2021/05/18 - 2021/05/18
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この旅行記のスケジュール
2021/05/17
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令和3年5月中旬、滋賀県大津市を訪れた。明智光秀の築いた坂本城にゆかりのある場所と三井寺(みいでら、園城寺)※を訪れることにした。
三井寺は朝ドラ『おちょやん』の最終週で千代が一平の家を訪れる直前に待ち合わせ?をした場所として登場している。
※天台寺門宗(てんだいじもんしゅう)の総本山。正式名称を長等山園城寺(ながらさんおんじょうじ)という。 湖国近江の名勝、近江八景の一つ「三井の晩鐘」でも知られている。
(2021.05.21作成開始)
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京都からJR線で二駅目の大津で下車。駅から徒歩3分の場所には滋賀県庁がある。
大津駅 駅
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県庁所在都市の県庁の最寄り駅にしては小さな駅である。駅のガード下に観光案内所がある。無料のパンフレットや地図を貰う。
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駅からやや離れた場所のホテルに泊まる。
ホテルアルファーワン大津 宿・ホテル
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宿泊する客室は線路側である。線路を挟んで墓地、左手には県庁の建物が見える。写真では切れているが右奥には琵琶湖も見える。
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翌朝、ビュッフェスタイルの朝食を早目に済ませ、観光に出かけるため支度をする。
この日の天気予報によると、大津市内は午後2時台以降の降水確率が高くなっている。 -
フロントでホテルの貸自転車(無料)の手続きを済ませ、08時55分に出発。
写真は県庁と大津駅の間にある小さな祠。白塗りの顔のお地蔵さんの表情がどことなくユーモラスである。
最初の目的地は三井寺(園城寺)。JR大津駅周辺で最大の観光スポットである。案内表示も多数見かけた。 -
JR大津駅前から琵琶湖畔にかけては緩い傾斜となっている。しばらく湖の方へ進み、西へ路地を入ると観光地図に「丸屋町商店街」と記されたアーケード商店街がある。
帰路に雨が降ることを覚悟し、往路も下見を兼ねてアーケード商店街伝いに三井寺を目指す。 -
車の通る道を挟んで「菱屋町商店街」が続く。この辺りが街の中心のようだ。
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旧北国街道に出てほんの僅か進むと左手に上の写真の鳥居と奥の朱塗りの門が目に飛び込んで来た。
無視するわけにはいかず、そちらへ進路を向ける。
長等(ながら)神社という古い歴史を持つ社である。 -
写真は明治38(1905)年に竣工した楼門。市指定文化財である。
長等神社は西暦667年頃の天智天皇の御世、近江大津宮の鎮護として須佐之男命を祭祀されたことを起源とする1300年の歴史を持つ。
後に園城寺(三井寺)の守護神として勧請合祀された大山咋大神(日吉大神)など五柱の主祭神を祀る神社として、 繁栄と安定を願う多くの皇族の方々や著名な武将に愛されてきた大社とのこと。
(長等神社のサイトより)長等神社 寺・神社・教会
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長等神社の拝殿。小さいながらも凛とした佇まいである。
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長等神社の境内の隅にある馬神神社。馬を祀っているようだ。当然ながら競馬の願掛けの絵馬が多数奉納されている。
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三井寺の手前で琵琶湖疏水の水路に行き当たる。写真の奥が京都側へ通じるトンネルの入口。琵琶湖疏水関係の施設を見るのはこれが初めてである。
琵琶湖疏水 名所・史跡
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解説板。思わず読み込んでしまう。
子どもの頃愛知用水の建設について本で読んだことを思い出す。 -
琵琶湖側の取水口(手前が琵琶湖)。橋の上から間近に眺められる。
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09時40分、三井寺(園城寺、以下三井寺と記す)の駐車場に到着。修学旅行のバスが1台停まっていた。愛知県の中学校のようだ。
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三井寺の表門に当たる大門(仁王門)。有料ゾーンの入口である。
写真の左端に写っている案内図をじっくり眺める。見学したいと思うスポットが多数ある。(観光案内所で貰った地図は詳細すぎて却って理解が困難だった。)
その結果、このまま料金を払って中に入ってしまうとかなりの時間を費やすことが予想された。この日のもう一つの目的地である坂本城址はここから数km離れているのでそちらを先に見学した方が時間を有効に使え、なおかつ雨が降ってきた時の場合の対応もしやすいと判断した。三井寺(園城寺) 寺・神社・教会
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三井寺から坂本城址までは片道約7~8kmである。
今日の大雑把な行動予定を立てるにあたって、自転車で往復するのであれば琵琶湖畔の道は平らなので大したことなかろうと考えた。
三井寺から緩い坂道を下り大津市役所(写真)の前を通る。 -
京阪石山坂本線の大津市役所前駅の手前で踏切を渡る。運動公園の中を横切って湖畔方面へ。
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琵琶湖の西岸に沿って南北に走る国道558号線をしばらく北上すると「びわ湖大津館」という巨大な施設※が見えて来た。京都の四条大橋の袂にある劇場に少し似ていると思った。
この時の私はどういう施設なのか全く知らなかったが、無料で敷地内に入れるようなので入ることにした。今日初めて琵琶湖の湖岸に出ることができた。
