磯部温泉からコンニャクとネギで有名な下仁田へ移動するうまい方法が見つかりません。
信越本線と平行するように西に向かい、同じように行き止まりになる上信電鉄、かつてはこの間を結ぶバス路線があったようなのですが、今回はタクシーでの移動となってしまいました。
最短距離で7kmくらいですから歩くという選択肢もあったのですが、ポツリポツリと雨が降るお天気で、傘を持っていない私は徒歩を断念しました。
上信電鉄は明治30年(1897年)に開業し、同年中に高崎~下仁田間が全通しました。現存する日本の私鉄路線では、南海電気鉄道、伊予鉄道についで3番目に早く開業した老舗の鉄道会社です。
当初から下仁田駅が終着駅のままですが、小海線の羽黒下駅まで延伸する計画があったことから、上野(こうずけ)と信濃を結ぶ鉄道の意味で上信と名前が付いています。
終着駅のある下仁田は、町の全域が下仁田ジオパークに認定され、駅から徒歩で行ける場所でも断層を見ることができます。
1日目
川越的場停留所から(75分も遅れた)高速バスで軽井沢へ移動
軽井沢駅前からJRバス関東で碓氷第三橋梁(めがね橋)へ移動
アプト道を歩いて下る&トロッコ列車に乗って碓氷鉄道文化むらへ移動
横川駅から信越本線で磯部駅へ移動、磯部温泉に宿泊
2日目
磯部駅前からタクシーで富岡市の一之宮貫前神社を参拝
上州一ノ宮駅から上信電鉄で下仁田駅へ移動
下仁田を観光してから帰宅
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- タクシー JRローカル 私鉄 徒歩
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かつては、ここ磯部駅から上信電鉄の上州富岡駅まで路線バスがあったようですが、かなり前に廃止されていました。誰に聞いてもタクシーしかないよ、と言われてしまいました。
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思い切ってタクシーで移動しました。2,580円は、痛い出費です。
移動先は上州富岡駅よりも距離の短い一之宮貫前神社にしました。。 -
一之宮貫前神社(いちのみやぬきさきじんじゃ)の総門です。
上野国の一宮は、前橋でも高崎でもなく、富岡市にあります。流石、世界遺産の街ですね。タクシーの運転手さんも富岡を自慢していました。 -
唐銅製燈籠(からかねせいとうろう)。高さ395cmの大きな灯籠です。
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唐銅製燈籠。慶応2年(1866年)に建立されました。
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唐銅製燈籠の彫刻。左側の燈籠の1枚が欠けているのは、何かの理由があるのか、盗難でしょうか。
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狛犬(阿形)。
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狛犬(吽形)。
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蛙の木。貫前神社の総門を潜ってすぐ右側のタブの木です。
昭和18年、蛙の形をした茸(サルノコシカケ)が生え、出兵する人たちが「勝って帰る」になぞらえたという話です。 -
総門を潜ると、下りの階段が現れます。
その先に楼門が見え、その奥に社殿があります。
総門の建つ場所は、蓬ヶ丘(よもぎがおか)と呼ばれる丘陵地帯で、その北側は菖蒲(綾女・あやめ)谷といわれています。 -
このような配置を「下り宮」と呼び、宮崎の鵜戸(うと)神宮、熊本の草部吉見(くさかべよしみ)神社とともに「日本三大下り宮」と呼ばれています。
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手水舎。
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楼門です。本殿、拝殿、回廊とともに3代将軍徳川家光公が寛永12年(1635年)に造営し、第5代徳川綱吉公が元禄11年(1698年)に極彩色の漆塗りに改修しました。国の重要文化財に指定されています。
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拝殿。御祭神は経津主神と姫大神の2柱です。
経津主神(ふつぬしのかみ)は、葦原中国の平定に功績があったとされる神で、貫前神社では物部氏の祖神と紹介しています。
姫大神(ひめおおかみ)は、養蚕機織の神とされていますが、詳細は不明とのこと。 -
拝殿の内部です。貫前神社には鹿占習俗が伝わっており、国の無形民俗文化財となっています。
鹿占は鹿の肩甲骨を一定の作法で焼き、生じたひび割れによって吉凶を占います。かつては全国各地で行なわれていましたが、現在では貫前神社と武蔵御嶽神社で行われているだけとなりました。 -
御本殿。貫前造りと呼ばれる独特な造りで、2階構造の上段に神座が据えられています。
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抜鉾若御子(ぬきほこわかみこ)神社。
本殿に向かって左奥に建ち、御祭神は本社祭神の御子神です。
安閑天皇の代(531年~535年)の創建とされ、現在の社殿は、棟札によると文化12年の造営です。 -
経蔵址。明治維新の廃仏毀釈まで、経蔵がありました。鎌倉期以来の経典や普賢菩薩像などが川原で焼却されたそうです。
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神楽殿。出雲大社の社家から伝承された太々神楽が元旦と例大祭(3月15日)に奉納されます。
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勅額鳥居。元々清和天皇の筆による額が掲げられていましたが、現在の鳥居には有栖川宮幟仁親王の筆による額が掲げられています。
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摂社月読神社。御祭神は月夜見命ほか17柱です。
楼門への石段の中ほどに鎮座し、社殿は寛永12年以前の本社の旧拝殿で、牛王堂として使用されていました。 -
斎館。神職の方が身を清める場所です。月読神社の斜向かいにあります。
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仮殿敷地。隣接して末社数社が鎮座しています。
貫前神社では12年ごとに式年遷宮が行われるため、仮殿敷地に仮殿が築かれ、申年の12月12日に仮殿遷座祭が、翌酉年の3月13日に本殿遷座祭が催されます。 -
伊勢内宮・外宮。御祭神は天照大神(内宮)と豊受大神(外宮)です。
仮殿敷地に隣接して鎮座しています。両宮とも、天狗沢峰通り字伊勢屋敷に鎮座していたものを寛永12年に遷宮したと伝わっています。 -
日枝神社。御祭神は大山祇神ほか17柱です。
仮殿敷地に隣接して鎮座しています。社殿は寛永12年以前の本社の旧本殿と伝わっています。 -
二十二社。神社領にあった末社を寛永12年にまとめて一棟にお祀りしました。
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スダジイ。樹齢推定1,000年。数本の枝幹が成長して重なり合い、樹高15m、根回り4mの巨木。富岡市指定天然記念物、富岡の名木10選の1つです。
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銀杏。こちらも富岡の名木10選の1つです。
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貫前神社前公園。スダジイの側から道路の向かいにあります。
石碑がいっぱいありました。 -
小金澤喜興治翁の像。
群馬県南牧村の初代村長。南牧村に合併する前の月形村の村長を16年間務められた方です。この場所に建てられた理由は分かりません。 -
公園から南側の景色。
