続がんばれ、旧産炭地。懐かしいグルメも味わえた旅

2021/08/28 - 2021/08/29

さびれた感がある旧産炭地の三笠市。古びた街並みが広がりますが、ここは日本の発展に尽くしてきた街です。そんな歴史のある街で、昔から伝わる味や新しい人の輪にふれました。

エリア 三笠・南幌(北海道)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 3.5
• 交通: 2.5

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

三笠は石炭も取れますが、化石も出てくる土地です。そのため通りには子どもたちが造った化石の絵が描かれたタイルがあります。

マンホールには、三笠から発掘された恐竜の絵があります。

三笠市の市民会館の壁には…

アンモナイトや貝の化石が描かれています。

民宿の名前もアンモナイト。

中央公園の裏側には、百貨店の跡やモダンな市営住宅の跡（今は廃墟です）が残っています、中央公園の表側には、お菓子屋さん、商店、郵便局がそれぞれ、１軒あります。

その中のお菓子屋さん、長栄堂いなが菓子舗さんを訪問。お目当ては…。

ありました。ココナッツロール。三笠に来たら、必ず買うのがこのココナッツロールです。

その隣に、チョコココナッツロールも発見。見てしまったからには、買わねばならぬ。

愛想の良いご主人とおかみさんが、とても親切です。

結局、２種類買うことに。しかし、これが問題です。

このココナッツロール、大きいのです。

しっとりとしたスポンジに、ずっしり重いバタークリーム。昔懐かしい味です。それにしても大きい。

いなば菓子舗さんの隣には中村鮮魚店があります。その、お店の前に掲げられた「なんこ」と書かれたのぼりが。

鮮魚店とありますが、鮮魚は見当たりません。その代わり「なんこ」があります。こちらは味付け「なんこ」。

「なんこ」とは馬の大腸。いわゆるホルモンです。においが強烈です。お店のご主人によると「お盆のころには１日、２００キロ売れた」と言うことです。

私は苦手なので買いませんでしたが、これも日本の炭鉱町独自の味覚です。今も残っていて、地元の人に愛されています。

街中を歩くと、雑草に埋もれた除雪車がありました。

まぁ、冬に動けばよいので今は小休止ということなのでしょう。

しかし、若い人たちは、一生懸命街をＰＲする活動をしています。三笠高校レストランです。

パンのほかに、アイスもあります。

ダブルのアイスを購入。大変おいしかったです。

三笠市を一望できる達布山にある展望台に来ました。

らせん階段をあがり上にたどり着くと…。

最高の景色が出迎えてくれました。絶景です。それではきょう泊まる宿へ向かいましょう。

宿に近い桂沢湖に来ました。

ここにも恐竜がいます。

しかし、遊具は壊れていて立ち入り禁止。

滑り台、曲がっています。

売店も閉まっています。いつから閉まっているのか…。

恐竜にやられたのでしょうか。まぁ、宿へ。

宿は、桂沢湖近くの湯の元温泉。

ロビーにヒグマのはく製があります。小さなクマです。

温泉は、単純硫黄冷鉱泉です。

露天風呂が、良かったです。

部屋は、畳敷きの和室です。自分で布団を敷くのですが、気兼ねなく休むことができ快適でした。好きですね、こんな宿。

温泉に来たら、浴衣。

夕飯は、名物の鴨鍋だそうです。楽しみです。それまで本を読んだりしながら待つことにしましょう。こんなのんびりした旅は久しぶり。旧炭鉱町を歩き、懐かしい味に出会い、旧炭鉱の遺跡を巡る旅でした。