がんばれ、旧産炭地。懐かしいグルメも味わえた旅。

2021/08/28 - 2021/08/29

炭鉄港でも注目を集める三笠市を訪れました。さびれた街並みの中に、きらりと光る新しい取り組みがありました。

エリア 三笠・南幌(北海道)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 2.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

三笠市の中心部、中央公園にある盆踊りのやぐら。１年を通じて盆踊りのやぐらがあるのは三笠市くらいではないでしょうか。

そのわけは、「北海盆唄」の発祥の地が三笠市と言われているからです。
毎年お盆には、このやぐらを囲んで市民が躍るのです。しかし、元祖は、ここから車で１０分ほどのところにある幾春別と言う地域なのです。

その幾春別は、かつては東洋一と言われた建更が今も残る「住友奔別炭鉱」のある地域です。

櫓の高さは約５１メートル、深さは約７３５メートル、内径は約６メートルで当時は東洋一の立坑と呼ばれていました。しかし、今は立ち入りも規制されています。

近くの炭住は荒れ放題です。

よく見ると、モダンな形をしています。当時は、おしゃてな建物だったのでしょう。

現在も、何人か住んでいるようで、思い出の詰まった住居だったのでしょう。

歴史ある幾春別地区は、華やかかりしころを思わせる建物がたくさんあります。

今は、廃墟となっています。

驚いたのは、廃墟と化した街で唯一と言っていい、今も人気のあった食堂が閉店していたことです。

玄関には「後継者がいなくて、しばらく休業」との張り紙が…。これって事実上の廃業ではと心配していた、その時…。

なんと、以前のご主人が出てこられました。お元気そうなご主人を見て、一安心です。

しかし、気になるのは再開していただけるのかということです。店内に、おかれた暖簾をみて、この暖簾がかかる日が来るのか気になりました。するとご主人、「後継者も決まって年内に再開できそう」と言います。ホッとした瞬間です。

天体には、値段が付いたお品書きが…。かけそば、５００円。月見そば、５５０円。安すぎでしょ。

玉子丼、５００円。親子丼、５００円？鶏肉はタダかい？再開したら値上げしても良いですよ。そのとき、ご主人が驚くことを行ってくれました。「蕎麦、食べるかい？」

え！！、あの更科食堂のそばがいただけるのですか？ご主人が厨房に入って１５分ほどして、ざるそばが出てきました。

ここを通るたびに何度も、いただいた更科食堂のそば。昔ながらの味に感動です。せめて代金をと思い、ざるそば代、６００円を払おうとしましたがご主人、受け取りません。こんな特別な思いをさせていただいて、代金はいらないというご主人。後継者の方がお店を開いたら、遠いですけど月一で通わせていただきます。

幾春別地区にある馬頭観音。こｋの、地元の人が草むしりをしていました。それでこんなにきれいなのですね。

今も残る旧産炭地の人のあたたかさ。こんなふれあいは、今まで体験したこと９はありません。

もう少し旧産炭地、三笠の魅力を探ろうと思います。

さて、三笠の魅力の数々を体験しようと思います。