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貫前神社の参道。この参道を上ってくるのが本来のお参りだそうです。
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貫前神社の大鳥居。この大鳥居の向こうに総門が立っています。
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参道の始め。横に走っている道路が下仁田街道、左(西)へ進むと下仁田です。
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貫前神社の標柱。
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上州一ノ宮駅へ向かう途中で見た看板。
ワカメちゃんよりも露出してるような...、半ズボンなのか。 -
駅前の交差点。奥に上州一ノ宮駅が見えました。
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上信電鉄の上州一ノ宮駅。明治30年(1897年)7月に開業。
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かなり古い洋館風の建物ですが、124年経っているのでしょうか。
昭和9年には天皇陛下が行幸されています。 -
駅舎内部。
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駅舎内部。無人駅かと思ったのですが、平日は有人だそうです。
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昭和の思い出、駅の伝言板がありました。
この駅で40分待ちになりました。 -
駅前の様子。奥に見えている丘陵が蓬ヶ丘(よもぎがおか)です。
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光明院山門。駅から徒歩1分、お参りします。
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尾崎山の額。
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群馬自由民権の碑です。明治17年(1884年)に、困窮した農民が蜂起した「群馬事件」から100年を記念した碑です。
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建立の経緯が記されています。
当時の光明院のご住職が活動家だったようです。
真っ黒に見えますが、ネガポジ反転すると読めます。 -
六地蔵。
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尾崎山光明院阿弥陀寺は天台宗のお寺で、御本尊は、阿弥陀如来坐像と金銅製十一面観音懸仏です。
天徳4年(960年)、上野国一宮貫前神社の神職であった尾崎志摩守光明が開基しました。江戸時代には末寺20ヵ寺を擁しており、たいそう繁栄していました。
明治の神仏希釈で、末寺共々悲惨な状況になったそうで、なるほど自由民権運動に走ったわけですね。 -
伝教大師尊像。天台宗の開祖・最澄様です。平成29年建立。
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慈母観音菩薩像。平成7年建立。
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摩尼車。
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石仏と宮澤賢治の歌碑。
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不動明王像。
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上州一ノ宮駅に戻りました。
構内踏切を渡ってホームに向かいます。 -
富岡市の詩人、鈴木比呂志さんの詩碑がありました。
ふるさとの駅には
優しい母のにおいがする
旅から帰って来ると
そのふところに抱かれたくなる -
詩碑から見た駅舎。
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駅名標。
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上信電鉄の絵てがみ列車。
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この辺に来ると、ねぎ畑が目につきます。
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絵てがみ列車の車内。ワンマン運転です。
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下仁田駅は、ホームの末端に駅舎がある頭端式ホームです。
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上信電鉄は、信州との県境にある標高1000mクラスの峠を越えることができませんでした。
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群馬県民は誰でも知っているという上毛かるたです。
やはり、ねぎとこんにゃくの町のようです。 -
下仁田駅、標高261m。築124年の駅舎です。
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駅前の道路。高崎方向。
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駅前の道路。こちらの方が開けているみたいなので、駅でもらった地図を頼りに散策します。
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老舗の料理屋さんの雰囲気があります。
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この細い通りが、一番街。
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昭和の名残り、写真屋さん。
今やマッチングアプリの時代に変わってるようです。 -
まだまだ続く一番街。
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レトロな街並みです。
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群馬の地酒。バイクのポスター貼ってるけど、酒屋さんではないのかな。
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一番街から中央通りと名を変えました。
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中央通りを進むと、鳥居がありました。
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この界隈の鎮守社・諏訪神社です。
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手水。
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諏訪神社の拝殿です。創建年代は不詳ですが、1500年代の終わり頃と考えられ、現在の拝殿は弘化3年(1846年)に大隅流・矢崎房之進昭房(矢崎善司の二男)の建築です。
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全面に見事な彫刻が施されています。何にも知らずに、ただ参拝するつもりでしたが、見惚れてしまいました。
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拝殿向拝の彫刻。