※昭和9(1934)年、外国人観光客の誘致を目的に県内初の国際観光ホテルとして建築された建物(旧琵琶湖ホテル本館)をリニューアル活用した大津市の文化施設。
現在、3階建の館内にはレストランやショップの他、貸会議室・貸ホールや市民ギャラリーなどがあり、人々が集い、創造や交流を生み出す場として利用されている。
2000年大津市指定有形文化財登録。
2007年経済産業省近代産業遺産群認定。びわ湖大津館(旧琵琶湖ホテル) 名所・史跡
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琵琶湖の対岸を眺める。残念ながら雨雲が垂れ込めている。
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さらに北上する。細い道を湖岸に入ったところに唐崎神社がある。
ネット情報によると、ここは近江八景のひとつ「唐崎の夜雨(からさきのやう)」で知られる景勝地。
芭蕉の「辛崎の松は花より朧にて」という句で名高い巨大な松の古木(霊松)が境内にある。金沢の兼六園にある唐崎の松はこの地から分けられたものとして有名である。唐崎神社 寺・神社・教会
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唐崎の松(霊松)。現在のものは3代目で樹齢は推定150~200年とのこと。
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天気が良ければ、ここでのんびり景色を眺めていたいところだが。雨が心配なので先を急ぐことにする。
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坂本城址公園のすぐ手前まで来た。国道558号から見ると湖岸にやや珍しい形の鳥居が立っている。しかし、近くに神社らしき建物は見当たらない。鳥居が向いている陸側にも見当たらない。
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近くの解説板。毎年四月十四日の日吉大社の山王祭において、神輿を船に乗せる船渡御(みなとぎょ)がここから行われる。
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この鳥居(緑の旗)と北西にある日吉大社との位置関係。かなり離れている。
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七本柳から湖岸に沿って北へ遊歩道が延びている。
小さな橋(後で調べると信教寺川という川に架かっている)の先の国道と湖岸の間にある公園が坂本城址公園である。 -
公園内の目立つ場所に鎧姿の明智光秀公の石像がドーンと建っている。
南の方を向いている。京の都の本能寺のあたりを見つめているのだろうか。 -
園内に案内板が立っている。地図によるとここは坂本城跡の外にある。光秀の時代には上の図の本丸の南北の土地は湖の中で、後に埋め立てられたのかも知れない。
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案内板の解説。出土品の写真も載せられている。
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湖岸からの眺め。
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坂本城址公園に備え付けられたポストにパンフレットが入っていた。掲載されている地図が分かりやすい。
このあと上の1~4のスポットを訪れることにした。 -
国道に戻り北上する。坂本城址公園の駐車場入口は封鎖されている。
隣の京都府には緊急事態宣言が発令中である。週末などに人々がバーベキューに興じることを防ぐためなのか。 -
パンフレットの地図に「4.坂本城の石垣」と記されているスポットへ向かう。民間企業の施設の敷地の南側の畑の端に細い通路があり白いフェンス際に案内板が立っている。
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案内板に従って辿り着いた場所。残念ながら石垣のようなものは見られない。
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白いフェンスを巡らせている民間企業の国道に面した正面玄関前には「坂本城本丸跡」の碑が設置されている。
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少し先へ。国道の湖と反対側に明智塚がある。
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敷地の奥に土が盛られている。
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解説板。2枚前の写真の右側の民家が村田家のようだ。
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少し早いがランチにする。チェーン店のうどん店で釜揚げうどん。温泉卵をトッピング。
昨年春から全国各地を放浪した豊富な経験から、私は一つの仮説に辿り着いた。
『一見で入ったラーメン専門店のラーメンが美味しい確率は、一見で入ったうどん専門店のうどんが不味い確率とほぼ等しい』
その要因の一つは、ラーメン店はラーメン以外の調理の経験が乏しい素人の参入が多いからではないだろうか。 -
明智塚から程近い場所にある古刹・東南寺。
このお堂は寛永15(1638)年、高島市今津町にあった一堂をこの地に移したので別名今津堂とも言われていた。境内には正面に本堂があり、南側に鐘楼があり、琵琶湖岸にも近く、ここは坂本城の二の丸跡だったといわれている。東南寺 寺・神社・教会
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門が閉まっている。敷地外から本堂を撮る。
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最後に坂本城址の碑に立ち寄る。東南寺から10メートルくらいの場所にある。大正4年の建立である。
坂本城址碑 名所・史跡
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坂本城址を後にして三井寺へ戻る。往路とまったく同じ経路で40分かかった。12時37分に入場。幸い雨はまだ降ってこない。
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国の重要文化財の大門(仁王門)は徳川家康によって寄進された。
この大門のいわれに典型的に現れているが、三井寺は豊臣秀吉から弾圧を受けた歴史がある。
文禄4(1595)年11月、秀吉は突如として三井寺に「闕所」の命を下す。秀吉58歳、第一次朝鮮出兵(文禄の役)のあとで、戦線が膠着状態を呈していた時でもあった。「闕所(けっしょ)」とは境内堂舎さらには所有する所領を没収する処罰のことで、三井寺の堂塔はまたたく間に解体される。現在の比叡山延暦寺の西塔・釈迦堂はこの時解体された三井寺の金堂を移築したものである。
これだけの大事件であったにもかかわらず、秀吉がなぜ「闕所」したかについては、よく分かっていない。後世の記録には、この直前に起こった豊臣秀次事件に連座した明石元知なるものを、三井寺北院の僧侶、暁雲院が泊めたことをその原因としている(『園城寺古記』)。 -
大門をくぐって進むと右手に建っている釈迦堂(食堂、じきどう)。国の重要文化財。
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国宝の金堂。三井寺の総本堂である。
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金堂の左手にある鐘楼の内部。梵鐘は近江八景「三井の晩鐘」で知られる(国の重要文化財)。
三井寺(園城寺) 寺・神社・教会
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鐘楼の左奥へ進む。いよいよ朝ドラ『おちょやん』の最終週に登場したシーンのロケ地である。
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階段の上に建つのは「一切経蔵」という建物。
階段の下の右手には看板。 -
ドラマでもっとも印象的なシーン。一切経蔵の手前にある階段を下りてきた千代を石橋の上で待つ一平。
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季節が異なること、階段に雑草が繁茂していることで趣はかなり異なる。
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千代と一平が石橋の上で再会するシーンが強く印象に残っている人も多いと思う。
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石橋を反対側から撮影。
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ドラマの中の千代とは逆に階段を上がり一切経蔵へ向かう。
間近で見ると実に美しい建物である。 -
日本国内の仏教施設でこのようなインパクトのあるものを見るのは私は初めてである。
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解説板。毛利輝元によって山口県の国清寺から移築された。 関ヶ原の戦いの直後であることを考えれば、徳川家康に対する謝罪の証の一つだったのであろうか。
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一切経蔵の奥にある霊鐘堂に安置されている奈良時代の梵鐘(国の重要文化財)。「弁慶の引摺り鐘」伝説で知られる。
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金堂の裏にある三井の霊泉と呼ばれる閼伽井屋(あかいや)。天智、天武、持統の三天皇の産湯に使われたという泉が湧く。泉を護る覆屋は慶長5(1600)年の建立。
本来はここに寄ってから一切経蔵へ行くのが良いようだが、私は引き返す形になった。三井寺(園城寺) 寺・神社・教会
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正面上部にある左甚五郎作の龍の彫刻。
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覆屋の中。注連縄が張られた石ではなく、この写真の左奥から水が湧き、ぽこぼこと音を立てている。
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一切経蔵の前に戻り、奥へ進む。この小さな橋と奥の一帯は映画『るろうに剣心』のロケ地とのこと。
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三井寺の境内の奥に唐院と呼ばれるエリアがある。そこに建っている三重塔(国の重要文化財)。慶長6(1601)年、徳川家康により寄進された。
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唐院の正面入口に建つ唐院四脚門。国の重要文化財。寛永元(1624)年の建築。
この門も『おちょやん』のロケ地だと考えられる。 -
一平の裏切りに耐えきれず家を出た千代が行くあてもなく雨宿りするシーン。
Twitterの「おちょやん」公式アカウントによると、子どもの頃岡安を出た千代が身を寄せた門(道頓堀の近くにあるという設定)と同じとのこと。 -
唐院前参道。ここもロケ地であることは間違いない。
私の印象に残っているのは、駆け落ちをしようとしたみつえと福助がここで千代に引き止められ、ごりょんさんとも話し合うシーン。 -
最後に境内の一番奥にある西国十四番札所観音堂に立ち寄る。元禄2(1689)年再建された県指定文化財である。
ここにいる時、恐れていた雨が降り始めた。 -
謡曲「三井寺」で知られる観月舞台。嘉永3(1849)年の建築。県指定文化財。
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観音堂の裏手の一段高くなった場所が展望台になっている。生憎の天気だが市街地と琵琶湖の眺望が良い。
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観音堂から入場前に自転車を停めた仁王門の前へ戻る。
写真はその途中にあった表門。江戸前期の建立。市指定文化財である。 -
自転車でホテルへ戻る途中、境内の外側から三井寺の裏門とも言われる総門を見学する。城門風の薬医門である。元和7(1621)年建立。
14時30分を過ぎていた。往路で確認したアーケード商店街伝いに帰る。
幸い、びしょ濡れになることはなかった。
【了】
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