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右の脇障子。山鵲(さんじゃく)と牡丹、滝の中から龍が現れます。
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左の脇障子。這い上がってきた強い子供のみを育てるという故事「獅子の子落とし」の場面。
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御本殿は天保8年(1837年)の再建です。
こちらも周囲は彫刻が施されています。大隅流の矢崎善司の建築です。 -
御本殿の南面。
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御本殿の南面。
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御本殿の北面。
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御本殿の北面。
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境内の裏は崖になっており、鏑川が流れています。
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近戸神社。天保5年(1834年)に大隅流の再建。
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近戸神社も全面に彫刻が施されています。
思いがけず素晴らしいものを見ました。 -
南面。
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西面。
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北面。
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御神木の大欅。樹齢は推定650年です。
高さ27m、幹回り6.3m、根回り7mの巨木。 -
諏訪神社の北側に下仁田ジオパークの幟がありました。舗装された急斜面を降りてみます。
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下仁田層の案内図。
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斜面を下り、鏑川に出ました。見えている橋は、八千代橋。
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鏑川。もっと左の方に下仁田層があるのかな。
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この両岸のあたりが下仁田層だろう。
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素人目には良くわかりませんが、凄いものを見た。と書いておきます。
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八千代橋を渡って、対岸からも見てみましょう。
前方の山は川井山。下仁田の山々は、根なし山(クリッペ)と呼ばれ、別の場所で造られた地層が移動してきて覆いかぶさり独立峰になったもので、山の上層部が下層部よりも古いという特徴があります。 -
八千代橋の上から鏑川。
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川井の断層、新たな案内図がありました。
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破砕された青岩を見に行きます。
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破砕された青岩がありました。
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鬼淵。
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この先に断層面があるようですが、立入禁止でした。
ここでも凄いものを見た。と書いておきます。 -
鏑川を下った先にある青岩公園を目指します。
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路地に道祖神が祀られていました。
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対岸に青岩公園の公衆トイレが見えました。
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青岩公園です。
実際には写真で見るよりも、ずっと青かったです。 -
青岩公園。きれいな青い石畳が広がっています。
群馬県の銘石「三波石」の仲間の緑色岩です。 -
青岩公園。緑色岩は玄武岩質の溶岩や凝灰岩が低温で変成した岩です。
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青岩公園。鏑川に南牧川が合流しています。
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青岩公園。緑色岩以外にも二つの川から流れてくる大小さまざまな岩石を見ることができます。
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下仁田駅の南側付近から見た青岩公園です。
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最初に見た、こちらの常盤館さんでお昼ご飯にしました。
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大正元年創業の老舗旅館ということで、ちょっと敷居が高めでしたが、ランチも提供していました。
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大正浪漫夢御膳をいただきました。常盤館創業100周年を記念してつくられたメニューで、名物の下仁田カツ丼のほか、刺身こんにゃくや湯葉こんサラダなどが付いて1,700円でした。美味しくいただきました。
下仁田カツというのは、揚げたてのカツに醤油だれを絡ませたもので、大正期から食べられていたそうです。 -
お昼を食べている間に晴れ間が出てきました。
下仁田駅に戻って、帰ります。 -
鏑川の流れているこのあたりを不通渓谷(とおらずけいこく)と呼び、赤い橋は不通橋(とおらずはし)です。群馬県一の心霊スポットらしいです。
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南蛇井(なんじゃい)駅。難名、珍名として知られていますが、南蛇井駅は「海岸から離れた駅」の全国2番の駅です。神奈川県小田原市の海岸から112.05km離れているそうで、海無し県の面目躍如といったところです。
なお、1番は新潟県糸魚川市の海岸線から112.77kmの地点にある海瀬駅(小海線)です。 -
高崎駅に着きました。名産品のだるまが展示されていました。
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首都圏から最も近いJR非電化路線として知られる八高線に乗り換えます。八高線は高崎駅~高麗川駅が今も非電化で、ディーゼル車が走っています。10数年前に乗ったときは古~いディーゼル機関車が走っていたと記憶していましたので、ちょっと拍子抜けでした。
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埼玉県の小川町駅で東武東上線に乗り換えました。
1泊2日の小旅行でしたが、2つの終着駅を訪れ、いろいろな発見があり、とても充実した旅になりました。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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